大企業志向・学歴志向は確率論的には正しい

3月26日
「山一や拓銀も潰れ、銀行も再編合併。東芝シャープ、そして東電みたいにエリート企業もどうなるか判らない、だから若者の大企業志向は意味がない」な言説がある/しかし、確率論から言えば、30年前の大企業入社組が、今でも大企業に在籍して、そこそこの給与貰ってる確率は8割はある

そういう確率論、期待値論からすれば、若者が就活時に大企業を目指すのは、まあまあ合理性がある、と言えるのでは?少なくとも、バブル発生&崩壊で「大企業神話が崩れた」とは言えない

いつの時代も、1割か2割の大企業は左前になったり、破綻したりしている。その確率は、多分昭和30年以降、あまり変わってない。その頃も山陽特殊鋼とか安宅産業とか、倒産はそれなりにあった

ベンチャー企業の出現率も、今も昔もあまり変わらないでしょ?京セラとか日本電産ユニクロソフトバンクも、30年前40年前はベンチャーだった

もっと言えば、「旧帝早慶の学歴にこだわるのは、意味が無い」という言説も、30年前の旧帝早慶卒業生とそうでない大学の卒業生の年収を追跡比較すれば、やはり8割程度の旧帝卒業生は「他大学卒業生より、生涯年収で上回ってる」ものと思われる