2008-11-22
無断リンク禁止の派生クラスなのかな?
昨日からやけに話題になっているブログについてなんですが、とりあえず感じていることをまとめておこうと思います。
記事の転載、ならびにブックマークについても書いておきます。
記事の転載機能はその内容を数多くの方々に知っていただき、
利用してもらうことを考慮したものでしょう。
利用方法としては素材の提供、話題の浸透、犯罪の防止などが考えられますが、
その記事に「無条件での転載が可能である」との意思表示がない場合、
あるいはコメント欄がない場合、本人の強い要請での人捜しなどの場合を除いて
すべて転載する人の意思表示を作者に伝えることが必要であるものと考えます。
Yahoo!ブログ - エラー
ことの発端は知りませんが、このブログを書かれている方はYahooドメイン以外からのSBMやトラックバックをしないでくださいというお願いをされています*1。まあ元記事を読んでいただければ分かりますがお願いというよりも、かなり好戦的な書き方になっていてそれが多くの批判を読んでいるような気もしますがとにかくブログ主は「人が嫌がることはしないというのは一般常識」というスタンスを全面に出してかなり対決姿勢をとっています。
それに対して、インターネット上ではリンクは貼れる仕組みになっているし、そもそも人の嫌がることをするなというならばリンクを規制されるのは嫌だから規制してくれるなというのも理解出来るよね、なんていうコメントがぶつけられたりしてなかなかカオスな状況になっています。
まず最初に感じたのはこのブログ主は決してウェブについては初心者ではないということ。
通常、この手の主張をするのって大体がインターネットに繋いでほとんど日が経っていない初心者であることがほとんどです。今まで経験してきた現実とのギャップに戸惑い、そして怒りをぶちまけるというパターンがこれに該当します。
ところが、この記事の最後にはてブの件数表示をしていることからもそれなりにインターネットを検索して情報を集めたり出来る人だというのは分かります。そうやってネットを漁れるということはネット上での常識はリンクフリーであるということを知っている可能性は高いですし、それを知った上での主張なのかなと考えたのです。
あとはやたらと常識を連呼しているのが何だか怪しいなと。
ただでさえ彼女の発言に反発を覚えているところに、反発したくなる単語ベスト3には入りそうな「常識」という言葉を出すことで皆がさらに抵抗を覚えるという構図になっています。このあたりも文脈やら主張を眺めていると、これって意図的に組み入れられているんじゃないかと感じるんですよね。
というわけで、わたしはこの人は何かもっと別の目的があってこういった論争をわざと起こしているように見えます。
もしかしたらはてブがたくさん欲しいという単なる釣り記事かも知れないし、そうじゃなくて何か読む側に気付きを与えるために一騒ぎ起こそうと思ってるんじゃないかというふうにも感じるのです。それが何なのか分かりませんし、そもそも私の考え過ぎで他の無断リンク原理主義者と同じ程度の人なのかも知れませんが、tinycafeみたいな本物とはまた違う印象を受けたんですよね。
まあ、声高に無断リンクすんなとかブックマークするなっていうからみんな反駁してるだけなんですけどね。もし本気で止めて欲しいと思ってこんな書き方をしてるんであれば、あなたの発言がダチョウ倶楽部の竜ちゃん並に煽っていることは理解したほうがいいですよ。
ただ繰り返し書きますがわたしはこの人が無断リンクやらネットの仕組みを知った上でわざとけしかけているように見えていますし、それが何なのかというのは注視していきたいなと思います。
オープンソフトウェアの使い方/自治体にオープンソフトウェアを導入しよう! - デスクトップ編 -
わたしが学生の時に所属していた研究室のサーバはVine Linuxでした。
サーバは実験データの解析や修論の作成といった学生の本分を全うするために利用していたし、また2chへの書き込みや友達とのメールといった私用でも使っていて、研究室に入ってからの3年間は公私問わず日々このサーバにお世話になっていました。
データの解析にはpawやcern libraryがあってとても便利でしたし、シミュレーションにはgccでビルドした自作のプログラムやgeant4というシミュレータを利用していました。修論はLatexで作成し、ドキュメントに入れるイメージはgimpを使って作成出来ました。エディタはviがとても使いやすかったし、Netscapeで快適ネットサーフィンも出来ました。自宅にいてもsshでログインして作業は出来たし、そうやってリモートから繋げばmewでメールを確認したり、プログラムを書いて実行してから学校へ行くということも出来たのです。
このように使いやすいツールと環境がそろっていたおかげで、元々コンピュータに明るいわけでもなく、自宅でも大してパソコンを活用していたわけではない私でも全くストレスなしで作業が出来るとてもよい環境でしたし、今思い返してみても本当に快適だったと断言出来るほどよかったです。
とは言っても、あの環境はちゃんとメンテナンス出来る人がいてこそ実現できる環境なわけで、あのレベルの環境は誰にでも用意出来るものではないのですが、とにかくわたしはOSSのすばらしさやポテンシャルに10年前にはふれて恩恵を受けていたのです。
そんな私も、大学を卒業してからは自宅以外では100%Windowsにばかり触れる毎日でしてOSSは自宅でPHPやPerlの勉強をする時に使う程度でそれ以外では全く触らなくなってしまいました。それはそれでいろいろと覚えずに済んで楽でよいのですが、わたしの原点はやはりLinuxですし、慣れるまでは面倒だけど使い慣れてきたときのあの吸い付くような使い心地がまた味わいたいなと思うようになりました。
そんな欲求もあって自宅に仮想環境を作ってVine LinuxとSuse Linuxを入れてみたのですが、これがもうびっくり。
Windowsライクな*2UIに豊富なアプリケーション。OpenOfficeを入れて、メールはSylpheed、ウェブはFireFoxを入れてそれに慣れてしまえば、普通の人だったらまずWindowsに固執する理由は一切なくなります。それくらい使いやすいのです。ここまで便利になっていることに驚いてしまったのですが、では今、この世の中にはどのようなOSSがあるのだろうと興味が出てきたのでこの本を手にとって見ました。
- 作者: 濱野賢一朗/鈴木友峰
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2007/05/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 90回
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本書はOSSの始まりや定義に始まり、商用ソフトウェアとの差がなくなってきている部分と差が縮まらない部分の違いについてや、今後はどのようにOSSが普及していくのか、普及させようかという点について分かりやすくまとめられています。
内容としては個人ユースとしてよりも、業務システムのインフラとして利用されるためにはという部分を重視されていて、Linuxやミドルウェアがいかにすばらしい発展を遂げてきたのかという点をベンチマークの変遷を参考情報として載せています。PostgreSQLやMySQLがバージョンアップと共にいかに改善されてきたのかというのがとても伝わってきました。
もっとも堅牢性を要求される金融業界でもOSSが利用されるケースが増えてきているとありましたし、20年間連続稼動を要求されるようなシステムにも採用されているという話も紹介されていましたが、そういった実績をひとつひとつ積み重ねてきているというのはとても大事なことだと感じます。最近、実績のあるなしでこんなに扱いが違うのか...とショックを受けたことがあったので、こうやって地道に積み重ねていることにとても感心するし、すごいことだなと思うわけです。
現状では大規模システムのインフラとして導入されるケースは少ないものの、一定の規模まではノンカスタマイズのOSSでも十分使えるということが知られてきていているというのはとても参考になりました。
では、わたしが感銘を受けたクライアント環境としてのOSSはどうなのだろうと思ったのですが、その点についてはこの本に載っていませんでした。そのため、他に良い本がないかどうか探してみたらこんな本が見つかりました。
自治体にオープンソースソフトウェアを導入しよう!―デスクトップ編 (OSS BOOKS)
- 作者: 情報処理推進機構オープンソースソフトウェアセンター
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 単行本
- クリック: 13回
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これはIPAが行っている実証実験の結果をまとめた本でして、市町村にOSSを導入して業務をやってみた結果がまとめられています。
業務に必要なアプリケーションの選定から、新しい環境に少しでも早く慣れてもらうための工夫、そして導入に至るまでの大まかな作業フローがまとめられていてこれはかなり面白かったです。
例えば情報系システムの端末をすべてLinuxにして、MS Officeの代わりにOpen Officeを導入したりとかなりの冒険をした栃木県二宮町の事例や対処方法は非常に参考になりました。出来る範囲でやるというスタンスの大事さや、無料にこだわらず商用でもよいものがあれば採用するという姿勢が大事なのだと理解しました。
そういえば先日会津若松市がOpen Officeの導入に踏み切って話題になっていましたが、少しずつ世の中の流れや認識が変わりつつあるんだなと感じさせられます。
わたしはMicrosoftの製品が大好きですし、今も本当に便利に使わせてもらっているのでまったく不満はありませんが、それでも選択肢があるのとないのとではその意味は全く異なってくると思います。別にOOoだからいいとか悪いとかではなくて、使う人が選択するだけの選択肢があって、お金やスキルなどを考慮して使うものを選ぶというのはとてもいいことだし大事なことではないかと思うわけで、そういう意味でもOSSのこれからに期待したいなと思います。
期待するだけじゃなくてお前もやれよというのはそのとおりです。頑張ります。
3連休
今日から3連休なのですが、町中の車道や歩道はそれほど混んでいませんでした。遠出の人が多いのか、それとも寒くなってきたので外に出る人が少ないのかは分かりませんが街が落ち着いているのはいいことです。人ごみに混ざるの嫌だもんね。
さて。去年この3連休は仕事で3日間出社したのをいまだに覚えていて、まあ簡単に言うと一年経った今も根に持っているわけですが、明日もまた仕事があります。せっかくの3連休の中日をつぶすとはおそるべしです。オセロでいうと角をとられてしまったようなものでして、わたしはとても悲しい。本当に悲しいのです。
代わりの休みはあとで適当に取ろうと思っていますが、ひとまず明日はおとなしく仕事をすることにします。
そういえば今日は22日だし、来週が過ぎてしまえばもう12月ですねー。早い....。早過ぎます。
毎年12月29日の仕事納めのあとに年賀状をせっせと書くのが年課*3になっているので、今年こそは穏やかな年末を迎えるべくそろそろ年賀状を書き始めようと思います。
今年住所が変わった人はメールでも電話でも手紙でも何でもいいので連絡ください。郵便局で転送されるからいいやって思う人もいるかも知れませんが、年末年始は期間限定雇用のバイトがたくさんいるので誤配やら転送ミスなどがとても多いです。もうびっくりするくらい低レベルな理由で届かなかったりするのでぜひあらかじめ連絡をお願いします。
それじゃ今から映画を観に行ってきます。では。
|ω・`)ノシ
*1:というわけで、この記事はすでに彼女の意図から外れたものになってしまっていますが、とくだん批判をするつもりもないのでご容赦いただきたいです
*2:それがいいかどうかは議論しないことにします
*3:日課の年単位版


