言説の危険

ミシェル・フーコーが言説の危険性を語ったとき、彼は言説のどこに、何に、恐ろしさを感じたのだろうか。

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現状の社会秩序を、それが例え見せかけの安定であったとしても、それを乱す、それを瓦解させような、ある意味で現実的で社会的な危険性であろうか?

あるいな人々の意識を思いもよらぬ世界へ、次元へ誘い、覚醒、阪鶴、或いは悟りを導き、二度と元居た場所に帰ってこられなくなるような、概念的(心理的?)で個人的な危険性であろうか?

或いは、その両方だろうか?

或いは、そのどちらでもない、フーコーにだけ見えていた形而上学的な危険性であろうか。


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夏至

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一年で一番長い日の陽が沈んで行く。
高い高いひつじ雲の向こうに沈んで行く。

数年前に夏至の前日にスウェーデンを訪れたことがある。
夏至の日は、そこらじゅうで屋外パーティーが開かれて、国中で祝うんだ』
ヨーテボリの街を案内してくれた現地の方がおっしゃっていた。
今年の夏至の日も、パーティーを楽しんでいるのだろうか?
ひつじ雲の夕空を見上げながら、ふと、そんなことを思った。
みんな幸せでありますように。

今、この時に

日常と、非日常。

これまでと、これから。

平穏と、危機。

静と、動。

諦観と、肖像画

希望と、絶望。

経済と、哲学。

政治と、科学。

個人と、社会。

生と、死。

混ざりあい、せめぎあい、重なりあい、溶けあい、退けあう。

よく見ろ、感じろ、考えろ。

今、この時に。


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どんぶり

どんぶりが、あたたかい理由。

1. もちろん、炊きたてのご飯と、作りたての具。

2. いろんな具材が仲良く同居している。

3. 作り手と、客の距離が近い。

4. 器にもその店、その家の歴史が感じられる。

5. それらを全部ひっくるめて、掌で包むように受けて、あたたかさを直に感じられる。

 

 


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野を歩く、遠き北欧の森に思いを馳せる

飯能市に、埼玉県の飯能市、武蔵野の西の端に宮沢湖という人工湖があり、それを囲むゴルフ場を縫うように、奥武蔵自然歩道がある。埼玉県の郊外とは言え、住宅地のすぐ近くに、こんなにも豊かで、静かな自然があることに感動した。


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その自然の中に、ムーミンバレーパークがある。北欧の自然と比べるのは畏れ多いし、そこで暮らす人々の、動植物、精霊達を取り巻く環境の厳しさも余りにも違うということは十分承知しているけど、北欧の森の中の生に思いを寄せるきっかけは、確かに頂けた。