胸に咲く花のゆくえ

1ヶ月あまりでこれだけ色々起きることも普通の人生では多くはないかもしれない。ただ、複数の決断を一度にせねばばらぬ時期は、一生を通したらたぶん誰にでもある。

拙の場合、ちょっとだけここ数年に集中しているだけなんだろう。何につけ我儘な人間なのだからそれくらい神々にペナルティを課せられても仕方ないのだろう。

いちばん悲しいのは、やっと大手の社員で健康で安定した生活をしてくれるようになったと思ってくれた母に「癌になっちゃった会社もなくなっちゃうの」って告げなければいけないということ。

悩み悩み悩み、きょうがん支援センターの心理カウンセラーに電話で相談した。そしたら、術式や治療法を決めてからでも遅くない、先に言わなくてもいい、今までひとりでよくがんばったって言われて涙がびゃーって出てきて、電話を切るタイミングどうしようってくらい色々な悩みが次々湧き出てきたんだけど、今でも「これ何かのドラマプロットだろう?」って思うほど実感がないまま色々処理してきて。一番悪いのはこのタイミングで会社をたたむことにした「FF」が一番と恨むけど。

逆に「らしくない」生活から「貧しくても幸せな生活」ができるチャンスかもしれないな、ともちょっと思っている。ときどき辛ぇ死にてぇとか物騒なことも頭をよぎること、否定できないけど。

もう、何も正解はない。失敗もたぶんない。余生を考えるとは思っていなくて驚いてしまったけど、ものぐさな拙には逆にちょうどいいのかもしれない。考えるとするか。

でも、これから友達たくさんつくりたいな。




そしたら今みたいに、孤独の嗚咽を虚空に放たなくなるかもしれない。