ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

今日の予定は...

さて、これから、今日締切の小文を仕上げ、集めた資料複写の整理をし、民博図書室と大阪府立図書館から借りた計8冊の本を何とか読み通さなければなりません。連日の民博通いで、家から片道1時間少しの距離とはいえ、広大な敷地に大きな書庫なので、さすがに疲れました。ですから、今日は平常に戻って、体休めをしながら家の片づけをしつつ、ゆっくり過ごすことにしましょう。
マレーシアで仕事をしていた頃、暑い気候の下、文化も異なる人々に対するフルタイムでしたので、夜10時頃になると、もうぐったりして頭が働かない、という状態でした。ところが、日本の母校の先生から、「エアコンだってあるんだろう?どうして、そこであと2,3時間、頑張って勉強しないんだ!」と叱責され、自分を追いつめていたことを今も思い出します。体を壊して短命に終わることを、まさかその先生が望んでいらしたのではないでしょうが、今から考えても、酷な要求をする先生だったなあ、と思います。「マレーシアにいても、流されるなよ」と、耳にたこができるぐらい聞きました。
父などは、電話のたびに、私の健康のことばかり気にしていました。「ちゃんと食べているか」「そんな暑いところで、よくやってるな」と。対照的に、その先生は、一時帰国の時、「どうしてもっと頑張らなかったんだ」と頭ごなしでした。

結局のところ、うまくいっている研究者は、状況に柔軟に対応し、休む時はしっかり休み、めりはりをつけて勉強と息抜きができるようです。私のように、上記の言を真に受けて張り詰めていると、こんなに遠回りしてしまうわけです。ただ、うちの主人も含めて、その先生のことは「は?何言っているか、ようわからん」というのが、現在の私の周囲の反応です。主人など、若い頃、アメリカ東部で研究所を立ち上げ、スタッフを雇用する仕事も任せられていましたので、外国での仕事は何より現地文化を尊重し、現場にいる人が一番大事で、その人の表面だけを見ていては絶対にわからないものだ、と言っていました。
麻生首相が、「一流になるには」と前置きして、「才能と環境と努力、これに加えて、よき師とよいライバルに恵まれること」などと、「太郎ちゃんねる」というふざけたタイトル(失礼!)のメール配信でおっしゃっていました。繰り返しになりますが、しかし、そうすると、私の場合、師には恵まれなかったので、最初から外れているわけですね。まあ、これからが大事なのでしょうが。いつも、この揺らぎの繰り返しです。
ただ、ユダヤ人の生き残り術と知恵(ホクマー)からは、非常に学ばされるものが多く、やはり聖書を読んでおいてよかった、と思うと同時に、この私だって、これからもその方向でいけるならば、と考えています。