8月も最終週に入りましたが、未だに暑さは衰えません。明日からは雨も降ってだいぶ暑さが落ち着くようですが、ジメジメしたらそれはそれで嫌な感じです。
もう通わない心……部下から上司へ7通の手紙
「上司はなぜ、いつもいつも……」。部下が心に秘めている疑問を7つ、200人の上司にぶつけてみた。さすが上司、ぴしゃりと回答!
もう通わない心……部下から上司へ7通の手紙 − @IT自分戦略研究所
いろいろと質問と回答が出ていますが、結局は信頼関係なんですよね。それは人間としての信頼もそうですし、仕事をする人としての信頼もそう。それら全部を含めての信頼関係です。
私は、発言が適切だ不適切だなんてのは「何を言ったのか」の問題ではなく「誰が言ったのか」の問題だと考えています。もっと端的に書くと、「発言者は信頼に足るのかどうか」だけの問題です。
日常。
会話をしたりメールをしたり、なんらかの情報交換を行う際には、無意識のうちにこんな計算をしていると私は思います。
相手の発言 × (|相手への信頼| ÷ 相手への信頼) = 発言の真意
信用をしていない人からの悪い評価には心から納得することは難しいでしょうし、どれほどいい評価をもらったとしてもを本心からそのように評価してもらえたと満足することも同様に難しいのではないかと思うのです。
先日、この書籍に関するエントリでも似たような話を書いたのですが、こういった疑問や不満を部下から上司へ伝えることはすごくいいことだと思います。ただし、立場が違うのだから相手の事を理解出来なくても一旦上司の言い分も承認してみる事は結構大事なのではないかなと。
難しいのは百も承知。だからこそ、やってみたら何かが変わるかも知れないと勝手に期待しています。
ジャージの二人
- 作者: 長嶋有
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/01/19
- メディア: 文庫
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実家に帰る前は「PSPとかDS持って帰ってやりかけのゲームクリアしちゃおう」とか「買って積んである本を10冊くらい持って帰って崩しちゃおう」とか、とにかくいろんな事をやろうと心に決めて帰省するのですがそれらが全て完遂される事はありません。
理由は分からないのですが、何だか田舎って時間の流れがすごく違っててこちらに居る時にはすごくやりたいと思ってたことも、一旦実家に着いてしまうと途端に興味がなくなってしまいます。いつも持っていくだけの手間をかけるだけで、何もしないまま帰ってくることになります。
この「ジャージの二人」を読んだ時、あまりにストーリーに抑揚が無さ過ぎて非常に驚いたのと同時に、作品中で流れる時間のゆったりさに私が実家で感じた時間軸と似たようなものを感じました。
居る場所が変われば、やりたい事ややらなければならない事もまた変わってくるんですよね。そういう事を感じさせられる作品でした。これまた夏らしさを感じる良作です。
恋するマドリ
姉とのケンカが原因で一人暮らしをすることになった美大生のユイ(新垣結衣)だったが、期待と不安がいっぱいの初めての一人暮らしは好調なスタートとはいかなかった。そんなユイに、元の部屋の新しい住人アツコ(菊地凛子)や、バイト先で知り合った物静かなタカシ(松田龍平)らとの出会いが訪れる。
恋するマドリ (2007) - シネマトゥデイ
宇都宮テアトルにて。
同じ場所に数年住んでいると、急に引っ越したくなる時があります。それは結婚したり子どもが増えたりと生活スペースを増設する必要にせまられたりという要因もありますが、それ以外にも
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- 今と違う場所に住んでみたいという好奇心による部分
- 自分自身の日常に変化が欲しくて環境を変えたくなる部分
といった事が引っ越したいパワーの元だったりするのです。
宇都宮に住んでから3度引越しをしましたが、私は変化を求める気持ちから引越ししたくなるケースが多いです。
今までと違う場所に住む事で、学校や会社に行くまでに出会う人も変わるだろうし、そもそも登校・出社時間だってきっと変わります。それに日常買い物する場所だって変わるし、遊びに行く場所だって変わる。そういう変化を求める気持ちを満たすためには引っ越すのが一番効果があると思います。生活の根源にある住む場所を変えるのってすごくいいですよね。
前置きが長くなりました....。引越しは大好きなのでついつい興奮してしまいました。
恋するマドリは、引越しをきっかけに起こった様々な出会いの物語。
同居していた姉の妊娠という予想外の事態で引越しする事を余儀なくされたユイと、引越し業者の人たち(プロレスラー)や新しい部屋のご近所さん、元々住んでいた部屋に住んでいるアツコとの交流を見ていると、私も引っ越して新しい生活に飛び込みたくなります。
そういう引越しの楽しさみたいな部分が凝縮されているのです。
引越し好きとしてすごく気に入ったシーンは、引っ越したユイがご近所さんに引越しそばを配るシーンと最後に部屋を出て行くシーン。入る時のワクワク感と出る時の寂寥感。上記2つのシーンを見て、この気持ちがジワジワと沸いてきました。そうそう、出てく時とか寂しいよね、って感じでついシンミリとしてしまうあたり、すごくいい演出だったと感じます。
引越し好きや最近引越しを考えている人は、ぜひ見てください。お奨め。
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