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2007-07-11 楽天粘って逆転勝ち! ソフトバンクに連勝

7回に逆転3ランを放った鉄平

 東北楽天は6点差をはね返し、両チーム計30安打の乱打戦を制し、2連勝を飾った。

10-10で迎えた9回2死一、三塁から高須洋介が左前に決勝打守護神福盛和男がその裏をしのいだ。2-8の7回、2死から鉄平の3ランなど2四死球を挟んだ5連打で、7点を挙げて逆転した。先発の有銘兼久が1回途中で降板するなど投手陣の不振を、打線の驚異的な粘りでカバーした。


ソフトバンク楽天13回戦(楽天8勝5敗、18時、北九州市球場、18,327人)

東北楽天 :000 002 711 11

ソフトバンク:300 014 110 10

▽勝:福盛(31試合4勝1敗16S)

▽敗:佐藤(22試合2勝1敗)

本塁打草野5号、鉄平6号、田上4号、フェルナンデス10号


 野球は何が起こるか分からない。楽天は先発有銘の1回途中降板に始まり、投手陣が広げた傷口がふさがらないまま、6回を終え2-8。普通なら「勝負あった」の展開だろう。「楽天劇場」の幕開けは7回2死無走者からだった。前打席まで3三振のホセ・フェルナンデス安打で出塁すると、山崎武司リック・ショートの連打でまず1点。満塁から渡辺直人の3点二塁打で6-8。なお一、二塁で鉄平が3ランを放ち、9-8とひっくり返し、「いいところで打つことができてよかった」と喜んだ。

 その後も両軍投手が頼りなく、ノーガードの打ち合いになったが、けりをつけたのはまたもや高須。10-10の9回2死一、三塁から決勝打を放った。「ピッチャーとの勝負だから余計なことは考えない」。クールな"仕事人"は勝利の女神の心をとらえて離さない。

 5時間6分かかってようやくゲームセット。9回までの試合ではパ・リーグの最長記録だ。息詰まる死闘を制し、野村克也監督は「ナイスゲーム」と力を込めた後、「今日はどう評価したらいいのやら」と思案顔。

それでも、球団史上最多となる点差の大逆転勝利を振り返るにつれ、ほおを紅潮させ「ゲームを捨てない根性が出てきたことを評価しよう。ぼちぼち素直に認めてよさそうだ」と喜んだ。

フェルナンデスに復活の兆し! フェルナンデスに復活の兆し!を含むブックマーク フェルナンデスに復活の兆し!のブックマークコメント

 不振のフェルナンデスが、久々に4番らしい頼もしさを見せた。8回1死に佐藤誠から再度勝ち越すソロホームラン右翼席にたたき込んだ。同点とされ勝利打点にはならなかったが「チームに貢献できてよかった」とほっとした表情。弾道を見守ると一塁を回りながら右腕を突き上げた。10日まで規定打席到達者の中で下から2番目の2割2分9厘と低迷。8日のオリックス戦で4番復帰を果たしてから、ようやく放った5月27日以来となる一発に、「本当に久しぶりだね」とも喜んだ。

個人、チームとも成績はこれからが巻き返しの時期だと思っている。助っ人は「自分の仕事をし続けていくつもり」と明るかった。

先発有銘、1回持たず無念の降板… 先発有銘、1回持たず無念の降板…を含むブックマーク 先発有銘、1回持たず無念の降板…のブックマークコメント

 先発の有銘は、初回打者6人を相手に2つのアウトを取っただけ。22球2安打2四球で先発の役目を果たせず、先制された後、2死満塁のピンチを残し降板した。続く永井怜が打たれ、有銘の自責点は3だった。

1死から川崎宗則安打を許した後、多村仁四球。内角を変化球で突いたが、1つもストライクが取れなかった。続く松中信彦に真ん中の変化球を打たれ先制点を献上。小久保裕紀を打ち取り2死にしたが、柴原洋にも四球を与えてマウンドを去った。

 反省点はまたも四球紀藤真琴投手コーチは「多村への四球がすべて。本塁打が怖くてボールが続くのも分かるが、走者をためるのは駄目。ソロならOKという開き直りが必要だった」。降板後、いつもは球団広報を通し「言うことはありません」と談話を出す有銘。この日は余程悔しかったのか、それさえなかった。