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Wed 2004.06/30

『魔法少女隊アルス』第1〜6話

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 ゆっくりしたペースで少しずつ録画を処理していたんですが、これは面白いですね。

 「魔法」という言葉をキーワードにしたアニメってことで「大人向けのファンタジー」である『アリーテ姫』を思い出す人も多いでしょうが、むしろこれは「テクノロジーと自然破壊」がテーマなんじゃ? 要するにジブリアニメの系統なんじゃないかと思うんですが。

 テクノロジーと権力支配を肯定するヒロインジブリではクシャナ系、「アルス」ではシーラ)の方が視聴者的には共感できて、自然とテクノロジーの共存を訴えるヒロインジブリではナウシカ系、「アルス」ではアルス)の方が何甘いこと言ってんだお前、と視聴者がツッコみたくなる所も、なんか同じ。

 まぁ、こうやって物語を単純化した所で何の面白味も無いわけで、もう少し続きを観てからまた感想を書くと思います。


 あ、「男の子声声優」としての桑島法子にぼくはあんまり注目してなかったんですが、このシーラの演技は萌えですよ。「委員長キャラ」好きな御仁は一度観てみるべし。そして「大人になれない魔法なんて解かなくてもそのままでいいだろうに」とか言うわけですよ。

捕捉1

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 プリキュアをひそかに応援したい日記さんがリクエストに応えて、プリキュアを難しく考えていただけました(6月29日)。


 多元主義社会の表れとして『ふたりはプリキュア』を説明しておられるわけですが、もともと日本の価値観って多元主義的なんですよね。

 なぜかってえと一元主義っていうのはキリスト教社会(と、キリスト教社会に端を発する西洋自然科学主義)に特有のもので、むしろ世界的に見ればそちらのほうが特殊なくらいだからで。んで、モダンポストモダンという思想の移り変わりも日本では適用しにくかったりするわけですが。

 東洋人は無常観や理不尽さを感じさせる民話や昔話を好むのに対して、西洋人はストレートなハッピーエンドや、罪と罰の関係がはっきりしたバッドエンドを好む傾向もあります。これを文化の違いだと指摘する学者も多いですね。

(一昔前のヒーローものの中には「普遍的正義」を志向する作品の流れもあったのですが、これは当時の脚本家などの作り手が「政治かぶれ」だったり「運動家くずれ」だったりすることが多く、西洋思想を作品に取り込んでいたからではないでしょうか……って、これに関しては岡田斗司夫が分かりやすく言及していたような)


 主人公が奇数ではなく、偶数(2人ではなく4人と数えてもいいでしょう)だから絶対性が無くなる、というのはその通りですね(もっとも、過去のコンビもののヒーローは「ふたりでひとつ」として描かれることが多くて、やっぱり単体扱いだったりするわけですが)。しつこく対象性が描かれるプリキュアは、ヒーローものの中でやはり特徴的だと思います。

 その点では、今後の展開で新キャラ妖精が加わると「奇数」になっちゃうわけですが……それはどうテーマ的に組み込まれるのかは気になります。

捕捉2

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 ウチでほのなぎは任せましたよ、と投げた後に玉砕島さんが「そういえば自分は珍しいなぎほの派なんじゃあ……」と仰っていたわけですが、ぼくも「いや待て、ここの人はなぎほのだよなぁ」と後で思い直していたのでした。

 ぼくも割となぎほの視点で見てたりするんですよ。ほのかのイチャイチャっぷりは単純な愛着からくるもので、行き過ぎてる感はありますが恋心という自覚は無さそうなわけで(だからこそ余計にベタベタするわけですよ)。逆に、恋心の経験者であるなぎさの方が一度自覚してしまうとモノホン的に意識しちゃうんじゃないかなーとか。

 将来のなぎさには「藤P先輩を見てもドキドキしなくなったのはなんでだろう」とか悩んでくれねえかな、と。妄想ですが。

 

反応

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 id:seishinouyaさんが「id:izuminoさんは善い人だ」ですと。

 わーい、誉められた。

 ぼくは日記の本文が攻撃的/挑発的になりがちなので、コメント欄では投稿者を歓待できるように心掛けています。そう思っていただけると助かります。


 一見難儀そうに思えるコメントを歓待するコツですが、自分が目指してるのは太極拳合気道みたいな姿勢だったりします。

 大抵の投稿者にとって「私=管理人」はあんまり視野に入ってなくて(攻撃するつもりもまず無い)「自分の意見を言いたいだけ」か「自分の期待している返事を欲しがっているだけ」ですから、とりあえず相手の好きな意見は言わせて、相手が期待してるだろう返事をする。その上で、ちょっとナナメの角度から自分の意見を加えれば相手は勝手に満足したり納得したり居たたまれなくなったりして帰っていくんじゃないでしょうか(もう少し細かいことも考えていますが)。


 しかしテキストでこういうことを実践するのは割と簡単なのに、日常生活に応用するのはまだ難しいですね。

 口語体で日本語を使う人達の考えていることは、まだ上手く読めません。

みやもみやも 2004/06/30 22:28 アルス<当方の周囲では「カボチャぱんつアニメ」と称されております。いや、ありゃズロースか? ところでこの作品、アルスとシーラの間でおたおたするエバが緩衝剤になってなかったらかなり雰囲気の違う作品だったろうなーと。あの3者関係は面白いです。

izuminoizumino 2004/06/30 22:47 エヴァの声がカレイドスターのそらだとは最初気付きませんでした。でもやっぱり一番萌えるのはシーラだと思う

みちたろみちたろ 2004/07/01 00:35 至らぬ文でしたが意を汲んでいただきまして、また適切な補足もいただきましてありがとうございます。これを社会の通時的変化と関連させて言えればおもしろいかな、と思ったのですが、そのためにはもう少し慎重な議論が必要なようですね。(いえ、それをやると言っているわけではないのですが)

izuminoizumino 2004/07/01 01:27 どうもです。さすがにそこまでやろうとすると、それなりに社会史とアニメ史を参照しないとトンデモになってしまいますしね

きらすきらす 2004/07/01 10:46 アルスは八月に一挙放送だそうですね。

izuminoizumino 2004/07/02 03:00 金曜夕方18時20分、でしたっけ。忘れそう

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Tue 2004.06/29

izumino2004-06-29

『ふたりはプリキュア』第21話「衝撃デート!キリヤの真実」

| 『ふたりはプリキュア』第21話「衝撃デート!キリヤの真実」を含むブックマーク

 さて、自分が書けるだけのことを書くか。


 まずは前回(id:izumino:20040614#p1)発見できたことを整理することから始めよう。

 第一の発見は、『ふたりはプリキュア』はラブコメを踏襲した作品だということだった。なぎさとほのかの魅力的な、だが排他的なラブコメ空間がまず存在し、その空間に憧れ/割り込もうとするキャラクターはことごとく排除されるというシステムが存在している。そして今回描かれるのはキリヤの行動とその結果であり、彼は過去のキャラクターの中でも最大とも言える憧れを彼女達の空間へ向けている。

 第二の発見は、『ふたりはプリキュア』における善悪二項対立は「優秀さ優秀でなさの戦い」だったという点だ。「現実と理想の戦い」と言い換えてもいい。ジャアクキングを中心とした実力至上主義と、ほのかを中心とした相互連帯主義のぶつかりあいである(ちなみに、なぎさはこの対立には無自覚で、ただ近しい隣人を守っているだけに過ぎない、中立的な立場にいる)。

 この「優秀でなさ」とは「ラブコメ」と相似関係でもある。ここでもキリヤは、自分が「優秀さ」側の存在であることに苦悩し、ほのか達の「優秀でなさ」側に憧れ、その狭間で引き裂かれる。


 そこで今回は「二律背反」と「ズレの反復」というキーワードを使って分析していきたい。

  • 絶望

 キリヤがほのかに別れを告げるシーン。

 待ち合わせ*1、土手、赤面、告白、通り雨、相合い傘、と恋愛の小道具が連続し、「束の間のラブコメ」をキリヤは「演じさせ」られる。その空間に対する彼の憧れの強さと、それゆえの絶望的な悲しみが視聴者に伝えられる。

 対象に向けられる愛情が大きければ大きいほど、絶望も大きくなるものだ。

  • 二律背反−1

 ほのかが自宅で葛藤するシーン。

 アンビヴァレンスに立ち向かう心構えが、ほのかの祖母の口から語られる。ここらへんは真っ正直な子供番組イデオロギーという感じで、聞いていて頼もしい。

 しかし、この「運命に立ち向かう強い気持ち」は今回の二律背反に対して何の効力も発揮しないし、乗り越えることもできない。それは魔法の言葉ではなく、人間の言葉なのだから。

  • 汝殺すなかれ

 クライマックスの戦闘シーン。

 キリヤが望んでいることは(自分の置かれた事情を語ろうともせず、「憎まれ役」に徹することで)PMSを誘い、ノーガードで受けてトドメを刺してもらうことだったのだろうが、それすらさせてもらえないという展開が熱くて泣ける。熱い、のだが、男の子的な友情ではなく、女の子のロジックに溶け込ませて描かれるのがこの番組ならではだろう。

 プリキュア達は傷つきながら「汝殺すなかれ」を、自分達に対しても、相手に対しても叫ぶのだが、この叫びは二律背反を乗り越えることが無かった。ほのかは祖母に教えられた言葉を口にする。それでも、運命は誰かの死を求めるだろう。キリヤの「憎まれ役」という仮面はプリキュア達の必死の説得(BGM付き)によって剥がされ、もはや彼は「倒されるべき悪」ですらなくなる。

 彼が願う「トドメを刺してもらう」という選択肢は得られなくなる。しかし、彼は生き続けることも殺すこともできないことを視聴者は知っている。

  • 自決/自首することの潔さ

 そしてキリヤは、プリキュア達の「運命を変える力」に希望を託し、自決を覚悟する。

 彼にとって「トドメを刺してもらう」ことは運命に対する一種の「逃亡」だった。しかし彼は「自ら死を選ぶ」ことで、シェイクスピア的な雄々しさ、潔く死に挑む精神、運命に立ち向かう心、希望*2を得ることができたのではないか。ほのかの言葉はここでもまた、キリヤに心を与えたのだとも言えるかもしれない。


 そしてこの「潔さ」は、第10話における宝石強盗達の自首とも繋がってくるのではないだろうか? 彼らも現実の「優秀さ」の世界で戦ってきた大人達であり、ほのかが理想とする「優秀でなさ」の理念(彼女は「お金持ちになれない人間でも一生懸命働け、人生の半分は幸せだ」と説得する)に憧れを見せるものの、結局は運命を受け入れ、潔く自首を選択するのだから。ほのかの将来に希望を託すことで……。

  • ズレの反復

 10話と今話において、ほのかの「理想」は確かに相手の心に届きはするのだが、決して彼らはほのかの言うがままに「改心」して「幸せ」になるわけではない。ただ運命から逃げるのをやめて、それを本人が受け入れただけなのだ。

 ほのかの理念は、常に現実との「ズレ」を起こしている。その「ズレ」は修復されないまま物語が流れていく点でも、このふたつのエピソードは重なってくるだろう。

 『ふたりはプリキュア』のメッセージ性は、この「ズレ」を何度も繰り返すことで少しずつ修復することを目指しているようにも思える。


 『ふたりはプリキュア』は一話のみでメッセージのオチを付けるということをあまりしない。多くは視聴者に「ズレ」を投げかけたまま終わり、次回のエピソードには持ち越されない。12〜14話の「正体バレに対する不安」や、16話の「マドンナストレス問題」などが特に顕著だった。

 そして忘れかけた頃に(10話と今話は実に3ヶ月の開きがあるのだ)「ズレ」が反復され、大きくなったり、修復が進んだりするようだ。

 ほのかの祖母が言うように、運命を変えたりするには「大変な努力と根気が必要」なのであろう。作品が伝えようとしているのはその「根気」なのかもしれない。

  • 二律背反−2

 既に視聴者にとっては、光の園とドツクゾーンの、どちらが正しいのかが解らなくなってしまった。しかも、結論は保留されたままだし、明確な未来像も提示されていない。

 とにかく、メポミポの存在が絶対的に正しい、と思えなくなったことは言うまでもないだろう。

 しかし、ふたりのプリキュアが「何の関係もない」光の園の為に戦う理由は、「私達にしか守れないから」という無償の他者愛であることが今回強調される。それに対してメポミポが涙を流すシーンはグッとくるものだった。メポミポも精神的には幼い子供であって、プリキュア達の「無償の愛」に対する負い目も持っているのだろうし、また、光の園の理屈が必ずしも正しいわけではないという自覚も、僅かながらあるのだろう。あの泣き声は、そのコンプレックスゆえの嗚咽であるようにも思える。


 そして同時に、視聴者は「もしドツクゾーンが先に友好関係を結んでいたら、この子達はどうしていたんだ?」という懸念を読み取ってしまうシーンでもあった。もちろん、ドツクゾーンの面々はそもそも「連帯する」「友情を育む」という発想を持たないからありえない話なのだが、それでも考えさせられてしまうことには変わりない。

 こういったアンビヴァレンスをあえて解決せず、長い物語で描こうとするのは冒険的な試みだと思う。

 今後の展開が楽しみでならない。

  • 最後に 〜 二律背反と相対的二元論

 ではこの物語は、このアンビヴァレンスは、どのように収束していくのだろうか。ひとつだけ予想を述べよう。

 放送当初から言われていたことだが、『ふたりはプリキュア』は陰陽思想──易学における相対的二元論の考え方を積極的に採用しているようなのだ。つまり、今後の展開で老子的な弁証法が取り入れられる可能性は高いだろう。陰の中にも陽はあり、陽の中にも陰があるというような。*3

 例えば、博愛主義者のほのかとは違って隣人愛しか持たないなぎさだが、彼女プリキュアの中でもある意味ドツクゾーンに近い存在と言えるかもしれない。*4


 「光の園のことやプリキュアのこともよくしっているらしい」というのがイルクーボの紹介文なのだが、彼が言うには「プリキュアは全てを力ずくでねじ伏せる最強の戦士」だという。つまり、イルクーボの知っているプリキュアはドツクゾーンと同じ「優秀さ」の側に属しているのだろう。なぎさも良く「力ずく」だとか「叩きのめす」だとか言う子であり、自分の「優秀さ」を誇りたがることも多い。

 だから実は、相互連帯主義や「優秀でなさ」の理念はほのかだけが持っているもので、ふたりのプリキュアは矛盾する要素を片方ずつ備えていることが窺えるのだ。

 対してドツクゾーンや光の園は(現在の所)相対的ではない、単純二元論の関係にある。この単純二元論を、なんらかの「冴えたやり方」で相対的二言論に変化させる、という結末を予想してもいいかもしれない。

第21話感想捕捉

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 さて、今回はこちらの感想がシンプルで一番良かったです。

(前略)子供達にも色々と伝わったでしょう

作品中のヒロイン達には伝わらなかったけど、視聴者に物を伝える事ができれば作品としてはそれで充分かもしれません

事情を知らずに説得を試みるほのかを見てもそれが通じないのは誰の目から見ても明らかでした、そういう流れに持っていきたかったんでしょう


このプリキュアというアニメは本当に視聴者参加型なのかもと思います、物語を垂れ流すだけだったら構成さえ決まっていたら誰にだって脚本が書けてしまいます

主人公達は敵の名前を知らないけど視聴者は知ってます

キリヤの事情についても同じです

ポイズニーとキリヤの関係も結局明るみには出ませんでした、でも我々は知ってます

二人が事情を知らないままなのを寂しいと感じた人は多いと思います、それが狙いなのかもしれません

負け犬の日記 2004/06/28

 いえた!

 まぁ構成だけで脚本が書けるかと言えばそんなことはないわけですが、それ以外ではとても大切なことを指摘していると思います。

 登場人物は知らないけど、視聴者は知っている。だから登場人物達以上に色んなことを想像し、積極的に物語を「読む」ことができる。


 主人公に感情移入だけして、積極的な参加をせずに感動を得ようとすること。それは、かつてニーチェも激しく罵倒していた観劇態度だったのではないでしょうか。

 そういえば、これはid:bluefieldさんの所にあった高畑勲氏の講演内容にも似たような意見があったように思います。テキスト化されたbluefieldさんには(文責のプレッシャーの面でも)申し訳ないですが、面白いので長めに引用させていただきます──。

日本アニメーション、及び最近のハリウッド映画(例えば、近年のスピルバーグ作品等)では、子供を主人公にした作品が非常に多い。

・そこで描かれる子供は非常に理想化されており(一種の超人である)、主人公である子供は、大人社会に当たり前に出ていき、大人顔負けの活躍をする。

・その子供に対して、30を超えた大人達は当たり前に同化・感情移入している、これはちょっと異常なことではないか。一種の無垢的な存在である子供を主人公に据えると、簡単に感情移入・同化することができ、観客の能動的な思考能力を奪うことが多く、麻薬的であり、危険な物ではないだろうか。

(中略)

アニメーションに関わらず、映画等においても、「感情移入」が一つのポイントとなっており、「感情移入」をさせてもらえない作品には「させてもらえない」ことで批判されたりさえする。「感情移入・同化」して、ただ受動的に「泣く・感動」といった作品が増えているのには危惧をおぼえる。これはディズニーランド等の、テーマパークのようでもある。

映画に対して、能動的に考える、感情移入するにしても能動的に移入するといったことが大事なのではないだろうか。作品に対して自分から考え、批判的・客観的に見ることが大切であり、本当に感動し泣ける作品は、そういった態度を通しても泣けるものだ。

・「巻きこまれ型」「感情移入型」の作品の中で理想化された登場人物により、安易に「理想」・「夢」が語られるのにも危険だ。そこでは理想と現実との対比がまったく描かれていない。

(中略)

・今、『キリクと魔女』というフランスアニメーション映画の翻訳・吹き替え仕事をしている。作品では、主人公キリクは、映画内のさまざまな局面で「なぜ?」、「どうして?」を問いかける。人は、何事にも疑問や知的好奇心を持つことが大切ではないだろうか。これは、原始的なフォークロア、民話で基本的に大切にされてきたものだ

 強調部分はいずみのによるものです。

 こういった高畑氏の意見*5を『ふたりはプリキュア』という子供番組と照らし合わせた場合、どういう評価がありうるか。というのは、各自で考えていただけたらなによりです。ここまで読んだ方には、なんとなく解っていただけるものだと思いますが。*6


 特に、「ほのかを理想化して」「プリキュア達が大人側/敵側と相対化されて描かれることを嫌っているようなすぎたさんの感想には興味があるんですけどね。


 あと、もうひとつ高畑氏の言葉から。

・「アルプスの少女ハイジ」においては、できるだけリアルな表現を目指したつもりだが、やはりファンタジーとして受け取られてしまった感がある。その轍を踏まえて「赤毛のアン」ではできるだけリアリズムを試みた。男性によるナレーションを行ったのもそれである。

 ウチの記事の分析視点からも表れているように、『ふたりはプリキュア』はほのかの理念を中心にしたテーマ構築が行われています。

 しかし、ナレーションや回想はなぎさの視点で行われている。これは、ほのかに対する「安易な感情移入」を避けるためのリアリズムや異化効果だったとも考えられるのではないでしょうか。

*1タイトルの「デート」とはこっちの「デート」だろう

*2:キリヤが持つプリズムストーン、トパーズが象徴するのは「希望」である

*3プリズムストーンの「すべてを生み出す力」という言葉は『老子』の第六章を思い出すし、また、プリキュアの両面性は第二十八章を連想する(詳しくは検索して調べてみてください)

*4:ちなみにこんなことを言ってるいずみのさんは「黒が大好き」なので念のため

*5:余談だが、高畑監督の作品はぼくはかなり好きだったりする。特に『平成狸合戦ぽんぽこ』。あまりキャッチーな作品を作れない人、でもあるのだが

*6:勿論、ただメタファーをちりばめて物語を難解にし、感情移入を拒んだ作品がいい作品だ、という理屈では決してない

seishinouyaseishinouya 2004/06/29 18:11 逆にメタファーのみで語ろうとする作品というと、『去年マリエンバードで』とかですか?

みやもみやも 2004/06/29 18:29 娯楽ベースというより作家の思想ベースの話になりますが、意図的に「解釈の余地をを残さぬほど主張をダイレクトに叩き付けちゃう戦術」でエネルギッシュになる作品もありますね(笑) ……と言って、ふと本田透さんの「CASSHARN」評を思い出す(^^;

みやもみやも 2004/06/29 18:39 あと先日のプリキュア、なぎさがメポミポを「この子たち」という言い方で表してるのがことさら印象的でした。ほのかを抱きしめる様子といい、なんというか今回なぎさは「親キャラ」の香りがしたような。

izuminoizumino 2004/06/29 21:49 >seishinouyaさん う、見てません……。>マリエンバードで//アニメですと「ウテナ」と「忘却の戦慄」の評価のされ方、が解りやすい例じゃないでしょうか? 「ウテナのメタファーは成功してたけど、忘却はうーん微妙」みたいな。そういえば、ウテナも「視聴者に比べて何も知らない(特にアンシーのことを知らない)主人公」として描かれてましたね。そしてあのアニメの語り手(=ナレーション)は主人公ではなく「影絵少女」でした

izuminoizumino 2004/06/29 22:04 >みやもさん そういう開き直った作品だと、かえって観賞後に「いや、確かにそれはそうやけど、それ言うたらあかんやろ(笑)」みたいなツッコみができるからバランスが取れる、って気もしますね(笑)。梶原一騎や永井豪あたりの漫画家がそういうタイプでしょうか。島本和彦は(梶原・永井を踏襲した上で)わざとツッコまれるスキを作る描き方をしてますよね

izuminoizumino 2004/06/29 22:07 >「親キャラ」の香り んで次回もまた母性本能系のお話っぽいので楽しみですよ。ほのかってあんまり母性が発達してなさそうな子なので、そっちはなぎさが先導役なんじゃないかなーという気もします

seishinouyaseishinouya 2004/06/29 22:41 ウテナですか。幾原作品ですね。個人的には幾原庵野路線は『オタクキモーイ』の一言で切り捨てる事こそ正しい作り手のあり方なんじゃないかなと思います。真似してどうなるもんでもないでしょうし。

izuminoizumino 2004/06/29 22:52 いやまったくで>真似してどうなるもんでもない//みんな90年代アニメブームの夢をみたいんですよ、きっと。肝心なのは真似ることじゃなくて、「その続き」を作ることのはずなんですけどねえ

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Mon 2004.06/28

プレ・第21話感想

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 すみません、文章が長くなりすぎて推敲作業が大変なことになってます。

 とりあえず、部分的な感想だけを小出しにするということで、細かい掘り下げをまずアップすることにします。

 明日は本更新をする予定ですのでご勘弁を……。

  • 悲壮な変身シーン

 何度か言っているようにぼくはプリキュアの変身シーンが大好きなのだが、今回は特に悲壮さ、緊急さを感じさせる演出で満足だった。

 やはり、女の子が変身することで「戦士になる」ということをここまで美しく表現できているアニメは少ないのではないだろうか。

 ブレザーを着ている時はそうでもないのだが、小柄なキリヤは元の姿に戻ると随分幼く見える。それに対して、今回のプリキュア達は面長な顔立ちで、少し大人びさせて描かれているようだった。

 2〜8話あたりのプリキュアは頭身が低く、幼くディフォルメされたように描かれていたのとは対象的。彼女達の精神的な成長とお姉さんぶりが窺える作画だろう(もっとも2〜8話のディフォルメラインは、恐らく海外発注ゆえの「作画崩れ」だと思うのだが。それが今回では注力的に改善されているってこと)。

  • 挿入歌が美しい

 これが宙明ソングなのかは定かでないのだが、いい曲だと思う。戦闘のBGMではなく、説得・回想シーンのBGMとして挿入される所がプリキュアらしいかもしれない。

 ボーカルは五條さんなのかな?

  • 石は持ってるだけ

 どうやら、ダークファイブの面々はプリズムストーンを「持ち歩いてるだけ」で、それで生命維持をしているわけではないようだ。生命維持を司っているのはジャアクキングの力なのだろう。

 多分、「光の園(ドツクゾーン)←→虹の園」の移動にプリズムストーンが必要なんじゃないかな。だとすれば、光の園を脱出できたのがメップルとミップルの2体(+カード)だけだったという点にも説明が付く。まぁ、そうでなくとも「幹部がなんでそんな大事なもん持ち歩いてんねん」というのは「それはそういうお約束」のレベルだろう。ウルトラ怪獣がなぜか東京にしか攻めてこないが如しである。

  • マントの中に消えるキリヤの命

 この「死のメタファー」はなかなかに恐ろしい。これは多分、マジックの「バニシング・レディ」の演目が起源であって*1ホラー映画特撮番組で良く用いられるモチーフでもある。ぼくが実際そうなのだが、こういうメタファーは子供心に「クる」というか、強い恐怖心が植え付けられるもので、昔は何度も夢に出てきたものだった。

  • 最後にこれだけ

 顔中を(なぎさ咀嚼済みの)ポテチまみれにされても全然イヤそうな反応をしないほのかがエロかった。この演出家は変態か(戦慄)。

*1:意見提供のみやもさんTHX

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Sun 2004.06/27

 プリキュア感想、すいませんまた一晩寝かせてからアップします。

今週のデカレンジャー

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 泣けるなあ。

 どこまで「いい番組」を作り続ければ気がすむんだろう。


 「刑事モノ+戦隊モノ」の世界で、まさか『フェイス/オフ』が来るとは思わなかったので、それだけでも嬉しい。そうか、特撮SFだから、こんな離れ業も出来るんだなあ。*1

 そして、その大がかりなガジェットパロディを一話のエピソードにまとめあげる手際の良さ! 短い話でも非常に魅力的に思えるのは、勿論キャラクターの個性が十分に引き立てられているからに他ならないでしょう。要するに、基盤がしっかりしてるから、その上にデカいものを載せても充分支えられるわけですね。

 素晴らしい。ひとつの番組のあるべき姿が見られます。多くの番組は手本にすべき。

 あ、今回のアリエナイザーは「ウージョン星人」だったのか(笑)。それは気付かなかった。

 こないだの「クリスト星人ファーリー」といい、「子供が気付かなくてもいいようなどうでもいい所」にコダワるのが大人の遊びってやつですね。

*1:もっとも、戦隊モノに「入れ替わり」はお約束なのだが、今回はやはりフェイス/オフを意識して引用していたと思う

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 13:05 昨日のプリキュアに関して、引用のチェックする人がいないというのは、かの作品に限らずファンや受け手側があまり引用元を知りたがらない傾向があるからではないでしょうか?そういう引用を好んで指摘するのはファンではなく、批評家側に属する人や雑誌のライターだったりします。ファンはこれは何々の引用だとか喋りたがる人をうざがったりする場面は現実でもよく遭遇してませんか?

izuminoizumino 2004/06/27 13:12 うーん、でも2chの本スレは読んでます? 割と「○○を思い出した」とか「最近の子は○○を知らないのか」っていう発言が多いと思いますが。「引用」という言い方は確かに好んでないみたいですけどね

izuminoizumino 2004/06/27 13:15 まぁ、そういう「引用元を知りたがらない傾向」があるにせよ無いにせよ、その傾向で感想が一元化されることが嫌なわけですよ。もしチェックする人が居れば俺は喜んで読むぜ、という意思表示ですね

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 13:15 なるほど。すみません。2方面のアニメスレは全然読んでませんでした。で、そういう元ネタを気付いたり指摘したりする発言とかに対して、周囲のレスポンスはどうなんでしょうか?

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 13:19 確かに批評と言うか、読解が一方向だけしかないと言うのはつまらないですね。でも私が今までに元ネタチェックされてたような作品はあ〜るだったりプリズムコートみたいな引用してると言うのを全面的に押し出した作品な気がしますね。そういうのからはプリキュアはちと離れているような

izuminoizumino 2004/06/27 13:21 オッサン同士で盛り上がったりオッサン呼ばわりされたりですね(でも実際の発言者は二十代くらいだと思う)。基本的にあそこの空気は和やかなもんなので<レスポンス

izuminoizumino 2004/06/27 13:27 逆に「ケロロ軍曹」くらいの、解りやすすぎる引用だとチェックする気も失せるような……(笑)。直接的なパロディよりも、無意識的な引用を探す方が興味深いと思います。プリキュアは、80年代テイストをあえて狙っているアニメでもありますから。エヴァでいう「70年代の影響探し」みたいなもんですね

izuminoizumino 2004/06/27 13:31 まぁ、それが「批評家やライターの仕事」といやあその通りなんですが

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 13:34 うーん、それは引用のやり方にもよるのではないでしょうか?ケロロやあ〜るのような台詞やシーンを持ってくるサンプリング的な手法より、演出法やキャラ配置での引用は本来は言及しづらいものなのでは?ドラマ作りは引用以前に原型的なものが既にある為、明白にここは何々と言う作品から持ってきたとは言い辛いのではないでしょうか?

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 13:35 そうですか。スレは和やかですか。もっとギスギスしてるイメージがあったのですが

izuminoizumino 2004/06/27 13:40 以下は私見なんですけど、現在のアニメ表現はここ10年くらいで進化しすぎたために、かえって古い表現を見直す機会が(アニメファンにとっても)必要だと思うんですよ。その点で引用チェックという作業に価値はあるだろうと思います(あと、別に「正解探し」じゃなくていいんですよ)。その点、ケロロの場合は単純に「笑いのツボ」を探す作業ですしね

izuminoizumino 2004/06/27 13:45 カレイドスターで喩えると、「あのすごい特訓シーンは仮面ライダーだ」→「いやエースをねらえだろう」→「それを言うならトップかも」→「結論:直球スポ根で良かったんだ!」となってたわけです

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 13:52 たしかに引用チェック自体に意義はあると思いますが、その引用元がアニメだった場合だいたいに於いて更に引用元があるはずでは?TVドラマだったり映画だったり。そういうのを指摘していくのは無限に続いてしまう気がします。

izuminoizumino 2004/06/27 13:56 そこらへんは辿れるだけ辿ってもいいし、20年以内くらいに絞ってもいいんじゃないでしょうか。結局は筆者の知識範囲に収まるわけですから

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 13:56 これも私の側からの私見なんですが、izuminoさんの言う古い表現の見直しというのは、別の意味では脚本家演出家自体の力量不足から来る『判り易い表現』への寄り掛かりではないでしょうか?勿論ドラマとしてそういった『判り易い物』が価値として劣っているわけでもないですが

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 13:58 確かに引用を辿るのには個人的な限界が有りますから、絞ってもいいですね。時間的な限界よりもメディア的な限界、同メディアであるアニメだけに限るとかの方が批評的には正しい気もしますが

izuminoizumino 2004/06/27 14:00 うーん、諸説あると思いますが「判り易い表現」って、難しい、力量のいる表現だと思いますよ。「判り易い表現」ができない作家こそ力量不足だ、という、こちらも私見でお返ししておきましょう

izuminoizumino 2004/06/27 14:06 >メディア限界 サブカル作品としては、特撮と漫画と映画は避けて通れないところかと。カルチャーの横の広がりはあった方がいいと思います(80年代といえばアイドル文化の影響なんかもありますしね)

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 14:15 ぬう、ならばこちらも私見で返します。恐らくizuminoさんの言う「古い表現」と私の言う「判り易い表現」というのはいわゆる古典的なドラマの積み上げの事だと思うのですが、これを出来るか否かは単に作り手側の時間的余裕の有無によると思うわけです。単に作品の上映時間や放送期間が何クールあるかという次元でですね。そこからドラマに関わる人間の数と範囲を逆算して、段取り善く描けばそう難しいことではないと思います。

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 14:18 横のつながりに就いて言及するのは難しい気がします。それこそ作者や脚本家が何の影響を受けたかまで推測し、年齢や以前の作品にも言及しなければならない骨の折れる作業だと思います。ただ読む側としては確かにそれは面白いです。

seishinouyaseishinouya 2004/06/27 14:24 流石にチャット状態でコメントを続けるのもご迷惑かと思うので、この辺で辞めておきますね

izuminoizumino 2004/06/27 23:08 またお越し下さい

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Sat 2004.06/26

明日はプリキュア

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 最近のプリキュア界では「任せます」というのが流行っているようです。ウチも色んな人から「任せました」と言われます。

 そして、ついにid:dokoikoさんに「もう理論分析については全面的にいずみのさんに任せます」(id:dokoiko:20040620#p3)と言わせて退けることに成功したわけですよ。……いや全然めでたくないんですけどね。ぼく一人の分析なんてたかが知れているので。*1


 なんつーか、ぼくがプリキュア感想界に求めてるのは本放送時のエヴァ感想に近いものなんですよ。こう言うと当時を知る人は「うへぇ」って思うかもしれませんが、いいじゃないですかエヴァ語り。エヴァ感想の良かった所は、とにかく感想の多様性があったことだと思う。SFオタクSFの言葉で語り、特撮オタク特撮の言葉で語り、音楽オタク音楽の言葉で語り、哲学オタク哲学の言葉で、オカルトオタクオカルトの言葉で、語る背景を持たない若者は自分の言葉で語った。それが良かったわけですよ。

 ネットアニメ感想を全部読んでるわけじゃないんですが、これほど多様性のある感想がなされているアニメって、今はプリキュアだけなんじゃないですか。アニメとしてのプリキュアの可能性って、そういう所だと思うんですけど。人気や視聴率がどうこうじゃなくて。

 00年代に入ってからのオタク業界は、ギャルゲーライトノベルは多角的に語られてきましたが、アニメでそういうのは殆ど無かったわけでしょう。*2


 というわけで、どのサイトにどんな感想の役割が任せられているのかちょっと見ていきましょうか。ニュース系は割愛して、いわゆる「普通のアニメ感想」ではない感想サイトを集めてみます。

 紹介文が適当ですが、管理人さんが気を悪くされたらすみません。

 こないだからダダ誉めモードに転換されたそうなのでダダ誉め担当。

 まぁ「基本は愛」という感想サイト群がありまして、その代表格がここやダイヤモンド三菱辺りだと思います。

 そこにFuku Diaryを入れると、プリキュアン同士のオフ会オフレポ)担当っていう側面もありますね。

 最近は本放送の文字起こしサイトと化しているような。『バキ』に対する「今週のバキ」みたいな立ち位置かな。非・アニメオタクな視点からの、世界観や裏設定の深読みなど。

 こういう言い方は(組織化を促すようで)良くないと思いますが、お互いにコメントしあう「ほぼプリ周り」というサイトグループが出来ていて、それらの中心になっているような感じもします。

 やすぴ〜のAnything -たわごと- Explorersimの(週刊)プリキュアンダイアリープリキュアをひそかに応援したい日記負け犬の日記あたりがそうだと言えるでしょうか。「勝手にカテゴライズすんな」と怒られそうですけど。

 くさす所はくさすストレートな感想担当。不満点確認用ですね。この人も、深読みはほぼプリに任せてるみたい。

 「音楽担当」ということでよろしいですか。あと、経済面からの切り込みもあって面白いです。

 プリキュアを易断してます。こういうことする人が居るのが凄い。

 ほのなぎ妄想は任せました。

 まぁ絵描きさん系は挙げていくとキリが無いのでとりあえずこことここだけ。


 こうやって並べることで気付くことですが、「引用チェック担当の人」が居ないみたいなんですよね。そういう指摘感想が出てくるのは、2chの本スレの方が活発だというのはあるでしょうが。

 例えば「オープニングは“?のブーメラン”だ」「キャラデザはSUEZEN作画を思わせる」に留まらず、「石を七つ集める設定は『ドラゴンボール』」「第9話は『ジョーズ』で、第12話は『ICO』だった」「マドンナはお蝶婦人」「ポイズニーの変身能力は過去の魔女っ子やキューティー・ハニーに対する引用ではないか」「20話の、巨大な髪の毛を遠景から撮影したショットは特撮番組を意識しているようだ」とかとか、引用的な見所も多いアニメだと思うんですけどね。

 どうでしょう。やるなら今が狙い目ですよ。

続・リファ

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  • 「佐々のえる やおい」 …何度でも言いますが、誰かつくってぼくに読ませてください

*1:つうか、正直に言えば俺以上の論者があと2、3人欲しいくらいだ!

*2:もっとも、「ギャルゲー語り」をしていた人達の殆どはプリキュアをスルーしている傾向があるにはある。例外があんよさんくらいかな

yogirikazaruyogirikazaru 2004/06/27 01:31 ウチは現在、褒め殺しサイトです(笑) ところでいずみの先生!(福)さんのところが抜けてます!どこかの分類に是非入れて下さい!

izuminoizumino 2004/06/27 01:38 (福)さんとこはなぁ……、割とよろず系だと思うんですけど(笑)。あ、プリキュアンの交流担当っていう役割はありますね

yasupiyasupi 2004/06/27 01:41 うむ、なるほど。(._.) φ メモメモ 鋭いっすね。☆でもでもでも〜今後のプリキュア本編の展開ではちょちょちょこっと変わっていくかもかもかもです。☆改めて、プリキュアというアニメ作品を通して、様々な視点からの感想・解釈・分析etc.あっていいですし、それがまた理解を深めることにつながると思いたいですね、わたしは。ってかな。これからもどうぞよろしゅう>ALL

dokoikodokoiko 2004/06/27 02:12 あれですわ。僕は僕のやりたいことをやるだけですね。キリヤがいなくなればキリヤ担当を外れるわけで、4回戦ボーイから再挑戦へと進むかも。

izuminoizumino 2004/06/27 03:02 >yasupiさん やすぴーさんにはケーキをお任せします。//>dokoikoさん お待ちしています

fukudiaryfukudiary 2004/06/27 04:15 いや〜、うちは感想からは降りつつあるので……。特段分類して頂かなくても(笑)。

ひりゅひりゅ 2004/06/27 05:01 おはようございます。こちらへ書きこむの初めてですね。よろしくお願いします。さて、いずみのさん以上の論者って居るんですか(ぷちつっこみしてみたり(笑))あとは、プリキュア視点の違う人の対談載っけてるとこがあっても面白いかもしれませんね(コメントを書いてる時点で、対談なのかもしれませんが・・・)他力本願ですが、皆様のコメント楽しみにしていますんで、頑張ってください。私には無理ですので(滝汗)では、この辺で失礼します。

izuminoizumino 2004/06/27 10:07 まぁ、(福)さんはむしろネット感想よりも飛び道具を使える立場なわけで……(笑)。//>ひりゅさん 贅沢な話なんですが、なんでプロやセミプロのライターでハマってる人が少ないんだろう? という物足りなさはありますね

みちたろみちたろ 2004/06/27 23:35 こんばんは。呼ばれたような気がしまして。なるほど、カテゴライズには僕はとくに異論はないです。うちはできることだけ必死こいてやっていくという程度でして

izuminoizumino 2004/06/28 17:06 実はみちたろさんの読書量にはぼくは全然敵ってないので凄いなと思います。そっち方面の知識とリンクした文章を期待しちゃダメでしょうか……。ヤボなのかもしれませんけど、例えば力への意志とか他者論とかに繋げるのも面白そうに思えるのですよ

みちたろみちたろ 2004/06/28 19:25 うおっ、すごい課題をいただいてしまいました。恥ずかしながら自分の中ではまだまるでその辺がつながってなかったりします(汗。また何か思いついたら(いつか)書くかもしれませんので、できるだけ期待せずにお待ちくださいませ

gashigegashige 2004/06/28 23:28 こちらで紹介されていることに、今頃気がつきました。(´Д`;) そしてうちは「くさす所はくさすストレートな感想」の“担当”だったんですねw つーことは「なぎさタン萌え〜」とか「ほのかタン(*´д`*)ハァハァ」とか書いとるわけにはイカンということですな。 …いや、これもストレートな感想か(爆) いやしかし、うちなんかは名前が出ても“プリキュアの感想を書いているその他のサイト”というカテゴリーに分類されると思っていただけに、まさか単独で紹介されてるとは! とにかくそれが一番ビックリしました。 そんな感じでマイナス思考全開な日記サイトですが、これからも宜しくお願い致します。m( __ __ )m >izuminoさま&ALL

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Fri 2004.06/25

『サムライチャンプルー』第5話「馬耳東風」

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 モノローグに石塚運昇を起用し、小ネタのギャグと微エロとプロット重視の物語進行。要するにただのビバップ。最初からこうすりゃ良かったのにと思う程度には面白い。

 面白い、んですが、ビバップをやるなら最初からビバップをやってるでしょうし、これは標準エピソードではなくてレパートリーのひとつと見た方がよかろうと判断しておきましょう。第一、ビバップハードボイルド探偵モノ)なんであって、一応ロードムービーを騙っているチャンプルーでそれをやるとテーマの放棄になりかねないわけで。

 それにしても、毎回「オチらしいオチをつけない」「オフビートBGMでシメる」ことで即席の「ロードムービーっぽさ」を醸し出そうとしている辺り、やっぱりスタイルだけのアニメだなあ、という印象は拭えないです。

  • 追記

 でもまぁそれを差し引いても今回は面白かったかな。反感買われるのが怖いので一応念を押しておきます。

yogirikazaruyogirikazaru 2004/06/25 22:10 センスやアクションは秀でていて、物語性はスレンダー。プリキュアとは正反対?(笑) 面白さを求めるベクトルの違いでしかなく、どっちが優れてるってほどの違いは無いような。まぁ、目指してるのは『三匹が斬る』であって、『子連れ狼』じゃないと言うかそんな気がしますが。

izuminoizumino 2004/06/25 23:02 ベクトルの向かい先によって必要な表現も変わってくるわけで、その意味では、表現に適した技術に欠けているようにも見えますね(だから、手慣れたビバップ形式に戻した途端に面白さも戻ったわけで)。このままで、ちゃんとテーマを貫徹させられるのかなあ、という視点で観てます

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Wed 2004.06/23

日記が休みがちですが

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 最近始めたmixiの方が面白いからなんですけどね。

 返信しないといけないメールもほったらかしで申し訳ないです。

 とりあえず溜まる一方のリファ情報リセットするためだけに更新。

面白リファ

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  • 革命の日 ドリ」 …俺が読みたいっちゅーねん。誰か書いて下さい
  • 「去勢 少年 館」 …なんで館?
  • ロリ映画 エマ ワトソン」 …今日、映画雑誌立ち読みしてハリポタ第三作の記事読んだんですけどね。えぇ正直に言いますよションボリしましたよ。あんなに育っちゃってあーもう

リファに追加

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  • 「亨 裕史郎 小説」 …だから俺が読みたいんだって!

 と言いつつこういう所を漁る夜です。

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Sun 2004.06/20

マリみてと母娘愛

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 というわけで(id:izumino:20040617#p1)疑似親子関係という視点からマリみてを読み直していたわけですが、いやあ、面白い面白い。時々、百合視点よりもグッとくる描写もありますね。

 まぁ『愛の若草物語』にしてもそうなんですが長女メグは「母」として描かれ四女エイミーは「娘」として目に映るわけで、姉妹愛を疑似家族的に置き換えるのは自然なことかもしれません。そもそも成長期の子供は「養子空想」を遊ばせて「この両親とは違う別の親がいるかもしれない」と思い込むものですが*1それが投影される対象がグラン・スールであり、また、女の子の未発達な母性本能を満たしてくれる対象がプティ・スールであったりするのでしょう。

 うーん、こう書くと凄く普通の読み方なんだけど、百合的解釈がスタンダードなマリみてだと、かえって新鮮味のある解釈だなあ。


 しかしマリみてに特徴的なのは、ソロロフォビア(姉妹恐怖)が存在している*2のに対して、実の母親に対するコンプレックスは特に描かれていないっていうことでしょうか。通常の母娘関係も大抵はうまくいっていて、露骨にマザー・コンプレックスを表明しているのは聖くらいでしょう。あと、乃梨子が妙に「母性を必要としない子」として描かれていたりはしますが。


 では順番に確認していきますか。

 前も書きましたけど、祖母→母→娘そのまんま。蓉子=おばあちゃんは言わずもがなで、祐巳聖母イメージを祥子に投影しているし、祐巳を躾ることで満たされようとする祥子は人形で「お世話遊び」をして喜んでる子供みたいに見えます。んで正統派の仕方で紅薔薇の妹になるには祐巳母親のように見る必要があるわけで、そういう意味でも可南子は有力候補なのかもしれません。

 江利子の母親っぽさも言わずもがなですが、痛ましくてしょうがないのが令。無理して男親を演じようと頑張っている女親にしか見えない……。しかも娘に「対等な関係になりたい」とか「強くなって欲しい」とか言われる情けなさよ。由乃にとっての令は、疑似母親である前に従姉っていう認識が強いから、そのズレがあるんでしょう。なかなか妹を作れないのは、由乃に母性が発達してないからかな。

 聖にとってのお姉さまは母親代わりとしてちゃんと機能してるんだけど、娘を溺愛/神格化しすぎて破綻した栞との関係や、「自分にそっくりすぎる娘とは親子のように付き合えない」っていう志摩子との関係は生々しくてもどかしいな。その代わりに祐巳で母性本能を満たそうとしているのがまた泣けるんですが(リアルに同性愛者っぽいなあ)。志摩子乃梨子は対等すぎてあまり親子っぽくない。やっぱ聖以降の白薔薇の血はちょっと変かもしれない。乃梨子は妹探しに苦労しそうだよなあ。


 新聞部姉妹の関係も「キャリアウーマンと手間のかからないしっかり娘」っていう感じで微笑ましいですね。

 んでこうして見ていると、聖蓉とか祥令といった同学年カップリングが妄想しやすい理由もわかってきますね。対等で親子っぽくないからか。反面、現二年をカップリングさせにくいのは志摩子由乃が対等な相手を別に作ってるからかもしれません。


 あと解ったのは「男性読者の母性本能」っていうのは、刺激されるとかなり反応しちゃうってこと。それは『愛してるぜベイベ★★』でも言えたことなんですが。

北米に咲いたYURI(Moonlight Fantasia)

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 みやもさんに振られたので簡単に語ってみましょうか。

 とりあえず、外縁的にチェックしてみます。

  • 殆ど「男役×女役」の組み合わせが好まれてるんですね。そういやあケイも魎呼も「俺女」だし……って、英語圏で一人称や語尾の性差は認識されてるんでしょうか(吹き替えの芝居を男喋りにしてアピールはできるか)
  • するとやっぱりマリみてはフェム×フェム系(女の子らしい女の子同士)の組み合わせだったのが向こうにとっても新鮮だったのかもしれない
  • 女性ファンが「私レズかしら」「バイかも」とか一人ごちるあたりはアメリカ人らしい短絡思考。日本人的に「他人の恋愛を眺めているのが楽しい」という割り切った発想はしにくいのかも
  • すれっからしのアニメオタクにとってはあまりもの演出のイケてなさで不評だったアニメマリみてですが、なるほど原作小説が「半永久的に英訳されないであろう」状況ではアニメが一番「言語の壁を飛び越えやすいメディア」であって、その文化貢献度は評価していいかもしれません
  • アメリカのyaoi業界では「○○×●●」の「×」のかわりに「/」を使うんですが(だからyaoiの同義語としてslashとも呼ばれる)、それがyuriにも用いられている辺りyaoiとの同一視が進んでるみたい

 さて、今ではどうか知りませんけど、女友達が一緒に歩く時に手繋いだり腕くんだりしがちな日本の国風は割と珍しいそうで、そこが文化的な違いと言えばそうかもしれません。ぼくが思い付くポイントはそれくらいですかね。

 文化的格差なんてそうそう語れるものでもないですし、男性オタクも大体似たような楽しみ方(ウチで何度も指摘しているような「微笑ましい姿を眺めるだけ」の楽しみ方)してるなあっていう印象を受けます。もっと細かく観察すれば違いを発見できるかもしれませんが。例えば男女の棲み分け方の違いっていうのはあるでしょう。日本の場合はまず女性のコミュニティありきでしたが、アメリカは少し男性が先行で、後はほぼ同時成長? なのかな。日本人オタクにありがちな「女性の視点にすり寄る」的な態度も少ない気がします。


 あと、心に留めて置いた方がいいのは、日本人だろうがアメリカ人だろうがオタクがみんな女流文学を読んでるわけじゃないっていうことでしょう。*3

 日本人オタクにしたって、過去の少女小説やエス小説の存在を知らなかった人達は「マリみては新しいっすよ」とかなんかの先走った感想で無知ぶりを発揮していたわけであり、それと同じことはアメリカ人オタクにも言えるんじゃないかなという気はしますね。その国における文学的背景が、そのまま若い消費者達に影響を与えているとは限らないわけですから。

 むしろハリウッド映画における「ナマモノ」の影響を見た方がいいのかも。例えばチャリエンはどう見えてたかとかですね。アメリカ人セクシュアリティ意識っていうのは、多分、映画歴史を追った方が理解しやすいと思います。

 それにしても、最近の百合ブームに対して小谷真理沈黙したまんまなのがちょっと残念、こういう時こそあんたの出番なんだぜと思うのに。やおいエヴァの時ほど触手が動いてないんでしょうかね。*4

  • 余談

 個人的には「この全くノーマルなキャラ達の中で、最高のレズビアンになるのは?」のアンケートに対する「8位:鮎川まどか」という結果がツボヒット。考えたことも無かったよ。相手役はやっぱりOVA版の春日あかねを想定してるんでしょうか(しかしそれで8位か……)。

 まぁ、ひかるや春日姉妹に対して姉御肌な所がウケてるのかもしれない。

 いかん、ちょっと興奮してきた。オレンジロードでそれは反則だ……。誰か同人誌作って下さい(無くもないような気はするが)。

*1ユングはこういう空想を「二親イメージ」と呼んでいた

*2:主要キャラの全てが「一人娘」あるいは「兄妹の紅一点」であって、実姉妹の存在が隠蔽されている。唯一の実姉妹として内藤笙子とその姉が出てくるのだが、こちらはうまく付き合えない姉妹同士がソロロフォビアを乗り越える話として用意されている

*3:しかも向こうのオタクはアニオタが中心。せいぜい「アン」や「若草物語」程度じゃなかろうか(それもアニメから先に入ってるかもしれない)

*4:そういや水玉蛍之丞はまたなんか解ったような素振りで語ってたりするんだろうか? SFマガジン読んでないからなあ

asukasyoasukasyo 2004/06/20 14:36 そうなんですよね。マリみてが流行りだした頃、もう既に少女漫画や少女小説を読んでいた身としては、なんか認識にギャップがあったわけで。そこらへんがイマイチ乗り切れなかった理由でもあるような気がします

みやもみやも 2004/06/20 17:25 早速ありがとうございます。たしかに文学的土壌とアニメ視聴の土壌を直に重ねることはできないですね。……ということは、北米アニオタの若年層でも「アニメのマリみてが百合作品の原体験ですぅ」な人たちが生産されてるわけか(^^;

redmanredman 2004/06/20 22:17 江利子って母親っぽいですかね?令に対しては何もしていないという印象しかないんですが。

izuminoizumino 2004/06/20 22:40 >asukasyoさん、みやもさん 未知の分野と接触した時は「発見」ではなく「邂逅」だと思うようにしたいものです。まぁ百合に限らなくても、二次コンやロリコンの初体験がアニメっていう人多いでしょうしねえ。なんだかんだ言って、向こうの連中の萌え感情は日本のとは別物だと思うんですけど(笑)

izuminoizumino 2004/06/20 22:54 >redmanさん コメントどうもです。さて世話しないからといって親らしさが無くなることも無いと思いますが。令を心配する時はしてますし、由乃を白雪姫、自分をお妃に喩えるシーンを見逃したくないものですね

izuminoizumino 2004/06/20 23:06 何もしていないというより単に影が薄いだけかもしれません。出番も男相手ばっかしてますし

izuminoizumino 2004/06/21 02:05 ttp://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20040621 といってたら小谷真理特集。シンクロニシティー!

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Thu 2004.06/17

izumino2004-06-17

よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』3巻(ISBN:4403616526)

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 再び予想以上に面白かったです。

 このテの漫画のお約束として、主役級の男はみんな辛い過去やトラウマを抱えててしかも超人で人外魔境だったりするのは確かにあざといんですがそれを差し引いても面白かった。

 まずジャン→小野→エイジの師弟関係に触れてひと泣き。

 そして橘さんのコイバナは憎めなさすぎる! 泣ける!(別の意味で)

 あと、やっぱりよしながふみの描く女親子はいいですね泣けますね。(こう言うとみっともないけど)男の中の女心とマザコン心に直撃ですよ。特に千影母とでこちゃんが重なって見える(千影母が桜子に甘えてる/母親役になっているように思える)あたりがやられたーって感じでもう。


  • 余談

 ジャン→小野→エイジにしろ『愛すべき娘たち』の祖母→母→娘の関係にしろ、一対一(=恋愛)じゃないタテの関係が読んでいて面白いのは、普段は得られない神の視点で人間の関係性(愛情の移動)を観察できるからかもしれない。伊藤剛(id:goito-mineral)さんは「多様な関係性の祝福」っていう言葉を使ってましたがそれと同じことのような気もします。

 マリみてスール制度(姉→姉→妹の関係)を眺めることが我々にとって魅力的なのも、多分同じこと(神の視点で愛情の移動を観察すること)なんだろうなあ。

 例えば紅薔薇ファミリーの、母親(姉)には向けられなかった愛情を娘(妹)に向けて補完する、という関係は実際の親子愛を映しているようにも思える。うーん、今度、百合(疑似恋愛)視点じゃなくて疑似親子視点で読み返してみると面白いかもしれない。っていうかなんで今までこれに気付かなかったんだろう……。ヒントは大量に出ていたのに。*1

昨日の事後処理

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 既に鎮火しているようですが事後処理します。ここから別の話題に発展させられるならそれはそれで。

  • 感情レベルの「嫌いだから擁護しない」について

 ぼくも自分の意見がその時々によって変わる不安定な人間ですから(大抵の人はそうだと思いますが)、必ずしも「その作品自体の嫌悪する感覚>>魔女狩り的なバッシングを嫌悪する感覚」という優先順位で感情を持つわけじゃないだろうなと思います。むしろ「魔女狩り的なバッシングを嫌悪する感覚>>>(超えられない壁)>>>その作品自体の嫌悪する感覚」という地雷犬さんの感じ方の方が自然で健全なんじゃあ? と、自分がよく解らなくなったりも。


 ひとつおかえししておきますと、ぼくは地雷犬さんの言う「嫌いな作品の関係者が犯罪で捕まったらヤッター」という感覚にはまったく共感が持てなかったんですよね。それはぼくの場合「作品の評価は作品の評価、作者の評価は作者の評価であって、作者がどんな人格破綻者やったり犯罪者やったりしようがそれと作品の善し悪しは何の関係も無いやろうが!」という感覚が優先して出てくるからなんですけど(作者本人に恨みがあるなら別。単に打ち切りが嬉しい、ってのはあるかもしれない)。

 地雷犬さんが「嫌いな作品が訴えられてヤッター」という感じ方に、最初まったく共感できなかったというのはこれと同じこと(「魔女狩り(略)感覚」が優先して出てくるから)なんじゃないかと想像しています。

 まぁだから、人やTPOによって色んな感じ方があるぜ、ということですかね。


  • 「正しい教育法」について

 リアルの親御さんからもコメントいただいたりして恐縮です。

 「正しい」という言葉には「正しいことをみんながやれるわけじゃない」という含みもあります。理想論としての「正しい」でした。

 なぜ「何も与えない」ことを理想的だと思うかというと、多分ぼくの憧れもあるんじゃないかと。放任主義で育てられた末っ子なんで、規律のある教育はいいもののように思えます(あと、『老子』の読み過ぎなんだな。無闇な刺激で欲望をかき立てるな、っていう教えがあるから)。

 反動でオタクになっちゃうっていうのは実際そうみたいですね(子供の頃おもちゃを買って貰えなかったらしく、今は自分の金で買う癖がついちゃった友達が居る)。でも、成人してから濃いオタクになったことを後悔するかどうかは、本人の価値観次第のような気も。


 躾の善し悪しについては吉本芸人今田耕司宇治原史規(ロザンツッコミの方)の話を思い出しました。二人とも、アホみたいに躾の厳しい家に育てられて、それは良く似た教育法だったらしいのですが、今田は途中でブチ切れてグレまくった一方、宇治原はそのまま素直〜に勉強して京大生、っていう(職業に漫才師を選んだのは躾の反動だったかもしれませんが)。

 つまり子育てに王道無しであって、何がうまくいくか、悪い影響を与えるかなんて解らない以上「これはうまくいくかもしれない」ということだけができるんでしょう。

 スナドリネコさんも「生き物にそうすることが正しいことをやれるかな。俺達にできるのはそうしてもいいことだけだろう」と言ってますしね(唐突に劇場版『ぼのぼの』から引用)。

サムライチャンプルーの3、4話(「以心伝心」の前後編)

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 お話も退屈だしテーマも陳腐だし時代劇を観てんだが西部劇を観てんだか現代マフィアものを観てんだか良くわかんないノリ(これはわざとミックスさせてるんだろうけど、雰囲気を変にさせてるだけでドラマ性の向上には関与してない)だしで、いくらでも文句は言えるんですが、ラストで観客を突き放したような投げっぱなしで終わらせる所で凄く「嫌な気分」を感じて、ああこれはなんかいいかもな、と思ってしまいましたよ。こういうスッカラカンなオチも気持ちいいといえば気持ちいい。

 これが計算して作った異化効果による「嫌な気分」だとしたら、期待してもいいかもしれない(単なるつまんなさによる可能性もまだあるけど)。

 とりあえず絵と音楽マッチしてきているし、ロード・ムービーっぽさも(一応)出てきているので、後はどれだけ全体の雰囲気を構築できるか、かなあ。

*1江利子とかね

きらすきらす 2004/06/21 09:35 『西洋骨董洋菓子店』、あとは最終巻だけですね。続けて感想楽しみにしてます。

izuminoizumino 2004/06/21 11:20 完結してたんですか(笑)。てっきり未完だと思ってた……

Wed 2004.06/16

アニメ感想日記「はてなダイアリー - in the pocket」

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 面白いサイトなのに、なんかぼくしかはてなアンテナに登録してないのが勿体無いので紹介してみます。

 ご兄妹ふたりでIDを共有しているみたいなのですが、視点の違いとか、たまにネタ振りがあるのが楽しいです。仲良さそうで羨ましい限り、というか『恋風』絡みのコメントに妙な緊張感があってドキドキしたんですが。

佐世保女児殺害事件について少し

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 ここでは時事ネタにあまり言及しないつもりでしたが社会派くんがゆく! RETURNS村崎百郎の発言が相変わらずの鋭い妄想だったので紹介しておきます。期間限定記事らしいので最初の段落をコピペ

長崎は今年もダメだった(笑)  村崎百郎


 雨の季節の長崎には猟奇犯罪が似合うとでもいうのだろうか(笑)。またしても惨劇の舞台は長崎県である。昨年の長崎幼児殺人事件の時も、俺はこの手の事件が起きると必ず行われるマスメディアによる見当違いの「犯人さがし」に嫌味と皮肉と嫌がらせを込めて「ホラービデオなんかよりも、被爆地である長崎子供たちに行っている被爆教育(並の死体ビデオなんかメじゃないほどコワ〜イ被爆写真を沢山見せられるそうですねえ)の方が、よっぽど深刻な恐怖と衝撃を与えてトラウマを植え付けている事実を無視するんじゃねえ!」と冗談のような真実を指摘したはずだが、今回も誰もそのことについて言及しねえんだから、この国の教育関係者はどいつもこいつも脳が腐ってるか阿呆揃いだと思って間違いないだろう。“平和のための祈りを込めた熱心な被爆教育”が、かえって子供たちの心を荒廃させるんだから笑っちまうぜ。嘘だと思うならもう一つの被爆地、広島を見るがいい。あそこも明らかに行き過ぎた被爆教育が元凶となって子供達の心を蝕み、そのおかげでいまだに全国で一番、暴走族が凶暴に暴れ回ってるイケてない地域に成り下がっているではないか。これは俺一人の電波な思い込みじゃなくて、実際に広島長崎出身の連中から「子供の頃、被爆写真を見せられるのが怖くてものすごく嫌だった」って聞いてんだから、全くのデタラメでもないんだぜ。『はだしのゲン』が日野日出志よりもはるかに怖いホラーマンガであることに異存のある奴はいないだろう。熱心な被爆教育は、平和を愛する心を育てるかもしれないが、同時に多感な子供心にショックを与えてホラーマニアを増殖させることも念頭に置いてヤレよということだ。一つの猟奇事件は、その事件の報道を通して同様の傾向や趣味を持った人間の暗部を刺激して、確実に新たな猟奇事件の呼び水になる。それもふまえて騒ぎ方を考えろとマスコミの皆さんにも言いたいものだが、俺は犯罪報道無責任に娯楽として享受する最底辺の人間のクズなんで、ホントはどうでもいいんだよ。なるべく派手にやってくれ。

『社会派くんが行く』佐世保事件号外

 実に正しい、と錯覚してやみませんよ。

 唐沢俊一の方は石黒さんが紹介しているのでそちらを参考に。でもいつも村崎氏の方が面白いこと書いてると思うんだけどなあ。


 以下、私見かつ不謹慎極まりないゲスな話ですが今回の事件で目新しかったのは「被害者よりも加害者の方が可愛かった」という事実だろうなあと。まぁぼくもうっかりその写真を見てしまったクチなわけですが、ああこりゃ相手に優越感持っちゃってもしょうがないよねっていう造作をしてるわけでしょう客観的に。んでそういう意識から引き起こされる諸々の感情っていうのは想像もつかないけど本人にとってはすげえ重大なんだろうと、やっぱ小学高学年から中学生あたりの女子は怖えなあと子供の頃を回想したりするわけですけど。


 あとまぁぼくは実はバトロワが大嫌いだったりするのでそこに関しては結構溜飲の下がるような思いだったり。ああいう小説同人流通かエロゲーで済ませときゃ良かったんですよ。別にバトロワをこの事件の犯人にしたいわけじゃないけどなんというかな、オタクあるいはサブカルチャーに通じた人達はマスコミを叩いてアニメコミック文化を擁護することが多いんですが、人間の快楽原則(と商業主義)に基づいて刺激的な情報を無批判に垂れ流しているという点ではマスコミアニメコミックも同じでしょって思います。明らかに質が低い(より快楽原則に忠実な)のは確かにマスコミの方ですが、バトロワベストセラーになるくらいなんだから(←スノッブな決めつけ方)大して違わないでしょう。


 刺激的な情報バトロワに限らなくてもいくらでもあるし、(じゃあそれを全部18禁にしろという無茶が言えない以上)悪い影響を与える可能性はいくらでも続くんですから、それは「在るもの」として受け入れるしかないと。送り手側の良心と受け手側の選別的な消費態度に期待しつつ。(※太字加筆部分)


 注意しないといけないのは、バトロワに影響されてカッターで人殺すっていうのが車をトバすと気持ちいいから交通事故が起こるとか、プロレス技が格好いいから子供が延髄斬りで友達を殺すとか、そういうのと同レベルの自然な現象だってこと。

 具体的な防止策としては躾るのが一番だと思うんですがどうなんでしょうね。*1例えば昔の子供は「肥後守」を日常的に持ち歩いていてもそれを喧嘩に使わずに素手で殴り合っていたのは「肥後守」を「道具」として使い慣れていたからであって、カッターナイフや包丁をとにかく「道具」として叩き込む躾をしていればそれで人を殺そうっていう発想はあんまりしない筈でしょう(一時期バタフライナイフが流行ったのは、それを「武器」としてしか認識しなかったからでしょ)。カリキュラムとして子供プロレスルール(反則技や危険行為を含む)を叩き込んだり相撲とかさせたりすると喧嘩に慣れさせることができる反面、当然力の弱い子にストレスがかかってくるわけですが、そういう子はほっといても自然にいじめられるんですってば。うーん、つい冗長にだらだら書いてしまうからやっぱり時事ネタは避けるべきだなあ。反省。

コメント欄からサイト間までに溢れたので反応もこっちで

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「自分の好きな作品だったら擁護するけど、嫌いだったら(論理的におかしいと思っても)擁護しない」っていうのが自分は理解できない。でもこれって少数派らしいです。知らなかった。

地雷犬日記

 これはちょっとミスリーディングしすぎじゃないですかと思うんですがどうなんでしょう?

 感情レベルでいうと「嫌いだから(論理的におかしいと思っても)擁護は他の人に任せればいいや」というのは割と一般的な反応だと思います(調べたこと無いですが)。

 その後で、「論理的におかしいと思うから」こそ、擁護やフォローの方法を考えようとするのが道徳心や理性のレベルの反応でしょう。んで、道徳心や理性は誰でも持ってますしぼくも持ってます。

 地雷犬さんは、ぼくがコメントした「感情レベルの問題」だけを抜き出して、それを「全人格的な問題」にすり替えていないでしょうか? 理性の存在はどこに行ったんでしょうね。無いのかなウチには。


 ぼくも感情レベルの好き嫌いを「話の枕」にした後で、理性レベルで「バトロワも悪い影響を与えていると言えば与えている、それは否定できないし、でもそれを言うならその他のメディアも大抵似たようなもんだ」「メディア以外の問題に注意すべきだ」という構成で話をしてるんですが、それが無い(擁護をまったくしていない)かのように自分のコメント引用されるのはちょっと残念です。


 まぁぼくの書き方やレトリックが未熟だった(文章が脳内完結していた)ということなんでしょうけど、もう少し地雷犬さんの疑問点の意図を読み取って返答できていれば良かったと反省しています。

 ちょっと飛び火してますが、まぁ親になったこともない人間のヨタ話ということで基本的にはアレなんですがこうして意見交換ができる分にはいいのかな。

 森博嗣は確か、自分の子供が大きくなるまで新聞テレビも一切見せなかったしそれは正しいと実感した、とか自慢してましたけどあのケースはどうなんでしょう? 他の成功例を自慢していた親の意見を読んだこともありますけど、実際はそううまくいってないってことなのかな。

 要は親の腕次第なんだと思いますけど(あるいは、子供が親に隠れてその手の情報を仕入れてたのかもしれない)。


 あと「言論/表現の自由というのは『9割のクズ』の流通を全面肯定すること」……っていうのは良く聞く文句だしそういう主張も尊重したい反面、懐疑的な部分も実はあります。ここらへんはただの綺麗事なので意見を叩き合えるほど理論化はできてないんですが。*2

*1:あと「何も見せない、与えない」っていうのは実際正しい教育法だと思う

*2:例えば、送り手が全力で血を流しながら「流通させる権利を守ってくれる」からこそ、作り手は「流通させるに足るクズ」で送り手に応えるべきなんじゃないか? とか、うーん、綺麗事だな

地雷犬地雷犬 2004/06/16 08:34 んー、izuminoさんは、もし幼児誘拐殺人犯の部屋から「ふたりはプリキュア」のビデオが出てきたら、「あとまぁぼくは実はプリキュアが大嫌いだったりするのでそこに関しては結構溜飲の下がるような思いだったり。ああいうアニメはエロゲーで済ませときゃ良かったんですよ。別にプリキュアをこの事件の犯人にしたいわけじゃないけどなんというかな、オタクあるいはサブカルチャーに通じた人達はマスコミを叩いてアニメ/コミック文化を擁護することが多いんですが、人間の快楽原則(と商業主義)に基づいて刺激的な情報を無批判に垂れ流しているという点ではマスコミもプリキュアも同じでしょって思います。明らかに質が低い(より快楽原則に忠実な)のは確かにマスコミの方ですが、プリキュアもヒットしてるくらいなんだから(←スノッブな決めつけ方)大して違わないでしょう」と誰かが書いても平気なんでしょうか?

izuminoizumino 2004/06/16 09:35 うーん、そこらへんは理屈じゃなくて超好き嫌いの個人的感情です。嫌いなものは嫌い、と書きます。これでバトロワのイメージが悪化してヤッターってことです(まぁバトロワが好きな人は単純にイヤでしょうけど)>溜飲 あと、ぼくは大抵のアニメ/コミックは刺激的はメディアだと考えてますから、殺人犯の部屋から何が出てきてもおかしくないし、それについてぼくと同じ意見を言う人が居てもいいと思います

izuminoizumino 2004/06/16 09:38 あ、あー、そうか、本文で推敲ミスしてました。「マスコミもバトロワも同じ」→「マスコミもアニメ/コミックも同じ」です。文章の意図としては

izuminoizumino 2004/06/16 09:51 んで、刺激的なメディアが流行ってしまう一方で「それを出来るだけ安全なものにする為にはやっぱり送り手側の良心と受け手側の選別的な消費態度がないといけない」っていう話を挟んだ方が良かったかもしれません

くまはちくまはち 2004/06/16 09:52 こんにちは、こちらではじめまして。地雷犬さん、すいません、横から口をはさむのですが…。「バトロワ」には殺人の描写が出てきますが、「プリキュア」には、幼児性愛を助長するような直接的描写(つまりエロゲーのような描写)はありませんよね?置き換えて語るものではないのでは、と思います。

izuminoizumino 2004/06/16 10:05 >くまはちさん コメントどうもです。いや、プリキュアで幼児誘拐はまぁトンデモすぎるとしても(第一、誘拐するような年齢なら普通にエロゲー買えるんじゃあ……?)、子供が真似して怪我したりさせたりはする可能性はありますよね、プロレスごっこと同じで。その時はバトロワと同じこと(躾の問題)が言えると思うんですよ

izuminoizumino 2004/06/16 10:08 で、子供には不可能なアクションばっかりにして、正しいコブラツイストの掛け方も教えてくれるプリキュアの送り手は極めて良心的だと思うんですけどね

くまはちくまはち 2004/06/16 10:42 あ、そうですね、「幼児誘拐」を「コブラツイストで誤って友人の首の骨折る」にすれば問題ないって感じですね。まあ文章引用してそのまんま置き換える対象ではないです、ってのが言いたかっただけです…。ちなみに私は「プリキュア」より「バトロワ」の方が好きなくらいですけど、まぁ「バトロワ」を思春期の頃に読めば、人の1人や2人殺したくなっても仕方ないよな〜とは思います。ただ、その妄想を実行しちゃうほどの覚悟や無思慮さは無かったですが。なので、この加害少女の妄想力と情熱はちょっと羨ましいっつうか…、なんか悔しいです。

yasupiyasupi 2004/06/16 10:42 時事ネタを読ませていただきました。|マスコミの影響力は大きいものです。ただ昔以上にその情報に対しての判断する力、本質を見極める力が要求されてきているのはあるでしょう。ホントは溝が出来ちゃいけないんです。(マスコミと読み手の間に)☆しかし、わたしはバトロワが誘因だと言い切れませんし、むしろそれ以外の要因が大きかったと思う。特に、親子関係。やっぱり家族って、あると思っていたりします。だからこそ、なぎさの家庭のようなのを見せてくれる、どれみもそう。ああいうアニメを見て無意識的にも感じられたらいいこと何じゃないかって思うものです。

地雷犬地雷犬 2004/06/16 11:10 うーん、実は僕はプリキュアが大嫌いで放映終了日を指折り数えて待っていたりするのですが(笑)、それはそれとして、幼児誘拐殺人犯の部屋からプリキュアのビデオやグッズが出てきてマスコミがプリキュアと幼児誘拐殺人を結び付けたとしたら、嫌だし、怒りますよ。それは違うだろうと。「プリキュアで幼児誘拐はまぁトンデモすぎる」というなら、「バトロワで殺人はトンデモすぎる」でしょう。

izuminoizumino 2004/06/16 11:12 >ちょっと羨ましいっつうか そこはほら、くまはちさんが長崎出身だったら……(サイテー)

izuminoizumino 2004/06/16 11:16 >地雷犬さん えー、じゃあ仮面ライダーごっこ致死とかプロレスごっこ致死とかモータースポーツごっこ致死はトンデモなんでしょうか? あと、ぼくは「犯人にしたいわけじゃない」と書いてますし、その下で原因を躾の問題にシフトさせてますが、そこは読んでいただけてるのかどうか……

地雷犬地雷犬 2004/06/16 11:17 溜飲を下げた云々のくだりは、いじめられっ子が他人がいじめられているのを見て喜んでいるようにしか見えないんですけどね。

地雷犬地雷犬 2004/06/16 11:22 >くまはちさん 小学生以外の人間がプリキュア(じゃなくてもいいですけど)を見て、グッズとか買っているだけで世間的には(つまりマスコミ的には)異常性愛者と見られることは知っておいたほうがいいです。そういう意味ではバトロワとプリキュアは同列だってことです。

izuminoizumino 2004/06/16 11:31 >地雷犬さん あのう、どうせならミスリードしないで児童犯罪の話に限定してください

地雷犬地雷犬 2004/06/16 11:36 躾の話についてはその通りだと思います。と、いうかバトロワが殺人者の家から出てきてヤッター、て言う気持ちがわからないってことなんですけど。

地雷犬地雷犬 2004/06/16 11:47 あー、うまく書けてないですね。すみません。自分のいいたいことは、この事件の影響でバトロワのDVDが発売延期になったり、同種の小説の出版が阻害されて、同人でしか流通しなくなるのはアリなのか、ということです。で、当該の記事からはそれがアリとしか読み取れない、ということです。アリじゃないなら、それでいいかと思います。ま、自分はそれほどバトロワ好き(むしろ嫌い)なんですけどね(笑)

izuminoizumino 2004/06/16 11:49 そりゃ単に嫌いだからですが……。うまい喩えはないかな、「セカチュー(CLANNAD)がエリスン(Clannad)に通報されて訴えられたらヤッター」っていう溜飲の下がり方とか、そんな程度なんですが。それに対して「華氏911がブラッドベリに訴えられてヤッター」と思う人は珍しいわけで、その差が(ぼくにとっての)バトロワとその他の違いかなと思います

地雷犬地雷犬 2004/06/16 11:51 それほどバトロワ好き→それほどバトロワ好きじゃない

izuminoizumino 2004/06/16 11:56 >同種の小説の出版が阻害されて〜 あ、それは同意です。規制強化の再来は嫌ですね(児ポ法変わったばっかりですし)。まーだから「お前が目立ったヘマするから迷惑かかるんだろう、それみたことか」という考え方は確かにいじめられっこっぽいですね

地雷犬地雷犬 2004/06/16 11:58 うーん、自分はセカチューはプリキュアの3.5倍くらい嫌いなんですが、「セカチュー(CLANNAD)がエリスン(Clannad)に通報されて訴えられたらヤッター」とか全然思わないですけど。もし仮に万が一そのせいで出版停止になったらエリスンと司法制度を恨みますけどね。あれ位で訴えられたら自由な創作が阻害されますから。

izuminoizumino 2004/06/16 12:04 >あれ位で訴えられたら それはぼくも今思いました。自主規制しないといけなくなりますね。まぁヤッターと思って溜飲を下げる程度は許されていいんじゃないでしょうか、と。その後は勝訴してくれないと困りますけど

くまはちくまはち 2004/06/16 12:07 地雷犬さん…、異常性愛者の件、うぅ、そんな事はわかっていますよぅ!というか、そういう認識を持っていない人がいたとしたらそうとうヤバい人ですよ。ただ、かなり世間や読者を煽っている気味の「バトロワ」と、表向き子供向けアニメの体裁の「プリキュア」を、文章同じで単語置き換えたりしてみるのはかなり無理があるって言いたかっただけで…。地雷犬さんの意見そのものを否定しているわけでは無いのですよ〜。

izuminoizumino 2004/06/16 12:24 あと、一度テレビ局なんかがキツい訴えられ方したら絶対ヤッターって言うと思います。それで「報道の自由が阻害されて……」というほど表現に対する正義感も無いですしね

くまはちくまはち 2004/06/16 12:45 本筋の論議に参加すると、どんな作品にせよ、受け手に対する“影響”に関しては認めざるを得ないと思います。良きにせよ悪しきにせよ、世間に影響を与えないものなんて存在理由がないですし。ただ、“責任”については問うのは筋違いかと。って感じです。ただ、もし私の大っ嫌いな作品が訴えられたりしたらやっぱ「やったー」って思うし、大好きな作品が訴えられたら、ありとあらゆる屁理屈を総動員して擁護しますけど。世間でいま行われてる議論もそんな感じなんじゃあないかと私は思っております。

地雷犬地雷犬 2004/06/16 13:20 例えば、プリキュアの声優なり脚本家なり原画マンが中学生を援交して逮捕されたら「ヤッター、ウヒャヒャヒャ」ってなる思いますけど、犯罪者の家からプリキュアグッズが出てきて、マスコミがプリキュアバッシングを始めたら、「それは違うだろ」と言ってプリキュア擁護しますよ。訴えられた時もその作品が好きか嫌いかなんて関係なくて、単にその訴えが妥当かどうかだけを問題にします。非難の対象になったものの好悪で擁護したりしなかったりなんてしませんよ。自分もTV嫌いですけど、TV局が訴えられても無茶な訴えだったらTV局を擁護するし、大好きな作品が訴えられて、それが妥当なものだったら、擁護しません。で、これって正義とかそういうのじゃなくて、当たり前のことだと思うんですけど、ち、違うのかな……。

izuminoizumino 2004/06/16 14:13 >当たり前のことだと思うんですけど〜 まぁ、なかなか人間は「君の作品は嫌いだが、君が作品を発表する権利は全力で守ろう」とは言えないものですね(当たり前かどうかはともかく、地雷犬さんは間違ったこと言ってないですが)。確かに好嫌の感情と理屈の妥当性は別々のレイヤーで扱うべきでしょう、でも好嫌で語る人が居たっていいし、理屈で語る人が居たっていいと思います。で、現在後者が少数派なのは問題だ、と、そういうことでしょうか

くまはちくまはち 2004/06/16 15:00 そうですね…。私も極端に書いてしまって申し訳ないと思っているのですが…。まず、基本的に私は「全ての作品は世間に影響を与えるけれども、それに対する責任(=罪)は問われるべきでない」というスタンスであることを書きましたので、まずそこをご理解いただきたいと思います(カルト教団が作った洗脳文書、とかそういう極端な例外は除きますよ)。その理由も先ほど書きました。つまり作品の制作者VSマスコミの縮図で言えば全面的に制作者の擁護派になります。で、先程の話を控えめな筆致で書くと、“「自分の嫌いな作品」に関しては「ざまーみろ」って思って積極的な擁護はしません。私がしなくても、例えば地雷犬さんのような理知的考えを持った方や、その作品を愛する方たちが擁護論を展開してくれるはずですから。「好きな作品」に関して言えば、上記の私の考えがありますので、そりゃあもう滅茶苦茶に擁護します。”…っていう感じになります。(私の考えを「世間も〜」と、一般論のように語ってしまったことについては謝罪いたします。)(ここまで、イイワケです。)んで、次に「理論」と「感情」の区分けについてですが、これについても私の考えを述べさせていただきます。地雷犬さんは「その作品が好きか嫌いかなんて関係なくて、単にその訴えが妥当かどうかだけを問題にします。」と書かれておりますが、この「妥当」というのは何を基準にしているのですか?「世間の論調の平均」ですか?「自分(もしくは自分と似た立場・考えを持つ人たち)の理念に合致しているか否か」ですか?前者は完全なる客観(とされるもの)ですが、「マジョリティがいつも正しいなんてことはありえない」っていうのは私と地雷犬さんの共通した意見、だと思います。では後者ですか?「この作品この部分は正しい」とか「間違っている」か、ってことですよね。それはシンプル・極端に言えば「ここは好き」「ここは嫌い」の話では?「理論」とおっしゃますが、それはあくまで「自分の中の理論」であって、当たり前ですけど私の理論と地雷犬さんの理論は違います。いずみのさんの例を借りますが、確かに「感情」と「理論」っていうのは誰しもレイヤー分けしているものだし、どちらのレイヤーが表層に現れているか、っていうのも人それぞれだと思いますが、いずれにせよ2つのレイヤーはリンクしているものなのでは無いですか?「好きか嫌いか関係ない」っておっしゃる地雷犬さんは、完璧に感情と理論を区分けできているんですか?少なくとも私には、地雷犬さんが今まで書き込んだ意見の中に多少の感情が入り込んでいるように思えますが。私はかなり感情レイヤーが表に出ているタイプだと思いますが、その下には私なりの理論があります。ですのでそれをある程度理解していただけない状態で否定されると非常に悲しいです。同意を求めるつもりはありませんが、多少なりとも私の「理論」を理解していただければ幸いです。

くまはちくまはち 2004/06/16 15:02 …って、長ぇ〜!こういう場所で書くべきモンじゃあなかったっすね…。でも、先程も書きましたが、要するに「私が書いた文章は地雷犬さんの意見を否定するものではない」ということをわかって欲しかったんで…。いずみのさん、ご迷惑かけてスイマセン。

izuminoizumino 2004/06/16 16:32 うわ、なが(笑)。確実にこの日記のコメント欄最長記録ですね。そろそろシメに入りたいと思います

加納ミップル加納ミップル 2004/06/16 16:40 ま、嫌いなモンは仕方ねえミポ(殆ど内容を読まずに脊髄レスする)

地雷犬地雷犬 2004/06/16 19:17 理論と感情がリンクしているのは別に責めるべきものじゃないし、妥当かどうかは主観決まってますよ(笑)そうじゃなくて「好きな作品が社会的に不当な扱いされるのはよくないけど、嫌いな作品なら別にいいや」っていう感覚がわからない、ていう話です。その感覚がわからない理由は「感情と理論と一緒にしてるからよくない」というんじゃなくて、「その作品の評価」と「殺人者の家にある作品があったら、殺人の遠因はその作品にある」という二つの事象が混同されて語られてるからそれは違うんじゃないの?ってことです。

izuminoizumino 2004/06/16 19:55 地雷犬さんの考えている「感情」の意味がぼくと異なるようなので整理します。「好きな作品が(中略)よくないけど、嫌いな作品なら別にいいや」って、それ、混じりっけの無い健全な「感情」だと思います。もっと言えば、「犯人探し」なんていう一種魔術的な理由をタテにしてバッシングするなんてのは実に人間らしい「感情」の発露でしょう。それを「感情」と呼ぶなら、「二つの事象が(中略)それは違うんじゃないの?」と客観的に判断することのできる態度を「理性」と呼ぶんじゃないですか? どうでしょう?

izuminoizumino 2004/06/16 20:26 その上で、「作品の評価と犯人探しをごっちゃにするな」って言うんなら、ええ、理屈ではその通りですね、っていう話の流れになってると思うんですが……、なんで「その感覚がわからない」という所にこだわられるんでしょう? それに、ぼくもくまはちさんも心の中で「思うだけ(溜飲を下げるだけ)」で、それ以上の積極的なバッシングはしない、と節度を心掛けています(それが「理性」によるストッパーでしょう)。それでも「違うんじゃないの?」なんですか?

izuminoizumino 2004/06/16 20:32 あと、くまはちさんと会話しないでぼくのコメントに返答してほしいです、一応は

地雷犬地雷犬 2004/06/16 20:43 「バッシングの対象が好きか嫌いかで判断したら、自分の好きなものがバッシング対象になった場合どうするんですか?反論できないでしょう」っていう話なんですけど。でも「理屈ではその通りですよね?」ってことは「「犯人探し」なんていう一種魔術的な理由をタテにしてバッシングする」ことは理論上良くないことだ、と思っているんですよね? その上で「でも自分の嫌いな作品だから溜飲が下がった」という感覚が良くわからない、ってだけですが。誤解を恐れず言うなら「自分でも間違っていると感じていることを口にだせるほどバトロワ嫌いなんですか?」っていうことなんですが(笑)。ちなみに感覚にこだわるのは、自分が勝手に「izuminoさんとは感覚が近いだろう」と思い込んでいてその分衝撃が強かったのでこだわっているだけです。

地雷犬地雷犬 2004/06/16 20:45 返答はお二人に対してしているつもりですが、どこかに返答していない箇所がありましたでしょうか? だとしたら申し訳ないです。具体的に指摘していただけると助かります。

地雷犬地雷犬 2004/06/16 20:50 >でも好嫌で語る人が居たっていいし、理屈で語る人が居たっていいと思います。で、現在後者が少数派なのは問題だ、と、そういうことでしょうか 返答してなかったのはここの部分でしょうか。返答は「違います」。「作品好悪で語る問題ではない。作品の好悪とは違う問題ではないのか?」というのが返答です。

izuminoizumino 2004/06/16 21:07 返答ありがとうございます。えーとですね、じゃあ一般論でも地雷犬さんへの反論じゃなくてぼくの気持ちだけを書かせてもらいますね。まず「バッシングの(中略)反論できないでしょう」っていう問いに対しては「反論しなくてもいい」と考えます。相手は好嫌だけの感情レベルで言ってるんですから、反論は理屈レベルで行うべきです。「魔術的な理由をタテにするのは良くないことだから、それは心の中だけで済ますべきだよ」と、伝えられるものならそう伝えるでしょう

izuminoizumino 2004/06/16 21:23 次に「自分でも間違(中略)バトロワ嫌いなんですか?」ですが、正直に言うとそれほど嫌いです。しかしですね、一応ぼくは「個人的には嫌いなのだが、“でも”、それは他のメディア(アニメやプロレス)も同じことであって……」という風に反語を使って自己相対化しているつもりでした。これは単純にぼくの使ったレトリックがヘタなんだと思いますけど……

motidukisigerumotidukisigeru 2004/06/16 21:31 うーんと「溜飲がさがる」は個人の感情なので、思ったことを正直に書くのは、書いた人が責任を取る限り、他人がとやかく言うことじゃないと思います。一方、「ああいう小説は同人流通かエロゲーで済ませときゃ良かったんですよ。」というのは、状況に対する批判なので、俺もちょっと引っかかります。もし、その理由が「嫌い」という感情だけだとすると、「俺の嫌いなものは、メジャーに流れるべきじゃない」という主張になり、それは地雷犬さんのおっしゃるように、「じゃぁ、プリキュアが嫌いなやつに、プリキュアは同人流通か(略)と言われていいのか?」という話にもつながるでしょう。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/06/16 21:31 そのへんが、文脈上、どうつながってるかわかりにくいので、ちと混乱しやすい文章になっていると思います。感情について言うなら、人間は感情の動物だからこそ、自分の嫌いなものこそ擁護すべき点を探し、自分の好きなものこそ、批判すべき点を探した方がバランスが取れる、というのもありますな。

izuminoizumino 2004/06/16 21:51 >ちと混乱しやすい文章 要は「話の枕」というやつなんですですけどね、その後の段落で理屈レベルの理論化を自分自身で行っているつもりなんですが。それは「自分の嫌いなものこそ擁護すべき点を探し」ということにもなると思います

地雷犬地雷犬 2004/06/16 21:59 すいません、もう少しだけいいですか? 「「バッシングの(中略)反論できないでしょう」っていう問いに対しては「反論しなくてもいい」と考える」という考え方はOKだと思います。ここまではなんら問題はないです。よくわからないのはその後の「相手は好嫌だけの感情レベルで言ってるんですから、反論は理屈レベルで行うべきです」というところです。反論はしなくてもいんじゃないんですか? この二文のつながりがよくわからないので教えていただけるとありがたいです。お手数かけて申し訳ない。

地雷犬地雷犬 2004/06/16 22:17 >次に「自分でも間違(中略)バトロワ嫌いなんですか?」ですが、正直に言うとそれほど嫌いです。しかし〜 なるほど。この辺は自分が誤読していたようです。申し訳ない。「犯人探し」なんていう一種魔術的な理由をタテにしてバッシングする」ということを自分の好きな作品にまで許容できるほど自己相対化されてるとは読めませんでした。すみません。

くまはちくまはち 2004/06/16 22:17 ていうか…根本的な問題を言いたいんですが、それは確実に地雷犬さんを煽る結果となり、いずみのさんにご迷惑をかける結果となりますので、わたしのサイトの掲示板に書き込みます。わたしのHNでググって、一番上に出るが私のサイトです。興味があれば覗いてみて下さい。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/06/16 22:21 ええっと、「バトロワは同人かエロゲーであるべき」という主張を明確に否定してる箇所がないので、反語を意図したとすると弱いと思います。って文章添削初めても仕方ないな。反語であって、「バトロワみたいなものは、どんどん流通させて、同時にそれを躾として教えるべき」ということなら異論はありません。突然乱入して失礼しました。

izuminoizumino 2004/06/16 22:34 それは「相手が個人的な感想を言うだけじゃなくて、どうしてもしつこくバッシングを繰り返して主張を譲らなかったら」という場合を想定して、です。地雷犬さんの言うシチュエーションがそのような状況を指してるように思えたので。相手の好き嫌いは否定しないけど、その主張が好嫌の領分を越えていたら注意する、ということですね(それで言うなら、ぼくの「同人流通」発言は好嫌の領分を越えていたかもしれませんね。それは不注意だったと思います)

地雷犬地雷犬 2004/06/17 01:16 いろいろ考えたんですが、「魔女狩り的なバッシングを嫌悪する感覚>>>(超えられない壁)>>>その作品自体の嫌悪する感覚」という価値観が自分の中にあって、これはオタクサブカル愛好者の共通感覚のようにずっと思ってました。数時間前までそれを信じて疑わなかったので、感情レベルであっても「その作品自体の嫌悪する感覚>>魔女狩り的なバッシングを嫌悪する感覚」というのが信じられなかった、というのが自分の中の結論のような気がします。でもよく考えたら、そんなの幻想以外のなにものでもないですよね。目から鱗が落ちたような気がします。いろいろご迷惑をかけたようで申し訳ないです。

kagamikagami 2004/06/22 02:37 私も地雷犬さんと同じように感じておりましたので、目から鱗が落ちました…。特にこれ以上コメントする気はないのですが、少なくとも気持ちの点では、私は地雷犬さんと全く同じ気持ちです。

Mon 2004.06/14

 更新が遅れまくった代わりにトップ画更新しました。

 今回はアクセル踏み込んで妄想します。無難分析なんぞするものか。

『ふたりはプリキュア』第20話「どっちが本物?ふたりのほのか」

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 そうかこれは、ラブコメなんだな。

 このアニメを観ていてずっと気になっていたことだが、なぎさとほのかは優秀であることを固く約束されている。なぎさの「スポーツ万能」という肩書きは申し分なくその有能さを保証してくれるし、明るく人望もある彼女リーダーシップを取る自信も備えている。ほのかは「夢はノーベル賞」と言い切るほどの天才で、家柄も良くエリート人生を進むことだろう。そしてなぎさ同様、他者を導けるだけの知識と信念に自信を抱いている。

 彼女達はその優秀さゆえに周囲から愛されている。

 だが優秀さとはなんだろう?


 まず序盤の科学部の描写からして、手の匂い女子に嗅がせるという構図がエロ恥ずかしいのだが、ほのかは男子モテモテなだけじゃなくて女子にもモテモテで、小田島先輩もメロメロなんじゃないかと妄想しなくもない。

 さて、ここでもほのかが愛されているのはその「優秀さ」ゆえであって、それは彼女にとってはただの「能力ひとつ」にすぎない。彼女は寂しそうに、そして軽蔑したように微笑む。軽蔑という言葉の響きが悪しかろうと、そこにあるのは確かに軽蔑であり、ニヒルに見下ろした視線であり、ある種の諦めであり、スノッブ絶望なのだ。「あぁ貴方達は、やはり私を優秀さでしか見ることができないのか」と。


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 80年代ラブコメが描ききったのは、徹底した「軽蔑絶望」だった。それは大文字物語世間に参入することを「くだらない」と規定し、ただ恋愛に戯れ、少数の人間だけで選民主義的な空間を作り上げ閉塞していくことだった。そこにはラブコメ恋愛以上の官能はありえないものとされ、世間やその他の人間はニヒルに見下ろされるものでしかなく、軽蔑され続けた。このように病んだスノビズム90年代を通り越していくらか形を変えていったが*1、この「ラブコメスノッブの病」は今もまだ続いていると言える。

 ふたりはプリキュア』はなぎさとほのかのラブコメと言えるかもしれない。彼女達には優秀さが与えられ世界に認められることで、また、周囲の人間に対してリーダーシップを発揮することで、しかしそれ故に世界から遠ざかり孤立しうる。子供離れした学力を持ったほのかにとっては、特にそうかもしれない。彼女は直接「くだらない」と言ったりはしないが、「優秀さ」に積極的な価値を見出そうとはしない。勉強は好きだからやっているだけ、と言うかもしれない。誉められれば嬉しい。だが、そこ止まりかもしれない。

 孤立したほのかはプリキュアの片割れ=キュアブラックなぎさという非・日常的な、特別なパートナーを得ることで閉塞した時間空間を獲得する。プリキュアに変身することで、普段の肉体では考えられないような*2活躍をすることができる。そこには日常の「優秀さ」に左右されない戯れの──ラブコメ官能が出現する。


 なぎさに「本物の自分」を見分けさせるシーン。なぎさ長所ばかり*3を挙げるポイズニーに対して、ほのかは「勉強はあんまり好きじゃない」「まわりが見えなくなるタイプ」「おっちょこちょい」「靴下がちょっと臭い(これは香水の「良い匂い」というポジティブイメージをも封じ込めている)」と、愛情を込めつつ短所ネガティブイメージばかりを指摘していく。これは多分、ほのか自身の願望の裏返しかもしれない。多分彼女は、自分達が反対のシチュエーションに陥ったとしたら、「本物のなぎさ」に自分短所を指摘してほしいと願っていたかもしれない。「お説教がうるさい」「すぐムキになる」「人の気持ちが読めない」といったように──きっとなぎさはそこまでストレート物言いをしない子だが、ほのかが望んでいることはそういうことのようにも思える。

 ほのかにとってのなぎさとの関係は、「優秀さ」を無くした所に立脚している。だからほのかにとって、なぎさ長所よりも短所の方が重要意味を持ってくる。


 そして驚くべきことに、ふたりともスノッブな位置に居ながら、かろうじて両方の世界を愛することができている。世間に参入することと、ラブコメに戯れることを両立させながら、絶望せずに彼女達は生きている。

 しかしそこで話は終わらない。このアニメラブコメであると同時に、ヒーロー作品でもあるからだ。否定しなければならない「悪」が存在するのである。

 脚本ピーサード退場の回の羽原大介だった。なるほど、前回「『勧善懲悪』や『戦争』を書ける脚本家が不足しているようで」(id:izumino:20040607#p1)と心配したばかりだったが、理屈っぽいエピソードになるとこの人に回されるのかもしれない。

 ドツクゾーンは全てを飲み込むか、自己崩壊するしかないことが説明される。ここまでは至極単純な善悪二項対立だ。「心」を持ってしまったキリヤが二項対立の間で引き裂かれてしまうのも、よくある予定調和ひとつでしかない。

 さて、ダークファイブ達の行動理念は「実力至上主義」という言葉で貫かれている。彼らは、いわゆる「心」というものを(今のキリヤ以外には)持たない。ポイズニーが「この命にかえても」と命を軽く扱ってしまうのは、心を持たないからだろう。

 その反動なのか、彼らは「実力=優秀さ」にだけは切実なこだわりを見せる。例えば、徹底して一人で任務をこなそうとする態度がそうだ。彼らは、そんな非・効率的スタイルに疑問を抱くことすらない。

 ピーサードの退場戦を思い出そう。彼が確実に勝てる戦いを放棄し、正々堂々の勝負を挑んだのは、あくまで自分一人の「優秀さ」を誇示しなければならなかったからに他ならない。誰でもやれることに価値は無く、自分にしかできないことでなければ、それが掛け替えのない能力でなければ、実力とは呼べないからだ。

 ポイズニーもまた、「実力=優秀さ」という言葉にしがみついており、独自の理念を語りながら「優秀でなさ」を否定する。*4

 彼らの掲げる実力至上主義が支配する世界は、今ほのかが愛しているラブコメ世界とまったく正反対の位置にある。「自分理屈を一方的に押しつけているだけでしょ」とほのかは激昂し、懸命に反抗する。彼女にとっては弱い者同士が連帯し、力を合わせることが「正義なのだろう。それもまたひとつ理屈である。


 一見すれば単純な善悪二項対立だが、これは悪対正義の戦いではなく「優秀さ」と「優秀でなさ」の対立でもある*5「優秀さ」だけにしがみつくか、「優秀でなさ」を愛するかの戦い──。

 今話のラスト間際にキリヤは慟哭するのだが、それは姉を失った悲しみであり、ほのかと対立することへの嘆きでもあるだろう。そして、ドツクゾーン宿命である「優秀さ」に従うか、ほのかの主張する「優秀でなさ」に連帯するかを選ばねばならないというジレンマでもある。

 そして彼は「優秀さ」を選んで生きることしか許されていない。*6

同人用語におけるノーマルとアブノーマル

| 同人用語におけるノーマルとアブノーマルを含むブックマーク

 加野瀬さんからid:izumino:20040612#p3に対していただいたコメントからですが……。

 うーん、これは割と、どうでもいい問題のような。

 セクシュアルマイノリティの人でもノーマル、とかストレート、という語は普通に使うわけでしょう(どうしても使いたがらない人や、皮肉って使う人とか居るだろうけど)。

 あとぼくが「ノーマル」と「ストレート」をあえて分けて並記したのは、ノーマルの対義語としての「アブノーマル」にはSMとかフェティシズムとか小児性愛とか死体愛好とかの「異常性愛」の意味も含んでるからで。これはぼくが言っていたロリコンとか近親相姦とかの話に対応させていて、異性カップルや同性カップル意味してません。

 で、異常性愛同性愛を一緒くたにするのは良くなかろうということで(というかSM死体愛好を一緒にするのもアレなんだけど)、そっちは「ストレート/非ストレート」と書いたんですね。こちらはid:fujikoさんの言う「ホモソーシャルやおい」に繋げられる……のかな。

 フィクションにおいて、マトモだと思っていた人間が突然マゾに目覚めたり妹に欲情してみたり「眼鏡じゃないとダメ」になって苦悩するのがドラマチックなのと同様、ノンケが突然クィアに目覚めちゃって葛藤するのもドラマチックで面白かろう、と。


 でもまぁ別に「アブノーマル」が同性愛意味しててもいいと思うしそこらへんはファジーでいいと思いますけどね。うーん。

 しかし「原作にないカップリングはすべてアブノーマルカップリングと表記すべきだ」っていう意見があるのは凄い。そこまで誤読する人が居るのは問題でしょうけど。

*1:例えば閉塞性を否定せず、戯れを全肯定する態度などが生まれた

*2プリキュアの力は、元々の身体能力の優劣を無視している所がある

*3:「タマネギが苦手」という微妙なフェイクは混ざっているが

*4:余談だが「優秀さ」だけにしがみついているという点で、小田島先輩はむしろポイズニーに似た存在だった。故に彼女は、なぎさとほのかのラブコメ空間に入ることができない

*5老荘思想的に言えば前者は陽であり剛であり強であり男であり、後者は陰であり柔であり弱であり女である。天下之至柔、馳騁天下之至堅……と言ってプリキュアンにはおなじみの太極論に繋げることもできるのだが、それは別項に譲ろう

*6:例えば、キリヤは香水匂いの中にスズラン香りを嗅ぎ取ることでほのかと並ぶことができたのだが、それもまた自分の「優秀さ」を誇示した結果に過ぎず、二の句を継げないまま立ち去るしか無かった

みやもみやも 2004/06/15 05:40 なんだか凄い分析で僕などがツッコめるレベルではないですな(^^; 僕としてはあえて些事に目を向けて、プリキュアの作劇におけるタコヤキ屋の機能とは、とか考えておりますが(笑) たしか羽原氏の担当回は毎回アカネさんが顔を出すんですよねー。

みやもみやも 2004/06/15 05:46 あと、個人的にエアマスターから西尾SDを追っかけてプリキュアを観始めたんで、(とくにここ数話は)アクションの絵面をチェックして感心してたり。カメラを引いた遠景をきちんと活劇に組み込む手管は、もう従来の女児向けアニメの水準じゃないっすよ。やっぱりオトコノコへの娯楽も視野に入れてるんでしょうかね?

yasupiyasupi 2004/06/15 13:52 最高だ。そうだ、ラブコメだ。言い切るいずみのさんに乾杯だ(^。^) なるなるって感じで、_〆(。。)メモメモ…

いさないさな 2004/06/15 18:48 はじめまして。佐藤友哉関係で閲覧してから以降、ちょくちょく覗いてました。今日のほのかの解剖に、感動してます〜。「優秀さ」によって分け隔てられていたほのかの世界に介入するなぎさ、という図式にカレカノを連想してしまいました(見てました?カレカノ)。「優秀さ」への意識は違うかも知れませんが(小田島先輩が近いでしょうか)。本物のほのかを見分けるシーンでは、実力主義のポイズニーが「なぎさの優秀さ」を上げるのに対し、ほのかが「なぎさの短所」をあげるのは「優秀でないほのか」を見て欲しいという思いが込められているのでしょう。ほのかの心中は直接語られないので、こういうほのか側の視点はとても面白いです。ほのかは変わっていきます(成長?)。さて、ここでなぎさにとっての「優秀さ」とはなんなのでしょうか?なぎさは「スポーツに対する優秀さ」をもっていますが、それらの描写はほのかのものとは違う気がします。なぎさは「優秀でない」部分で愛されているように思うのです。実際なぎさはダメな部分(と、いうか普通の人のダメさ。とでもいうような)の描写が頻繁にでてきます。なぎさにとっての「優秀さ」はむしろなぎさ本人への「信頼」の度合いを示すもので、「優秀さによる周囲との隔たり」という面はないと思います(少なくとも自分はそう感じます)。(これは脚本としてなぎさらしさを演出するうえでダメさを書く方がてっとり早いからかも知れませんwかわいいしw)ほのか

いさないさな 2004/06/15 19:03 にとっては……てスゴイ長文だ!ミスで送信してはじめて気がつきました!知らないうちにアクセルベタ踏みでしたwえーと、とりあえずTOPほのか絵がかわいいです。無垢で汚れのない雰囲気をもってます。あと、はじめの無難な分析などするものか、という意気込みはとてもステキです〜。では恐ろしく読みづらい(しかも反芻にすぎない?)長文を、たいへん失礼しました。

izuminoizumino 2004/06/15 20:43 長文を書いてくださったいさなさんに優先してレスを(笑)。あ〜、カレカノもそうですよね。エリート同士のラブコメ。なぎさの方が、自分のダメな部分との付き合い方や出し方がうまいというのは指摘通りだと思います。そこにほのかは憧れてるんじゃないかなと(なぎさは雪乃的で、ほのかは有馬的ということかな。有馬の性格はちょっと極端すぎですが)。なので、このふたりは同じ位置に立ってるみたいで微妙に立場が違うんですよね。それと、カレカノを有馬視点で読む人が男女共に多いのと同じで、プリキュアをほのか視点で読む人も多そうです。なぎさはあんまり成長しなくていいキャラですから

izuminoizumino 2004/06/15 21:05 >みやもさん 羽原氏といえば、結局この人→ttp://www012.upp.so-net.ne.jp/kokoromoyou/profile-1.html と同一人物みたいですね。日記に「東映のWプロデューサー」っていう記述が出てくるんですが、これは鷲尾天Pのことでしょうし。しかし本人と脚本のギャップが凄いなあ(失礼か?)

Sun 2004.06/13 このエントリーを含むブックマーク

 プリキュア感想更新中。

 お題は「ラブコメ」「スノッブ」「善悪二項対立」になる予定。


※一晩寝かせます。お待ち下さい

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Sat 2004.06/12

izumino2004-06-12

よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』2巻(ISBN:4403616283)

| よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』2巻(ISBN:4403616283)を含むブックマーク

 古本屋で買ったんですが、ページが妙に汚れている上に何故かコバルト文庫のしおり(図版は『炎の蜃気楼33巻)が挟まっていたのが気になりました。女子のお古感が。


 今回はギャグサービスカットが中心で、1巻のような面白さはなかったかな。でも新キャラを追加しつつ均等にキャラの見せ場を作りながら次巻へのヒキを作っているのは単純にうまいと思います。繰り返して読むのに向いている漫画ですね。そしてやっぱり橘さんはかっこいいと思う。でも千影エイジはなんか好きになれません。

 それにしてもこんなホモホモしい描写だらけの(しかも新書館なんていうマイナー出版社の)漫画をなんでTVドラマにしようと思ったんだろう? そこらへんの流れは良く知らないんで、どう一般向けにアレンジしてあるのかは気になるんですが。それとも、このまんまドラマにしても一般視聴者に通じるもんなんでしょうか? TVドラマって全然観ないから不思議*1

吉住渉『ミントな僕ら』5、6巻

| 吉住渉『ミントな僕ら』5、6巻を含むブックマーク

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 のえる(女装子)と佐々(男)のカップリングの行く末だけが気になる(やや嘘)このシリーズですがついに完結。あー読むの勿体無かった。

 途中からまりあ(のえるの双子の姉)メインの話になっちゃって、のえるはただのフォロー係に転落しちゃったりとションボリでしたがまりあものえるも可愛かったので良かったですよ。特に扉絵関係のイラスト万歳

コメント欄

| コメント欄を含むブックマーク

 過去ログが埋もれて(id:izumino:20040531#c)しまったのでここでレスを。まぁ元々大した話題でもないんですが。

id:fujiko 『禁制感覚麻痺した腐女子層が、商業BLを支えているようです。男性向けエロでも同じ現象が起こっていたのか…。あと、女性は確かに、フィクションの中でストイックでありにくい存在だと思います。』

 何がせつないって、やっぱりノーマルがアブノーマルに引き込まれたりストレートが非ストレートに陥っちゃう所なんでしょうね。

 カムアウト同士の恋愛ならそれは普通の(普通のってのも変な言い方ですが)恋愛バリエーションとして扱ってもいいんじゃないかな、と思ったりもします。

  • 余談(ただの思い付きとも言う)

 女性向けのマリみてエロで祥令がドラマチックで面白いのは、彼女達が女性にしてはストイック性格だからなんじゃないかと思う。中身が男らしいという意味ではなくて、いわゆる「男の女々しさ」とか呼ばれる類の女々しさなんだよなあの二人のは。あと、マリみてキャラクターって基本的にみんなヘテロ(むしろアセクシュアル? かもしれない)として描かれているから、そこにエロを持ち込むだけでドラマチックになるんだろーなーとか。

自分失くし(はてなダイアリー - ネ タ の タ ネ)

| 21:09 | 自分失くし(はてなダイアリー - ネ タ の タ ネ)を含むブックマーク


 あとハラさんの

自分失くし」の伝統方法といえば「出家」ですか。今だと何だろう、「(SMプレイにおける)奴隷」とか?」

に応じて。

 伝統芸能もそうでしょうが中国日本武術師弟制度もそんな感じですね。中国武術世界では、我を抑えて伝統の技を完コピするまでを「小成」、そっから自分の風格を育てるまでを「大成」と言ったりしますし。

 合気道塩田剛三が言ってたことで、まず師匠には絶対服従、怒鳴られたり理不尽に殴りつけられたりで我を叩き潰され続けている内に、師匠の心が読める(怒らせない方法が解る)ようになってくるし、すると師匠の技も深く理解して真似ることができて、実戦でも相手の動きが読めるようになってくるとか。

 こういう考え方はマゾ思想にも通じるんじゃないかなという気もします。*2まさにディシプリンといいますか。


 あと現代での「自分失くし」が行き過ぎると、トランスパーソナル心理学とかオカルト世界に行っちゃいそうで見極めが難しそうですね。「世界自分統合」なんていう考え方も自分失くしといえば自分失くしですから(で、そういう方法論って世間では「自分探し」の一環として行われることも多いような……実は表裏一体じゃないかと思う。結局は「自分ではない何か」になりたいんだよな、ハラさんの言うようにエロマンガ快楽の基本っていうのはトランス洗脳性の気持ちよさだったりTSの気持ちよさだったりする*3)。

日記

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 舌の味覚は戻ってきたけどそれで原因が無くなったわけでも無いだろうしそろそろメンタルヘルス考慮した方がいいのかなと思う。ちなみにネット心理テストをいくつかやると漏れなく「病院行け」という結果が出てくるんだけど病院選びをするのが億劫で仕方がないという時点で難関の開始だろう。

 ここ数ヶ月の異様な免疫力不足(ちょっと板間に立っていただけでも身体が冷えて風邪っぽくなってくる、だから冷たいモノはここずっと飲んでいない、飲むと頭痛を起こすから)も多分心因性のものなんだろう。他に治し方が思い付かない。

*1:ぼくが平成ライダーを毛嫌いしている理由も、撮影とか演出がTVドラマっぽすぎたから、というのが大きいと思う。555以降は特撮番組としてこなれてきた感があって、それほど気にならなくなった(剣は撮影以外の部分がダメすぎるんだが)。ちなみに好きになったことのある番組が『小市民ケーン』と『ラブコンプレックス』というのがアレですが

*2:端的にそれを直結させて表現したのが『覚悟のススメ』でしたが

*3:そのTSも別に「女の子になりたい」わけじゃなくて、「男以外の何か」、モノとか動物とか、人間じゃないものになりたいんだよな、エロマンガにおいては

asamiotoasamioto 2004/06/12 16:24 西洋骨董洋菓子店のドラマは、設定(おいしいケーキと美形の男性)だけしか借りてないみたいでした。なんで私まじめに毎週見てたんだろう・・・

izuminoizumino 2004/06/12 17:25 ドラマの公式サイト覗いてきましたが、確かにキャラ設定変わりまくってますね。なにもここまで異性愛中心に置き換えなくてもよかろーにと思います

izuminoizumino 2004/06/12 17:26 『ラブコンプレックス』は反町と唐沢の濃厚なキスシーンとかあったのになあ(笑)

asamiotoasamioto 2004/06/12 19:17 ついでですが、西洋骨董洋菓子店含め、ウイングスコミックスのよしながふみの漫画はBLな目で見たことないです。

asamiotoasamioto 2004/06/12 19:18 本人作の同人誌を見るまでは(笑)

izuminoizumino 2004/06/12 21:07 一応、ウイングスって少女漫画誌ですしね。BL誌じゃなくて。そこらへん本人もセーブして描いてる感じがします。あと、つだみきよも自分の漫画(BL要素ゼロ)のやおい同人を出してて、それは読みたいなと思ったり(笑)

asamiotoasamioto 2004/06/12 21:12 つだみきよも出してんだ・・・出してそうだ(笑)影木さんのなら持ってたんですけど(笑)もう売ってしまいましたが(笑)

powder_snowpowder_snow 2004/06/12 21:53 はじめまして。病院選びはとりあえず通いやすいところがいいのではないでしょうか。または最初だけ大きな病院に行って候補をあげてもらうといいと思います(器質的な検査が必要かどうかということもありますし、クリニックだとそういう検査はできないことが多いですし)。駅前クリニックなんかはサラリーマン&OLさんが多いので本当に普通の内科などと変わりないですねー。(うちはプライベートモードのくせにこういうコメントだけはして、失礼に当たるかもしれませんが・・・。)

izuminoizumino 2004/06/12 22:06 >powder_snowさん コメントありがとうございます(以前指摘メールいたたいだ時もどうもでした)。そういう生っぽいアドバイスを期待しておりました。うーん、確かに最初に割り振って貰える所に行くのが良さそうですね。その前に電話窓口なんかも利用するつもりなんですけど

powder_snowpowder_snow 2004/06/12 22:14 ちなみに、「ネットの心理テスト」ってどのようなものをおやりになったのでしょうか。

izuminoizumino 2004/06/12 22:22 場所は覚えてないんですが医院にサイトにあったのです。うつのやつを二種類ほど

TRIPLETRIPLE 2004/06/13 10:25 山口氏は劇画村塾塾長に対する尊敬を「第一の山口貴由じゃなくて、第二の小池一夫になりたい」という風に語っていたような気がします。滅私。

kanosekanose 2004/06/13 17:31 ノーマルカプという用語に対してはこういう指摘もあります。参考までに>http://www.linkclub.or.jp/~citrine/domei/

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Wed 2004.06/09

BLと百合の対称性と非対称性

| BLと百合の対称性と非対称性を含むブックマーク

 「百合やおいの共通性」についてはウチの日記でも何度か言及していることで、たまによその日記引用されたりもする。

 この話題に関しては、ぼくはネットでもかなり初期から発言していた一人だと思うのだが、きちんと整理しようかすまいか迷っていた。でも、誰かに先手を打たれてしまう前にまとめてみようと思う。

 例によって断定口調でズバズバと書いていってしまうけども、もし首を傾げる様なことが書かれていば指摘していただきたいと思う。


 ちなみにぼくが「女の子同士の恋愛」の存在を初めて知ったのは、昔の『ファンロード』でだったと思う。確か10年くらい前だろうか。

 ファンロードの読者コーナーでは「やおい」の隠語として「やさい」という言葉が使われていたのだが、それに対応して「くだもの」という隠語も生まれていたのだった。

 「これは良いくだものですね」とか「美味しいくだものをありがとうございます」とか、冗談交じりにそんな会話が繰り広げられていたような記憶があって、多分その発言者達は女性だったのだろうなぁと、今思えば感慨深かったりする。


 さて、ぼくの日記でキーになってくるのは「ボーイズラブ(以下BL)と百合は表裏一体」という言葉なのだが、これは雑誌百合姉妹』の編集者の発言が由来であることは以前述べている。

 しかし、これを字面通り理解してはいけない。

 ここで注意しないといけないのは、「百合姉妹編集者」イコール「マガジンマガジンのBL雑誌編集者」だという点だ。普段からBLを読み、BL作家と打ち合わせをしていれば思考回路もBL的になってくるのも当然*1で、そんな人からすれば百合作品も「そういう目」で見えるだろうし同一視もしてしまうだろうからだ。

 しかし、そういう問題を差し引いた上で、彼女達が「BLと百合は表裏一体」と主張し、BL作家百合作品を依頼するという状況は興味深いと思える。

  • 女性にとってのBLと百合の対称性

 ぼくは「やおい回路」と勝手に呼んでいるのだが、女性には同性同士の関係を恋愛関係に置き換えて&楽しんでしまう回路が備わっている、と、とりあえず仮定しよう。

 これは男同士相手でも女同士相手でも発動する可能性があって(男同士相手の場合、彼女達は「やおい神様が降りてくる」という言い方を良くするのだが)、どちらも同じ「やおい回路」から生まれているものだと思う。


※)解りやすい例として、タカラジェンヌに向けられるヅカファンの「キャー!」を想像してみよう。あれは(男役と男役の絡みを裏読みした)「男x男」妄想に向けられる「キャー!」だったり、(男役と女役の絡みを引き下げた)「女x女」妄想に向けられる「キャー!」だったり色々パターンはある筈だが、根っこは同じ「キャー!」だと思う。後の細かい違いは、派閥趣味の差ではないだろうか。


 男性同士が対象だと「突っ込むモノと突っ込まれるモノ」がちゃんと付いているおかげでハードな(「使用」目的の)方向に行って読者の鼻息も荒くなりがちだが、その根底にあるのはエロスではなく、アガペー的な純愛だったり、プラトニックな恋愛だったりする。そして、ハードさが薄められたBLはソフトBLと呼ばれたりする。

 反対に女性同士が対象だと「付いてない」からか、自然とハードな方向は薄められがちになる。

 だから、これらの(ハードな部分をとっぱらった)「ソフトBL」と「ソフト百合」はシンメトリックな形になっていて、だいたい似たような回路で創作されたり楽しまれているんじゃないかと想像できる。

 もちろん、百合趣味の無いBL好きの人や、その逆の人も居るだろうから、アシメトリックな部分もあると思う。と同時に、それは「趣味の違い」の範囲内ではないだろうか。

  • 男性にとってのBLと百合の非対称性

 男性はこの「やおい回路」を大して持っていない。ある程度の素養はあっても「やおい神様が降りてくる」とまで言えるのは稀で、基本的に「受け手」に専念するか、創作する場合は女性作家の模倣(パロディ)をすることになる。

 確かに彼らは女性のやおい回路から生まれた百合作品を好むが、以前マリみてを例に出して言及した通り(id:izumino:20040525#p1)、男性もまた独自の回路で百合を楽しんでいるから、受け手側の男性にやおい回路は必須でないのだ。

 自分で百合創作をする場合は、美少女コミックや美少女ゲームの手法、つまり「ラブコメ形式」を応用する。それによって生まれた作品は男性も女性も受け手側になることができるし、女性がラブコメ形式で描くことだってある。


 また、男性は「ショタ」か「女装」を通さないと男同士の恋愛を描けない、という女性との違いがある(まぁ、それすら少数派なんだが)。だから、男性にとってのBLは、百合とアシメトリックなものだと言えるだろう。

 そんな反面、より前向きに作品を楽しむ(快を増大させる)ためにやおい回路を育んでみる男性もおり、そんな彼らはBLも百合と同じ視点で楽しめたりする。*2

  • 「女性にとってのBL」と「男性にとっての百合」の非対称性

 このように、BLと百合は対称性と非対称性が複雑に入り込んだ構造をしており、だから「百合やおいの裏返し」なんて言うのは、ちょっと安易が過ぎるのである。

最後に、

| 最後に、を含むブックマーク

 ジャンルごとの対称性を整理してみよう。ここで重要なのは、送り手側の性別と受け手側の性別の違いである。

 よって、「送り手→受け手」の関係を矢印で表してみた。また、使うか/使わないかという違いが参考になると思うので、下品だがそれも付記しておく。

 本当はホモセクシュアルやバイの男女も視野に入れた方がいいんだろうけど、ややこしいのでそれは想像で埋めていただきたい。


  • BL
    1. 少女漫画の一種としての同性愛 女→女(面白い漫画としては男も読む) ※使わない
    2. ハードBL 女→女 ※使う
    3. ソフトBL 女→女 ※使わない
    4. ショタ女装 男女→男女 ※使う(特に男性は)
    5. 二次創作 女→女 ※使ったり使わなかったり色々
    6. ナマモノ 女→女 ※使ったり使わなかったり色々

 もっと細分化させてもいいと思うがこの程度にしておこう。結構シンプルな構図でわかりやすい。

  • 百合
    1. 少女漫画の一種としての同性愛 女→女(男性も多い) ※使わない
    2. 男の描く百合 男→男(女性も多い) ※使ったり使わなかったり(多分女性は使わない)
    3. 女の描く百合 女→男女 ※あまり使わない
    4. ソフト百合 男女→男女 ※使わない
    5. レズエロふたなり百合 男(女性も少し)→男(女性も少し) ※使う
    6. 成人向けGL 女→女 ※建前上は使うことになってるんだが、それがビアンバイセクシャル向けというのがややこしい
    7. 二次創作 男女→男女 ※使ったり使わなかったり色々
    8. ナマモノ*3 男→男(女性も多い) ※使ったり使わなかったり(多分女性は使わない)

 百合ジャンルらしいジャンルが形成されていない世界なので、どうしても混沌とした並び方になってしまってややこしい。


 ちなみにナマモノの比較に関してはこちら(id:tomoco:00000001)が詳しいので参考に。

 あと、女性による女性のためのマリみてのエロ、という更にマイナーなジャンルがあることを忘れちゃいけない。これは男性が読んでもかなり面白いのだが、女性にとってはエロい(らしい)のに男性にとってのエロさは殆ど感じない、というのもまた面白い。

追記

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  • ところで1

 ROManticismのそうこさんは「秘書そうこ」さんなのではないかと一瞬疑ったんですがまぁ違うんでしょうね。同一人物だったらかなり動揺します。

  • ところで2

 「くだもの」という言葉の響きは「レズ」と「百合」の中間くらいの意味って感じがしてちょっと趣深いなあと思ったり思わなかったり。どうでもいいことなんですけど。

 そういう意味じゃプリキュアは「これは良いくだものですね」と言われるのが似合うと思います。PUREさんとこなんかを見ると特にそう思う。

*1:それが世に言う「腐ってくる」ということなのだろう

*2:まぁ、ぼくがそうなんだが

*3:「声優百合」はここに入れてもいいんだろうか?

seishinouyaseishinouya 2004/06/09 14:54 初めて書き込みさせていただきます。百合とソフト百合が使わないという分類になっているのに、ちょっと違和感を感じてしまいました。この二つについての分類は、使用を目的としたエロシーンの有無だけでなく、登場人物同士に肉体的な関係がない、あるいは作品としてエロティシズムや性的興奮を提供する意図がないという分け方なのでしょうか?』

izuminoizumino 2004/06/09 15:55 コメントありがとうございます。さあ、どうでしょう。単にエロい作品が少数派だからっていうだけなんですけど

seishinouyaseishinouya 2004/06/09 16:01 そうですか。人によっては作品がエロくなかろうが、使用目的で買って脳内補完でエロくする、或いは作者の意図とは別の所でエロスを見出して使用する輩もいると思うので。私もそうですし。勿論こういう場合分類分けの必要上そうした例外は考慮しなくてもいいのですが、一応そういう存在だけアピールしてみました。

izuminoizumino 2004/06/09 16:06 (誰か偉い人が専門用語を決めてるわけじゃないので断言はしませんが)そういう脳内補完は「二次創作」に含まれると考えていただけたらスッキリするかと思います

seishinouyaseishinouya 2004/06/09 16:10 なるほど。了解いたしました。素早い応答ありがとうございました

izuminoizumino 2004/06/09 16:12 というか、使える百合作品って例えばどんなのでしょう(笑)。良かったら教えてくださいよ(百合姉妹の中には入ってるのかなあ)

seishinouyaseishinouya 2004/06/09 16:30 アニメのマリみては問答無用で使えます。百合姉妹は1と2だけ買って、3は未だ読んでいないのですが、林家と蔵王は使えました。紺野キタはNGでした。森永みるくの王女様と侍女のはグレイゾーンでしたが、エロ本時代の連載の義理の姉妹のやつはもの凄く使えました。

izuminoizumino 2004/06/09 16:37 おみそれしました

guestguest 2004/06/09 23:35 大変興味深く読ませていただきました。この論で行くと、なぜやおいに比べて男性向け百合・レズは今ひとつ盛り上がらないのかがすんなり説明つきますね。しかも、ハードからソフトまがで一つの雑誌で混在しうるBLに対し、百合の場合はエロの有り無しで媒体が区切られるため、レズエロ好きの自分としてはもどかしいものが……。あと、使える←→使えない、はかなり個人によりますが、使う目的で作られてるか否かは十分区別がつくのでは。

izuminoizumino 2004/06/11 17:48 昔に比べればかなり流行ってる感じですけどねえ。あとぼくは、今の百合業界の混沌っぷりは嫌いじゃなかったりはします

Tue 2004.06/08

izumino2004-06-08

よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』1巻

| よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』1巻を含むブックマーク

 予想していたよりは面白かったです。漫画のテンポがいいとこれだけ面白くなるんだなあ。

 男子キャラの中では橘さんが好きですね。


 ところで最初、これはやおい漫画じゃないでしょ(普通の漫画の中にゲイキャラが居るだけでしょ)って思ってましたが……繰り返し読んでるうちにやおい的にも読めるようになってきました。これぞ心眼!(なにやってんだか)

吉住渉『君しかいらない』全2巻

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 プチ吉住渉ブームなので。

 うーん、ちょっとイマイチ。

 でも、いっときの同情だけで結婚することになったヒロインがなかなか本音を言い出せなくてそのまま結婚しそうになっちゃう過程は生々しくて良かったかもしれない。

 潔癖な女の子にとって「悪い女だと思われてしまうかもしれない」っていうリスク結婚と同じくらいにコストが高いのかな、と思った。

日記

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 うどんを作って食べたらいやに味が薄くて、あれ? と思ったら舌の味覚が無くなっていた。お茶の味もお湯だったし梅干しも酸っぱくなかった。

 でも一応、ノドの奥や舌の付け根、歯茎には味覚が残っているから(普段は意識しないだろうが、歯茎にも味覚はあるのだ)料理の味見がまったく不可能になるわけでもないし、食事がまったく味気なくなるわけじゃないから別にいいんだ。


 舌が味を感じなくなったのはこれで三度目になる。

 栄養の偏りも影響しているかもしれないが、多分ぼくのは心因性のものだろう。メンタルなストレスを身体がフィジカルに表現してくれるおかげか、気分的には優れていることが多かった。不思議と他の感覚は鋭敏になった気がするので、集中力も高くなるみたいだ。一時的にパラノ気質に変化しているのかもしれない。

 どうせしばらくすれば治ることだから(経験的には一週間以内)、その間はこの症状を楽しむことにしようと思う。

キラスキラス 2004/06/10 14:38 『西洋骨董洋菓子店』読みましたか。この人の上手さは一見詰め込みすぎの台詞にあると思います。続きもどうぞ。

izuminoizumino 2004/06/10 19:23 今読んでます

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Mon 2004.06/07

『ふたりはプリキュア』第19話「こわすぎ!ドツクゾーン最期の切り札」

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 悲しいことに、最後まで書いた感想が全部エラーでふっとんでしまいました……。原因が海外プリキュアサイトスクリプトエラーだってのが萎え。

 ということで要点だけ書きます。あとは皆さんが自分で考え、自分で妄想してください。

 何から何まで、他人が分析してくれると思ったら大きな間違いですよ!(すみませんヤケになってます)


 あきらかにカット数や作画枚数が不足していて、台詞による世界説明に頼った回。

 そういう切り詰められた製作環境でアニメ的な快楽を作るのはなかなか難しく、その為カットアップやモンタージュ技法を多用することにもなるのですが、それがうまくいって良いフィルムが出来上がるとも限らない、と。結局、台詞の比重を増やす結果になったようですが、その脚本もちょっと迷いが見えていて潔さが足りない感じですね。

 番組スタート時に比べれば、今は「女の子の日常」を書ける脚本家がかなり充実してきた反面、「勧善懲悪」や「戦争」を書ける脚本家が不足しているようで、これは今後のネックになってくるんじゃないかと思います。

 でもこの、「経験値の足りないスタッフ達が頑張ってヒーローものにしようとしている」という雰囲気は実は好きなんですよ。それって、なぎさ達が少しずつヒーローになっていくっていう過程と相似じゃない?


 では、その今回メインだった世界説明の部分に注目することにします。

  • ドツクゾーンにも都合がある

 プリズムストーンがなきゃ死ぬ、っていう設定ならまぁ集めようとするわなあ。それは「悪」じゃないよね。

 ただ、その手段が「強奪」だったり、「世界を闇で埋め尽くす」発言をしているのが問題なだけで。ほのか様的にはアウトだろうと。ぞんなの絶対まぢがっでますよと。

 こういう「敵にも敵の都合があるんだ」的展開は日本アニメの伝統でもあるんですが、どうケリを付けるのかしらん。むしろ、メップルとミップルが堂々と「自分達が良ければそれでいいんだ」的な発言をしちゃってるのもアレです。それは「善」じゃないよね。

  • 光の園の性的役割

 随分はっきりと色分けしてるんだなあ、とちょっと意外。

 男は男らしく、女は女らしくの世界なんでしょうか。その割に「伝説の戦士」であるプリキュア女子中学生に任せられるというのがちょっと謎。

 第1話でのメップルも「女の子メポか?」とまず相手の性別を確認していたり、男の子(ビッカリーニ)に無反応だったミップルがさなえには反応していたりと、女の子であることがプリキュアに選ばれる条件でもあるように思えるのですが。

 あ、キュアブラックは「♀+♂」でミッドフィルダー、キュアホワイトは「♀+♀」でディフェンス、っていう考え方はこの性差役割で説明できるようになったかもしれませんね。

漫画ニュース

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 弐瓶勉の新連載が決まったらしいです。

 タイトルは『BIOMEGA(バイオメガ)』。掲載誌は6/14発売の『YOUNG MAGAZINE』誌。

 って週刊かよ! 絶対単行本で読まないとわけわかんない連載になりそうですが……。


 ヤンマガといえば『リモート』が終わりましたね。あの作風は結構好きでした。ヒロインの表情が良かった。

古本屋行ってきました

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みやもみやも 2004/06/07 16:18 これはまったくの妄想なんですが、実は「希望の姫.=ほのか」「勇者=なぎさ」だったとかいう展開になったら面白いですな(^^; 今回、淫獣たちは「言い伝えでは姫と勇者が戦士を見つけて云々」とだけ言ってたんで、そんなヒネリもありかな、とか(笑) このへんの説明、第1話ではどう言ってましたっけ。

izuminoizumino 2004/06/08 05:52 面白そうですけど、あれは本人達の称号みたいに説明されてましたね。説明があったのは第2話あたりかな

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Sat 2004.06/05

 久しぶりに音楽関係を巡ってみた。

Daniel Johnstonトリビュートアルバム

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 うおおきたー!

 参加アーティストBeck, T.V. On The Radio, Mercury Rev, Sparklehorse w/ The Flaming Lips, Tom Waits等とすげえ豪華、漏らしそうですっていうか解りやすい趣味のメンツだなあ。

 調べてみた。こんな感じらしい。当然目玉はスパホ+フレミンなんですが。

 1. Teenage Fanclub w/ Jad Fair “My Life Is Starting Over Again”

 2. Gordon Gano “Impossible Love”

 3. Mercury Rev “Blue Cluds”

 4. M.Ward “Story Of An Artist”

 5. Clem Snide “Don't Let The Sun Go Down Your Grievience”

 6. Guster “The Sun Shines Down On Me”

 7. Sparklehorse w/ The Flaming Lips “Go”

 8. Tom WaitsKing Kong”

 9. Calvin Johnston “Sorry Entertainer”

 10. Beck “True Love Will Find You In The End”

 11. Bright Eyes w/ Nick Ziner(Yeah Yeah Yeah's) “Devil Town”

 12. The Rabbit “Good Morning You”

 13. Vic Chesnutt “Like A Monkey In A Zoo

 14. Thrisle(Produced by Jerry Harrison) “Love Not Dead”

 15. Starlight Mints “Dead Lovers Twisted Heart”

 16. Eels “Living Life”

 17. T.V. On The Radio “Walking The Cow”

 18. Death Cab For Cutie “Dream Scream”

 19. Daniel Johnston “Rock This Town”(新曲)

PJ Harveyの新譜が

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 公式サイトで全部聴けます。しかもフルで。いいのか。

 俗に「生理重たそうな歌」とか評価されがちなハーヴェイ。その喩えはどうかと思うけど、今回もやっぱり重たそうでした。

ShipbuildingShipbuilding 2004/06/05 14:23 あっつ。フレーミング・リップス好きな人発見。そして、ハーヴェイの新譜はまだビニール袋の中。はじめましてでした。

izuminoizumino 2004/06/05 20:32 いらっしゃいませはじめまして。普段は音楽のことをあんまり書いてないんですが珍しく書いてみました。フレミン好きな人にはSparklehorseもイイと思いますよ

izuminoizumino 2004/06/05 20:37 あとはBuilt To Spillとか〜。いかん、そういう話をしたくなってきました

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Fri 2004.06/04

izumino2004-06-04

トップ画更新

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 需要があるのかどうか微妙なキャラセレクトですが。

 解る人だけ解ってください。まぁ、とりあえずid:inovelさんに通じればいーや。*1

  • すいません

 更新って書いといてアップしてませんでした。

 2時間ほど気付かなかった……。

BBSやおい夜話■第三夜■ よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』(蜜の厨房)

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 Not a Serious Wound経由。

 へえ、よしながふみって好き嫌いが分かれるタイプ漫画家だったのか。

 でも「鼻につく」っていうのはなんとなく解るな。漫画がうまいっていうことは、見せたいモノや見せたくないモノを作者がコントロールできるってことだから(と、読者が感じるだけで、それほど作者は意識してコントロールしてない、んだとも思う)。


 そういえば、ぼくは志村貴子はあんまり好きじゃないみたいです。漫画のうまさは高く評価してる反面。

 この人も恣意的なコントロールはあまりしてない筈で、割と「素」で描いてるんだろうと思うんですが……それが「素」なだけに文句を言えないもどかしさがあるというかなんというか。

エナ重新装版が出たらしい

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 id:aragane:20040603#p1より。

 おお、ブラボー

 どこかで表紙画像は見れないんでしょうか……(講談社サイトに行っても変わってなかった)。


 というか、これだけやっといて「佐藤友哉は売れないから鏡家サーガの続編は出版できない」とは言えないんじゃないかなあ。知りませんけど。

後日談

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 指輪世界伊藤悠(id:ityou)さんとメール交換していました。

*1:一応言っておくと『百合姉妹』で紺野キタが描いてる漫画が元ネタ

Thu 2004.06/03

「ネギま」「ケンイチ」論

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 先週に引き続いて『魔法先生ネギま!』が面白かったので取り上げてみよう。

 エヴァンジェリンが魔法戦闘の師匠になるかと思ったら、今度はクーフェイが白兵戦闘の師匠になるという展開。

 主人公の成長というか「完璧超人化」が期待できる熱い展開でもあるのだが、ああ、これはラブコメで『史上最強の弟子 ケンイチ』の方式を導入するつもりなのだな、とニヤリとされられた。


 と、言っても人気作の「ケンイチ」をパクったというわけではなくて、赤松健にはもともと先見性があったのだと思う。

 というのも、2002年2月頃にマガジンで連載していた「漫画家への花道」という漫画講座で、「ケンイチ」のヒットを予見するような分析をしていたからだ。まぁ、「ケンイチ」は当時月刊サンデーに連載中で、その頃から人気があったと言えばあったから、注目していたのかもしれない(当時のMANGAZOOランキングで10位入りしている)。

 その内容は確かスポーツ漫画を分析した回で、根性型スポーツ漫画(いわゆるスポ根)と努力スポーツ漫画(「はじめの一歩」のような、理にかなった訓練とロジックの積み重ねで見せるタイプ)の2種類に分類した後、「これからは協力型スポーツ漫画が流行るのではないか」というまとめで終わっていたと思う。

 で、その「協力型」というのは、天才の主人公ひとりが努力して活躍するのではなく周囲の仲間の力を借りながら成長する……というもので、この条件は「ケンイチ」にピッタリあてはまる。

 つまり、流行の変化を「ケンイチ」に実証してもらった上で、自分が立てた理論を自分の作品に導入し始めたのだな、という様にも解釈できるのだった。


 逆に、「ケンイチ」の師匠が沢山居るという設定はハーレム型ラブコメをスポ根に導入したと思わせるフシがある。シスプリ風に言えば「ある日突然、6人の師匠ができたらあなたはどうしますか?」*1という「師匠萌え漫画」であることは言うまでもないだろう。読者は師匠に萌えながら主人公と同化し、師匠にフラグを立てる漫画として読んでいる筈だ。

 だから今回のようなネギまスポーツ漫画化は、ラブコメからの逆輸入とも言えるかもしれない。


 なにはともあれ、リアルタイム少年漫画ノウハウが積み重ねられ、実験/実証されていく過程を眺めるのは楽しいものだ。だから赤松マンガは飽きないのかもしれない。


 ちなみに「ケンイチ」の先達にあたる格闘技漫画が『拳児』なのだが、こちらの主人公・拳児は師匠をとっかえひっかえしながら技をコレクションしていくという生活を送っていた。これはラブコメで言うところの「回転寿司方式」というやつで、「ケンイチ」のハーレム方式とは対照的だ。

 拳児の最初の師匠は祖父なのだが、一度祖父と生き別れた後(その間、実に節操なく師匠を変えつつ)、最終的にその祖父とハッピーエンドを迎える、というオチも非常にラブコメ的であった。*2

へぇ

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 ……というような文章を書いていたら、赤松さんの日記にこんなことが書かれていてウケましたよ。

今週の「AERA」に、”少年漫画にハマる女たち”という記事があって、

その中に・・・

 

>やはり単行本は女性比率が高まり、「ツバサ」「魔法先生ネギま!」に

>なると半分以上が女性だ。

 

・・・という一文が。

 

ええ〜っ?! そ、それはどこのデータなんだぁ?!(^^;)

でも本当なら嬉しいなぁ。(笑)

そうかぁ・・・「ネギま」ってCLAMPさんくらい女性に読まれていた

のかぁ。ちょっと色々方針を考え直す必要がありそうかも。

(でも単行本の女性比率って、どうやって調べたのかしら?)

日記帳(6月2日)

 まさにどんな調べ方をしたのやら。ホントだったら世の中変わったなあという感じですが。

 でも実際、単行本にお金払ってくれるのは女性の方が多い気はしますね。男は堂々とコンビニ立ち読みで済ますというか。マキシシングルの売り上げの高さも、(アニメイト系の)女性客が貢献してる部分が大きいんじゃないでしょうか。

*1:ハピレス風に言えば「急に6人の師匠と同居することに!」

*2:こう書くと、まるでジゴロみたいな主人公だなあ

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Tue 2004.06/01

児ポ法改正成立(kitanoのアレ)

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 id:okumuraosaka:20040601も参照。

 漫画読みの間では「児ポ法改悪」とも呼ばれていたアレですが。

 うーん、あー。そーかあ。フーン。

マンガ史研究会による「よしながふみ」

| マンガ史研究会による「よしながふみ」を含むブックマーク

 昨日も取り上げましたが、各所の反応を。

 まぁぼくはまだ2冊しか読んでないんですが。でも『愛すべき娘たち』は確かに素晴らしい。

 あ、やおい/ゲイ系の作品はファンタジーや形而上の物語を扱っているけど、『愛すべき娘たち』は本音やリアルを扱っているんじゃないか、という意見には賛成。


 そういえば「よしながふみごっこ」というどうでもいい遊びを思い付いたことがあったな。

 ↓こんな感じ。

    1. 精神を落ち着ける
    2. 下唇を軽く突き出す
    3. 顎を上向きにする
    4. 目を細めて、前方をやや見下ろす
    5. やさしい気持ちになってみる

 身長の高い人にオススメです(似合うかどうかは別)。

dokoikodokoiko 2004/06/02 00:14 キタノさんって、あのキタノさんなんだ。今度面会を求めてみよう。



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