昨日は天然コケッコーの舞台挨拶を見にいけませんでした。事前に行けないのが分かっていたのでヤフオクでチケットを譲る事が出来ました。なので金額的な被害は少なかったのですが(プレリザーブ代金くらいの損失)、ネット見た感想を見つけるとやっぱり見に行きたかったなあなんて思います。MOVIX宇都宮では8/11から上映されるのでそしたら見に行こう!

コンビニ・ララバイ

コンビニ・ララバイ (集英社文庫)

コンビニ・ララバイ (集英社文庫)

個人経営の小さなコンビニを舞台に、様々な人間の生き様を描いた作品。
各章ごとにさまざまな人(客)にスポットライトを当て、コンビニを中心として話が進んでいきます。出てくる客、どれもこれもコンビニにどこか癒しを求めてくるのが何だか切ないというか現代らしいなと感じます。身近な人よりも、いい距離感で接する事が出来る近くのコンビニの存在は今は必要不可欠なものなのかも知れません。


そうそう。コンビニと聞いてあるコンビニを思い出しました。
ある程度の規模の都市に住んでいると大手のコンビニチェーン店が幅を利かせているのですが、私が昔住んでいた秋田には秋田ローカル(多分)の「マジカルママ」というコンビニがなかなかの勢力を誇っていました。ヤマザキデイリーストアもありましたが、そっちは何だかいけ好かなくて私はマジカルママの方が好きでした。


マジカルママはコンビニと言っても雑誌や日用品はおまけ程度しか置いていません。メインはあくまで弁当、惣菜と食堂です。レジで食券を買って食堂で渡すのですが、その食堂には一緒に買っておいたお茶とか惣菜とかお菓子を持ち込んじゃったりして、あらら気付けばちょっとした喫茶店。ご飯食べて、お茶飲んでお菓子食べてちょっとくつろいだりしても全然OK。
# もちろん混んでたらそんな事はせずにさっさと帰ります


ちなみに味は普通です。秋田の人向けなのか微妙に濃い味だった気がしますが、最近食べてないので遠い記憶です。でも値段が安い事を考えれば十分満足出来ます。


ここまで書いてもまだ飽き足りないのででマジカルママの略称についてもちょっと語らせてください。略称には知っている限り大きく2種類(+1)あります。

    1. ジカルマ」→ ママ
    2. 「マジカルママ」→ ママ
    3. マジカルママ」→ マジカル


私はマジカルと呼んでますがママの人も結構多い気がします。不思議な事にマジマとか言う人は居ません。まあ、どうでもいいですけど。。。
だから秋田に行く機会がありましたら、きりたんぽとかババヘラとか言わずにまずはマジカルママに行って見てください。秋田らしさを味わう第一歩は間違いなくマジカルママです。


と、話が大分それてしまいましたが、この作品は地域に根付いているコンビニの姿を「そうそう」と実感を感じられる程度にリアルに描かれています。私みたいな田舎のコンビニに思い出のある人にはぜひおすすめです。

あしたの私のつくり方


「わたしたちの描くストーリーは、きっとハッピーエンドです。」
一通のメールからはじまる「私」の忘れられないストーリー

どこにでもある小学校の教室。ごく平凡な女の子・寿梨(成海璃子)は、仲間外れにされたくなくて、友達に合わせてしまう日々に違和感を感じている。クラスで人気者の日南子(前田敦子)はひそかに憧れの存在。家に帰っても心は晴れない。毎日ケンカばかりしている父(石原良純)と母(石原真理子)を仲良くさせたくて、いい娘であろうと努める。だが、両親の願いを叶えるべく挑んだ中学受験に寿梨は失敗してしまう。しばらく休んでいた学校に戻ってみると、人気者だった日南子が、学級会の進め方で女子の怒りを買ったとかで、突然クラス中から無視される存在に。
卒業式の日は忘れられない想い出となる。寿梨は、みんなに無視されたくなくて話しかけられずにいた日南子と、誰もいない教室で偶然ふたりきりになる。 “本物の自分”と“偽者の自分”の話。日南子は、いじめにあっている今の自分は“偽者の自分”であり、“本当の自分”は人気者の前のカナコなのだと語りだす。弱い自分を必死で隠し偽ることで自分を守る強がりな日南子に共感を覚え、初めて寿梨は自分の本当の気持ちを語りだす。

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7776

宇都宮テアトルにて。
4/30に渋谷で見て以来の二度目の鑑賞です。前回は遅刻したせいで途中から見たのですが、今回は最初からちゃんと見ることが出来ました。見ていない部分がとても気になってたのですが、なかなか見る機会に恵まれず悶々としてました。見れて良かったです。


感想は前回とほとんど変わりませんのでそちらのとおりなのですが、本当の自分と嘘の自分っていうテーマは何度見ても面白いです。理想の自分、輝いていた時期の自分を本当の自分として見据え、ダメな時期の自分は嘘の自分と考えてしまった事は私も経験があります。ま、今となっては笑える話ですが当時は結構本気で悩んでいたのですが、その当時の自分にこの映画を見せることが出来たら、もうちょっとは楽に生きられたんじゃないかとふと思いました。嘘も本当も無くて自分はいつでも自分なんだと言うこの作品のメッセージは心にストレートに届く感じでとても大好きです。


前回の感想(4/30)はこちら
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