泉橋酒造のホームページが新しくなりました

 この度弊社のホームページが12年ぶりに新しくなりました。

今後は、このブログも以下のホームページで一緒にご覧いただけるようになります。

引き続き、泉橋酒造からの発信をよろしくお願い申し上げます。


平成24年9月   泉橋酒造株式会社

新しいホームページ → http://www.izumibashi.com

7/13〜市民が撮った震災記録と笑顔の写真展

日本酒義援金プロジェクトチーム主催の写真展のご案内です。よろしくお願いします。

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「 ファイト!日本 飲むたびにわき出る元気を被災地へ」
昨年の4月より日本酒義援金は、おかげさまでまとまった金額を寄付できて来ました。
しかしながら、被災地の方では復旧もまだのところも多く、一方で世の中は被災の記憶も風化しつつあります。

今、私たちプロジェクトチームは、被災地の記憶を忘れないで、普段の仕事のつながりで応援を続けたい!
そして、チームの成果は数字でみえるけど、いままで特に表に出てくることのなかったプロジェクトに賛同してくれたみんなの気持ちを「笑顔の写真」というカタチで伝えたい!
そんな2つの気持ちを胸に日本酒義援金プロジェクトチームの写真展を以下のように開催させて頂きます。

災害はいつどこへやってくるのかわかりません。でも、私達の気持ちはいつでもどこでもかわりません。
揺るぎないジシンのためにこの写真展を開催しましょう。


「ZISHIN 揺るぎないジシン(のために)」
〜市民が撮った震災記録と笑顔の写真展〜

日時 平成24年7月13日(木)〜7月15日(日) 10:00〜20:00(最終日は18:00まで)
場所 渋谷区文化総合センター大和田2F ギャラリー
   〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町23-21 TEL03-3464-3251
   http://www.shibu-cul.jp/access.html
内容 写真展 3.11キヲクのキロク〜市民が撮った震災記録写真展
        〜写真は、NPO法人20世紀アーカイブ仙台様より借用します。
   写真展 日本酒義援金プロジェクト「笑顔の写真展」
        〜フォトコンテスト対象、 別紙募集用紙あり。
   入場料 無料
主催 日本酒義援金プロジェクトチーム 
   http://www.fightnippon-sake.net
協力 NPO法人20世紀アーカイブ仙台
   http://www.d2.dion.ne.jp/~clip/20thcas.html/
協力 リコー社会貢献クラブ・FreeWill
   http://www.ricoh.co.jp/kouken/freewill/


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フォトコンテストのお知らせ

 日本酒義援金プロジェクトでは、7/13(金)〜7/15(日)まで渋谷区のギャラリーで

「ZISHIN 揺るぎないジシン(のために)」
 〜市民が撮った震災記録と笑顔の写真展〜

を行います。※写真展開催の詳細は別途案内いたします。

この写真展の開催に先立ち、次のポスターのようなフォトコンテストの写真を募集致します。

「日本酒義援金プロジェクトに係わる題材の作品」をテーマに写真コンテストを開催します、みなさんの作品をお待ちしています。

●応募要領
主  催:日本酒義援金プロジェクト事務局
応募期間:2012年6月1日(金)〜2012年6月30日(土)
応募資格:お酒を飲む20歳以上の方と、お酒を飲まない皆様。
応募点数:1 人3 点まで。
サイズ:プリント:ポストカードサイズ〜A4まで
データ:デジタルカメラ(携帯電話含む)で撮影したデジタルデータで保存形式はJPEGのみ
データ容量は2MB以下、サイズは縦・横4300(ピクセル)x横・縦3200(ピクセル)程度とします。
※応募サイズは自由としますが、展示発表の為大きいサイズのほうが入賞確率が上がると思われます。

●応募方法
下記5項目を応募用紙に記入し、写真を現像又は添付の上、郵送又はメールにて応募してください。
(1) 日本酒義援金プロジェクト参加蔵のお酒を飲んでいる様子の写真のタイトル
(2) 氏名
(3) 年齢
(4) 連絡先 (住所・電話番号・e-mailアドレス)
(5) 写真の様子の説明やエピソード(200字程度)
※ データでのご応募の場合は、色調やコントラスト等の最終イメージは任意となります。
※ 合成、加工可、未発表のもので自己作品に限ります。
◎応募用紙は日本酒義援金プロジェクト公式サイトよりダウンロードできます。
(入手できない場合は日本酒義援金プロジェクト事務局まで電話およびFAXにて申し込みください)

日本酒義援金Pフォトコンテスト応募用紙.doc 直


●審  査
審査員:主催者および日本酒義援金プロジェクト写真展での一般投票
(1)日本酒義援金プロジェクトのフォトコンテストの趣旨に合った物の中から、
優秀賞1点、入賞3点、佳作5点を選出いたします。
(2)入選作品は日本酒義援金プロジェクト公式HPにて発表致します。(7月下旬)


●賞  品
優秀賞 日本酒義援金プロジェクト対象酒 6本
入 賞 日本酒義援金プロジェクト対象酒 3本
入 選 日本酒義援金プロジェクト対象酒 1本


●注意事項
(1)個人情報
応募に関する個人情報(氏名・住所・連絡先等)は、厳重に管理し、当コンテストの運営に使用致します。
(2)著作権および使用権について
著作権はご本人に帰属しますが、使用権は日本酒義援金プロジェクト事務局に帰属することとします。
応募作品は活動報告として、新聞、雑誌、テレビ、ホームページなどで使用することがあります。
なお、写真及びデータについては原則返却致しません、何卒ご承知ください。
(3)肖像権
被写体の肖像権に十分注意してください。(万が一問題が発生しても、当事務局は一切関知致しません。)
(4)掲載・使用場所(入選作品)

公式HP  http://www.fightnippon-sake.net/

●日本酒義援金プロジェクト・フォトコンテスト写真の送付及びお問い合わせ先
日本酒義援金プロジェクト事務局
〒243-0014 神奈川県厚木市旭町1-17-11 神奈川県酒造組合会館内
TEL046-228-6194 FAX046-229-1253
info@fightnippon-sake.net

本日の田植え会

 おはようございます。

本日は、田植え会を予定どおり行います。

今のところ、海老名では雨は「糠雨(ぬかあめ)」のような状態で、ほとんど降っていないような感じです。
また、天候は午後にかけて回復する予報のようです。


但し、寒いですので、何か羽織るもの、そして、一応カッパなどもお持ちいただけると幸いです。

では。

泉橋酒造(株)
社員一同


★結果「晴れ」でした。降水確率80%だったのに。一体誰が晴れ男?

塩麹(しおこうじ)の作り方

 最近問合せの多い「塩こうじの作り方」をアップ致します。世の中にはいろいろな方法があるようですが、弊社での作り方です。塩麹は、酒や味噌を造るときと同じで麹菌の持つアミラーゼやプロテアーゼなどの酵素(エンザイム)の力を活用した調味料です。
ですから、ポイントはよくこの酵素(エンザイム)を働かせることが重要で、決して殺してはいけません。(この酵素は60℃以上になると活性を失い始めてしまいます)。

是非参考にしてみてください。



 米糀から「塩こうじ」を作り、お肉やお魚に塗って(漬けて)焼いたり、お野菜を付ければ簡単に浅漬けができます。



≪作り方≫
★塩分7%の場合 (←オススメです!)
  米こうじ200g、冷ました湯400ml(60℃以下、熱湯は絶対×)、食塩50g

★塩分10%の場合
  米こうじ200g、冷ました湯400ml(60℃以下、熱湯は絶対に×)、食塩65g

それ以外に必要なもの:温度計、計量器、炊飯器、ボール、保存容器、ガラス容器など。




(写真)いづみ橋の塩麹(500gで1,050円)。
お米は山田錦純米酒並の70%まで精米したもの。

 上記、塩分濃度で2つの作り方がありますが、弊社では「塩分7%」で作っておりますので、その方法で説明します。


(写真)材料。この場合は、米麹500g、冷ましたお湯1000ml(温度55%程度)、食塩125g



では、行きましょう。

≪作り方1≫
・よく手を洗い、清潔にします。(雑菌の混入を防ぐため)

・米麹と食塩を合わせ、よく混ぜます。





・次に(殺菌のため一度沸騰させてから)冷ましたお湯(必ず60℃以下で55℃程度)に食塩を入れる。


(写真)酒屋だけに「お燗メーター」で温度を計ります。実は、麹の酵素を働かせるのに最適な温度は55℃ぐらいなんです。これは、酒造りに欠かせない酵母菌(イースト)を培養するための麹エキス(要は甘酒)を一晩で作るときの温度帯なのです。


≪作り方2≫
 今度は、混ぜ合わせた材料を炊飯器を利用して保温し、酵素を活性化させてお米の旨み・甘みを出していきます。
・まずは、ボールから材料を保存容器へ移します。(最初から保存容器でも良かったのですが、わかりやすくボールを使いました)



・炊飯器に水を適量入れ、「保温ボタン」を押します。そこへ保存容器ごと炊飯器に入れ、2〜3時間保温します。(麹の酵素を殺さない為に絶対に61度以上にしない)

・ここでのポイントは、炊飯器のフタを閉じないでください。閉じると中の温度が上がり過ぎて麹の酵素が活性を失ってしまうことがありますので。


・保温のあと、自然に冷めたら冷蔵庫で保存する。
 1週間ほど毎日1回かき混ぜたら出来上がりです。米の粒が柔らかくなり、塩角が取れたら出来上がりです。
 しかしながら、うちでしっかりと3時間保温して作った塩麹の場合は、保温せずに作った場合よりも1週間も早くできるようです。
 是非、お試しくださいませ。

・必ずフタの出来る容器に入れ、冷蔵庫で保存する。使う分だけ容器に取って使用する。



(写真)このような容器に小分けにして冷蔵庫にしまうと清潔でよいと思いますが、洗浄したビンなどは一度熱湯で殺菌してから使うと良いのですが、その場合はくれぐれも火傷には注意してください。

以上です。




≪使い方≫
・お肉やお魚は表面に軽く塗り、冷蔵庫でひと晩ほど寝かせ、塩こうじを洗わずにそのまま焼いて食べる。
・野菜の場合は、漬ける野菜の1割程度の分量の塩こうじにひと晩漬けて食べる。カットした野菜に塩こうじを混ぜるだけでも簡単な浅漬けもできます。

5/1の温湯消毒

※温湯消毒については、次を参照してください。→ 2011.05のブログ

 温湯消毒の作業は、化学農薬を使用しないで種もみの消毒をする工程で、減農薬栽培には欠かせい作業です。
毎年、いづみ橋の蔵へ種もみを持ち寄り行っています。

そんな日の写真です。



・釜のお湯の温度をチェックする釜屋・高橋君



・色とりどりの袋に入れられた「種もみ」達。品種や農家さん毎で色を変えています。



・釜の中で60度で10分間の消毒です。
 麹菌の酵素を死活させる日本酒の火入れと全く同じ。浪漫を感じますね。


・種もみの入浴中。



・消毒が終わったら一度冷水に素早く漬けます。



・それぞれの農家さんのもとへ。


・消毒が終わった種もみ。ここからは清潔にしないと意味がありません。

次は、苗作りの写真をアップします。

「種もみ」って何?

5/1に「種もみ」の消毒をしました。



 今年の5/1、5/8、5/15は、泉橋酒造ではさがみ酒米研究会の会員農家が集まって「種モミの温湯(おんとう)消毒」をします。
その5/1の写真です。何故、3週間に分けて消毒をするかというと、いろいろとお米の品種があるからです。



 さて、「種籾(たねもみ)」とはお米の種のことなのですが、今回はその話を少しします。(正確な話ではないかもしれませんが、私の経験からの話です。)


 通常、秋に収穫したばかりのお米は、「籾(もみ)」と云います。
「種もみ」とは絶対に言いません。(きっぱり)


 この籾を乾燥させて、籾殻(もみがら)を取り去ったものが「玄米」です。
日本酒はこの玄米を精米して「白米」にして仕込みます。


 
 もちろん、秋に収穫した「籾」を翌春に播(ま)いても芽は出でます。


しかしながら、何故お米の種のことをわざわざ「種もみ」というのでしょうか。

それは、種もみは、次のように特別に選抜された「籾(もみ)」達だからです。

まず、私たちは、秋に収穫するときに「どこに田んぼのどの部分を来年の種もみ用に収穫するのか」を決めています。

そして、その「種もみ」用として特別に選ばれて収穫された「もみ(籾)」は、大切に冬の間保管されます。

今の苗作りのシーズン(5月)になると、いよいよ出番となります。



そこで更に次のような工程を経て「種もみ」と呼ばれるようになります。

「ノゲ取り」→「塩水選」→「種もみ」の完成。



(写真)ひげのような籾の一部をノゲ(ノギとも、芒(ぼう)とも呼ばれます)と云いますが、これを切る作業のことをノゲ取りといいます。



(写真)塩水選。塩水に漬けて浮いた籾を取り除き、沈んだままの比重の重いものを選びます。
漫画『夏子の酒』で夏子さんが海水でやっていた作業です。(古い?)

こうして、選び抜かれた「籾」が、「種籾」として次世代のお米になっていくのです。

(ここまでで「種籾」の話は終わりです)

そして、そして、晴れて、本日(5/1)の種もみに付着しているかもしれない、病原菌やウイルスなどを消毒する「温湯消毒」となります。

そして、苗作りへと続きます。




次へ → 今年の温湯消毒作業