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グバクル・イッチ2012のDADA!漏れ日記!

      熊本在住・三十路男の独り言。

2008-05-03 あの国にも普通の生活がある

 さっき加護亜依ちゃんのブログ読んでたら、『最近よく聴いてる音楽はCounting CrowsのRound Here』って書いてあって驚いた。Counting Crowsって現役のアメリカンロックの中でも若干ジジむさい感じのバンドで、俺は20代の後半頃ほんと大好きでよく聴いてたんだけど、加護ちゃんの口からその名前が出てくるなんて意外。渋すぎ。彼氏の影響か?(笑)

 なにかとお騒がせな北京オリンピックの聖火リレー。その他、日本で話題になる中国関連のニュースは食べ物や環境問題など、前時代的で洗練されてない感じはどれも”なんだかな〜”ってやつばっかりなんだけど、あの国特有の、自分にされた仕打ちの恨みは執念深く憶えてるけど、他者や弱者に対しては平気でぞんざいな態度をとる姿勢、つうのは、元々何千年もかけて培った国民性なんだろうか?それとも肥大し錆くれた社会主義の悪しき弊害なのか?分からんけど、今更どうこう言っても変わりようがないんだろうか。チベット問題については勉強不足だから印象でしか言えないけど、あの国で一番尊敬されている、めったに政治的な活動などを行わないであろう僧侶さえも暴動に加わった、という事実がいかに深刻で切迫した事態だということを如実に物語っているのだろう。

 以前のブログで書いた中国の映画監督、ジャ・ジャンクーが気になったので彼の処女作である”一瞬の夢”と”世界”をDVDで鑑賞。中国郊外のありふれた街でスリで日銭を稼ぐ青年が主人公の”一瞬の夢”。北京に実在するテーマパーク『世界公園』で働く男女の恋愛模様を中心とした群像劇”世界”。共に中国のどこにでもいそうな一市民の日常を静かに丹念に描写していて、日本にいるととかく歪みがちな中国に対するイメージを『あぁ、やっぱ中国人も、生きることに不器用だったり恋愛で悩んだり、普通の生活してるんだな』と冷静な状態に引き戻してくれる。特に”一瞬の夢”は、うだつがあがらず煮えきらず、かといって謙虚になるわけでもなく態度だけは大きい主人公の青年の佇まいが、なんか自分のことのようにも思えてきて、そのウダウダ加減が妙に愛おしくなってくるから不思議。要所要所の演出(例えば、かつて同じスリ仲間で今は金持ちになった友達に会いに行く前半と、主人公が一目ぼれしたカラオケスナックの女を半ば強引に口説く後半の場面に登場する、音のなるライターを使ったシーンなど)もさり気なく気が利いてるし、いかにも少ない予算(どうやらこの映画、中国政府の援助なしで撮ったらしい)で撮りました的な貧乏臭い画面も逆にリアルで、この映画かなりいいなと思った。

 あと、半野喜弘が最近出したアルバムは、ジャ・ジャンクーが2000年に作った映画”プラットフォーム”のサントラを自らリミックスしたやつだったけど、8年前の、それも日本では知る人ぞ知る的な映画を再び取り上げる、つうのはかなり半野氏自身相当思い入れのある仕事だったのかな、とも思われ非常に興味をそそわれる。