「鉄道は 発展する もの」
この ことばこそ、おれが 川島令三 (かわしま りょうぞう)氏に きづかされた 最大の ものだ。
『全国寝台列車未来予想図』の 出版に あたり インタビューを おこなった 宮沢さかえ氏も おれと おなじ ことを かんじた ようだ。
以下、「鉄道は発展するもの」〜『全国寝台列車未来予想図』著者・川島令三さんに聞く・今週の本棚−JanJanより ばっすい。
◇ ◇ ◇ ◇
寝台 列車は、ふるい ものへの 郷愁で あったり、なつかしさを もとめる ものの ような きが する。わたしには、川島さんの 「鉄道は 発展する もの」と いう ことばが ちょっと 意外に かんじた。
―川島さんは、本の なかで、あたらしい ものを つくらないで、いまの ものを 利用した 「寝台列車復活作戦」が かかれて いますが、その おはなしを おねがいします。
- 川島
- 「そうですね、まず JR貨物が 列車を はしらせると いう てですね。貨物は 全国 統一ですから。会社を またがる 列車の 運営が むずかしいなら、貨物で 列車の 運営を するのが いいと おもいます。
- それから、おおきな 駅 発を やめて 近郊 都市 発に する。大阪は、まだ のみやがいが ちかいですが、東京駅 周辺は あまり ないですからね。都心でも 新宿なら いっぱい やってから 寝台に のって、あとは ねて しまえば いい。
―では、最後に。川島さんに とって 鉄道とは なんですか?
- 川島
- 「『発展する もの』ですね。もちろん、鉄道の なりたちや 歴史なども 必要ですが、それは 過去を ふりかえったり なつかしむ ものでは なくて、さきに ある ものを かんがえたいですね。
- 車両の 改良、新 車両の ことを かんがえる ときが いちばん たのしいですし、やめられないですね。」
(略) でも、車両の はなしや ご自分の アイディアを かたって いる 川島さんは、じつに たのしそうに (車両に たいする) 愛情が かんじられました。その ことを おもう とき、発展する もの=未来像と いう ことに 納得しました。
■ 川島令三氏 プロフィール
- 兵庫県立 芦屋高校 鉄道研究会、東海大学 鉄道研究会を へて 鉄道図書刊行会に 勤務、「鉄道ピクトリアル」「電気車の科学」を 編集。現在、鉄道アナリストと して 活躍中。
- (著書)
『全国鉄道事情大研究』シリーズ (草思社)*1
(これは 何冊か もっとるが かなり いい!^^)
『新線鉄道計画徹底ガイド』シリーズ (山海堂)
『<図解>新説 全国未完成鉄道路線』 (講談社)
*1:おれも 何冊か もっとるが、全国 それぞれの 地域に おいての 鉄道の 未来への 意欲的な 提言が なされとる。