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子持ちししゃもといっしょ RSSフィード

2012-02-06

TOHOシネマズに問い合わせてみました

先日、「失意の底で」というエントリーにも書いたとおり、TOHOシネマズ宇都宮で一ヶ月フリーパスポートの発行を止めたということを知り、大変落ち込みました。

では発行は止めたとして他の劇場で発行したパスポートの使用は可能なのか?と疑問に思ったわたしはTOHOシネマズのサイトから質問してみました。

# 以下、個人情報のところ以外は原文のまま掲載しています


(いとっとからの質問)

●質問内容

いつもTOHOシネマズ宇都宮を利用させていただいております。

2011年12月末でTOHOシネマズ宇都宮ではフリーパスポートの発行を終了したとのことですが、パスポートの発行を終了しただけで、例えば他の劇場で発行したパスポートの利用は可能なのでしょうか?それとも宇都宮は利用対象の劇場とはならないのでしょうか?

パスポートは昨年末まで発行されていたために今月いっぱいの利用は可能であると思いますが、2月以降の対応予定についてご教示いただきたいです。

よろしくお願いします。


すると翌営業日のお昼過ぎには回答をいただきました。回答が早いというのはそれだけでうれしいです。


(TOHOシネマズさんからの回答)

●回答内容

いとっと様

いつもTOHOシネマズをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

お問い合わせの件についてでございますが、6000マイルで交換いただける

1ヶ月フリーパスポートは、いとっと様仰せのとおり、TOHOシネマズ宇都宮での発行は

昨年末で終了させていただきましたが、他劇場で発行された1ヶ月フリーパスポートは

宇都宮でもご利用いただけます。

*2月以降もTOHOシネマズ六本木ヒルズ以外のシネマイレージ実施劇場にて

どこでもご利用いただけます。

尚、特別上映(午前十時の映画祭やイベント上映会)には1ヶ月フリーパスポートを

ご利用いただけない場合がございますので、詳しくはホームページ中の「上映中作品」や

「舞台挨拶・イベント」の紹介ページでご確認いただくか、もしくはご来館時に

劇場従業員までご確認いただけましたら幸いでございます。

いとっと様のご来場を従業員一同、心よりお待ち申し上げております。

TOHOシネマズ株式会社 運営推進部


たいへん丁寧なご回答をいただいてとてもうれしかったのですが、ご回答の内容をふまえると「パスポートは発行しないけど他の劇場で出したのは使えるよ!」ということでして、つまりは別の劇場で発券してもらうことでしばらくはいままでどおり使えるということでしたので安心しました。いまある9,000マイルのうち6,000マイルは、ポップコーンやドリンクとして消費されずに済みそうでよかったです。

宇都宮や他の一部の劇場で「一ヶ月フリーパスポートが使えなくなった...」という方は、当面はいままでどおり使えるそうなので安心してください。


そんなわけでとりあえずは一安心したのですが、少し冷静になって考えてみると「劇場では使えるのに発行するのだけを止めるのってなんで?」という疑問がわいてきました。結局使えるのであれば発行だけをしない理由ってないでしょ?と。

もちろんパスポートの発行業務にかかるコストが0だとは言いませんしそれが手間だというのも分かっていますが、でも結局使うことを容認するのであれば、パスポートの発行だけを止めるというのは違うんじゃないの?というのが私の意見です。ちょっとずつ嫌な客になっている感が否めなくなってきましたが、とりあえずお願いをしてみようということで質問への補足ということで再質問しましたが、一週間経っても返答がなかったのでそちらについてはとりあえずこれ以上は踏み込まないことにします

# もし返信があれば追記します


ちなみに、ざっと調べてみましたがパスポートの発行できるTOHOシネマズで宇都宮からもっとも近いのは水戸内原です。車で行けば1時間以内で行けますので、宇都宮市民の方で6000マイルを持て余している人はぜひそちらで発行されることをおすすめします。


最後に

どんなサービスであれ、時代や経済状況の変化を受けて変わることは当然ありうることですし、そもそも同じレベルのサービスを同じ価格で提供し続けるというのはこのご時世ではとてもむずかしいことです。

だからこういう変化があるのもしょうがないとあっさりとあきらめたり、別の映画館に足を向ければそれでよかったのになんでこんなに文句を言いながらも離れることも出来ずにこだわり続けてしまうのか。そんな自分の行動や発言が恥ずかしいし嫌だなと常々思っていました。


ですが、そんなふうにあっさりとあきらめたり離れたりできないくらいにわたしはTOHOシネマズ宇都宮が好きだったんですよね...。そして好きなものに異常に固執してしまうわたしの悪い癖が出てしまったなと反省しています。


TOHOシネマズの愚痴をいっぱい書いちゃってごめんね☆(ゝω・)v

2012-01-27

失意の底で

今日は仕事をちょっぴり早めに切り上げてAKBのドキュメンタリー映画を観に行ってきました。

上映開始時間よりもちょっと早目に着いたのでプラプラしていると、シネマイレージのポイント交換に関する看板が置いてありました。

シネマイレージをご存じない方のために補足すると、TOHOシネマズでは観た映画の上映時間1分につき、1ポイントが付与されまして、それがシネマイレージポイントです。これがたまるといろんなサービスと交換できるのですが、実はシネマイレージ自体は昔からあるサービスですし、ポイントに関する情報も前から出ていたので、これ自体はとくに驚くものではありません。

わたしが驚いたのはその中身です。


f:id:itotto:20120127200902j:image


なんと一ヶ月フリーパスポートがない...。

一ヶ月フリーパスポートというのは、その名のとおり一か月間映画が無料で観られるパスポートなんですが、どうやらそれがサービスから消えてしまったようです。


単に記載漏れなのかと思ったのですが、そういうミスがあるわけはないだろうと思ったので発券機でシネマイレージのポイント交換を確認してみるとやはりそこにもありませんでした....。


f:id:itotto:20120127200541j:image


一ヶ月フリーパスポートもう止めたん...?


といったところで上映開始時間になってしまったので、とりあえずいったん中断。帰り際にスタッフの方に聞いてみようと思ったのですが、映画がおもしろかったのですっかり忘れていました...。しょうがないので帰ってきてからサイトで調べてみると、やはり宇都宮は2011年12月31日でパスポートの発行を止めたとありました。マジか...。


料金体系も大幅に改悪され(参考:TOHOシネマズの新しい料金体系がダメなたったひとつの理由)、さらにシネマイレージのフリーパスポートも無くなるとなったら、もはやTOHOシネマズを積極的に選ぶ理由がありません。去年4月から始まったサービスの改悪はとどまることを知らず、どんどん落ちる一方です...。


今日の鑑賞分でシネマイレージは9000マイルになりましたが、とたんにこの使い道を失ってしまい途方にくれました。ジュースとポップコーンであれば合わせて9個と交換することができますが、ぶっちゃけそんなのいりません。


とりあえず今回の件で、TOHOシネマズを優先して利用する理由はなにひとつ無くなりました。

むしろ昨年4月からのわずか9か月で料金や利便性というサービスレベルをここまで一気に下げるその配慮のなさもイラッとするし、しかも何が一番むかつくかというと全国のTOHOシネマズの中でも、この変更が一部の地域だけというのがまた腹立たしいんですよね。


いや、八つ当たりなのは分かっているんですけどね...。


年間100回近く通っていた大好きな映画館でしたが、さすがにこれだけサービスレベルを下げられてしまうとむかついてしょうがないですし、正直足を向けることも嫌になります。


さらにTOHOシネマズ宇都宮に通う大きな理由の一つだった「午前十時の映画祭」の上映も来月で終わりますので、これを機にわたしもTOHOシネマズに対して意思表示をしたいと思います。この状況が変わらない限りは優先して通うのはもう止めたいです...。



鑑賞ポイントもフリーパスポートも廃止というのはあまりにひどい改悪なので、TOHOシネマズの中の人はもうちょっと考え直して欲しいです。


(関連リンク)

2011-11-15

いろいろと返信です

昨日書いたエントリー(TOHOシネマズの新しい料金体系がダメなたったひとつの理由)について、ブックマークやtwitterでいろいろとコメントをいただいたのですがいくつか誤解されてそうなところがありましたのでそれについて返信します。


ちなみにタイトルのアンサーソングについてはよくわからなくて、青山テルマがなんかそんな感じの歌をうたってたような気がするのでつけてみただけで他意はありません。


TOHOシネマズで鑑賞ポイントが無くなる?

鑑賞ポイントが無くなるのは現在料金体系を変えている一部の劇場だけです。

というかその劇場については既に鑑賞ポイントが無くなっていないのでなくなるという表現は不適切でした。


今回、料金体系を変えた一部の劇場の価格を元に戻そうという動きがある中で、鑑賞ポイントについては前の状態に戻さない、つまり廃止のままとするのはいかがなものかというのがわたしの主張です。いま鑑賞ポイントを付与されている劇場でサービスを停止するわけではありません。

もちろん、今回廃止となっている劇場は先行テストという位置づけで価格を改定しているわけですから、ある程度の成果が出たところでそれが全体に波及することは十分にありうるとは思いますが、それについては現時点では未定です。


結局理由をつけて値上げしたかっただけなのか?

これについて、わたしの考えはNoです。


    • ヘビーユーザーについては顧客単価を上げて利益を増やす
    • ライトユーザーには単価は下げても大勢の人に選んでもらうことで利益を増やす

と考えていたと思います。

前のエントリーでも書きましたが、その副作用としてヘビーユーザーの離反は想定していたはずですし、その犠牲を払ってでもライトユーザーを獲得したかったんだろうと思っています。だけどそれができなくて、単純にヘビーユーザーが離れていっただけだったというのが今回の顛末ではないかと。


ちなみにいまTOHOシネマズ宇都宮では「午前十時の映画祭」というイベント上映をやっているのですが、来年2月にこれが終わったあとにどうなるのかということにわたしはすごく興味があります。


話がずれてしまいましたが、個人的には当初は値上げしたかったわけではないと思います。ただ、今回の値上げについては判断しかねます。分析ミスなのか他の要因があってこうするのがベストだったのか。


10代の客足の統計はどうなの?

10代の統計は分からないのですが、今回の価格改定の中で高校生割引が好評という理由で延長されていたはずです。


最近公開された「インシディアス」は作品自体が高校生割引をする作品でして、高校生は1000円で観られたはずですがそのおかげなのか高校生がすごく多かったんですよね。あれと今回の結果をあわせて考えると、1000円という価格は高校生にとって映画館に足を運んでもいいと思わせるくらいの価格だといっていいんだと思うわけです。


そしてこの推測が正しいとして、1000円という価格設定で利用者が増えたというのであれば同様の価格を一般にまで適用してみるというのが、今回の価格改定の結果に関する正しいフィードバックなんじゃないかなと思います。


映画の場合客単価を上げるより、たくさんの人に観てもらう方が重要だよね?

わたしもそう思いますし、きっとTOHOシネマズも同じことを考えて300円値下げしたんだと思います。

でも300円程度の値下げじゃ誰も喜ばなかったようでして、ご指摘のとおり、映画の日は人が入ってるんだから1000円くらいまでさげないと変わらないんじゃないの?とわたしも思います。上で書いた高校生1000円の件と結論はいっしょだ!



このエントリーが「結局足を向けてしまう」としている時点で、この策が正解だったんじゃないの?

わたし個人については結果として多くの鑑賞料金を払うことになったわけですからそのとおりだと思います。

ただ、全体でみると売り上げが減ったわけですからやはり失敗だったんだと言えます。


トライした結果はちゃんとフィードバックすればムダにならないよってこと?

そうです、そうです。

基本的には変わらないことよりは変わることの方がいいことだと思っていますので、今回4月から実施されたTOHOシネマズのチャレンジはすごく好意的に受け止めていましたし、それが正しくフィードバックされたのであればまったく不満はありませんでした。


ただ、結果がいまいちフィードバックされていないように見えて不満だったので今回のこのエントリーを書いたというわけです。


他のシネコンのサービスと比べてどうなの?

昨年、破壊屋さんがシネコンのサービス比較表を作っているのでそちらがとてもわかりやすいです。


シネコン各社サービス比較表


ちなみに宇都宮にはMOVIX宇都宮があるのですが、そこと現行のTOHOシネマズの価格体系を比べるとTOHOシネマズの方が2割くらい高くつきます。メンズデーとポイントによる無料鑑賞がないのでしょうがないんですけどね。


ベースが1800円というの自体もうやめたら?

これについてはなぜ鑑賞料金が1800円なのか?という経緯について知るのがいちばんわかりやすくてよいと思います。

映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?

映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?

本当は本を読んでいただきたいのですが、結論を一言でまとめると「徐々に収益が減ってきびしくなってきたから価格を高くしていったら1800円になっていた」ということです。なるほどと思う一方で、そんな理由なの?とおどろいてしまいます。でも読んでると、1800円ってのもしょうがないよねーと思っちゃうんですよね...。


最近映画を観始めた人にはおすすめです(感想リンク


収益性の分析記事かと思ったら客の愚痴だった

そのとおりです。期待させてしまってすいません。


大変たくさん映画を見られてていて素晴らしい生活

結婚して子どももいるのによくそんなに映画観に行けるよねとよく言われるのですが、本当にそう思います。

よくできた妻なんです(デレデレ)。


というわけでコメントはこれにておしまい。

(関連リンク)

2011-11-14

TOHOシネマズの新しい料金体系がダメなたったひとつの理由

今日は仕事を終えて帰ろうと思ったら雨がザーザーと降ってまして、しょうがないので妻に車で迎えにきてもらったいとっとです。何歳になっても人に頼ってばかりの甘えん坊将軍ですいません。


今日は来月1日から価格が再改定されるTOHOシネマズの鑑賞料金がなぜダメなのかということについて延々と述べたいと思います。長いので本文は暇過ぎてやることがないときに読んでみていただきたいのですが、結論について一言でまとめると「値上げしたために失敗したのにさらに値上げしている」からです。詳しくは続きをどうぞ。


さて。みんな大好きTOHOシネマズが、一部の劇場で今年の4月から料金改定を行ったことは記憶にあたらしいのですが、その改定の結果があまり芳しいものではなかったらしく半年で元のサービス体系に戻すことになりました。


シネコン最大手のTOHOシネマズ(東京)は28日、来春から全国で実施することを検討していた映画の一般入場料の値下げを取りやめると発表。シニア料金など従来の割引制度を継続させた方が、より多くの集客を見込めると判断した。

 観客数の伸び悩みを解消しようと、一般入場料1800円を1500円に、高校生1500円を千円に引き下げる方針を決め、3月から7県のシネコン7施設で試験的に実施。その結果、入場者数は全国平均と比べて約5%減少し、逆効果となった。

no title

わたしの最寄りの映画館であるTOHOシネマズ宇都宮は、偶然にもこの価格改定対象の劇場でして半年間この料金体系でお世話になりました。数えてみると、この半年間で60作品をTOHOシネマズ宇都宮で観ているのですが、さすがにこれだけ足を運んでいるといろいろと思うところがあるわけでそれについて一言申し上げたいと思います。


と、言いたいことを言う前に、まずは実情を知っていただいた方が話が早そうなので客観的な事実として今回の価格改定の影響がどのようなものであったのかをまとめたいと思います。


鑑賞コストの変化

合計鑑賞本数鑑賞料金平均単価
2010年1月5本¥4,700¥940
 2月11本¥11,100¥1,009
 3月7本¥7,200¥1,029
 4月10本¥8,600¥860
 5月¥5,000¥1,000
 6月9本¥7,000¥778
 7月6本¥5,200¥867
 8月9本¥9,200¥1,022
 9月6本¥4,200¥700
 10月10本¥6,600¥660
 11月13本¥4,600¥354
 12月6本¥6,800¥1,133
2011年1月5本¥5,000¥1,000
 2月9本¥8,600¥956
 3月3本¥2,200¥733
 4月7本¥7,200¥1,029
 5月12本¥13,300¥1,108
 6月7本¥8,200¥1,171
 7月8本¥9,200¥1,150
 8月7本¥8,600¥1,229
 9月9本¥11,100¥1,233
 10月10本¥11,700¥1,170

新料金の適用は2011年4月から始まりました。

この数字だけ見てもよくわからないしなんとも言いがたいのですが、ただ平均鑑賞単価だけはやや高くなっているようすがうかがえます。本数とか料金の変化はちょっとアレですね。よくわかんない。


そういう時はとりあえずお決まりのグラフ化をしてみましょうということでやってみました。


まずは「月間鑑賞本数の推移」をグラフ化します。

f:id:itotto:20111114221848p:image

茶色の横棒が月間平均鑑賞本数になっています。TOHOシネマズ宇都宮で月に観る本数の平均は約8本。

オレンジの縦棒が新料金適用前後を分ける境目となっているのですが、今年の4月以降に鑑賞本数が増えたり減ったりということは特になさそうです。ちょっと減ったかなとも思いますが、上映している作品の影響もありますのでまあ誤差の範囲かなと。


次に「月間鑑賞料金の推移」をグラフ化します。

f:id:itotto:20111114222417p:image

茶色の横棒が月間平均の鑑賞料金の合計になっています。TOHOシネマズ宇都宮で月に使う料金の平均は7,514円です。

鑑賞本数と同じくオレンジの縦棒が新料金適用前後を分ける境目となっているのですが、こちらはすごく分かりやすくて今年の4月以降、毎月TOHOシネマズにお支払いするお金が増えています。↑で鑑賞本数が増えたわけではないと書いているとおり、観た本数自体は変わってないので鑑賞単価が上がっているのはこれで確定。


もう結果は出ていますが、とりあえず平均鑑賞単価も計算してみましょうということで、次は「月間平均鑑賞単価の推移」をグラフ化してみます。

f:id:itotto:20111114222418p:image

茶色の横棒が月間の平均鑑賞料金になっていますが、ご覧のとおり4月の改定以降は平均鑑賞単価は平均料金を上回り続けています。


ただグラフの縦軸の高さが、平均単価差異に比べて大き過ぎるためかその差異がわからりにくいので、全体の平均から差異をグラフ化してみました。

f:id:itotto:20111114224907p:image


これだけはっきりと出てくれると清々しいですね。明らかに鑑賞単価ががっちりあがっています。がっちりマンデー!

そりゃ今まで6本観たら1本タダになっていたのがタダにならない上に、メンズデーも廃止された日には鑑賞単価が高くならないわけがないんですよね。ただこれについては半年前に書いたエントリーで既に指摘していたことですし、むしろ思ったよりも平均単価が上がっていないことがおどろきでした。


観る時間の変化

時間帯鑑賞本数(改定前)鑑賞比率(改定前)鑑賞本数(改定後)鑑賞比率(改定後)
08:00-12:0044本37.9%24本37.5%
12:00-16:006本5.2%7本10.9%
16:00-20:0020本17.2%8本12.5%
20:00-24:0046本39.7%25本39.1%

これはもうグラフ化するのが面倒なのでフィーリングで分析しますが、朝も夜もほぼ鑑賞頻度は変わらないのですが唯一12時から16時までの鑑賞本数が増えています。これは「レイトショーの廃止」と「鑑賞料金が1200円に平坦化されたこと」に影響を受けて、土日の日中に映画に行く機会が増えたためだと思います。

とは言え、本数でいうと大した本数ではないので誤差と言えば誤差なのかも知れません。


あとは曜日ごともまとめようと思ったのですが、金土日に偏る傾向に変わりはなかったのでここでは割愛します。


まとめ

客観的なデータから導き出される結論としては「鑑賞単価は上がったけど時間によらず常に1200円で観られるようになったおかげで比較的自由な時間に鑑賞するようになった」ということになります。


これについてはわたしが感じていることとまったく一致しておりまして、鑑賞単価が多少上がっても料金に縛られることなく*1観る時間帯を選べるのはすごくいいと思います。


だからわたしの感想としては、この価格改定はそんな悪いモノとは思いませんでした。

基本的には「わたしのような放っておいても映画館に行くような利用者」よりも「あまり映画館に来ないような人に選んでもらおう」という狙いでしょうから、わたしにとってのベストだったとは思いませんが、でもこれで映画館にくる人が増えるならそれはそれでいいかなと思える程度だったんです。好きな時間に観に行くようになったということを考えれば、ベターだったと褒めてもいいと思います。


そしてその改定が芳しくない結果に終わったというのはとても残念ですが、何事も試してみなければわからないこともあるわけでこれもまたしょうがないことだと思うんですよ。なにも変えようとしないことよりは、少しでも変えてみようという方が前向きでよいです。


ただ、今回の結果を受けて出したTOHOシネマズの対応だけは納得できないんですよね。

価格やサービスの大半を元に戻すというのは理解できるのですが、以下の3点については納得できないんですよね。納得出来ないというか意図が理解できないんですよ。


    • 鑑賞ポイントは廃止(6回観たら1回無料のアレ)
    • vit割の廃止(ネットでチケット取ったら-100円のアレ)
    • 会員の料金だけは据え置き(会員はいつでも1300円だけどそれ以外は1800円)

結局、今回の改定で分かったことって何か?と言えば、「前売り券もあるんだし、300円安くしたくらいじゃ誰も観に来ないよね」ということと「平均鑑賞単価が上がっちゃうから日頃から愛用してた人は別のシネコンに行っちゃうよね」の2点だと思うんですよ。

つまり、今回の改定はヘビーユーザーにもライトユーザーにもさほどおいしいものではなかったことなんです。今回の失敗は挑戦した結果なんだからしょうがないとしても、この2点だけは学ばないといけないと思うんですよ。


ところが、今回行った3点の変更は明らかにこの結論を無視しちゃってるんですね。

鑑賞ポイントの廃止は結局鑑賞単価を引き上げることになるし、vit割の廃止はネットでチケットをとるメリットを一切なくします。さらに会員だけの割引に限定することで、ライトユーザーも置いてけぼりにしちゃうんですよ。


ねー、ねー、この変更でいったい誰が喜ぶとおもってるの?


ヘビーユーザーは鑑賞料金がまた上がって離れていくし、ライトユーザーは鑑賞料金が1800円に戻ることであえて選ぶ理由が無くなります。いったいどうしたいのかさっぱり分かりません。本気で原因について分析したのかどうか怪しいレベルで意味が分かりません。


もし今回の失敗の原因について「利用者は価格で観る映画館を選んでない」と思ってるんだとしたら、それはたぶん間違いです。宇都宮のようにシネコン同士が近くにあって、さらに両方で同じ映画を流していたら、あとは立地か価格くらいしか選ぶ理由なんてないです。

普段は断言なんてしないけど、これについては断言できます。


そして今回の改定がなんで失敗したのかというと、価格改定が中途半端だったからなんですよ。あえて選びたいとおもほどの価格差になってないんです。会員にならなければ前売り券を使うよりも高い値段でしか観られない程度の値下げで利用者を呼ぼうなんて甘かったってことなんですよ。


わたしが今回の価格改定がダメだと断言する理由は「実質値上げとなった価格改定で失敗したのに、また値上げしているから」です。


TOHOシネマズのサイトには「映画料金の民主化」という言葉とともに値下げします的なことを書いていますが、ヘビーユーザーにとってもライトユーザーにとっても実質的には値上げとなっているんですよ。サービスデーなり前売り券を使えばもっと安く観られたのに、それらを全部取り上げて一律値下げされたって敏感な人だったら値上げだって気付くしそりゃ逃げたくもなりますよ。好きな時間に1200円で観られることをメリットと思える人ばかりじゃないってことですよ。

しかもそうやって値上げした結果が失敗だったのに、また値上げしますってもうやる気あるの?と言いたくなるレベルですよ!奥さん!


あんまり書くと特定されてTOHOシネマズに行きにくくなるので、これくらいにしておきますが、とりあえず12月からの価格改定は前回と違って一切のメリットが無いただの値上げなので、この是非についてはもうちょっと真面目に考え直してほしいなと思います。


とまあいろいろと書いてしまいましたが、なんだかんだ言いながらもTOHOシネマズは居心地もいいし、午前十時の映画祭や上映作品も好きなのが多くていつも足を向けてしまいます。昨年観た173作品のうち、97作品はTOHOシネマズで観てるわけですからどれだけ好きなのかはそこから察して欲しいのですが、だからこそ今回の価格改定はなんだかがっかりしちゃったんですよね。


私個人としては、鑑賞ポイントを復活させるか、vit割を復活させて現状維持をしてくれるだけでもうれしいかな。

今後改善されることを期待しています(おしまい)


(関連リンク)

*1:縛られるというのはレイトショーとかメンズデーとか気にしなくてもいいという意味で

2011-05-13

TOHOシネマズの新しい鑑賞料金を利用して感じたこと

2011年4月5日からTOHOシネマズ宇都宮の鑑賞料金が大幅に変わりました。


具体的にはいままでは1800円が基本料金で、一部曜日/時間帯だけ1000円〜1300円という割引価格で観ることが出来ていたのですが、それが一律1200円(ネットでチケットを取る場合に限ります)とこれまた大幅に安くなりました。

ただし、メンズデーや6回鑑賞するごとに1回無料というサービスが無くなったりと決していいことばかりでもありません。個人的には以前からレイトショー(鑑賞料金は1200円)で観ることが多かったために、正直新しい料金体系はあまりお得感が無いなーとさえ思っていました。


とは言え、実際のところどうなのかは確認しないと分かりませんのでちゃんと分析してみたいと思います。

今回は昨年2010年4月と2011年4月の鑑賞履歴を比較してどのように変わったのかを観てみたいと思います。

括弧外はTOHOシネマズ宇都宮の数値で、括弧内は全体の数値です。


2010年4月の鑑賞情報のまとめ

鑑賞本数  :10本(14本)

平均鑑賞単価:960円(1030円)

鑑賞時間帯 :

  8:00-12:00 :4本(5本)

 12:00-16:00 :1本(1本)

 16:00-20:00 :2本(4本)

 20:00-24:00 :3本(4本)


2011年4月の鑑賞情報のまとめ

鑑賞本数  : 7本(15本)

平均鑑賞単価:1085円(840円)

鑑賞時間帯 :

  8:00-12:00 :2本(4本)

 12:00-16:00 :1本(2本)

 16:00-20:00 :2本(4本)

 20:00-24:00 :2本(5本)


1. 鑑賞料金単価は上がる

1000円以下で映画を観る機会が大幅に減ったことで、鑑賞単価はちょっと上がりました。

誤差の範囲というか、個人的には許容範囲には収まるのですが、今までよりは高止まりすることは間違いなさそうです。


ただ、気になるのは3D作品の台頭と、突発的に空いた時間で映画を観ようとした時に割高になる点です。


前者についてですが、今回鑑賞料金が平均300円ほど下がりましたが、これだと3D料金を取られたら前と同じ料金を払わなければならない計算になるんですよね。ここ最近の3D作品の台頭を考慮すると、実は3D作品を増やすことで前と同じ料金になることをもくろんでいるんじゃないかと疑ってしまいます。


あと後者については、1200円で観るためにはネットでチケットを取らないといけず、仮に窓口でチケットを取ると200円ほど割高です。

となると、「ちょっと時間が空いたから今から何か観たいな」となると、さほど安くは観られないということでして、そのあたりはどうなの?と。窓口を少人数で回すためにもネットに移行したいというのは分かりますが、何だか今一歩な感じがぬぐえません。


2. 映画を観る時間帯について

この結果にはいまいち反映されていませんが、GWも合わせて比較すると実は日中の鑑賞本数・割合が増えています。

混まないというメリットはいまだ大きいものの、やはり料金的なメリットが無くなった分、土日はレイトショーではなく普通に観に行くようになりました。「午前十時の映画祭を観たあとにもう一本観て帰る」というのが、自分の中ではいいパターンとして組み込まれつつあります。


ただし、全体的にTOHOシネマズの利用頻度はちょっと下がりつつあります。

1000円で観られるチケットや無料チケットの存在を考えると、MOVIXの方がお得な感じがします。


3. 前売り券はもうなくなる?

前売り券って元々買ってなかったので詳しくは分かりませんが、おおよそ1300円くらいで売られていたと記憶しています。

ところが4月以降、TOHOシネマズ宇都宮では前売り券は一部(今はポケモンだけ)をのぞいてまったく売られていない状況です。鑑賞料金が1200円になったことを考えれば、当然かも知れませんが、特典付きとかおまけ好きだった人は寂しいだろうなと思います。


配給的にはどうなんでしょうね、この変更。


まとめ

現在、TOHOシネマズ宇都宮ではデジタル上映の作品がものすごく増えています。

いままでのフィルムに比べて搬送や上映のコストが下がるんだからもっと安くしてもいいんじゃね?と思いますし、そもそもフィルムとデジタルという差のあるサービスを同じ料金で提供するのはどうなの?というのは疑問としてつよく感じるところです。


とりあえず「映画料金の民主化」というお題目が掲げられた今回の料金改定ですが、最初はこの表現にピンときませんでしたが最近何となくその意図するところが分かってきました。つまり、放っておいても観に来る少数派ではなく、たまに観たい作品があるときだけ観に来る多数派が喜んでもらおうということなんですよね。

長期的に利用する人に対するサービスは思い切って仕分けする一方で、利用頻度の少ない人に選んでもらえるように割安感を与える値段体系にしましたというのが今回の料金改定の意図だと理解しました。


近年、松竹系のシネコンで東宝系の映画が上映される、もしくはその逆はもはや珍しいことではなくなりました。宇都宮市はTOHOシネマズとMOVIXが比較的近くにある上に、上映作品もモロ被りなので正直どちらに観に行っても観ることのできる作品というのは大きく変わりません。多くの人が観たいと思う大作についてはどちらの映画館でも観ることが出来るのです。

今回の料金変更は、上映作品では差別化の難しいMOVIX宇都宮との差別化をこれだけの鑑賞料金の変更だけで可能かどうかというテストでもあるのかなと感じています。


正直、今回の鑑賞料金の変更でわたしが嬉しいと感じたことはほとんどありません。

日中に映画を観に行く頻度が増えたことはたしかに嬉しいことですが、それよりも全体としてみた場合のサービスレベルの低下は率直に申し上げてとても寂しいと感じています。ないがしろにされているというのは言い過ぎかも知れませんが、運営側の意識が自分の方にはまったく向いていないことがすごく残念だと感じました。


いまは午前十時の映画祭があるのでどうしても週に一度は足を運んでいますが、今のサービスが変わらないままこれが終わったら、たぶん足は遠のくような気がしています。

2011-01-20

値下げと言う名の値上げ

最近、あちこちで話題になっていた鑑賞料金の値下げについて。

シネマコンプレックス大手のTOHOシネマズ(東京)は20日、映画料金を値下げする方針を決めた。一部地域で3月から18歳以上の一般料金を300円安い1500円に引き下げ、18歳未満は1000円に統一する。

http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2011012000694:title

正直料金の割引額としては微妙なところでして、3D料金で相殺されそうなくらいの値引きですし、そもそも普段からレイトショーやメンズデーがあったわけですから実質的な値下げとは言えないなというのが率直な感想でした。


さて。この値下げ自体は来年3月から始まるそうですが、一部劇場ではこれに先行して今年の4月から新しい料金体系でサービスを始めるそうでして、その先行するという6館の中になんとTOHOシネマズ宇都宮もその名が挙がっていました。わたしの大好きな映画館です。

どのくらい好きかと言うのを定量的にご説明申し上げると、去年観た173作品のうち97作品はここで観たというくらいよく通っている映画館でして、さらにもっとわかりやすく言うと、わたしの存在する確率を表す確率波をグラフで表したら、「自宅」と「会社」と「TOHOシネマズ宇都宮」の3カ所にピークが立つのは間違いないくらい通ってる映画館なのです。


そんなわけで、これほど通っている映画館の料金体系が変わるわけですから、これはもうわたしの生活に多大な影響を与える緊急事態だということで、じゃあ実際に今年の春以降はどうサービスが変わるのかという点を調べてみました。


いろいろ調べるの大変そう...とか思ってましたが、公式サイトに情報がもうまとめられていました。

すぐに消えそうなので抜粋します。


TOHOシネマズ宇都宮では、4/5(火)より鑑賞料金、シネマイレージサービスが変更となります。

 ■新鑑賞料金

 18才以上:1,500円

 18才未満:1,000円

 シニア(65歳以上):1,000円

 マチネ14(平日14時まで):1,300円

 レディースデイ(毎週水曜日):1,000円

 ■割引サービス

 インターネットチケットvit割引:一律100円割引

 シネマイレージ会員割引:200円割引(1,000円以下の料金は適用外)

 ※シネマイレージサービスは、200円割引き導入に伴い、6回観たら1回無料のスタンプラリーなどが廃止となります。

 サービス変更の内容など詳しい情報は2011年1月27日(木)にホームページにてお知らせ致します。

 ※新料金導入に伴いレイトショー、シネマイレージデイ、TOHOシネマズデイ、メンズデイ、

 カップルデイ、モーニングショーのサービスは廃止となります。また、シニア料金の対象年齢を65歳以上とさせていただきます。

TOHOシネマズ 宇都宮:上映スケジュール || TOHOシネマズ

ある程度のサービス中止は予想していましたが、正直その予想をはるかに超えるボリュームでした。

これは寂しい...。


メンズデーは無い地域も多いので分かるのですが、レイトショーやTOHOシネマズデイ、さらにはポイントによる無料鑑賞そのものの廃止など、かなり恩恵を受けていたサービスがほぼすべてなくなるようです。


今回の料金体系の変更理由が「伸び悩む入場者数を増やす狙い」とあるように、今回のこの変更はTOHOシネマズが顧客ターゲットを"普段から頻繁に映画館に足を運ぶ少数派"から"普段は映画館には来ない多数派"にシフトしたことを表しています。先日読んだマーケティングの本で「ターゲットとする層によって、行うべき付加的なサービス*1は変わる」と書いてあって非常に感心させられたのですが、それに従って考えると今回は継続して通う人向けのサービスが根こそぎ中止されているわけですから、このことからもどういう層をターゲットにすることに決めたのかは明らかです。


映画料金が多少高くなること自体は割り切れるのですが、こんなふうに「普段からくる奴は放っておいてもくるんだろ」的な扱いをされるとそれはそれでとてもさみしいと感じます。正直、鑑賞料金が1本あたり300円高くなったところで月に払うお金は5000円も違いませんし、そもそも好きなものに払うお金なので全然気にならないのですが、こういう扱いをされたこと自体がすごく悲しいんですよね。


とりあえず、新しい試みをやる前から否定することはよくないと思いますし、まずはどう変わるのかを観察してみたいと思いますし、これを受けて自分自身どうしたいのかという点についてはまた改めて考えたいと思います。


(関連リンク)

映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?

映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?

*1:無料券やプレゼントなど

2010-01-28

シネカノンが倒産

シネカノンが民事再生法の適用申請をしたというニュースが出ていました。

民間信用調査会社の帝国データバンクは28日、映画「フラガール」「パッチギ!」などを制作した映画制作・配給会社「シネカノン」(東京都渋谷区)と関連会社の計2社が同日、民事再生法の適用を東京地裁へ申請したと発表した。

no title

それだけでも驚いたのですが、何と有楽町にある「シネカノン有楽町1丁目」が今日で閉館となったそうです。

サイトがかなり繋がりにくくなっているのですが、トップにアナウンスが出ていました。

シネカノン有楽町1丁目は、本日をもって閉館することとなりました。

長らくのご愛顧に、心から感謝を申し上げます。

no title

またもや行きたかったけど行きそびれた場所がひとつ増えてしまった...。