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2017-11-18

[]スタンレーさんの追悼記事を書きました 15:23 スタンレーさんの追悼記事を書きましたを含むブックマーク

もう12月号が出てしまったが、月刊「秘伝」11月号に記事を書いた。合気ニュースの社長兼編集長だった、スタンレー・プラニン氏の思い出である。

スタンレーさんは、合気道の貴重な写真や映像を発掘して整理し、だれでも見ることができるように版権等の処理をした上で流通ルートに乗せて販売してきた。彼がいなかったら埋もれてしまったであろう資料や映像も、数多くあった。

また、派閥や流派を超えて多くの名人に取材してインタビューを行い、写真を撮影した。さらには派閥の垣根を超えて友好演武会を開催、その模様はさらに映像化されて記録として残されたのである。

「合気ニュース」に掲載されたインタビューは単行本にまとめられ、発売された。私が感心したのは、発行部数の少ないこうした書籍を採算ベースに載せるべく、多くの工夫をされていたことだ。

単行本の場合、高性能のコピー機を導入し、ホチキスで製本するという方法を採用していた。数十〜数百部でも安価に製作できるので、採算の取りにくい武道関係の書籍でも出版が可能になるのである。

合気ニュースも、日英両言語で記事が掲載され、発行部数の問題を解決していた。さらに、版下を香港に送り、現地で印刷・製本を行っていた。それには私も感心した。日本の出版社で、そうした方法を採用しているケースは、その後も聞いたことがない。

その後はパソコンやネットも駆使して、世界中を相手に合気道のニュースを発信していたそうだ。人格もすばらしい上に功績が大きかっただけに、早すぎる逝去が本当に惜しまれる。

月刊 秘伝 2017年 11月号

月刊 秘伝 2017年 11月号

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2016-01-30

[] 福昌堂、倒産 00:08   福昌堂、倒産 を含むブックマーク


月刊「空手道」や月刊「フルコンタクトKARATE」そしてかつては季刊「武術(うーしゅう)」を出していた、 株式会社福昌堂が倒産した。


私は大学を卒業した1983年の春から1995年の秋までこの会社に在職し、「空手道」や「武術」を編集してきた。


いろいろな経験をさせてもらい、ずいぶんいろいろな思い出もある会社なのだが、ついに倒産してしまった。


社長を始め社員たちはどうなるのか、社屋や貴重な写真、資料はどうなるのか心配だ。


松田隆智氏を始め、私が取材した多くの武術家たちも次々とこの世を去り、時の流れを感じざるを得ない。


福昌堂を離れてからすでに20年余りがたつのだが、ついこの間のような気がするし、必死で働いていた日々は大変だったが、すごく充実していたことも事実だ。


斜陽の出版界にあって、ここに至るまでの苦労はあまりあるものがあったと思う。

中村社長や社員の皆さん、関係者の方々には、心からご苦労様でしたと言いたい。

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2016-01-11

[] 「中国武術史」 林伯原 01:30  「中国武術史」 林伯原を含むブックマーク

林伯原先生は、幼少の頃より馬賢達師範をはじめとする馬一族に通備拳を学び、長じては西安体育学院、北京体育学院大学院で学んだ後に日本に留学、国際武道大学の教授になった方。


私の師・遠藤靖彦先生は北京に武術留学されていた頃からの縁で、太我会発足当時から外部講師として林伯原先生を招聘し、われわれも通備拳を学んできた。林先生は非常に真面目な性格で、60歳を越えられても毎日練習をかかさず、剣術や武器の登路の復習のほか、数キロものランニングも行うという、努力家である。


劈掛拳の弓歩は信じられないほど歩幅が広く、姿勢が低い。高速で套路を行いながら一瞬で低い弓歩になったかと思うと、すぐに次の技に移る。その足腰の強さ、柔軟性は想像を絶している。


筋肉質の体は80kg近くあると思うのだが、旋風脚は私の顔の高さくらいをお尻が通過してゆく。


あの年齢であの体力を維持している武術家は、中国広しといえども数えるほどしかいないのではないだろうか。


バリバリの伝統武術の世界で育ったにも関わらず、体育学院で学んでいるので指導法も実に分かりやすかった。


そんな林先生だが、頭脳の方も極めて優秀で、中国武術史の研究でもすばらしい専門書を発行された。


この度上梓された「中国武術史」は、700ページにも及ぶ大著で、副題にある通り「先史時代から十九世紀中期まで」の中国の武術史が詳述されているのだ。


図版も豊富で、古代の武器の写真や絵など、見ていて飽きない。


内容が濃すぎてまだ詳しく読めていないのだが、知らなかったことのオンパレードで、どこから読めばいいのか迷うほどだ。


太我会でともに学んだ佐藤秀明君は林先生の生徒となり、この本の編集を手伝われていた。


自分の時間も犠牲にしてこの大著の編集に取り組んでいる姿には、頭が下がる思いだった。


ようやく完成したこの大著、林先生を始め、関係者の苦労はなみなみならぬものだったと思う。出版界の片隅にいた者として、その苦労は想像がつくのだ。


専門的な本だけに、機会を逃すと入手困難と思われます。興味をお持ちの方は、早めにゲットしてください。


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2015-08-19

[]デトロイト・スタイル 03:42 デトロイト・スタイルを含むブックマーク


しばらくお寺で武術を教えていたのだが、転勤などで少しずつ生徒が減り、昨春、一人だけ残っていた生徒も転勤で来れなくなって、私の教室も休眠していた。


しかし、六月半ばに30代なかばの男性が、ブログを見て訪ねてきて、教えてほしいという。


ここ五年ほどはほとんど更新していないこのブログだが、まだ見てくれる人がいるんですね。


彼の場合は、大東流をやっていることから四股の踏み方を知りたくて検索し、辿り着いたのだそうだ。


小学生の頃に「武術」を読んでいたというから、こちらも年を取ったんですね。


その彼に教えていて、トーマス・ハーンズの話になった。


S君という彼は、はやりまだ力みがとれない。


なので、ふとトーマス・ハーンズのボクシングスタイルを思い出して、その話をしたのだった。


S君は、ヒットマン・ハーンズを知らなかった。そこで、私のiPodtouchで、youtubeの映像を探して見せた。


ハーンズは左手を下げ、フットワークを使いながら、裏拳みたいなジャブを放ち、いきなり強烈な右クロスでKOする。


肩をゆるめて打つことを、ハーンズのパンチを例に教えようと思ったのである。


改めて真似してみて、気づくことがあった。


ハーンズのジャブは、通背拳の摔掌。右クロスは、八卦掌の蓋掌に共通するなあ、と感じたのだ。


拳をほとんど握らず、低い位置から手の甲で打つジャブは、肩が緩んでいるのでスピードがあって、よく伸びる。通背拳の横摔にそっくりである。


右クロスは、普通のストレートと違って右肩あたりから、叩きつけるように打つ。昔、スローで見て研究し、真似したのだが、威力が出しやすいのである。


いわゆるテレフォンパンチで、中心から真っ直ぐ打つきれいなストレートとは違うのだが、ハーンズはジャブやボディで崩しておいて、いきなりこのパンチを放ってKOするのだ。


蓋掌も肩のあたりから打つのだが、相手の死角になるように打って、テレフォンパンチにならないようにする口伝がある。力が入れやすくて、威力がある打法なのである。


探掌や穿掌で崩しておいて、蓋掌できめる。そういう使い方をするのである。


頭を打つと相手の意識を失わせる威力があるので、「迷魂掌」というカッコいい別名もついているのだった。


通備拳の纏額手も、ほとんど同じ技。こちらはものすごく伸びやかに、瓦稜拳で行う点が異なります。


KO伝説 トーマス・ハーンズvsジェームス・シュラー

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2014-07-19

[]JKパルクール 21:49 JKパルクールを含むブックマーク

 よくできた映像で、ちょっとびっくりしました。パルクール=フリーランニングを取り入れてるんですね。それにしても、たいした身体能力です。

D

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