数寄モノ語り その203 母屋茶室前に群生するシャガの花

毎年この時期は、鎌倉御成山狭しというくらいにシャガ花が咲き乱れる

茶室左側に群生するシャガ花

地形と環境によるものとはいうものの

この山にはなにか定められたものがあるような気もするが・・・

遠い昔日のことはわからないし

なにも考えずこの地にて体験する春夏秋冬を受容することは

それはそれで大事なことなのかなとおもう

さて、この写真。母屋三畳台目躙り口手前からのワンショット

情けないかな御覧のとおりの茶室風景

路地門から入るとまずは飛石が3つ、延べ段1つ

その先には、いまや天然記念物で手に入らないという古谷石の蹲がある

そこで清めて躙り口へと誘う飛石が3石

その先には沓脱石・・・がある筈なのです

いやはや雑草と枯れ葉でこんな光景に

茶室路地 奥には自慢の古谷石の手水鉢がある・・・

今年の暮れこそは茶事を致さねばならないと

犇々と感じた今日この頃である