中国、長征四号乙ロケットの打ち上げに失敗 [sorae.jp]

あらら…。

 長征四号乙は中国標準時12月9日11時26分(日本時間同日12時26分)、山西省の太原衛星発射センターから離昇した。しかしロケットに何らかの問題が起き、衛星の軌道投入に失敗した。

 現時点で原因は不明である。

 軌道に到達できなかったことから、ロケットと衛星は大気圏に再突入し、あるいは部品が地表に落下した可能性がある。またブラジル側の報道によれば、ロケットからの衛星の分離は行われ、さらにその後、大気圏に落下するまでの約15分間に渡って衛星との通信は取れており、太陽電池パドルの展開などが確認できていたとの情報もある。

 長征四号の失敗は今回が初。また長征ロケットとしては、2011年8月18日の長征二号丙による実践十一号04星の打ち上げ失敗以来となる。

まあ中国は打ち上げ回数自体が多いですからね。ニュースで数えてみたところ今回が13回目くらいでしょうか。長征4号は今年既に5回目ですし、去年に至っては総計20機打ち上げられています。まだ失敗原因は公表されていませんが、同じ長征と言ってもそれぞれ構成が異なるので他の型番に影響するかどうかは微妙ですし、成功率から見ても今回の影響はぶっちゃけ微々たるものでしょう。まあそんな風に思って見ていたらドツボにはまったロシアの例もありますが…
今回のものに関しては、衛星が一定時間生きていたということでロケット上段のトラブルである可能性がありますね。