NHKサイエンスZERO「はやぶさ」特集見た

JAXA/ISASの川口プロマネージャー氏が何とか収録に出られたとのことで、後光が差して見えるわけですよ。 クローズアップ現代では「はやぶさ」の部品製造にあたった町工場やおおまかなミッションの概要に触れる内容でしたが、今回のサイエンスZEROでは各国の深宇宙探査と「はやぶさ」の比較や、科学観測で得られたイトカワのデータから色々分析したりしてなかなか面白かったです。
未発表の膨大な観測結果は来年3月頃に発表の予定だそうですが、現在発表されている資料だけでも例えばイトカワのはじっこに乗っかるようにくっついている50mほどの岩はイトカワの衛星だったのではないかとか、これまで観測されてきた小惑星より一回り小さいイトカワは内部構造が剥き出しと思われるとか、かなり刺激的。 話によると1cm角以下という高解像度のイトカワの画像も得られているそうで非常に楽しみ。
今回はミネルバや2回目着陸後のトラブル後のキセノンスラスタなどのネタは時間の都合かバッサリ省かれており是非続編を希望。 というか「はやぶさ」関連だけで2時間特番の前後編が作れるんじゃないでしょうか。

『国産ロケットはなぜ堕ちるのか』を読んだ

はやぶさ」関連でも大活躍したブログ「松浦晋也のL/D」の松浦晋也氏による著作を数冊購入してひとまず一冊読了しました。
この本は冒頭の1章でまず純国産ロケットH-II・H-IIAの打ち上げ失敗について語られ、それに続いて失敗の続いたオールインワン型衛星の敗因、トップの官僚主義的人事、技術開発する企業に対し見返りの少ない受注制度、アメリカとの政治的駆け引き―といった流れで日本における宇宙開発の問題点を総合的に論じています。
これを読んで改めて思ったことはやはり取って付けたような宇宙開発予算。 とある日本の技術者が米国の技術者にH-II全体の開発費が2000億であるという話をしたところ米国の技術者はそれが第1段エンジンだけの開発費と誤解し、ようやく理解した米国技術者に「クレイジー」と言わしめたほどという逸話も。 H-Iなど米国ロケット技術を導入したノウハウがあるとはいえ、相場の半額以下という必要最低限すら下回る開発予算でこれほど高性能の純国産ロケットを開発出来たことがむしろ驚きであるということを思い知らされました。
しかしながら技術の信頼性を高めるという点においては、過小な予算で実用化するために燃焼試験などの回数も大幅削減を余儀なくされたり、燃焼試験で浮上した問題点を応急的処置で対応せざるを得なかったりなど決して充分とは言えない環境で行なわれており、これらが打ち上げ失敗の間接的要因となったと言えます。
その点で言うと中国の宇宙開発は既存の技術を叩き台に度重なる失敗を(良いか悪いかは別にして)ものともせず改良に改良を重ね、信頼性の向上に成功した成果が有人ロケットの指定時間打ち上げ成功となって表われています。 さらに中国政府は宇宙開発分野に理工系出身者を固め底上げを図っていると言われています。 これらは、テストすらまともに行なえない日本と明確に異なる点でしょう。
とはいえ日本の国産ロケットがどれほど失敗したと言われても、新型ロケットを打ち上げれば最初の10機中1機や2機が落ちるのはどこの国でもあまり変わらないという事は意外でした。 またそれらは探査衛星という分野においても同様で、例えばNASAの火星探査は度重なる失敗を経て現在ローバーと呼ばれる小型探査ロボット投入に成功し現在も活動を続けています。 要するに、日本の宇宙開発はまさにこれからが正念場であると言えるのでしょう。 ただし、それには体制的・制度的問題が山積みであると、勉強できました。


もう一冊『スペースシャトルの落日』も買ってあるけど、『恐るべき旅路』も読みたいなあ。

 
『国産ロケットはなぜ堕ちるのか』
 著者:松浦晋也
 出版社:日経BP
(2004年2月)

11カ月女児、米国で多臓器移植手術成功 茨城の彩花ちゃん [産経]

彩花ちゃんは出生後、腸の神経が未発達のため正常に機能しない「ヒルシュスプルング病類縁疾患」と診断され、出生2日目に緊急手術して以来、5回手術を繰り返した。

担当医から「助かる道は臓器移植だけ」と宣告され、肝臓と小腸の多臓器移植手術を受けるため、両親とともに今月8日渡米していた。

父良司(りょうじ)さん(35)がJリーグ・鹿島アントラーズのサポーターだった関係で、同クラブが1000万円の寄付をしたほか、Jリーグの複数のクラブから寄付の協力があり、渡航費や手術費など約1億3000万円を賄ったという。(共同)

無事成功したらしいです。 よかったよかった(´∀`)

トラックと接触事故、目撃者もはねて乗用車逃走 名古屋 [朝日]

18日午前5時15分ごろ、名古屋市東区白壁2丁目の国道41号で、乗用車とトラックの接触事故があり、乗用車はいったん停車した後、逃走しようとした。すぐ近くを走行していてたまたま事故を目撃した松本さんが車から降り、乗用車を制止したが、乗用車は松本さんをボンネットにはね上げるとそのまま約400メートル北へ走り去り、そこで松本さんを振り落とした上、はねて逃走した。路上に横たわっていた松本さんは、数分後、後続の同県豊明市の会社員(51)の車にもひかれ、間もなく死亡が確認された。
逃走した乗用車は前部が大きく壊れ、現場にはこの乗用車のものと見られるナンバープレートが落ちていた。同署は目撃証言と合わせて、車の所有者の特定を急いでいる。

たかだか接触事故で人を轢いてまでして逃走、あげくトドメ。 亡くなった松本さんも犯人がここまで馬鹿だとは思わなかったんだろうな。 お悔やみ申し上げます。 後続で轢いてしまった人は運が悪いとしか…。 まあ事故ったうえにナンバープレートまで落としていってるから捕まらないほうがおかしいですね。 故意もしくは未必の故意にも問われそうなケースなので有罪確定。

【マスコミ】彼らがイラクで何をやってたか [とりかご]

公平に報じれば何の問題もないのですけども、あまりに一方的に過ぎるメディアが存在するようで。
日本のマスコミが現地で

  • 自衛隊反対デモをけしかけたり
  • 医療支援への評価の内約をトリミングしたり
  • 感謝デモを報じず、一部の反自デモを拡大報道したり

お勤めご苦労様です。