ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

東京から帰ってきました

数時間前に、東京から無事帰ってきました。高層ビルがニョキニョキ屹立している首都中心部よりも、のどかな田舎町(と言っても、都市近郊ですが)の方が、やはり私には合っているようです。安心して深呼吸できる空気と、山々が近くにそびえている風景が、気持ちをほっと和らげてくれます。人々も穏やかで親切で優しいし....。スーツケースを引っ張って、気を張りつめて東京駅構内を数十分走り回っていたら、いつの間にか筋肉痛になってしまいました。

毎回のことながら、主婦業を休んで、海外リサーチだの学会だの研究会発表だのセミナー出席だの、一人で好き勝手なことして、主人には本当に申し訳なく思っています。「できるうちに行ってきたらいいよ。せっかくだからさ」という言葉に甘えきって、この10年、実家にいた時以上に、のびのびやらせてもらいました。でも、こんな状態がいつまでも続くとは思っていません。一期一会だと覚悟しています。だからこそ、機会を活かそうと、張り切って学んでいるつもりです。諸事情あってマイペースで進める以上、人様から研究費をいただかず、全額私費でここまでやってきたので、もちろん、何があっても責任は自分持ちです。

国際聖書フォーラムの講義内容は、それはそれは素晴らしいものでした。明日以降、復習がてら、少しずつここに書いていこうと思いますが、うれしい再会もあり、貴重な新しい出会いもあり、私にはもったいないような二日間でした。いつも優れた講義を拝聴する度に、(お前なんかが来るところじゃないんだ、身の程を考えろ)と白い象になった気分なのですが、(でも、主催者にとっては、企画した以上は、私のような者でも席を埋めている方がうれしいかも?お金も払っているんだし)と思うことにして、勇気を出して前の方に座り、盛んにメモをとっています。

学生時代も、皆様の税金で学校に通わせていただいているのだから申し訳ないと、精一杯講義を聴き、単位も目一杯とったつもりでしたが、若く体力のあったあの頃よりも、今の方が、話を聞く持久力や集中度がついたように思います。

初めて訪れた会場の手前のビルは、なんと主人の会社(本社?)でした。思わず、手を合わせてお辞儀をしてしまいました。(変な奴、気でも触れたか?)と思った通行人もいたかもしれませんが、そこは東京、だからいいのです。主人を雇ってくださったこの会社のおかげで、いい年して何も社会貢献していない私まで、10年間、食べさせていただきました。本当にありがとうございました。そして、これからも一生懸命務めたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。