「鉄道は 発展する もの」 〜川島令三〜 (アハ 267)

「鉄道は 発展する もの」


この ことばこそ、おれが 川島令三 (かわしま りょうぞう)氏に きづかされた 最大の ものだ。


『全国寝台列車未来予想図』の 出版に あたり インタビューを おこなった 宮沢さかえ氏も おれと おなじ ことを かんじた ようだ。



以下、「鉄道は発展するもの」〜『全国寝台列車未来予想図』著者・川島令三さんに聞く・今週の本棚−JanJanより ばっすい。


◇      ◇      ◇      ◇

寝台 列車は、ふるい ものへの 郷愁で あったり、なつかしさを もとめる ものの ような きが する。わたしには、川島さんの 「鉄道は 発展する もの」と いう ことばが ちょっと 意外に かんじた。


―川島さんは、本の なかで、あたらしい ものを つくらないで、いまの ものを 利用した 「寝台列車復活作戦」が かかれて いますが、その おはなしを おねがいします。



川島




「そうですね、まず JR貨物が 列車を はしらせると いう てですね。貨物は 全国 統一ですから。会社を またがる 列車の 運営が むずかしいなら、貨物で 列車の 運営を するのが いいと おもいます。

それから、おおきな 駅 発を やめて 近郊 都市 発に する。大阪は、まだ のみやがいが ちかいですが、東京駅 周辺は あまり ないですからね。都心でも 新宿なら いっぱい やってから 寝台に のって、あとは ねて しまえば いい。


―では、最後に。川島さんに とって 鉄道とは なんですか?



川島

「『発展する もの』ですね。もちろん、鉄道の なりたちや 歴史なども 必要ですが、それは 過去を ふりかえったり なつかしむ ものでは なくて、さきに ある ものを かんがえたいですね。

車両の 改良、新 車両の ことを かんがえる ときが いちばん たのしいですし、やめられないですね。」


(略) でも、車両の はなしや ご自分の アイディアを かたって いる 川島さんは、じつに たのしそうに (車両に たいする) 愛情が かんじられました。その ことを おもう とき、発展する もの=未来像と いう ことに 納得しました。



川島令三氏 プロフィール



兵庫県立 芦屋高校 鉄道研究会、東海大学 鉄道研究会を へて 鉄道図書刊行会に 勤務、「鉄道ピクトリアル」「電気車の科学」を 編集。現在、鉄道アナリストと して 活躍中。

(著書)
『全国鉄道事情大研究』シリーズ (草思社*1
(これは 何冊か もっとるが かなり いい!^^)
『新線鉄道計画徹底ガイド』シリーズ (山海堂)
『<図解>新説 全国未完成鉄道路線』 (講談社)



*1:おれも 何冊か もっとるが、全国 それぞれの 地域に おいての 鉄道の 未来への 意欲的な 提言が なされとる。