宇宙開発工程表:探査機など45基計画 市民の意見募集 [毎日]

 素案によると、H2Aロケットや開発中の新型基幹ロケットなどで衛星や探査機など35基程度、新型ロケット「イプシロン」で科学衛星など10基程度の打ち上げを見込む。このうち、高精度の測位情報を提供する準天頂衛星は17年度に3基打ち上げる。19年度以降は調整中。

資料に工程表などが詳しく掲載されています。
IGSは光学9号機の実証機と思われるものが検討されていますが、レーダーの方は特にないようです。運用機は2年おきの打ち上げペース。レーダーの方はペアを1年間隔で打ち上げる感じになっていますが、こちらは冗長性をより意識しているのでしょうか。
「だいち」後継機相当の先進光学衛星は調整中ではありますが既にシリーズ化が検討されているようで、レーダーの方も「先進レーダー衛星」と表記されており、継続的な開発・運用の方向に進んでいるようです。これは朗報ですね。先進光学衛星に搭載される防衛省の2波長赤外線センサも明記。
またGCOMシリーズは後継機の記述が消えてます。2021年度以降には文科相総務省で技術試験衛星9号〜も。移動体通信のSTICSなどが来るのでしょうか? LNG推進も研究を継続するようです。
科学衛星については次世代赤外線天文衛星SPICAなどの「戦略的中型」、イプシロンで打ち上げる「公募型小型」として継続的に運用する方向で調整。イプシロンの打ち上げは「公募型小型」に加えて小型実証機である「革新的衛星技術実証」を1年間隔で交互に。公募型の方はASNAROといった実用向け衛星なんですかね? H-IIA/Bが運用終了する時期から切れ目のない運用を開始するとあります。