2009-11-02
名前は誰のためのもの?
またもや名づけに関するニュースを見つけました。
「玻(は)」という漢字を名前に付けた娘(生後11か月)の出生届を、名古屋市が「人名用漢字ではない」などとして受理しなかったのは不当だとして、同市東区の両親が受理を求めた裁判で、名古屋高裁は先月、訴えを退けた。
お知らせ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この文字であれば雰囲気でも読めますし、よく話題になるDQNネームとは一線を画しているように思えます。
ただ、名前はすべて人名用漢字にある文字から選ばないといけないのはルールですので、受理/不受理を争うよりはこの文字を人名用漢字に入れてもらえるように働きかける方が正しいアプローチなんじゃないかと思います。
ただ、それが使えるようになるのを待ってたら名づけに間に合わないから訴えてるんでしょうけどね。
ただそれって単なる親の準備不足だよね、というのが最初の感想。
だって、そんなに名前の語源やら何やらに傾ける情熱があるのであれば、その少しでもいいからその漢字が使えるかどうかを調べればよかったのにねえというのが率直な感想です。こんなに名前について調べる熱意があったのであれば申請する前に気付きそうなものなのにねえ...。もったいない。
ただ、この手の名付けの問題で一番思うのは、その名前は一体誰のものなのかという視点が抜けてないかなーということです。
その名前と付き合っていかなければならないのは親ではなく付けられた子ども自身であることは絶対に忘れちゃいけないと思います。
どんなに個性的な名前であっても、どんなにすばらしい意味を持たせた名前であっても、それが当て字ばかりで読めなかったり呼ばれるだけで周囲に笑われるようなはずかしいものであってはならないと思うんですよね。
名前をユニークキーにしたいという気持ちは分からなくはないんですけど、でもそれは違うと思うな。
[参考]
2009年10月に読んだ本
10月に読んだ本は11冊でした。
先月末に買った「IN POCKET」で知った「空飛ぶタイヤ」を含め、池井戸 潤さんの本を3冊読みました。いずれの作品も物語が社会というか現実とリンクしているような錯覚を覚えてしまい、とても引き込まれました。いずれの作品もおもしろかったので、別の作品にも手を出してみようと思います。
10月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3814ページ
「文系・大卒・30歳以上」がクビになる―大失業時代を生き抜く発想法 (新潮新書 332)
読了日:10月31日 著者:深田 和範
架空通貨 (講談社文庫)
読了日:10月30日 著者:池井戸 潤
ヤクザが店にやってきた―暴力団と闘う飲食店オーナーの奮闘記 (新潮文庫)
読了日:10月23日 著者:宮本 照夫
強運の持ち主 (文春文庫)
読了日:10月18日 著者:瀬尾 まいこ
一瞬の風になれ 第三部 -ドン- (講談社文庫 さ 97-3)
読了日:10月17日 著者:佐藤 多佳子
一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ- (講談社文庫 さ 97-2)
読了日:10月15日 著者:佐藤 多佳子
一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫 さ 97-1)
読了日:10月13日 著者:佐藤 多佳子
家族の言い訳 (双葉文庫)
読了日:10月05日 著者:森 浩美
卒業 (講談社文庫)
読了日:10月04日 著者:東野 圭吾
空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫 い 85-10)
読了日:10月02日 著者:池井戸 潤
空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫 い 85-9)
読了日:10月01日 著者:池井戸 潤
読書メーター
「顧客」見たよ
ジュディットは50歳の女盛り。才色兼備で仕事はTV番組のディレクターをしている。結婚はしておらず、何でも話せる妹のイレーヌと暮らす。そのイレーヌだけが知る秘密、それはジュディットがインターネットで出会い系サイトを使っていること。彼女はそこでパトリックと出会い、その優しさ、飾らない魅力に惹かれていく。ところがパトリック―実際はマルコ―は結婚しており、妻のファニーを深く愛していた―。
フランス映画祭2010公式サイト--Festival du Film Francais 2010--
TOHOシネマズ宇都宮にて。フランス映画祭2009 アンコール上映作品。
既婚男性のマルコが、ローンの支払いや生活のためにお金を持っている女性に性的なサービスをする仕事を家族に隠れてするのですが、ある日それが妻にばれてしまって...という物語。作品の主張を一言にまとめると「大事なのはお金なのか愛なのか」というお話でして、改めて文字にするとものすごく恥ずかしいストーリーなのですが、実際に観た感想としてはそこまで観ていられないという印象は受けませんでした。
物語を観客に飲み込ませるうまさはとてもたくみでうまいなと感心させられました。
さて。
本作一番の見どころは、ジュディットを演じていたナタリー・バイの若々しさでしょう。
作品紹介にはジュディットは50歳という設定が書かれていますが、観た感想としては40代後半くらいに見えました。ところが帰ってきて調べてみたら実は60歳だそうで、あまりのギャップにおどろいてしまいました。歳を重ねてもずっと若々しい人というのはたしかにいますが、ここまで年齢より若く見える人というのはそういないような気がします。



