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日々此処に怪奇

2012-03-14

[]『哀愁の町に霧が降るのだ』 『哀愁の町に霧が降るのだ』を含むブックマーク

哀愁の町に霧が降るのだ〈下巻〉 (新潮文庫)

哀愁の町に霧が降るのだ〈下巻〉 (新潮文庫)

新橋烏森口青春篇 (新潮文庫)

新橋烏森口青春篇 (新潮文庫)

最近、椎名誠の私小説が面白い。

サラリーマンになって数年が経った今読んでよかった小説だと思う。

学生時代に読んだら、文章の面白さは分かっても、それ以外のよさは分からなかっただろうし。

下宿にみんなで集まって中身が無茶苦茶な鍋を食って寝込むまで酒を飲むところとか、

夜中に会社の屋上で賭博やって早朝にこそこそと飯を食いに行くところとか、

会社の先輩がいろんな事情と行き先を持ってやめていくところとか、

羅列してしまえば、いかにもありそうでオヤジ臭いエピソードだけど、その実、ひそかにカッコよさやら郷愁やらが混じっていて、「いい日々だったんだなぁ」としみじみと感じ入ってしまう。

1970〜80年代というのは資料的には随分違い時代なんだけど、自分個人の視点から言えば産まれていないか幼すぎて覚えていないかで実感というものは全然まったく持っていない。電車もビルもテレビもあるんだけど、どんな風に人が生きてたのか、ってのは実は良く分からない。なので、この日々の空気が、時代的なものなのか、椎名誠だからできたのか、或いは椎名誠の私小説だからこうなっているのか、は分からない。

けれど、その時その場所にこういう生活があったのだと想像するだけで、そののどかさと余裕に憧れを持つ。

青春小説としてなら『哀愁の町に霧が降るのだ(上・下巻)』

サラリーマン小説としてなら『新橋烏森口青春篇』

起業小説としてなら『本の雑誌血風録』

が、オススメ。

2012-03-12

[]UN-GO 因果論 UN-GO 因果論を含むブックマーク

UN?GO 因果論 (ハヤカワ文庫JA)

UN?GO 因果論 (ハヤカワ文庫JA)


映画版のノベライズ。

文章になっているおかげで登場人物の心象描写が細かくてキャラに新たな発見がある。

アニメ版だとあんなに唐突だった速水の泉ちゃんへの思慕とか、梨江お嬢のあほの子ぶりとか、動画じゃなかなか描けないよね。

アニメ版の「UN-GO」の、そういう説明不足な間の抜けた感じも好きなんだけどね。

加えて、JJシステムの発展や、「戦争」の顛末、因果と別天王の能力等々、設定の部分もかなり整理されていて理解しやすい。アニメの中でよくわからなかった部分を補完するうえでも読み応えがあった。理想的なノベライズのように思う。

この調子でBD1巻ごとに収録された話のノベライズなんかが付いてきたら最高なんだけど、そんな曲劇みたいなこと今日び西尾維新ぐらいしか出来ないか。

[]粘膜戦士 粘膜戦士を含むブックマーク

粘膜戦士 (角川ホラー文庫)

粘膜戦士 (角川ホラー文庫)

これまでの「粘膜」シリーズで登場した狂キャラ達がちらほら登場する短編集。

出てくる人物はひたすらアッパー系のキ●ガイだかりだけど、話自体はどれも巧くまとめようとしている感じで案外作者は真面目な性格なのかもしれないと、読みながらふと思ってしまった。

五篇収録されている中で、お勧めは「鉄血」と「石榴」。飴村作品における「面白さ」というものは、どれだけその中の登場人物がアレかということのみで測られるものなので、とどつまりこの二つの作品の登場人物が本書の中でひときわ禍々しく輝いているということなのであります。

あと、2、3冊出たら「飴村キャラ最狂決定談義」とかできるようになるな。

2012-03-11

[]3月の1 3月の1を含むブックマーク

「UN-GO 因果論」會川昇/著 坂口安吾/原案 ハヤカワJA 840円

映画版のノベライズ。このサイズ、この表紙、まるで徳間デュアルじゃないか。

めだかボックス 14巻」暁月あきら/漫画 西尾維新/原案 420円

同人誌の時はこの絵は最高にエロかったんだけど、なんでだろうか「めだか」は全然エロくない。

頬を染めながら汗かいたりするシーンが無いからかな。

「レッド 6巻」山本直樹 イブニングKCDX 1010円

こいつが本棚を占領していくにつれ、人にあまり見せられないなぁという思いが強くなっていく。

僕が何か犯罪を犯してしまったら、TVは真っ先にこれが部屋にあったことを流してほしい。

「テルマエ・ロマエ ?」 ヤマザキマリ BEAMCOMIX 714円

「テルマエ・ロマエ ?」 ヤマザキマリ BEAMCOMIX 714円

「テルマエ・ロマエ ?」 ヤマザキマリ BEAMCOMIX 714円

映画もやるし、一気に読む。アニメ版のあのEDはとても好きです。

計4412円で、今月の予算残はあと5588円也。

今月から月始めに10000円分の図書カードを購入して、それを使い切る形式に変えたところ、残が減る減る。財布から現金が消える感触がないというのは、こんなにも買い物を気軽にさせてしまうものなのか。カードはやっぱり怖い。