なぜ中曽根小泉は再続投しなかった?

7月28日
30年前、政界では「ニューリーダー」と呼ばれていた政治家群がいた。竹下・安倍・宮沢。或いは渡辺ミッチーも入っていたかも/ふと思ったが、「ニューリーダー」と命名されること自体が、それなりに「次期首相候補とみなされていた」ということだったんだな。

今の石破・岸田・野田、あるいは小泉ジュニアは、本来なら「ニューリーダー」と呼ばれて差し支えない筈だが、呼ばれてない/それは即ち「周囲が、次期首相だと思ってない」ということか。

つまり、「安倍の後は、安倍」ということで、三選の後は四選もあるのかもしれないが、安倍と言えども生物学的寿命はある訳で、安倍六選とか安倍七選の後に、安倍首相が生物学的寿命が来たら、その後の「ポスト安倍」はどうなるのか?

中曽根元首相、小泉元首相って、その気になっていれば三選四選とかで「10年も15年も首相を努められてた」かもしれなかったのに、何故「あっさりと引退した」のか?

@busokuten 引退時の中曽根首相も小泉首相も、いずれも「絶頂期」で、党内に反対勢力など居なかった記憶。というか、小泉首相の場合、反対勢力を刺客で一掃したからな/なので、余計に「何故中曽根小泉が、更に数年、総理を続けなかったのか」不思議

中曽根首相の場合、当時の自民党総裁の任期が「最長2期」、つまり最長4年だったのを、ダブル選挙圧勝したことを理由に「特例的にもう1期延長」したんだよな。/最長任期規程が無ければ、中曽根首相は8年でも10年でも続けれたのかもしれない/まあリクルート事件で退陣してたのかも知れないが

まさか、在任時からリクルート事件の発覚を予期して、先手を打って退陣した、という訳でもあるまい/小泉首相もラッキーで、退陣後に「消えた年金問題」が発覚した

中曽根裁定と言えば、ニュースステーションが裁定中身の予想をして、久米宏が派閥の人数の棒グラフ模型を使って予想してたな。その結果が「新総裁は安倍晋太郎です」と世紀の大誤報/何故中曽根首相は、竹下を次期総裁に指名したのか?

ネットの世界は広大で、「何故中曽根裁定は竹下だったのか?」の疑問に対して「遠くない将来に、天皇崩御が予測されてた」「天皇崩御を利用して、田中角栄を恩赦させられるのは竹下しかなかった」という憶測が流れていた

ポスト安倍が存在しないことが問題」と指摘したが、では「自民党内ニューリーダー」は、安倍政策のどこを批判すればいいのか?/アベノミクスを批判するのか?批判するなら、どこを批判するのか?/「もっと財政出動しろ!」なのか?「財政を緊縮しろ!」なのか?

外野から見ると、唯一の総裁選候補、石破氏の政策は「判りにくい」よな。「アベノミクスで地方に恩恵が無い!」と地方創生を訴えてるように見えるのに、本人は財政緊縮論者らしいし

財政について言えば、自分は日本の財政には何の心配もしてない。いざとなれば、民法(相続法)の規程を改訂して、兄弟の法定相続取り分を止めて国庫帰属にするだけで、長期的には日本の金融資産1800兆円の半分を国庫が回収できる

何故兄弟相続規程を変えると金融資産の半分を国庫が回収できるか?日本のシニアの3割に「子供がいない」、仮に子供がいても、その子供の3割には子供がいない。つまり「5割のシニアは孫がいない」/配偶者と直系卑属以外を法定相続の対象から外せば、5割の孫無し老人の金融資産は、ゆくゆくは国庫に入る

自分の友人に霞ヶ関のキャリア官僚が居るが、彼の家庭はダブルインカムノーキッズだ/彼は将来、遺産を数千万遺して死ぬんだろうが、遺産を継ぐのは彼の妹若しくは姪っ子になるのだが、「遺産を継がせる必要あるの?」と思ってしまう

@gloomyshader 個人資産は金融資産「だけで」1800兆円ですから、不動産資産を含めたらもっと膨大になります。まあ、不動産の大半は、地方に位置して、行政も引き取りたがらない「負動産」かもしれませんが

この「法定相続範囲の変更」案、日本財政快復の起死回生案なのに、ネット上で公言してるの、自分だけなんだよな。何故?/「遺産は子供が無かったら、兄弟が継ぐもの」というのは、そんなに常識として凝り固まってるのか?

今なら、この「法定相続範囲の変更」政策、無料でお譲りしますよ、石破サン

直系卑属なき相続で、国が「金融資産だけ引き取って、不動産資産は引き取らない」というのは制度設計として難しいから、金融資産不動産資産の双方を引き取るだろう/でも、トータルでみれば、不動産資産の引き取り額の総計はプラスなんじゃないか?であれば問題無い