20万〜30万円台のPCサーバってもっとも無意味なのではないか

 というか、RAID 5 がついてる PC サーバって無意味な気がするのです。


 この辺の価格帯のものって、零細〜小企業があたりが自社サーバ用に「奮発して」買うものというパターンが多いと思うのですよ。


 でも、それが「町の SIer さんのすすめで入れました」ぐらいだと、きっとその会社には IT 系の専門スタッフなんていなかってりするわけで、要するに RAID 5 を積んでても HDD が壊れたことに気がつかなかったりするわけですね。下手すると、すすめた町の SIer さんですら RAID 5 を構成する HDD が壊れるとどうなるのかわかってなかったりするわけです。


 ついでにこのブログをお読みのそこのあなたはどうですか? 自分の身近の RAID マシン。なにが HDD が壊れたサインなのかすぐに言えますか?


 でも、これってありえることですよ。バッテリ交換ランプをチカチカさせたまま UPS を使ってるとこだってざらにありますからね。



 それからもうひとつ。


 RAID コントローラが壊れるというケースも少なくないです。また、安い PC サーバだと RAID コントローラがオンボードになっていて、どこだかわからんけどとにかくマザーボードが故障した!なんてなるとひどい。


 RAID なんてしていなければこのマザーボードが故障したマシンの HDD を他のマシンにくっつけてデータのサルベージなんてこともできるかもしれませんが、RAID を救えるのは RAID のみ! このサーバを「奮発して」買った会社に同等の RAID マシンがあるでしょうか? あればいいんですけどね。



 ということで、20万〜30万円台の PC サーバが一番「値頃感」がないと実感してます。


 もちろん、サーバの運用形態にもよるのでしょう。



 しかし、20万の PC サーバより、5万の PC サーバ 4 台のほうが好評を得るケースも決して少なくありません。