【17:58】後半の追記
ウケてたのはノンスモーキン=磁石=イシバシハザマ>麒麟=ハマカーン=風藤松原=響 って感じかなあ。ノンスモーキン磁石イシバシハザマが、前半でいうところの流れ星クラス。
ハリセンボンも南海キャンディーズもウケていたけど、票は入らないだろうなあと思った。俺が審査員でも入れない。そこにドラマは無いから。(ただ逆に言えば、ドラマが生まれようの無い状況であれだけのクオリティの漫才を見せられるというのは本当に凄いと思う)
マヂカルラブリーは南海キャンディーズと比較されることが多々あるようだけど、今日の出来でいえば山里の圧勝だと思う。まあ俺が大の山里好きだというのもあるが、それを差し引いてもまだ差はある。コンビとしては完全に鮮度を失っているのに、あれだけの笑いを取れるというのは、やはり山里のツッコミの精度が非常に高いからであろう。
【20:19】大井競馬場
凄い盛り上がり!
パブリックビューイングの感想と修正
p1〜p5は大井から携帯メールで更新したのだが時間が入ってなかった。見出しに追記しておく。
以下、大井競馬場のパブリックビューイングで見ながらリアルタイムで点数を付けたので記録。まだTVでは見ていませんのでその前にと。ちなみにこの点数は、自分が2本目を見たいと思っている組は若干底上げしているし、普段の出来と比べて悪かったら下げたりしている。決勝戦のネタだけを純粋に評価した感じではない。むしろ逆。
- ダイアンを基準点にしています。基準点なのに92は高すぎだろ!と言われそうだが、これは2本目を見たいという底上げも含む。
- 笑い飯は前半の西田が闘牛士の下りをやらせてもらえない辺りは好きだったけど、後半はあんまり。ダイアンと比べたら下かなと思った。
- モンエンは、ネタ始まりに余り集中できなかったのもあって、すまん。あとでTVでちゃんと見る。(敗者復活の結果発表直後で、パブリックビューイングの会場は帰りだす人もいたりしてザワザワしちゃうんだよね。毎年3番目はそう。)
- ナイツは緊張してたなと。普段の出来と比べると、かなり落ちるんじゃないか。2回戦と、先日の「中川家の寄席」のときと比べてみてもそうだった。なのでちょい下げ。
- U字工事は緊張が見えなかった…ように見えた(わかりづらいな)。最初95って書いたんだけど、終盤にちょっとだけつまづいた気がしたので94。ここまでの5組でいえば、俺はダントツで笑った。
- ザ・パンチは、あそこまでネタにされるほどは悪くなかったと思うけど。俺は単純に大好きなので、底上げ。あ、ただ一個残念に思ったのは死んでのバリエーション。近年のものばかりじゃなく、過去10年のベストヒット死んで(何だそれは)を見せてほしかった。具体的には「じゃがいもの芽いっぱい食べて」と「ボブスレーのコースに昼寝」な。
- ノンスタは穴が無かった。ナイツやザ・パンチが緊張で普段の漫才が出来なかった中、ここだけは全く変わらなかったように見えた。でも95にするには何か足りないような気がして94。
- で、キンコン。こうして並べると、ノンスタは時代に合わせた手数の多さを披露していたけど、キンコンは去年のまんま、というのが如実にわかってしまった。それでも90付けたのは…何でだっけ?自分で忘れてるな。
- オードリーは大井で見てたらそりゃ盛り上がるよなあ、とか思ったんだけど春日噛む→若林切り返すの下りで大井が揺れた。あれは凄かった。鳥肌立ったわ、ということで96。
- 最終決戦はオードリーかノンスタかで悩むが、ノンスタ。オードリーはちょっとだけ暴走が過ぎたというか、枠から外れすぎた箇所があって、そこを受け入れられるかどうかだと思った。超ピンポイントでいえば「鬼瓦」の下りとか。涙流して爆笑しつつも、そりゃ無いわ〜って言いたくなる感じ。
- 逆にノンスタは何か面白かったボケをあげろと言われても思いつかないんだけど、全体を通して笑いが止まなかった。パブリックビューイングで見ていながらも、決勝会場が異常に沸いているのが伝わってきた。
- 何が凄いって井上が全然ブレないんだよな。とても初決勝とは思えない。
これから敗者復活の話を書けるだけ書きます。決勝のTV感想は、たぶん後日。
M-1グランプリ2008・敗者復活戦@大井競馬場
以下メモ。大井からの携帯更新分も含めてまとめて読む場合は http://d.hatena.ne.jp/ithinkn/20081221
- ダブルネームのEXILE漫才(というか歌)に笑った。
- 天津はほんのちょっとでも詩吟ネタを入れれば良かったのに、と思うのは私が天津に明るくないからでしょうか。
- チーモンチョーチュウが本当に良かった。今年オードリーとぶつかってしまったのが不幸だった、としか言いようが無い。チーモンは、時折「やり過ぎなくらいのド下ネタな展開に客が引く」という場面を見ているけど、この日はそのバランスがギリギリだったと思う。凄い角度で攻めてくるなーと。
- ハイキングウォーキング、何で松田も変なトレーナー?それが気になり過ぎた。
- ヘッドライトは去年も今年も面白かった。普通にこっち(東京)の舞台で見てみたい。
- マヂカルラブリーに対する「待ってました感」が意外に凄い。何きっかけ?
- 囲碁将棋はお袋ネタ。何度も見たことがあるネタだが、アレンジしたところが裏目に出てた印象。でも来年以降も期待。
- マシンガンズは中盤まではチーモンに迫るか?という勢いだったけど、最後の関西人の下りで失速したような。
- 千鳥は、ジャルジャルの英会話ネタを思い出した。
- 流れ星は、最後の「それ以外全部やるわ」の下りで怒涛の盛り上がり。個人的には3位。
- パプア。はこれまでのリズムネタの美味しいところを全部集めて、髭男爵のスベリ芸を加えた、といった感じ。
- ジャルジャルが不発だった。
- 麒麟はドカンとくるところが3回くらいあったけど、単発だったのが惜しい。
- ゆったり感、あいうえお作文でネタ飛ばしちゃいかんだろー。
- 磁石、中盤までは佐々木のツッコミがいちいち全部ハマってて良かったけど、最後のまとめてツッコミで逆に失速したような。でもタイムオーバーぎりぎりでまとめたときには、会場から安堵と感嘆の声が。
- 藤崎マーケットが去年より遥かに良かった(というか去年が酷すぎた)
- ハリセンボンの地力の強さに唸る。
- 南海キャンディーズ、まさかの「恋愛ドラマ」。いつのネタだよ!(笑)別に旧ネタやっちゃいけないというルールは無いけど、色んな場面でネタを多数見ているであろう敗者復活戦の客の前では不利だった気がするなあ。それでも(既に書いたけど)山里のツッコミが外れなしで爆笑を取っていく様は、非常にカッコ良かった。
- 観客の「オードリー待ってました」感が凄い。
- ハマカーン「一旦オードリーのことは忘れて…」笑った。事故だよ、もう。ネタも浜谷が妙に毒づいてて笑った。ハマカーンは1年おきにいい年が来ていると思うので、たぶん次は2010年だ。(ひどい)
- クロンモロン、ちょいちょいダークな展開で笑う。まだ二十歳ってのが信じられない。凄いな。
- ポイズン、まさかの「カラオケで何を歌うか」。何でそれ。ああでも、俺が昔見たのとはだいぶ変わっていたけど。
- 観客の「銀シャリまったく聞いてない」感が凄い。銀シャリは確か2年前もそんな感じだった気がするので、とりあえず「聞いてもらう雰囲気」を作るところから始めた方がいいと思った。何であそこまで聞いてもらえないのか、その理由は全くわからないんだけど。明らかに「滑ってた」んじゃなくて「聞いてなかった」なんだよね。ホントにこれだけは謎。しいていえば、あの青いスーツに古臭さを感じて無意識に人は目をそむけているのかもしれない。
- 風藤松原、面白かった。いつも通りのネタだが、ここは下手に捻らないでほしいのでOK。でもそれだと絶対に敗者復活は勝てないんだよな…
- ブレーメン、岡部のツッコミ「色々だぞ!」に激しく笑った。ツッコミが雑すぎる!
- タイムマシーン3号、コーヒーネタ。ガリガリ君の亜流。好きなタイプのネタなんだけどね。
- ナイツとオードリーがショートネタブームで一皮剥けたのと対照的に、髭男爵は迷走しちゃったなあ。少なくとも、山田ルイ53世の上手いツッコミとか、M-1的な畳み掛けとか、誰も求めてないと思う。
- イシバシハザマは尻上がりに良くなっていったけど、終盤のスカシは一回だけで良かったような。惜しい。
- トリが東京ダイナマイト。「最後だし盛り上がるぞ!」というノリで観客の期待は高かったと思われるが、うーん。