ZARD音楽葬「坂井泉水さんを偲ぶ会」

青山霊園で行われた「坂井泉水さんを偲ぶ会」に行ってきた。熱狂的ファンという訳ではないけど、けっこう好きだったし、訃報を聞いたときにはショックだった。*1

12時くらいに着いたのだが、すでに長い列ができていた。新聞によると午後1時の段階で約1万人が参列したらしい。巨大スクリーンにはライブ映像が映し出されていて、「負けないで」とかが流れていたときはじーんときたなぁ。

自分の人生の目指すところとして、自分という人間が生きていたということをなるべくたくさんの人に認識してもらいたいというのがある。

電車に乗っていても、街を歩いていても、周りには知らない人の方が圧倒的に多い。僕はその中に埋もれてしまうのは嫌だなぁと思っていて、なるべく多くの人に自分が生きているということをポジティブな意味で知ってもらいたいと思っている。さらに、自分が生み出したものが後世にも受け継がれていくことで自分の足跡を残したいと思っている。自分はビジネスの世界で勝負していこうとしている訳だが、まだまだ未熟だし、常に努力を重ねていかなければならないんだろう。

そういう意味で、坂井和泉さんは、これだけ多くの人に大きな影響を与えた訳だし、楽曲は永遠に残っていくだろうから、本当に偉大な人だったんだなと感じる。まだ、歌い続けたいと思っていただろうし、非常に残念だが、ご冥福をお祈りしたい。



*1:松岡元農水大臣とともに、ちょうど五月祭期間中に亡くなられたので、俗世間から離れて走り回っていた五月祭期間4日間くらいに、こんなに世界は動いていたのねという衝撃を受けたのを思い出す。

指一本の執念が勝負を決める

指一本の執念が勝負を決める

指一本の執念が勝負を決める

産業再生機構、冨山和彦氏の著作。タイトルの通り、ともかく文章の端々で並々ならぬ気迫が感じられる。幾多の修羅場をくぐり抜けてきたであろう冨山氏だからこそ、言葉に重みがある。経営ってのは、根っこのところでは人間の本性というかどろどろしたい世界なのだなというのを再認識。

僕は、来年から、経営コンサルタントになる。企業再生の案件も多いファームだし、きっとエグい仕事なんだろうと想像しているんだけど、その分、どれだけ自分が成長できるのか楽しみである。

僕は、今までエリートコースを進んできた。今まで決定的な挫折というのはしたことがないと思う。若いうちに失敗しろというのはいろいろな人が書いているし、おそらくそうなのだろうなと思うのだけど、やっぱり失敗に対して臆病になっている自分がいる。

今後、どのような人生を歩んでいくか。本書にあった、ストレス耐性、人間への好奇心、普段の自己否定というのは、心の片隅においておきたい。