JR九州の 車両って かっこいいなぁって おもっとったら、こんな 記事を みた。
【鉄道ファン必見】
JR九州「水戸岡鋭治のお仕事」（中）好奇心の塊…斬新過ぎるデザインでブルネル賞 - MSN産経ニュース 2008.8.17 16:01 (3-1ページ) (3-2ページ) (3-3ページ)
 |
 |
 |
 |
＜記事から 引用＞
＜引用は ここまで＞
JR九州の 車両デザインを 担当する 水戸岡鋭治（みとおかえいじ）氏（61才）が 鉄道デザイナーの 第一人者と して しられる ように なったのは、特急の 787系つばめ、883系ソニックなどが 疾走する ように なってからだ。その 背景には、水戸岡氏 自身でも 斬新すぎると おもう ような デザインを もとめる ＪＲ九州の 進取の 精神も あった。
水戸岡氏 いわく
- JR九州の スタッフは 「好奇心の かたまり」で ある。
- 九州は いまだ かつて ない オンリーワンを もとめる 地域で ある。
重役たちが いならぶ 新車両の デザインを きめる プレゼンテーションの ばでは
- 自分でも これは とんでも ない」と おもう ぐらい 斬新で 採用されなさそうな A案、「これは そこそこ いけるぞ」と いう B、C案を 用意して きた。
- とおったのは A案。「こりゃ たいへんだ、ぼくらも 苦労するぞ、と おもう ような 案です。よく とおったな、と いうのが いままで JR九州が つくって きた 車両です」と わらいながら ふりかえる。
1992年の 787系つばめ、1995年の 883系ソニック、1999年の 815系コミュータートレイン、2000年の 885系かもめ、JR九州の 車両は、たてつづけに 世界最高の 鉄道デザイン賞で ある ヨーロッパの ブルネル賞に かがやいた。ブルーリボン賞、ローレル賞、グッドデザイン賞と いった 国内の 受賞も 枚挙に いとまが ない。
通勤、通学と いった 大量輸送に めぐまれず、さらに 新幹線を もたずに、航空、マイカー、バスと シェアを あらそって きた ことが、JR九州の デザイン戦略の 背景に あったと される。
初代社長の 石井幸孝氏は 「九州特急物語」の なかで、
いかに して 「感性的価値」を たかめて、ふつうで あれば マイカーが 当然の わかものや 女性にも JRの 存在を おもって もらうかで ある。そこで はやい 時期から 車両を 中心と した デザイン戦略を 経営に とりこんで いく ことと したのである。と のべとる。
各車両に ついての 水戸岡氏の 評
（水戸岡鋭治『ぼくは「つばめ」のデザイナー』講談社）
787系つばめ
（ビュッフェや セミコンパートメントなど 特別室を 設置）
「たんなる 移動手段」と しての のりものでは なく、車内で たのしく すごせる 列車が あると いい」と いう おもいが、以前から ぼくの なかに つよく あって、それが デザインに はっきり あらわれた 電車です。
883系ソニック
（客席の ヘッド部分に ついた 動物の みみの ような クッションが めを ひく）
“いまだ かつて みた ことも ない 車両”を つくる ことには、おおいに 賛成で、車内の 色彩計画に ついては、とことん 派手で 明快な デザインを 追求しました水戸岡氏は さらに いう。個性的な 車両を うみだして きたのは、けっして 我を とおして きたからでは ない ようだ。
885系かもめ
（うしの 本革製シートを そなえる）
デザインが 一定以上に 達すると、のっとる ひとに 一種の ここちよい 緊張感が うまれるのです。逆に 車両が しっかりしとらんと、乗客の モラルも 低下する、と ぼくは かんがえて おります。うしの 本革は、817系*1と いう 普通、快速用にも つかって おりますが、ひどく きずつけられたと いう はなしは、まだ きいて おりません。
デザイナーは アーティストじゃ ない。みんなが のぞむ もの、時代が もとめる ものを かわりに つくっとる。職人の てや 工業力を とおして、一般の ひとが 「うれしい」と おもえる ものを つくる ことにしか 興味が ない。最終的に それが アートと よばれる ものにまで 質が たかまれば いい。
時代が もとめる ものを つくろうと する デザイナーの 気もちと、デザイン戦略を 重視する ＪＲ九州の 姿勢が あわさって 珠玉（しゅぎょく）の ような 車両が うみだされたって ことが よーく わかった。
（さんこう）
*1:その 817系の さきがけと なった 通勤車両が ブルネル賞 受賞の 815系コミュータートレインで ある。
