月周回衛星「かぐや(SELENE)」の打ち上げは8月16日に決定 [AstroArts]

宇宙航空研究開発機構JAXA)は、月周回衛星「かぐや(SELENE)」の打ち上げを8月16日9時30分48秒に実施すると発表した。

やはりモロお盆ですね。 夏休みだと見学者で種子島がどれほどの混雑になるのかちょっと気になります。 打ち上げ時刻は午前9時半ということで、H-IIAの中では一番早い時刻ですね。 バスだと間に合わん! やっぱり向こうで足を調達する必要が… しかし予算が…

かぐや/H-IIA13号機 打上げ特設サイト [JAXA]

そんなわけで、今回もカウントダウンサイトが開設されております。 ついでに「かぐや応援キャンペーン」なるものが協賛企業を募集しているようです。 今回から三菱マークになったH-IIAのイラストもありますが、鉛筆というよりは機体のオレンジ色と相まって工事現場っぽく見えますww

平成19年度夏期ロケット打上げ及び追跡管制計画書 月周回衛星「かぐや(SELENE)」/H-IIAロケット13号機(H-IIA・F13) [JAXA]

「かぐや」はまず軌道誤差の修正などをしながら地球を2周しますが、この軌道というのが遠地点高度23万kmの長楕円軌道なので、月周回軌道へ移るのは20日後。 まあ何か初期トラブルがあってもこれだけ開いていれば十分に吸収できそうですね。
あと報道によると打ち上げ費用は110億円に下方修正されたようですが、何の差なのでしょうか。

H2-Aロケット破片が漂着 黒島仲本海岸 [八重山毎日]

石垣海上保安本部が関係機関に照会したところ、昨年の12月18日に種子島宇宙センターから打ち上げられたH2-Aロケット11号の先端部分で、衛星を格納する「衛星フェアリング」の一部であることが判明した。
海流から考えても黒島に漂着することは大変珍しいと考えられている。
黒島研究所には「帆掛け舟のような白いものが風を受けて沖を進んでいた」という海藻を採っていた地元住民からの通報があったことと、破片に付着している貝が片方に偏っていることから「関連は否定できないかもしれない」としている。黒島研究所の職員は「日ごろから研究所にいろんな発見が寄せられるが、宇宙からの漂着物は初めてです」と驚いている。

現在、この破片は住民らによって黒島研究所に収容されており、宇宙航空研究開発機構から専門家が来島して、配線などの重要な部分を回収した後に黒島研究所で一般公開する方向で調整を行っている。研究所には話しを聞いた島民が訪れ、ロケットの破片を通して日本の先端技術を間近で眺め、感心している。

半年も経ってから11号機のフェアリングが漂着したようです。 たまーにありますよね。 しかしこの黒島というのは沖縄と台湾の間にある遥か西南の島。 ずいぶんと遠くまで流れ着いたものですねw これはこのフェアリングの出荷時の写真。

関連:H−IIAロケット13号機用フェアリングを出荷 [川崎重工]

フェアリングつながりでこんな記事も。 「かぐや」打ち上げで使用される4Sフェアリングの出荷前の様子です。 フェアリングはH-IIの頃から川崎重工が担当してるんですよね。