Sayonara and Bienvenidos

紺野あさ美卒業コンサートでは、前日の転落事故で重傷を負った辻希美がステージに出てきていて痛々しかった。最近は誰かの卒業が近づくたびに事件や事故が起こるとの指摘もあるけど、それはやはり状況がもたらす過度のストレスにより精神的、肉体的なバランスが崩れた結果なのだろうか。新聞等は辻希美の怪我の方を本来主役であるコンコンよりも大きく扱っており、それもどうなんだろうと思った。モーニング娘。が一般国民レベルに認知されるメインストリームにいたのが4期までだってことは間違いない。でも人気のあるものは面白くないものだし、僕としてはモダンからポストモダンのテクストへと転換を果たした5期以降の娘。の方がよほど大好きなので、その象徴的な存在でもあった紺野あさ美がいなくなるのは非常に寂しいです。まだまだトップレベルでやれるのにもったいない、これからの娘。/ハロプロにとっても必要な人材なのに、と私の周囲でも早すぎる卒業を惜しむ声が大半です。ただ、決断の本当の意味は本人にしか分からないことだし、特に彼女の性格上、周囲の人間が思っている以上にアイデンティティをめぐる葛藤があったのかなとも思われる。紺野あさ美のことは大好きでした。もう1度モーニング娘。が好きになれたのもほとんど彼女のおかげだろう。無理して作ってる感じが痛々しくて、一時期見るのが辛くなったこともあるんですが、それでも嫌いになったわけじゃなかった。5年間を通じて彼女が追求したアイドルの真髄はハロー!プロジェクトの将来を支える次の世代がしっかりと受け継いでくれると思うので、安心して自分探しの旅に出てほしい。そして行き詰ったら中途半端に復帰して暴露本でも出してほしいです。

このように僕の生活からいなくなる人もいれば、新たに入ってくる人たちもいる。グジョンセンテュラムザンブロッタの各選手並びにニースケンス氏の到着を心から歓迎したい。正直ザンブロッタが獲れるとは思わなかった。ユベントスの処分が話題になり始めた頃、降格したら落ち武者狩りのように選手を取られて大変だろうなと他人事のように考えていたら、自分たちのクラブが意外に当事者になってかなり戸惑っています。でもやっぱりこの時期は楽しい。これだけ補強が上手く行くと気持ちいい。情報化時代のファンにとっては、このようなマーケットでの駆け引きを含むクラブの運営というのも毎週の試合と同じぐらい楽しいゲームで、娯楽としてのフットボールをより豊かにしてくれるものです。むしろシーズンが始まってほしくないぐらいだ。勝てなくてイライラするのがわかっていますからね。現在チームはデンマークで合宿中ですが、夏休みの宿題のようにその日々を綴ったニースケンスの日記がおもしろい。「選手たちはいっぱい食べた方がいいけど、私は太らないようにしなければ」とか、「朝4時から昼間のような明るさだし、慣れないホテルではよく寝れないけど、9時まで2度寝した」とか、あとサラダとパスタを食べたことが2回書いてあったり、最後は「また明日も書くね」みたいに終わっているなど可愛すぎる。なんかほのぼのしたキャラになっています。