8月23日の日報

お疲れ様です。伊藤です。
本日はこれにて失礼いたします。

朝、地下鉄に乗っていると、めっちゃ黒いギャルが乗り込んできまして、モデルさんみたいにスラっとした美人さんで、しかしまるで海帰りかのようなショートパンツでその黒光りする肌を惜しげも無く露出しており、車内も一瞬ザワついたのですが、そのギャルがなんと私の隣に座ったのです。

シンゴジラの最期みたいに一瞬で「パキッ」と固まった私は、手にしたKindleに超集中することで「ギャルごときに動揺する俺ではない」をアッピールしまくったのですが、しかし視界の隅にギャルちゃんの艶かしい太ももがどうしても入ってくる(脚長いし)。

Kindleのページをめくる手が止まってると、文章ではなく黒い脚をずっと眺めていることがバレてしまうので、しかたなく読んでもいないのにKindleのページを(絶妙なタイミングを見計らって)ポンポン進めておりました。
そう、俺はKindleに超集中してるんだゼ、をアッピール。

そんな矢先、スマホをいじってたギャルが、そのまま髪をかきあげつつ、スラっと脚を組んだのですが、
向こう側の脚をこっちに持ってきた勢いで、彼女の履いていたヒールの踵部分が思いっきり私の脛を直撃し、Kindle超集中を決め込んでいた私も思わずその状態のまま
「ん」
と声が出てしまいました。

向こうも悪いと思ったのか、組んだ脚をそそくさと元に戻していましたが、そのあとは何もなかったかのようなふたり。
しかし私の脛はジンジンしており、痛みをこらえるために今度もまたKindleを凝視(読んではいない)し続けること6駅。
降りる駅についたので痛みをコラえて席を立った私は、さっと振り返って
「痛かったけど、なんだかありがとう」
の意を伝えるため、黒ギャルに一瞥したところ、彼女はガン寝しておりました。

さすがです。
それでは明日もよろしくお願いいたします。