Hatena::ブログ(Diary)

いたさんの日記

2011-04-20

CloudFoundryを試してみた

VMwareが発表したオープンソースのPaaS基盤、CloudFoundryを早速試してみました。

手順は、下記のリポジトリに書いてあるとおりですが、ちょっとした注意事項を書いておきたいと思います。

https://github.com/cloudfoundry/vcap

pg 拡張ライブラリコンパイルが失敗する。

インストーラーは、PostgreSQLインストールしてくれますが、pgライブラリコンパイルに必要なソースライブラリインストールしてくれないので、バイナリコンパイルが失敗します。セットアッププログラムの実行後に、手動でインストールしてコンパイルし直しが必要です。

sudo apt-get install postgresql-server-dev-8.4

sudo gem install pg

rake testsが失敗する。

インストール終了後のCucumberテストが失敗します。どうもRailsインストールされていないことによる失敗のようです。

後続のRSpecテストを実行するとRailsインストールされ、Cucumberも成功するようになるようです。

2010-09-05

新潟オープンソースカンファレンス 2010に参加しました

9月4日に新潟市中央図書館で開催された、新潟オープンソースカンファレンス 2010にスタッフとして参加しました。

こちらは、全国各地で開かれているものとは異なり、新潟オープンソース協会と日本PostgreSQLユーザー会(JPUG)新潟支部との共催によるものです。PostgreSQL 9.0の話や、直接OSSともPostgreSQLとも関係ないですがGoogle App Engineの話、EC-CUBEで有名な株式会社ロックオンの福田さんの話、オープンソースルータVyattaRailsAndroidでの開発の話など多彩な話が聞けました。

夜は例によって地酒飲み放題の懇親会。先週の失敗があったので自重して一次会でかえりましたが、楽しい一日でした。

2010-08-07

クラウドはオープンソースを殺すのか?

いきなり、物騒なタイトルですが、ここ半年以上気になっていた事を書いてみます。時代は一気にクラウドに向けて走っている感のあるこのごろですが、オープンソースなしにはクラウドコンピューティングの出現はなかったというのは、おそらく誰も否定し得ない事実だろうと思います。特に、オペレーティングシステムであるLinuxの果たした役割は非常に大きく、Linuxなしには、Amazon EC2もGoogleも、Salesforce.comでさえ出現しなかったのではないでしょうか。しかし、どんどんクラウドが使われるようになってくると、Linuxをはじめとするオープンソースソフトウェアのエコシステムが変わっていく、そんな感じがしています。

オープンソースソフトウェアが一般企業のIT部門に受け入れられてきたのは、ベンダーロックインの排除や、企業のシステムが、商用ソフトウェアのライフサイクルに左右されてしまう事への危惧もありますが、やはりライセンスコストがいらないという事が最大の利点の一つであった事は確かだと思います。これがあるからこそ、開発・運用要員の教育コストや、サポートコストの問題があってもオープンソースソフトウェアを導入するメリットがあったと言えるでしょう。

これは、Linuxそのものだけでなく、その上で動作するアプリケーションにも言える事です。もっとも最初に受け入れられたメールシステムはもとより、Webサーバやアプリケーションサーバ、CMSやブログシステムといったものも、商用ソフトウェアとの対比の中でメリットを見いだされ使われてきたのだと思います。

ところが、クラウド化の進展により、一般企業のIT部門からみると、こうしたオープンソースソフトウェアの魅力が薄らぎつつあるのではないでしょうか。

例えば、現在自社でメールシステムを運用する事がメリットがあるのは、どのくらいの会社でしょうか?Google Apps Standard Editionなら、50アカウントまでは無料でメール・カレンダー・ポータルや文書共有などの機能が使えますし。50人を超えても一人月額500円で有償サービスが受けられます。ウイルス対策やスパム対策も含まれたものである事考えれば、自社導入して運用にかかるコストを支払うより経済的に思えるのは確かでしょう。セキュリティホールの心配もしなくてよい訳ですし。

こうして見ると、クラウド化の進展によって、一般企業のIT部門がLinuxなどのオープンソースソフトウェアを使う大きな理由の一つが消えつつあるように思えるのです。