「ジェイン・オースティン 秘められた恋」見たよ


1795年、財産がモノを言う英国階級社会において、恋愛結婚などはもってのほか。ジェイン(アン・ハサウェイ)の両親も、未来を約束された裕福な男の元へ娘を嫁がせようと必死だった。しかし、独立精神にあふれた20歳のジェインは、階級や“プライドと偏見”というものを超えた世界を見据え、ハンサムで聡明だが貧しいトム(ジェームス・マカヴォイ)と恋に落ちる。現代英国女性にも支持を得続ける恋愛バイブルを数多く生み出した作家、ジェイン・オースティン。彼女の残した小説群にひけを取らないほど“リアルでロマンティック”な恋模様を軸に、その若き日々を描く。

『ジェイン・オースティン 秘められた恋』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズシャンテにて。


ラブストーリーにさほど興味はなく、さらに近代ヨーロッパ史に疎いわたしですらとても楽しめる作品でした。
超よかった!!


価値観も立場も違うジェインとトムが紡ぐ甘くもほろ苦いラブストーリーは、その結末も含めてどこか初々しくてそして懐かしさを感じました。そもそも、わたしがアン・ハサウェイとマカヴォイの二人が大好きだからというのもあるのでしょうが、それを差し引いても、17世紀という時代背景を理解させつつ二人の心の揺れというか機微を見事に描いている点はすばらしかったです。
理不尽な時代の空気に翻弄される二人の姿にやるせない気持ちになりましたが、その空気に精一杯抗う姿にはとてもグッときました。


いろいろと書きたいことはあるのですが、とりあえずアン・ハサウェイの田舎娘姿が可愛過ぎて昨晩の夢に見てしまうほどだったことはぜひ言い残しておきたいです。貴族のわたしがアンに求婚しに行った帰り道で山賊に襲われるという夢でした。


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