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Sat 2004.07/31

姫と呼ぶ文化圏

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 適当はてなサーフィン。一部じゃなくて全体を見ての感想ですが。今日はいつもよりちょっと文章走らせるよ。

 どこも偏見偏見という感じで気持ちが良くない。

 みんな好き勝手な憶測で自分の「姫」観を語ってて、そういう偏見や「イメージの捏造」が渦巻いた議論空間を見た時の方が、ぼくはよっぽど「ゲッ」と思うけどなあ。「姫と呼ぶ文化圏」を目にする時よりはね。


 あるコミュニティの中で目立った対象に「姫」「マドンナ」「お嬢様」「大将」「陛下」「王子」「艦長」「社長」「先生」「博士」なんて尊称をつけて尊敬を表すなり「逆差別」するなんてのは、フィクション世界でも王道だし(「寅さん」は王道だろう)、幼稚園児か小学生でも思い付く発想ですよ(幼児的な発想なんだから、当然いじめにも発展することだってある)。

 『コロコロコミック』のような児童漫画にも紅一点(要するに「しずかちゃん」タイプキャラ)のことを「ぼくらのマドンナ」「姫さま」*1と呼ぶことが多いことからも、そういったコミュニケーションは「子供にとって受け入れやすい/取っつきやすいもの」だ、ということも解るでしょう。


 んで最近思うことなんですけど、「オタク」っていう言葉は「お子様」と同じものを指してるんですね。これはそう間違ってないはず。*2

 オタクコミュニケーション子供遊びの延長上にあるから、成人しても仲間のことを「艦長」「王子」って日常会話で呼べたりできるし、紅一点のことを「姫」と呼んで巫山戯たりもできる。

 当然、そういうコミュニケーションを一般人(もしくは一般人意識の強いオタク)に見られたら「ゲッ」と思われてしまうでしょうね。それは「お子様」の延長で会話してるわけだから、軽蔑されるのは当たり前。

 まぁ、TVの中で芸能人が巫山戯て呼び合ってたり、自分がたまに「幼児返り」するのは一般人的にオッケーなんでしょうね(一般人の中でも巫山戯て「社長」「先生」とか呼びかけてくる人は結構多くて、幼稚で鬱陶しいなーと思うこともある)。


 オタクコミュニティの中で「姫」という呼称が定着しやすいのは、そこが「子供遊びの場」だからでしょう。逆に言えば、一般人だって幼児化して退行しちゃえば「姫ー」「王子ー」とか口走ると思いますよ。普段は常識や理性で抑制してるだけでしょう。

 それはサブカルチャーの影響があるとか、無いとかの問題じゃなくて、単なる「言いやすさ」の問題です。それは空間的な言いやすさだったり、本人にとっての言いやすさだったりするでしょう(だから「不思議ちゃん」と呼ばれる子達は、本人が言いやすい雰囲気を自覚的に作り上げてるんだと思う)。


 で、男が「王子」って渾名されるのと、女が「姫」って渾名されるのはどう違うんですが? もし違いがあるとしたら、至極単純な「好き嫌い」の気分の差(=男が王子って呼ばれても気にならないけど、女が姫って呼ばれるのは気になるっていう「差」)でしかないんじゃないですか? なんで男の渾名じゃなくて「姫」だけが取り上げられるわけですか?


 つーわけで一番偏見でない意見を書けてるなーと感じた所としてここを挙げときましょう。→id:naberius:20040728

 「プライベートな集まり*3だから自然とそういう表現が出てくるだけ」。まさにそれ以上でも以下でもなくて、そういった現象を云々して何か意味はあるんですかと他の人達には問いたくなります。

 具体的な事実を挙げた意見(風俗とかオールナイトニッポンとか)なら資料として価値があると思いますが、事実性や資料性を重んじればこそ、ヘタなサブカル分析(主観語り)は危ういと思うわけですが。

 オタク子供っぽい、子供っぽいからメルヘンな渾名も使う、SF界にしろとんねるずにしろヤンキーにしろ風俗にしろ社交界にしろ*4子供っぽい部分はある。そして、子供っぽくないものを「一般性」や「大衆性」と呼ぶ。このレベルの解釈では、まだまだ皆さん満足できないわけですかね。*5

  • 追記

http://d.hatena.ne.jp/izumino/20040802#p1

 こちらに続きがあります。

『サムライチャンプルー』第10話「以毒制毒」

| 『サムライチャンプルー』第10話「以毒制毒」を含むブックマーク

 突然、スクラッチ前後の音の演出が向上していて驚く。最初からこういう使い方なら良かったのに。

*1:もっと端的に本名が「姫子」だったり「姫ちゃん」と呼ばれてたり

*2:例えば鳥山仁という人は「オタク=精神病者」という言い換えを好んで用いるけど、ぼくは「お子様」と言い換えた方が間違いが少ないと思う

*3:これを「幼児化しやすい集まり」と言い換えても全く問題無いと思う。そして、オタクの集まりは往々にして幼児的でプライベート的だ

*4アダルトやハイソな空間ほど「幼稚な遊び心」を持ち合わせてくるもの。マスコミ界もそう。女子バレーの「プリンセス・メグ」はどうなの?

*5:「それは相対主義的なだけだ」という風にツッコまれるわけだろうか?

みやもみやも 2004/07/31 07:27 シスプリの某妹は一人称が「姫」でしたな、と変な角度から入るワタクシ(^^; それはそうと、「姫」「王子」類の呼称がイヤな人って、ネット上で(ともすればオフ会というリアル空間で)ハンドルを使ってる自分は視野外にあるんでしょうか。……んー、尊称じゃないから別モノ扱いなのかな?? 個人的にはあんま変わらん仮装遊戯に思えるんですけどね。

みやもみやも 2004/07/31 07:34 ↑ちょっと語弊がありそうなんで補足。上記コメントは一般的な疑問であって、特定のヒトについて含むところはありませんので(^^;

izuminoizumino 2004/07/31 12:47 似たようなケースに「一人称が自分の名前」というのがありますね。これも許せる人と許せない人が居るみたいですが。あと、うっかり一人称に「漏れ」とか使っちゃうケースとか。これらも広視野的に見ると同じ穴の狢かな、と思います

izuminoizumino 2004/07/31 12:54 まぁ、いわゆる「姫空間」というのも、みやもさんの言う通り仮想遊戯の一種でしょう。ちょっとした「女王蜂状態」が発生して独特な空気を醸し出すことが多いのでしょうが、そういった「空間の問題」と「呼称の問題」は別々に論じた方がいいでしょう

izuminoizumino 2004/07/31 13:00 ちなみに空間の問題としては「粘着湯気女」というワードで検索するとこういうの→http://www.otsune.com/diary/2002/12/08.html#200212088S1がひっかかったりします。これもネタとしては古い

otsuneotsune 2004/08/01 12:24 粘着湯気女に関しては http://cocoa.2ch.net/cgame/kako/973/973665810.html が一番情報があるかも

otsuneotsune 2004/08/01 12:28 正解は10番の書き込みだけだけど

izuminoizumino 2004/08/01 13:12 コメントどうもです。卓上ゲーム板はスラング&業界人ネタばかりなので素人にはお勧めにくい。といいますか。まぁ湯気女自体スラングなんですけど

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Fri 2004.07/30

ニュース

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 マジかよ。というかこんなおもちゃメーカーに情報漏洩させていいのでしょうか。

 でもそこまで人気あるのは単純に嬉しいですね。ヘタにマンネリ化しないようにうまく変化を付けた続編にして欲しいものですけど。あといい加減、東映さんは予算とスタッフを増強して欲しい。

  • みちたろさんとこが面白い(7月25日、28日あたり)

 催促した甲斐があったのか、近頃は踏み込んだ読みが試みられていて大変刺激になります。

 あと、ここで引用されてる我が月はミドリさんとこは以前から拝見してたんですけど、結構鋭いですよね。普段はエロ妄想メインなのに(「なのに」は余計)こういう真正面の受け取り方もできる目には憧れます。

 最近のぼくは目が鈍ってきてますからねえ。


 「ラブストーリーを否定した友情モノ」*1という読みについてなら、以前ここで書いた記事で関係ありそうなのはここ(id:izumino:20040308#p2)あたりでしょうか。参考までに。

 それでちょっと気付いたことですけど、プリキュアに特徴的なのは「愛」という言葉を頻繁に使わない点じゃないでしょうか。例えば旧来の美少女戦士アニメ東映不思議美少女シリーズで用いられる「愛」というと「全人類的な愛」*2意味していることが多いし、毎回ヒロインキーワードになっている。プリキュアに出てくる「愛」はもっと、親子や夫婦の間にあるような「個人対個人の愛」であって、それもここぞ、という場面のみで使われているようですね。

 こういう(旧来の作品に対する)変化の付け方も、プリキュアの志の高い部分だと思います。頑張ってその高いハードルを跳び越えて欲しいところですけど。

  • 志が高いっつーか

 単にスタッフ(特に男性スタッフ)が「ょぅι゛ょ心」をイマイチ理解できてなくて、あえてオーソドックスな少女向け路線での勝負を避けているだけ、という可能性もありますが。

 プリキュアスタッフの露出が少ないから、そういう部分の判断は最後まで観て確認するしか無いんですよねえ。

『百合姉妹』の蔵王+影木

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 色々感想を眺めてると、やっぱり「男性恐怖症の反動で同性愛に走る」っていう展開があまり好まれないらしい(男女共に)。

 まぁ野暮な話題なんですが、これがボーイズラブの読まれ方とどう違うかを比較すると色々出てきそうではあり。例えば女性の書くBLだと主人公が性的虐待されてたり女性性が必要以上に嫌忌されることはままあって(全てがそうというわけではない)、誇張して言えば女性作者が作中男性と結託して女性嫌悪をしているようですらある。また、そういう展開が読者に嫌がられるという話もあまり聞きませんし(実際はあったりするのかな)。

 百合の場合は男性嫌悪っていうよりも、単純に男性を介在させて欲しくないっていう意見が主流ですね。そんな中でマリみてはうまく男を絡めていたり、『セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする』みたいな作品もあったりするわけですが。

 やっぱり、百合やおいは似ているようでアシメトリックな関係なんだなー、と実感。

  • 追記

 まーなんだかんだ言って毎度げっぷが出ますね、この雑誌は。昨日は反動で鬼畜系の本を読み返したりしてました。

赤松先生が他人を呼び捨てにしてるのを初めてみました。(地雷犬日記 : BLOG)

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 赤松さんは昔っから「久米田の野郎」と言ってますよ。改蔵でネタにされた時の決まり文句。

 具体的にはここの2000年以降を検索されたし。結局この二人は面識持つようになったのかなあ?

*1:そういう意味なら1980年氷室冴子が書いた『クララ白書』がまんまその通りの名作なんですが

*2:大文字の「正義」に対置されるような「博愛」

seishinouyaseishinouya 2004/07/30 12:38 ほう、プリキュア続投ですか。ということは来季から次第に人数も増え、セラムン方式になるのかしら。

seishinouyaseishinouya 2004/07/30 12:42 百合の男性排除は、百合嗜好は単に娘さん同士の交情を描くのと同時に、少女のみの閉鎖的コロニーを描写するってのが好まれるからではないのでしょうか。801の方も、男子だけのコロニーを描写するのが好まれるのかまでは知らんですが。

seishinouyaseishinouya 2004/07/30 12:45 現実では異性の介入で容易にそういったコロニーがぶっ壊されるケースが、男子より女子に顕著だからより百合はそういう異性の登場に過敏に反応するんじゃないですかね。ていうか、げっぷが出るというのは百合姉妹はもうちょっとビアンっぽい話を混ぜてバランス取るべきって事ですか?

seishinouyaseishinouya 2004/07/30 12:48 とりあえずizuminoさんに処方箋出しときますね。http://www.esbooks.co.jp/books/detail?accd=30654258&introd_id=Xmo46Wk9oo6A9496i81GiXX869G8316o&pg_from=u

izuminoizumino 2004/07/30 13:17 いや、ビアンも程々で充分です。//もりしげの昔の漫画読み返したら回復しましたよ。鬼畜ロリコン漫画っていうのは「男性作家による男性嫌悪」の一面もあって、真にやおいと対置されるべきは「男のロリコン」なんじゃないかなーといつも感じています

izuminoizumino 2004/07/30 13:22 やおいというよりは、いわゆる「shounenai」と「lolikon」の関係ですかね

izuminoizumino 2004/07/30 14:34 じゃあ「yuri」に対置されるのが「shotakon」かというと微妙ですが、受け手の男女混合っぷりとか、比較しやすい様相を備えてるような気も

seishinouyaseishinouya 2004/07/30 14:41 どうでしょうね。対立軸やジャンルの分類に拘り過ぎるのもなんだと思いますが。エロ系フィクションてのは、俯瞰的に観てジャンルの地図みたいなのを作るには適さない分野と言う気もします

izuminoizumino 2004/07/30 14:56 ここで注目してるのはジャンルとしての実体ではなく、個人の欲求の表れ方ですね。これはぼくの考えですが、例えばロリコンがショタに変化するというメンタリティなんかは、一定理路的に説明できるものなので

izuminoizumino 2004/07/30 15:00 もちろん比較したからといって、得られるものといえば「なんとなく、納得する」という以上のものではないのですが

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Wed 2004.07/28

izumino2004-07-28

雑誌『百合姉妹』Vol.4(ISBN:489644549X)

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 紺野キタ抜き(次号予告にも名前無いんですけどどうなんでしょう)の『百合姉妹』。

 「恋姉妹」の漫画版は普通に絵が可愛くていいですね。タカハシマコは安定。

 で、問題の蔵王大志影木栄貴ですよ。蔵王大志つだみきよ)のファンにすれば、原作が影木さんってことで好みが別れそうですが……、つうか“BL界No.1ユニットなんて肩書きを勝手に付けていいのか(笑)。

 さて以前(id:izumino:20040507#p1)、影木栄貴の方がボーイズラブ文法をそのままガールズラブに持ってくるのが巧いんじゃないかという予想をしてたわけですが、まー、ここまでまんまなのが出てくるとは思いませんでした。(以下ややネタバレ)これって「悪女に酷い目に遭わされて恋愛トラウマを抱えた美少年(受)が転校先の男子校で美形(攻)にセクハラされまくり、最初は拒絶していたがやがてその美形が自分と同じトラウマを経験していると知らされ『女よりも男の方がいいだろう?』とほだされた上でお互いに癒されるBL話」……の女の子置き換えバージョンだよなあ。癒しに至る理屈の部分は当然違ってくるわけですが。*1

 予想していたとはいえ、こういうのをホントに出してくる影木さんの感性は興味深いかもしれない。*2

 実は「夕刊ユリ」を一番楽しみにしてたりします。こういうミニコミ的で投げ遣りなつくりが好きなんですよ。特に編集長のキャラが面白い。えーと新書サイズのブ厚い雑誌ってのは『ファウスト』のことなんだろうけど、某セカイ系漫画家って誰だ? 西島大介? あ、ホントに言及してら(5月17日)。

 前回の「裏百合姉妹」は男性読者は嫌がってたけど女性読者はおおむね好意的だった、っていう統計結果はまぁ思った通り。あと、読者プレゼント企画のページデザインがわざとらしいくらい「少女誌」してて笑えます。良く見るとテキトーな商品ばっかだし。*3こういう遊びのセンスは好きなんだけどなぁ。

今野緒雪・ひびき玲音 with山百合会『マリア様がみてる プレミアムブック』(ISBN:4086004550)

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 アニメ版のスチールと設定資料、出演声優の対談、ひびき玲音のアフレコレポート+ショートコミック今野緒雪の書き下ろし短編+あとがきを付けたファンブック。

 資料見てて思ったんですが、ぼくがアニメ版のキャラ作画に違和感を感じていた理由が分かりました。瞳に入ってる光点の数が、資料と本編で違うんだ。*4「瞳の中の書き込みはそのキャラ自意識の強さを表している」みたいな分析をしてたのは夏目房之介さんだったかな。重要なシーンで瞳がキラキラするのはいいんですが、なんでもない場面でもキラキラされると自意識が表面に出すぎていて、ぼくはそれがちょっと苦手なようです。

  • 書き下ろし短編「Answer」

 蓉子と祥子の馴れ初め話。

 これは面白い、というか、こういう話にも「言葉のトリック」やどんでん返しの「オチ」を用意してしまうあたり、やはり今野さんは(もちろん感性的な面でも書いてる一方で)「技巧」で書くタイプ作家なんだなあ、と改めて感心しました。逆に言うと、小説を書くという行為に対して「律儀な人」とも言えるかもしれませんが。「チャオ・ソレッラ!」なんかもあーいう話ですけど、一応トリックや象徴の二重化なんかが込められてたわけですしね。

 ちなみに肝心な元の発言を引用するとこんな感じ。

「でしょう? 息が詰まっちゃいそう。だから、私が全部やめさせたの。やめざるを得なくした、ってところかしら? 妹にして、山百合会の雑用に引っ張り回しちゃったから」

──今野緒雪マリア様がみてる』p117

 ううむ、叙述トリックとしてはちょっとアンフェア、かな。アリではありますが。

 お話としては蓉子視点なんですが、祥子の感情を想像するのが楽しい話ですね。先代紅薔薇さまは(比較的)等身大の女子高生として描かれている気もしました。

『マリア様がみてる〜春〜』第4話「Will」

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 なんとなくですが、教室内のガヤや一般生徒の使い方がうまくなってるようで好ましいですね。ちゃんと学園の中っていう感じが出てるような。画面作りに工夫が込められていて面白かったです。ヴィジュアル的な情報ドラマの象徴付けにも役立っていますしね。ラストの階段の踊り場の演出とか、模範的に上手いと思います。

 しかし蓉子さまの扱いは中途半端だ。ここで蓉子の祥子に対する偏愛っぷりを出しておかないと、「パラソルをさして」のクライマックスにうまく繋がらない筈なんですけどね。蓉子の「遺言」発言が、聖との別れに対するフックにしかなってないのはどうよ、と。

 まぁ、後になってから蓉子の言っていたことの重要さを知る、っていうのは確かに祐巳さま的なんですが。そこまで主観的に描写されてもな。


今週の良かったところ:階段の踊り場んとこ

今週の残念なところ:ミルクホールんとこ

*1:女が女を襲っても相手を傷付けないんだトカナントカっていう凄い理屈。こういう理屈の飛躍っぷりもBLっぽい

*2:まぁ百合に対する思い入れが浅いせいかもしれないけど

*3:酒とかエロゲーを混ぜるなよ!

*4アニメ本編では瞳の中心に小さな光点が点いてることが多い

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Tue 2004.07/27

izumino2004-07-27

『マッハ!!!!!!!!』

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 アクション映画に新たな1ページが。というわけで、アクション映画好きは必見の一本。

 タイムエタイがどうこう、というより、超人的(誇張のレベルではなく)なスタントマンであるトニー・ジャーという男がまず最初に存在していて。彼を主役にしてとにかく面白い映画をつくろうじゃないか、という「逆算」でフィルムの全てが製作されているのが成功したポイントでしょうね。だから実は、アクションだけでなくちゃんと「観れる」映画になってます。脇役の使い方も心得たものですし、細かい作劇のテクニックも容赦なく使ってきますしね。*1


 さてアクションの方に注目すると、これがCMで大口叩いてるだけのことはありますよ。特にトニー・ジャーの柔軟さ、軽快さ、バランス感覚の良さがもうハンパ無くて、どこからがムエタイでどこまでが彼の肉体能力なのか区別がつかなくなります。今回目指したスタイル

  1. ブルース・リースピード
  2. ジャッキー・チェンのバネ
  3. ジェット・リーの優雅な動きにムエタイをミックスしたもの

だそうなんですが、どのハードルもクリアできています。すげえ……、そこまでやられたら誉めるしかない。*2

 途中で棍やトンファーといった武器を用いるシーンもあるんですが、そういった武器演技も(カンフーではなく)ムエタイの身法の延長線上にあって、新鮮な映像になってましたね。つまり、これはもうムエタイっていうよりも「トニー・ジャーのアクション」として完成してるってことでしょう。


 ただ、トニー・ジャー主演で次回作を作るとなると頭を悩まされそう……ってことを考えてたら、リュック・ベッソンプロデュースで新作撮ってるんですと。スケベな男だなあベッソン。『ヤマカシ』と『キス・オブ・ザ・ドラゴン』のどっちかみたいな映画になりそうな予感。酔拳2のラスボスの人

  • 追記

http://www.sankei.co.jp/edit/bunka/cinema/2004/0721mach.html

 この『トム・ヤム・クン』っていう映画がそのベッソン・プロデュースらしいです。『WASABI』のタイトルと対応させてるんだとか……。なめんな。

  • 余談

 ところで「トニー・ジャー以前」のムエタイ使いっていやあ、やっぱ酔拳2』のロー・ワイコンでしょ。

 →この人

ラウ・カーリョンがまた酔拳の映画を撮ったらしい

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 よっぽど酔拳に思い入れがあるんだなあ、と思ってキャストを確認してみたら、これは結構面白そう。

 ラウ・カーリョンはワイヤーを使いたがらない人なので、最近カンフーの素人相手にワイヤー・アクションばっかりやらされてるユエン・ウーピンよりは好みだったりします。

『KURAU Phantom Memory』

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 えーと、今放送してるアニメの中では一番好みかもしれません(単なる自分の趣味なので、殊更に誉めたりはしませんが)。

 なんでもない話なのに、映像を観てるだけで何故かジーンとしますよ。

『蒼穹のファフナー』第四話「逃航〜ふなで〜」

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 レギュラーが「戦争の素人集団」であることをわかりやすーく説明する話。

 素人の集団に大金を渡したらこういうスケールのデカい無駄遣いをやっちゃうんだぜ、と、90年代の「ネルフ=オウム」という危険な構図から何にも進歩してない幼稚な発想がいっそ心地いい。島を移動させるエネルギーの無駄とか考えるとくらくらするよな。しかも、その無駄遣いが向かう対象(=カタルシス)をあえてボカしてあるのも大した根性です。


 本当は批判するべき作品なのかもしれませんが、(今の所)思考停止して観る分には面白いので良しとしておきます。

*1:例えば、物語の導入に「おばあちゃんネタ」を持ってくるあたり「うわ、油断ならねえなあ」とビビったりした

*2:1番目と2番目は観る前から予想してたけど、3番目を実現しているのが特に凄い。しかもワイヤー無しで

kaolu4skaolu4s 2004/07/28 01:44 『KURAU』は面白いと思います。素直に褒めてもいいんじゃないでしょうか。

asukasyoasukasyo 2004/07/28 01:49 KURAU面白いにもう一票です。割と世界観に説得力がある(と思う)ところが好きです

くまはちくまはち 2004/07/28 01:53 「超酔拳」は、古き良きカンフー映画を撮ろうという意気込みが伝わって来る良作でしたよ。あんま酔拳関係無い内容ですけど…。っていうか酔拳使わないし…。

みやもみやも 2004/07/28 02:25 リュック・ベッソンのプロデュース<も気になりますが、マッハの監督さんの次回作が「トム・ヤム・クン」というタイトルだそうで……おい、

izuminoizumino 2004/07/28 03:20 >KURAU 素直に誉めてますよ(笑)。ぼくの場合、音がいい、美術がいい、人物の芝居がいい、というアート面の評価になるんですが。良い芝居されるとそれだけで泣けますよ

izuminoizumino 2004/07/28 03:24 >超酔拳 お、そりゃ良さげですね//>トム・ヤム・クン それがベッソンらしく(笑)。象使い+ムエタイの話らしいですよ。どうなるんだ

かわしまかわしま 2004/07/28 10:18 ミャンマーとの戦争ものらしく<トム・ヤム・クン 『王の帰還』ライクなものを想像してハァハァしてます(ソース秘宝)。チャー(こっちの発音が近いらしい)の小さい頃住んでた村には、象が住んでいたらしく。タイの田舎って底知れないほどエキゾチック。

izuminoizumino 2004/07/28 11:34 はーなるほど>ミャンマー戦争で象

かわしまかわしま 2004/07/28 11:37 ちなみにムエタイではなく、古式ムエタイみたいです<マッハ 次のも古式ムエタイらしく、象に乗った指揮官、地面には古式ムエタイの戦士たちという絵が観れるらしいです。くっはー

izuminoizumino 2004/07/28 11:49 あぁ、それで武器が出てくるんですね。タイの伝統武器ってのは興味深いなあ>地面には古式ムエタイの戦士

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Mon 2004.07/26

素朴な疑問

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 「モーニング娘。」って、男性向けなんですか? 女性向けなんですか?


 いや、こないだ初めてモー娘PV(「女子かしまし物語」)を観たんですが、これを見て誰が喜ぶんだろうとふと首を傾げたもので。*1

 アイドルファンオタクは(男女とも)除外して、一般層だと誰が買ってるのか、っていう話です。噂を耳にする限りは、学生から社会人、おっさんまでと幅は広そうなんですけどね。……じゃぁおばさんはモー娘好きなのか? 両性をターゲットにしてるとしても、どっちがメインなんだ? それとも、いわゆる「女性向けを装った男性向け」ってやつなのか?

 ちなみに当方はバラエティ番組をまったく見ないのでCMでくらいしか彼女達を見たことありません。あと、さっきまで松浦亜弥モー娘の一員だと思ってました(すまん)。

*1:感覚的に、これを観てニヤニヤする一般男性というのがイメージしにくくて、かといって女性向けってだけじゃ儲からんだろうという疑問がある

mahalmahal 2004/07/27 09:45 作り手としては、「ようじょとその母親」じゃないかな >ヲタ以外ターゲット

izuminoizumino 2004/07/27 21:23 初心者にシンプルな解説、ありがとうございます。なるほど、「おねーさん(および感情移入しやすい年少組)」として売ってるわけですかね

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Sun 2004.07/25

『特捜戦隊デカレンジャー』第23話「ブレイブ・エモーション」

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 面白い番組だから、という前提でちょっと評価基準厳しめで書きますよ。

 やっぱりニューフェイスの芝居やアクションがまだ画面になじんでないですね。

 デカマスターの洗練されたチャンバラが決まり切っていただけに、デカブレイクカンフーは流石に見劣りしますな。ユエン・ウーピン的なアクションを狙ってるんだろうけど結局空手日本拳法)になっちゃってるというか(グラウンドダンス中国武術っぽく見せている所は良かった)。

 テツ役の人は確かに演技がうまくは無いんですが、テツを反射鏡として「先輩としてのバン」や「大人の女性としてのスワン」が輝かせられることが期待できる配役でしょう。

 大根役者をいかにして人間関係の中でキャラを立て、その役割(ロール)を活かしてやるか。それが子供番組としての「特撮」の醍醐味なわけですから。*1

 次回はまたオーソドックスな刑事ドラマ(ネゴシエイトもの)に戻るみたいで、その活かされ方をみるのが楽しみです。

  • 追記

 スワンさんは本当に素晴らしいなあ。「不可能だったことができるようになるのよ」。ああ! これだけ台詞に説得力を与えられる人物がそう居るものだろうか。スワンさん抜きでデカレンジャーは到底成り立たない。8人目の戦士と呼びたいくらい。

『ふたりはプリキュア』第25話「いざ光の園へポポ!私たちも!?」

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 脚本で苦しんでるのがビンビン伝わってくるなあ。

 出てくる説明台詞や情景描写のひとつひとつが伏線も何も無い「初耳」の出来事ばかりで、視聴者は黙って眺めるしかないというのがなんとも。謎解きはほとんどやってくれませんし。*2

 光の園も美術設定が非常に安っぽくて、住人達のキャラクターデザインもかなりやっつけっぽい。*3ただ、その安っぽさが光の園の現実感の無さに繋がって、「プリキュア達はこんな現実感の無い連中のために闘っていたのか……」というシュールな気分になれるのは別の意味でちょっと良かったです。プリキュア達の闘いは現実に干渉しない、空想的な闘いである、という見立てとは一致してますから。

 その夢のような世界から一転して荒涼としたドツクゾーンに移動させられるという場面転換も良かったですね。身も蓋も無いまんまな演出で。


 ここ数話で執拗に描かれているのは、プリキュアの実力の低さでしょう。実力で敵わない相手には勝てない、という法則が今回も貫かれている(どう見ても弱体化しているイルクーボにすら彼女達は勝てない)わけで、次回のジャアクキングに対してもやっぱり実力で勝てないんでしょう。じゃあ来週起こされる「奇跡」は何が用意されているのか、という話ですが、さて。

  • まぁ、ツッコミ所は多すぎるんだけど、これだけ

 「6人しかいないじゃない」って、ウィズダムも数えてやれよ……。

*1:この醍醐味をまったく意識できていないのがブレイドの敗因なのだが

*2:時々プリキュアを自動操縦しているのはクイーンなんじゃないか? という疑問は解消したかな

*3:ここらへんはホントに設定する時間が無かったんだろうなあ、という、目の瞑り所でもあるのだが

みやもみやも 2004/07/25 09:15 空手(日本拳法)になっちゃってる<あれは「空手寄りを狙ってカンフー臭が出ちゃった」ようにも思えたんですけど、逆だったんでしょうかね?(^^; テツについては今回、完全にスワンに食われちゃった(意味深)なぁと笑って観てました。デカとの対立関係はもうちょっと引っ張るかと思ってたんですが、さっくり片づけちゃいましたね。

izuminoizumino 2004/07/25 10:10 頑張ってるとは思うんですが、先週思いっきり少林拳の套路を見せてただけに期待が大きかったんですよ(笑)。JACは『恋人はスナイパー』みたいな例もあるんですが、ああいうのをやるのはやっぱり予算や手間がかかるのかなあ>カンフー//人間関係のコンフリクトを長引かせずに、すぐに安定した「立ち位置」を与えてやるのがデカレンらしくていいですね。発想の根本がシットコム的なんでしょう、やっぱり

izuminoizumino 2004/07/26 22:08 興味が湧いてちょっと調べてみましたが、仮面ライダースーパー1の時は北派少林拳の指導と空手の指導が一人ずつついてたみたいですね(スーツアクターと殺陣師の人は元々空手メイン)。そして何故か変身ポーズだけ少林寺拳法というミックスっぷりだったようで

izuminoizumino 2004/07/26 23:10 あそうか、デカレンのアクション監督はキリンレンジャーのスーツアクターの人だったのか。それで宇宙酔拳ですか。へぇー(笑)

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Thu 2004.07/22

izumino2004-07-22

『ファウスト』Vol.3(ISBN:4061794302)

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 舞城佐藤文学組は安定。他のラノベ組は読んでないです。

 西尾維新小説より本人の方が面白い作家になってしまったな。

 あと、なんで上遠野浩平洋楽コラムなんかやってるのか未だにわからん……。まぁ若い読者にはこのくらいのヌルい記事がいいのかなあ。更科修一郎のコーナーは結構この雑誌に必要なんじゃないかと思った。道化役ご苦労様です。

森川嘉一郎の“侘び・寂び・萌え”戦略について

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 ファウストコラムもあるのでちょっとコメントしておきます。


 ぼくは日頃から口を酸っぱくして言ってることですが、萌え」なんて言葉はセックスや性倒錯のごく一部の世界*1を表現しているフレーズでしかねえんだよということ。

 「萌え」と性倒錯を同一視されて「いや、エロ萌えは別だ」と言って反論しようとする人も居るかもしれませんが、むしろそれは、性倒錯の世界に対して失礼というものです。

 エロさのない性倒錯なんてのは遙か昔から山のように存在してんだよ。だから「萌え」はその特殊性や新しさなどを無闇に主張せず、大人しく性倒錯の深い世界の末尾に加えられていればよろしい。逆に言えば、全ての性倒錯は「萌え」というフレーズで表現することもできるわけですが。


 さて、それは置いておいて、文化戦略的に「萌え」という言葉をオタクワールドの外(国外やビジネスの場など)に売り込むことはまぁ……それなりに意味があるんじゃないかと。

 ただこれは前述したような、萌え=性倒錯でしかないことを忘れた近視眼的な立場でいると当然良くない。「日本萌え」について説明しているつもりが、


日本オタクには“性倒錯”というメンタリティがありまして……」


と言ってることと変わりなくなってしまいます。*2それだと日本美術を説明する時に「日本人には“美しい”というメンタリティがありまして……」と言ってるようなものでしょう。

 でもこれが「日本人には“侘び寂び”というメンタリティがありまして……」という説明ならちゃんと日本美術の説明になっているように、「日本オタクには“ダメなもの、ヘタれたものを愛する”というメンタリティがありまして……」という説明ならちゃんと日本独自の萌えを説明できているわけですから、森川氏はそこらへん良く考えてるなーとは思います。

 もちろん日本美術の中に全然ワビサビじゃないハデな美術だってあるように、萌えの中には強いものやクールなものに対する感情も含まれているわけですが、逆に言えばそれらは「日本独自の文化」では無い*3わけで、とりあえず切り捨てて構わない部分なのかもしれません。

『サムライチャンプルー』第9話「魑魅魍魎」

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 見所はクサのトリップ映像だけか(笑)。

 ジンとフウが磔台から脱出できた説明が何も無いのが凄い。

 今回は「わざとやってるバカ」じゃなくてちゃんとバカになれてるので良かったですね。カッコつけないことは偉い。これも今石洋之の性格のなせるワザでしょうか。逆に今石演出じゃなかったら相当酷いことになってた予感。

*1オタクワールドのセクシュアリティ

*2:特に「オタク二次元キャラクターやフィギュアに対する恋愛感情を云々……」のパターンは「日本にはピュグマリオンコンプレックスの患者がたくさん居ますよ」という説明にしかならない

*3:強くてクールな女には外国人もフツーに萌えるでしょ

みやもみやも 2004/07/23 11:08 エロと萌えは別だ>オタクのピュア幻想(子供の心を持って云々)もそのへんの絡みなんでしょうか。とりあえず僕に分かるエロゲーの範囲で言えば、とくに近年(ラノベ的読み物ゲームの隆盛以降)は作品のポルノ性を拒絶、ともすれば蔑視する向きが一部ユーザーにあって「なんだかなぁ」という気分ではあります。

izuminoizumino 2004/07/23 17:27 それも、婦人をモチーフにした美術品を愛する人や、皇族女性を愛する人がポルノ性を排除したがるのと同じ根拠ですよね。そういう人達が居ること自体は結構なことなんですが、個と全体はごっちゃにできないわけですしね

izuminoizumino 2004/07/23 17:38 大抵の人は萌えを語る時に「対象に対してどう感じるか(エロいか、エロくないか等)」をメインに語ろうとするんですが、森川氏がやっていることは「何が対象に選ばれているか」なんでしょう。それも全体の一部を語ることでしかないんですが、アプローチとしてはまだマシだなあという気はします

加納加納 2004/07/25 09:18 壮絶に関係ないですが「上遠野浩平」って名前を示されて「ああ、アナルジャスティスとかインカちゃんの人」ってマジ聞きしたら殴られました。

みやもみやも 2004/07/26 00:06 そういえばバーコードファイターの復刊が決まったそうですね、と話のお尻に乗ってみたり。

izuminoizumino 2004/07/26 00:17 小野敏洋は『甲殻機神ヤドカリくん』も面白いですよ(更に逸れる話)

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Wed 2004.07/21

『マリア様がみてる〜春〜』第3話「いと忙し日日」

| 『マリア様がみてる〜春〜』第3話「いと忙し日日」を含むブックマーク

 そういえば、こないだ「朝に時間写した意味あんのか?」的な文句を言ってたわけですが、スタッフ達は前期からの引き続き作業で製作してるんでしょうから、雰囲気が深夜の時から切り替わってないのはそりゃ当然、しゃーないことなんでしょうな。放送時間枠は作ってる途中で決まったんでしょうから。

 最近、製作のままならなさに現場が振り回されるケースって、なんか多いですね。


 さて、キャラクターの全身が入った絵を増やしていたり、体を動かす工夫が見られるのはまぁ良かった。あの細っこいキャラクターデザインは、ちゃんと体ごと動してやらないと魅力が半減するはずなので。

 しかしそれで隠し芸のシーンが面白かったかというと、見せ方が微妙。小説と同じことを映像でやろうとしてもできないんだ、というのは言わずもがななことではありますが、実際にその事実を見せられるともどかしい気分に。

 でも今期の脚本は原作のシナリオに「手を入れる」ということを始めたようで、そのこと自体は評価していいと思います。ただ、それでいい効果が出てるかどうかはこれまた微妙なトコですね。


 なんだかんだ言って番組の雰囲気づくり(ギャグとシリアスのバランス感覚とか)自体はかなり固まってきてると思います。あとは、視聴者の好み次第なんでしょうけど。もっと独自路線にしてくれれば、原作ファンとしては割り切りやすいんですが。

 祐巳の絵のタッチが独特のディフォルメがかかってるなあ……と思って観てたらクレジットに西村博之名前が。たぶんこの人の作画かな。


今週の良かったところ:黒板の前で祐巳がぶったおれる所

今週の残念なところ:なんだかんだ言ってあんまり好みの雰囲気でもないっていう所

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Tue 2004.07/20

ネットの音楽番組

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 淡々と聴いてる音楽ネットラジオのチャンネルを載せていくよな感じの日記

 Daniel JohnstonとかPink Floydとかインディー系のローファイとか、セレクトが好みで重宝してます。

 あ、URLはリンククリックするんじゃなくて、Media Playerにドラッグ&ドロップするとか、コピペして「URLを開く」とかで開けば聴けますよ。

gigogigo 2004/07/22 09:51 WINAMPのLibraryからてきとーに拾ってるだけなのに重宝してもらって恐縮です!今はここ(http://www.fearyourself.com/)が更新されるのを待ち焦がれています。Johnstonラジオ!

izuminoizumino 2004/07/23 05:09 あんまり音源持ってない&パソコン部屋にコンポが無いのでネットラジオがあると助かります。うおー、Johnstonラジオはメチャ楽しみですね

Mon 2004.07/19

『ふたりはプリキュア』第24話「決戦!プリキュアVSイルクーボ」

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 リピートをふんだんに使った作画演出と、ご都合主義で論理的根拠の無いシナリオ。うーん、ラストバトルまでキリヤ退場時のテンションを維持するのは、無理でしたか。

 リピート作画や車田ふっとびを多用するくらいなら、「キリヤくんの勇気に報いるためにも!」っていう台詞を入れたりダークファイブとの戦いを一人一人思い起こしたり、メップルやミップルとの交流を回想したりと、バンクを使って準総集編っぽくした方が、テンションが維持できたような気もします。

 そういうことをしなかったのは、脚本レベルの落ち度かな?

 来週は一気にファンシーな雰囲気になっちゃって、別番組のようだ。さーて、まだまだどう転ぶかわからん番組だぞ。面白いなあ。

2クール目の『ふたりはプリキュア』を振り返って

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 というわけで、第24話の戦闘シーンは「第21話で使用された挿入歌をかぶせつつ今までの戦いを回想しながら戦ってた」ことにして脳内補完終了。つーか誰かそんなMAD作ってくれませんか。


 世界観の説明を怠っていたツケがまわって、デウス・エクス・マキナ的とも言える唐突な物語処理をしなければならなかったことについては、まぁ不問としよう。*1

 最大の問題は、キリヤ編(第17話〜第22話*2の間)で丹念に積み上げてたテーマを活かした演出が全然できなかったことなのだ。

(だからこれは脚本レベルではなく、シリーズ構成の落ち度なのだと思うが、今回の脚本シリーズ構成川崎良だったりするのでちょっと笑えない指摘だったりする)


 良いTVアニメというのは「シリーズを通して配置された伏線が後の演出で活かされて初めて感動が伝わるもの」であって、そういった演出の素晴らしさを我々は『カレイドスター』の演出から学び直すことができたはずだ。1クールアニメ、2クールアニメが横行している現在、必要なのは「4クール以上の長さで感動を伝えてくれる番組」であり、そして、それを楽しむことのできる「目」なのだ。

 さてここで、アニメ誌における西尾大介シリーズディレクターコメント引用しよう。

ぼくがアクションもので好きなのは、登場人物の「一所懸命さ」が伝わるところ。

「一所懸命」だからこそ心打たれる。

プリキュアの戦いでは、見た目の勢いより、内面の、心の勢いを感じてください。

なぎさとほのかの絆はぐっと強くなった。

でもふたりが本当の力を発揮するには、もっと自然な、無償の信頼感が必要です。

そのためには、相手は自分とは絶対に違う人間だ、ということをまず認めないといけない。

違うふたりが手をつなぐ、これが『プリキュア』のテーマ

今はまだゆるゆる続く成長の上り坂の途中なんです。

やがてほのかは、キリヤの正体を知ることになる。

その意味では18話はほのかの試練の始まり、と言えるかもしれません。

 これを読むと、キリヤ編におけるテーマ性の高さは西尾SDの意向通りだったと言っていいだろう。それが第23、24話で活かされないのは川崎良と意向の対立があるのか、それとも「ゆるゆる続く成長」らしさを優先した結果なのか、という所だが。

 まぁ、ではその「ゆるゆる続く成長」について考えてみよう。

 プリキュア達が経験している「成長」や「勝利」は、ある意味リアルだと言えなくもない。彼女達は「実力で敵わない敵には、実力で勝てない」ことが多いからだ。

  • 成長のリアリティ

 第11話*3漫画用語でいうところの「イヤボーン*4」であり、第20話*5は「アイディア・友情・勝利」に則った勝利を得ている。

 しかし第10話*6や第15話*7、第17話*8、第18話*9、第19話*10、第24話では主に「謎の力の助力」に頼った勝利をしており、そこで彼女達の成長は(予感はされても)具体的に描かれない。彼女達はリアルな速度で成長する女の子達であり、また、実力が及ばない時は「何か正体の解らない優しい力」(キリヤの言う「石同士が引き合う強い力を感じる」ということ?)に助けられている。

 プリキュア達は「友情」によって伝説の戦士に変身し、「謎の力」に愛されてピンチを脱する。

 では、個人としての成長はいつ描かれているのだろうか? それはとてもリアリスティックな速度で進んでいるようにも見える。彼女達が「実力で敵わない敵に、実力で勝てない」のは、そんなリアルな成長速度を示唆しているのではないだろうか。


 もう少し、漫画の話をしてみよう。

 少年漫画における主人公は、強敵を倒すことで相手を超える強さを獲得し、成長を果たすことが「王道」だ。そういった急激な成長こそが少年漫画のカタルシスの中心だと言ってもいい。だが、成長の急激さは安易さに繋がるものでもあって、時にリアリティを損なう表現だとも言える。故に「王道」の影響下にある少年漫画は主人公に過剰な「努力」をさせることで成長のリアリティを補おうとする。少女漫画である『エースをねらえ!』もこの法則を守っている。

 逆に、荒木飛呂彦(特にジョジョ第三部の「スターダストクルセイダース」以降)などの影響下にあるアイディアバトル漫画は、成長そのものの描写を避けているのだ。*11

 そのような作品は「王道」ではなく「変化球」と呼ばれる。例えば、最初から主人公が最強であり、成長しない、というのも「変化球」のひとつだ。

  • 「直球」と「変化球」

 すでにお解りだと思うが、『ふたりはプリキュア』というアニメヒロインは(スポーツ勉強ではなく、戦士としての)「努力」が描かれないし、だから成長も直接描かれない。少なくとも、ここまでの24話分では。クール目からどうなるかは、まだ我々は知らないのだ。

 それに加えて、この日記で何度も指摘しているように『ふたりはプリキュア』は「勧善懲悪」というテーマに対する取り組み方がかなり特異で、ここでも「変化球」を我々に投げかけている。*12

 多分、プリキュアを期待して観ている人は「王道」や「直球」を求めている人が多かったと思う。しかし現在プリキュアが投げているボールは「変化球」だと結論づけていいだろう。

 この「変化球」は「見たことのないもの/先が読めないものが見たい」という我々大人の欲求に応えるものであって、ぼくは非常に楽しんで観ている。

 もちろん変化球がキツすぎると誰も打て返せなくなる、という懸念はあるだろう。それは受け手の読解力の問題でもあるし、作り手にとっては「メインターゲットである子供に伝えられなければならない」──つまり、「心に直接伝えられないといけない」──という最低限の要項をクリアできるかという、クリティカルな問題でもあるのだ。


 こんにちのTV番組の中で、「安心して観ていられる」番組はあるし、逆に「観ていられない」番組も多い。

 『ふたりはプリキュア』は、「目が離せない」番組だとぼくは感じている。

プリキュア感想サイトを捕捉

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 特撮ファンの方がはてな感想を始められたようで。

 アニメファンの外からの意見ってやっぱり面白いんですよね。楽しみにしてます。

 つか特撮ファンからしたら、今年はデカレンジャーの年なんじゃないですか? という気もするのでデカレンの話題も出るのか気になります。最近ぼくは特撮ファンの友達に会うと「デカレンは10年に一度の名作ですよね」って相手に確認してるんですが……。

 しかし特撮の話題で『ロズウェル』がさらっと出てくるあたり、ぼくなんか若いオタクなんで、頭が下がります。素晴らしい。

*1:多分、ヒーローものにはナレーターによる説明が必須だったのだ。富山敬デカレン古川登志夫のような!

*2:「トキメキ農作業」〜「忠太郎がママになる」

*3:ゲキドラーゴ退場回

*4:出典は『サルでも描けるまんが教室』。主人公の感情が(愛する人の死などによって)暴走し、「イヤー!」と叫ぶことで超能力が発現→敵が「ボーン」と死んでしまうお約束のこと。こう書くとつまらないパターンのように思えるが、例えばジョジョ第三部のディオvs承太郎戦はイヤボーンの一種であることに注意。要は見せ方の問題だろう

*5:ポイズニー退場回

*6:「ほのか炸裂!」

*7:「メッチャ危ない家族旅行」

*8:「トキメキ農作業」

*9:「中間テストは恋の迷宮」

*10:「ドツクゾーン最後の切り札」

*11荒木飛呂彦は他の漫画に影響を与えただけであって、ジョジョ自体は「王道」的な成長物語であることに注意

*12:そういえばみちたろさんは「多元主義としてのプリキュア」という題で、ヘーゲル的弁証法を用いた成長がみられないことを指摘していたが、これは「勧善懲悪」といった理念的なレベルの成長だけでなく、「強さ」という個人レベルの成長においても言えることではないだろうか、と補足しておく

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Sun 2004.07/18

 さすがに朝イチの低血圧な頭であのマリみてを観る気にはならなかったので、眠気覚ましデカレンをリアルタイム視聴。

『特捜戦隊デカレンジャー』第22話「フルスロットル・エリート」

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 まぁ予想通りのあっさりした展開だった(笑)。

 それよりもびっくりしたのは特凶の訓練シーンですな。少林拳かよ!

 デカブレイク中の人はすごい勢いのイケメン大根っぷりでしたけど、カンフーアクションするなら楽しみだなあ。

 まぁ、ガン=カタチャンバラカンフーが一緒に出てると画面がゴチャゴチャしちゃいそうな印象はありますが、そこはうまくやってくれるでしょう。

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Sat 2004.07/17

『サムライチャンプルー』第8話「唯我独尊」

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 またつまらなくなった。

 第5話で石塚運昇を起用したのと同様、山寺宏一先生を呼んでまたビバップ風味にしてみましたな話。今回はプロット的面白さも無く、ギャグ調ということで、ビバップのアンディ編を連想しますな。

 ただ、やはりビバップではスペースオペラハードボイルドというジャンル形式が全体のイメージを牽引していたのに対して、チャンプルーは時代劇ロードムービー*1という形式の力が弱すぎて、なんとも退屈な世界にしてしまっている。とにかく形式に対する踏み込みが浅すぎる。

 B級ノリねぇ……うーん、わざとやってるバカはバカじゃないしなあ。庵野さん風に言えばパンツ履いたままストリップするなってことですよ。脱ぐならパンツまで脱ぎなさいよと。

 ジンキャラは立ってきたし、フウとの微妙な関係に萌えたりもするんですが、作品の雰囲気がこうも悪いとキャラ萌え的な期待感も湧かないわけで。


 絵コンテは米たにヨシトモ鈴木卓也・竜也の兄弟の名前を見つけた時から気になってたんですが、ガオガイガー組の人達が入ってるんですね。米たには確かにうまいんですが、ドラマと無関係にハデな演出を多用する演出家なので、あまり好みではないです。

『蒼穹のファフナー』1、2話

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 色々言われてるようですが、まぁまぁ好印象です。

 「主人公を主役ロボットに一話で乗せる」というのはロボットアニメ永遠につきまとう難問でありまして、その難しいプロットのモデルを近年の成功例であるエヴァに求めるのは、作り手としてもっともなことでありましょう。

 しかもエヴァ一話の反省点を微妙に修正して改善している。おお、偉いなあ、フンフンと思いながら観てましたよ。

(ただ、ぼくは『ラーゼフォン』を観てないからファフナーがパクりアニメとしてどうなのか、という判断がつきにくいのかもしれない。でも、少なくともファフナーをパクりという気はしないなあ)


 それにエヴァと似ているのはプロットだけであって、登場人物の構成は違うし(女っ気が少なくて、男二人がメインなのは良い)謎めいた設定もオリジナルなものを楽しめそうな気がします。と思ったら冲方丁ストーリーに参加してますね。

 地味な美術設定に対してテカテカしたキャラのデザインは凄い違和感あって笑えたんですが、一時間観てれば気にならなくなりました。

*1:もう何度もこの言葉を使ってるけど、このスタッフにとってのロードムービーっていうのはギャグで言ってるんだろうか?

Fri 2004.07/16

おかざき真里『セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする』更におまけ

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 巻末短編の「アイスティー」は「女教師」と「男子生徒」の話であって、女同士の関係を中心に描いているこの本の中では異彩を放っているとも言える。

 あらすじとしては、女の先生の部屋になぜかお邪魔することになってしまった少年の集団が、洗濯物の下着を目撃したり、わきチラなんかを見せられたりした上に、うっかり「先生、こないだ失恋しちゃってさあ」なんていうパドック情報を聞かされてしまい、自分達の未成熟さを思い知らされ縮こまってしまう、というシチュエーションの話。 

 ところで、この先生失恋相手が「男」であるとはどこにも書かれていない。「失恋した」という断片的な事実が言及されているだけで、そして男子生徒達じゃあ恋愛対象にならないよ、ということが強調されるのみである。

 この作品集の中に収録されているということは、ひょっとしてこれも「百合作品」として読んでもいいんじゃないかなあと、ふと思ってしまった。

流行にのるのがはやすぎたひとたち(水筒日記)

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 セカチューに泣いてたのは少女漫画慣れしてない男共だった、という話。

 失楽園ブームの繰り返しですな。ぼくは『失楽園』を原作も映画も見てませんけど、あれって、要は「主婦が寝っ転がって煎餅食いながら見てるような午後の連ドラ」みたいな内容だったんじゃないですのん? という。


 それから「鬱ゲーで泣くエロゲヲタ」の話。

 自己弁護するようでアレですけど、ぼくは(少女漫画を読み慣れていたわけでもないのに)泣きゲーとか鬱ゲーにはピンと来なかったものでした。大塚&白倉の「少女性」戦略にもひっかからなかったし。

 でも基本的には涙もろいので、漫画小説で泣くことは普通に多いです。少年漫画でも少女漫画でもまんべんなく泣きます。

 んで最近良く自覚するんですけど、「ラブコメ」というジャンルにもあんまり興味無いんだなあと思うようになりました。特に少年誌に連載してるラブコメは軒並み読んでない。美鳥の日々も読んでないし、スクランも興味無いし、ネギまはそもそもラブコメとして読んでない。少年漫画キャラ萌えなら理解できるんだけどなあ(『壊し屋我聞』の國生さんとか)。漫画史におけるラブコメの存在は重要視してるつもりですけど。

腐女子の注目を集める腐男子のブログ(腐男子の書斎から)

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 閲覧者の巨大化に困惑されてるそうですが、あえて紹介してみます

 ぼく自身、男同士の絡みを使える男の一人として以前から注目させていただいておりました。お金無いから、そんなにBL本は買い漁ってはいないんですけどね。*1

『ファウスト』系列と「深夜放送センス」(narkoの日記)

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 ああ、うん、凄く的を射てると思います。

 深夜放送のセンスは今ネットに奪われているわけで、だから西尾維新の「深夜放送っぽくなさ」はネット的だからと言い換えてもいいんじゃないでしょうか。

 東浩紀は確かに伊集院聞いてなさげな印象がありますね。なんとなくですけど。


 あと一昔前のオンガクの話。

 オオケン電気/パーフリあたりの流れが今途絶えているように、80年代パンクやニューウェーブのブームも今途絶えていて*2、例えば昔だと戸川純に救われていたような女の子が、今はコスプレ*3ゴスロリに向かってるのかなあ……っていうのは最近考えていることだったりします。

 ここらへんの関係を詳しく分析してる人は居ないのかな?*4

*1:なんだかんだ言って「百合女装もの>BL」の順で好きだっていうせいもある

*2:まだネームバリューがあるのは平沢進くらいか

*3:というか、そもそもコスプレのはしりが戸川さんだよね

*4:検索してみたら「不思議ちゃんの系譜」みたいなのはあったけどそれはちょっと違うだろうという気がする

asamiotoasamioto 2004/07/17 10:48 戸川純に救われてた人たちって椎名林檎に救われてないか?ていうか戸川純のライブに行くと若い子がたくさんいて、(ちょっとゴス方向の)椎名林檎ファンなのだけど〜って会話を耳にしたことが何度かあります。

izuminoizumino 2004/07/17 16:25 デビュー時から言われてたことですが、やっぱり戸川→林檎の流れってあるんでしょうね。ただ、戸川さんはパンク/NWの同志が多かったのに、推名さんは割と独力で世界を作ってる所があって、そこが強さの差かな〜とか。適当な印象の話ですけど。あと、電気系列は一応テクノ界隈に残ってるし、パーフリみたいなのも今ポップスに多そうですよね、っていうか最近邦楽疎いからなあ

seishinouyaseishinouya 2004/07/17 16:28 挙げられているラジオ番組の放送時期から考えると、該当する世代は20代前半から30前後くらいかな?あまりその辺の書き手さんに詳しくないのですが、やはりその年代で人材が固まっているのでしょうか?

izuminoizumino 2004/07/17 16:30 だからファウスト読んでる人達でスーパーカーとかSyrup16g聴いてる人って絶対多いはずだし。っていうかすいませんシロップ聴いたことないのにこういうこと言ってます

izuminoizumino 2004/07/17 16:32 >seishinouyaさん 人材が固まってるっつーか、編集者(太田さん)が意図的に固めてるからこうなるんだと思いますよ(笑)

seishinouyaseishinouya 2004/07/17 16:45 という事は、ファウスト本体や『新伝綺』なんてジャンルをでっち上げたりするのは、全部その太田という編集者の暴走というか、一人相撲?

izuminoizumino 2004/07/17 16:48 ワンマン編集ですから、完璧そうですよ。売り方としてはうまいと思いますけどね>暴走

seishinouyaseishinouya 2004/07/17 17:06 少年漫画のラブコメと少女漫画にはかなりの断層がある気もします。私の周囲では少年誌のラブコメ漫画は結構好評価です。ただ、それがラブコメの演出やシュチュエーションを楽しんでいるのか、キャラ萌え重視なのかと問われれば難しいですが。

seishinouyaseishinouya 2004/07/17 17:09 上手いですかね?私が知る限りでは、その手の読者の反応は冷ややかな気がしますが、売上が良いということでしょうか?

izuminoizumino 2004/07/17 17:51 読者が冷ややかなのは半分ポーズですよ、多分。読者のシニカルさを刺激しやすいつくりですしね……。そういう若者のシニカルさを逆手に取っているのもうまいと思いますし、実際売れてもいるようです

粉雪粉雪 2004/07/18 04:01 オンガクについて。詳しいことはわからないのですが、その後だとソフトバレエとかあのへんのけっこうすぐ消えたりして今はもうないようなグループ→Gacktや及川光博やポルノグラフィティあたりなのかも?あと、そういう方面に行かなかった人は伝統芸能に向かう人が多いような気がします(野村萬斎から入って本格的に歌舞伎を見に行ったり)。全く違っていたらすみません。

izuminoizumino 2004/07/19 04:16 >伝統芸能 そうか、オンガクだけとは限りませんよね。まぁ、最近「(日本の)パンク」って今どうなってんの? ということが気になってたからこういう話をしたくなったんですが。ちなみにパンク少女を救った漫画家としては「永野のりこ」がまず出てくるんですが、他は誰かなあ(『NANA』はパンクが出てくるけどあれは違うパンクだろう)

nagatanagata 2004/07/19 16:07 初めまして。粉雪さんの書かれてることに結構同意します。10年前〜20年前なら戸川純とかを聞いていたであろう消費者たちは、いまはインディーのヴィジュアルバンドを追いかけていると思います。逆転した話になりますが、インディーバンドのおっかけでコアなひとたちの半数くらいは確実に戸川純とかフリッパーズギターを聞き込んでいるんじゃないか、とそう思っています。ヴィジュアル系は、僕の個人的なリサーチによると、実際、パンクの流れをかなり濃厚に汲んでいる人たちですので。オーケンの知名度とかも関係していそうですね。そういうわけで、楠本まきの希釈版としての『NANA』もありえると思います。ってどういう意味だ。。。

izuminoizumino 2004/07/19 16:40 >nagataさん はじめまして、コメント感謝です。なるほど、(インディーの?)ヴィジュアルっていうジャンルが今そうなっているとは知らなくて。あとゴシックの世界にゴスパンっていう言葉があったりしますが、そのパンクって何なんだろうな〜、とか。まぁぼくも「語るより調べろ」な人でいたいので、色々リサーチしてみたいと思います。証言ありがとうございました

izuminoizumino 2004/07/19 16:47 まぁ、おおざっぱな理解としては「80年代パンク→(林檎→)ヴィジュアルとかゴシックとか」っていう変移で合ってそうですね。とりあえず

nagatanagata 2004/07/19 20:30 読みにくくて超恐縮なんですが、いや本当にこんなのをここに紹介するのは気が引けるのですが、パンク→ヴィジュアル系 という流れはほとんどひねり無しで存在していました。少なくとも僕の仮説ではそうなっています。むしろゴスパンに、日本のヴィジュアル系の黎明期が影響を与えていたとも言えるのではないかとすら思っています。

nagatanagata 2004/07/19 20:33 こんなのっていうのはこんなのです→http://www3.azaq.net/bin/read.cgi?400/kuixacla+25  だいぶ前に草稿だけ公開したヴィジュアル系の起源と本質についての考察です。ちなみに文中に出てくる「丸山昌男」は「山口昌男」の間違いです。恥ずかしい。他にもいくつか恥ずかしい間違いがありますが、どうかお気になさらぬようお願いします。

nagatanagata 2004/07/19 20:36 http://d.hatena.ne.jp/dogplanet/20040324 ゴスロリ関係についてはこっちの方が読みやすいし、ダイレクトに言及しているので参考にしていただけたら面白いかと思います。

izuminoizumino 2004/07/19 20:50 やや、これは読み応えがあって面白そうですね。後で読んで参考にさせていただきますー。重ねて感謝です

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Thu 2004.07/15

おかざき真里『セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする』

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 こういうタイトルですが、中身は女性と女性の関係を重視した内容なので実は百合好きの人にオススメの作品……っていうよりむしろ「恋愛」を期待して読む読者にとっては地雷本かもしれない。割と露骨な男性嫌悪が描かれているので読んでションボリする向きも多いのでは。自分は前情報もあったので、普通に読めましたけど。

 オムニバスなんですが、全体に流れる作者の感情を言い表すとすれば


一部の女性にとっては、自分に男が出来たり友達に男が出来たりすることは「贈与や獲得」ではなく「剥奪や喪失」でしかないこともあるんだ


と、そんな感覚を伝えているように自分には読めました。

 ええと、これはぼくが女性作家の作品を読む時に気を付けていることなんですが、「作品を読んで解るのはその作品の作者の言いたいことだけだ」ということ。だから、上記のような感覚が女性一般の心理に当て嵌まるのかはぼくは知らない。でも多分、作者は誰かに通じると思って創作するのだろうし、実際通じて共感した読者も存在するからこの本が出版されているのだろう。少女漫画なんかに描かれている女性心理、というのはそういうものだと考えています。


 さて、そういう防衛線を張った上で私見。

 こういう女性心理って、自分がイメージしていた紺野キタの女性観に結構近いな、と感じたんですよ。紺野キタは一般的に「少女のファンタジー」を描いているように思われている作家ですが、(「ひみつの階段」も含めて)意外と女性心理の本音の部分も描いているんじゃないかな、と以前から考えていました。その部分に、この『セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする』*1は少し重なっているように思えたわけです。

 例えば『ひみつのドミトリー 乙女は祈る』収録の「森をぬける道」では男性との恋愛を「剥奪」として捉えている箇所が出てきますし、『ひみつの階段』の裏テーマが「大人になることや結婚による喪失*2」であることも指摘できるでしょう。だから『セックスのあと〜』を、あー、うんうんと頷きながら読んだ部分もあったのでした。

 もちろんぼくは女性じゃないから「共感」という読み方をしないのだけど、人が持ってるビジョンを眺めて楽しむことはできる。面白かったですよ。

セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする (Feelコミックス)

セックスのあと男の子の汗はハチミツのにおいがする (Feelコミックス)

  • おまけ

 話は飛びますが、一部の男性にとっても女性との恋愛は剥奪であるとして長らく認識されてきました。そういう不満を男が主張(自己正当化)する作品ってのは昔から多いでしょう。「独身貴族」という言葉が男性にはあって女性には無いのも、そういう歴史があるからですしね。男女の言い分の違いを比べていくと色々出てきそうですな。

  • おまけ2

 更に話はマリみてに飛ぶんですが、あの世界でおかざき真里の描く女性像に一番近いのは祥子なのだけど、そういう彼女に向かって「君からは何も『剥奪』するわけじゃないから婚約だけしよう」と考えることのできた柏木は人を大事にできるタイプだと思うし本質的には優しい男なのだなあとぼくは擁護したくなる。実際は言い出すタイミングが早すぎるのと、人の心が読めなさすぎたおかげで大失敗しているのだけど。

 マリみてが面白いのは、そういう男側の心理もなぜかちゃんと描けているから、なんだよな。ん? ひょっとしてそう思ってるのはぼくだけ? 変?*3

  • 本当の追記

 今キーワードから辿って初めて作者本人のHPを覗いてみた。

 へー、多角的に仕事してる人なんですね。って、あー! ラブコンプレックスで絵描いてた人だったのかー! ラブコン好きだったから覚えてますよ。意外な所で再会するもんだなあ。

母は強し保管庫

| 母は強し保管庫を含むブックマーク

 強ッ。

 しかし真面目にこの強さを考察すると(自動車衝突に打ち勝ってる時点でまぁファンタジーなんだが)、もう、筆舌に尽くしがたい自己鍛錬と師匠のシゴキが無いと「こうはならない」わけでして、そっちの下積み期間を妄想するのもまた楽し。と思ったらこの人、武田惣角の子孫って設定なのかよ(笑)。うーん厨房設定だなあ。

*1:しかしわざわざこのタイトルを表題にしたのは理由があるのかなー。異性愛をイメージさせないと売れにくかったりするからか。なんだかんだ言って百合は「売れないジャンル」だろうし

*2紺野キタの場合おかざき真里よりもう少し前向きで、喪失は「思い出す」ことで回復できるというビジョンで描かれている

*3:弟キャラとしての祐麒や同性愛者としての柏木は勿論「そんなやつぁいねえ」な設定なんだけど、男としての柏木の態度にはかなり共感できるのだった

asamiotoasamioto 2004/07/15 09:46 男性の(ていうかizuminoさんの)感想が読めてとても嬉しいです。男性のみんながみんなそうは取らないだろうと思いますが。(うんそうねかなり露骨に男性嫌悪だもんね)

izuminoizumino 2004/07/15 20:18 オススメどうもでした。まぁそりゃそうでしょうけど、この人の漫画は男性嫌悪ばっかりってわけでも無いんでしょうね。巻末の「アイスティー」なんかも、男の子視点の話でしたし。もっと広い視点で、恋愛が成立するケースとしないケースがあるんだよー、という話なのかなと思ったり

seishinouyaseishinouya 2004/07/16 11:42 厨房設定でいいじゃないですか。今はプロアマ関係なく設定のリアリズムに関して水位は下がっているのだし。其の辺の線引きは難しいのでは?

izuminoizumino 2004/07/16 14:08 誤解の無いように言うと、一応誉めております>厨房設定 というか殆どのプロは厨房でしょう

seishinouyaseishinouya 2004/07/16 15:27 失礼。誤解しておりました。ごめんなさい。

nananana 2004/07/18 13:10 武田惣角の子孫って設定? どこにもそんな事描いてませんが? 何見てんだおまえ。

izuminoizumino 2004/07/20 02:20 ツッコミご苦労様です。さて、どこにもそんな事が描かれていなくとも、想像力を駆使して楽しもうとする人はどこにでも居るでしょう。駆使しない人は楽しまなかった人だ、とも言えるでしょうね

Tue 2004.07/13

『特捜戦隊デカレンジャー』第20話「ランニング・ヒーロー」

| 『特捜戦隊デカレンジャー』第20話「ランニング・ヒーロー」を含むブックマーク

 既に各所で絶賛されてるので特に語ること無し。

 余所のサイトからの受け売りで言いますと、この手の爆弾シナリオは「長坂秀佳」という脚本家刑事ドラマで得意にしていたネタだそうで、「爆弾の長坂」と呼ばれたり「爆弾ネタを書く時は長坂を参考にしろ」と言われるほどらしく。今回のデカレンジャーもご多分に漏れず、観る人が観れば「見事に長坂してた」そうですよ。

『特捜戦隊デカレンジャー』第21話「マッド・ブラザース」

| 『特捜戦隊デカレンジャー』第21話「マッド・ブラザース」を含むブックマーク

 ごめん、なんかもうウルウルしっぱなしで観ちゃってて感想にならないと思う。ホントは弱いんだよー、こういう「いいもん負けるな、悪いもんやっつけろ」な話にはさー。

 まず、精神感応者であるジャスミンに敵の強さ・兇悪さが植え付けられる所からもうウルウルですよ。想像するにあまりある仕打ち! 可哀相だ!

 そんなジャスミンの士気がガン落ちすることで、絶望感は徐々に仲間へ伝染。

 ダメ押しとして、この番組の「強さの判断基準」でもあるデカマスターより強い敵」も登場。流れるように負けムードへ突入するわけですよ。

 あ、デカレンジャーロボがマウントポジションでボコボコ殴られるモチーフは、エヴァ(第2話と第19話ね)から特撮への逆輸入だなあ。「男の戰い」を思い出して胸がたぎりました。生死のかかった戦いにはマウントポジションが似合います。

 現実を受け入れられず一度狂乱し、仲間の声で正気を取り戻し、しかしまた現実を見せつけられて絶望が最底辺まで達したジャスミン。自分を捨て、正義も捨てようとしてしまう。

 まぁこの後の、デカレンジャー最後の砦であるバンが奮起してジャスミンの心も折れずに復活。チームワークの力やボスの経験の差なんかを見せつけて逆転モードへ、っていう流れは予定調和だからいいとしましょう。真の予定調和はその次。

 2クール目をあと6話残して、最強の敵登場。

 今度はデカレンジャー全員にデカマスターを足したよりも強い」ときましたよ。

 ま、負けるなー。


 トドメはエンディングのスワンさんの見栄切りでしょう。

「でも大丈夫っ。デカレンジャーとドギーは負けないわ。みんなも応援してね、正義は勝つ!」

 なんせ彼女は自分が爆死するかもしれない直前までドギーを信じていた女性なのだ。胸が熱くなるというのはこういうことですよ。*1

『魔法少女隊アルス』第7〜10話

| 『魔法少女隊アルス』第7〜10話を含むブックマーク

 お話に関してはまだ良く解らない。とにかく、子供が解るような話じゃない気が。

 シーラが可愛いいがアルスはムカつく。エヴァは普通に良いキャラです。

 シーラはRAITAさんが好きそうなタイプで、同人誌で酷い目に遭わされそうなキャラだなあと思いました。

*1:まぁ来週は(メカフリーザをあっさり倒したトランクスみたいに)新戦士がやってきて普通に倒すだけなんだろうけど。デカブレイクの魅力は未知数だなあ。スーツデザインもそんなに良く出来てないし

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Mon 2004.07/12

『マシュマロ通信』第15話「悪魔のアンジェリカ」

| 『マシュマロ通信』第15話「悪魔のアンジェリカ」を含むブックマーク

 2クール目に入ったということもあって、お話そのものの面白さではなく、キャラクターの性格の一面をスケールアップすることで面白さを出すようになってきた、そんな風に感じるお話。

 ゲストキャラタイトルにもなっているアンジェリカヒロインに食ってかかる生意気な年下の女の子(でも本当は好意を抱いている)、というのは少女漫画少女小説の定番パターンとも言えますが*1、ここではサンディが持っている「リーダー気質でプライドが高い」「嫌いな相手でも印象が変われば態度も変えられる」という彼女の性格を際立たせる存在としてアンジェリカの性格も設定されていて、ああ可愛いなあとなるわけですよ。


 前回もそうなんですが、基本的にミステリ(なぞなぞ、と言うべきかな)の形式を取ったストーリーなのに、キャラクター名前の時点でバラしちゃってる(アンジェリカ→Angelica→天使)ヌルさ加減、が観ていて気持ちいい。ああ平和だ。

 脚本横手美智子。途中で「対決」の要素を持ち込む辺り、男子向けアニメ仕事も多いこの人らしいかもしれない。*2

*1マリみてもそうだけど『クララ白書』もそんな話である

*2:といっても、この程度の対決があるのも少女漫画少女小説の定番パターンなんだが

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Sun 2004.07/11

『マリア様がみてる〜春〜』第2話「黄薔薇まっしぐら」

| 10:00 | 『マリア様がみてる〜春〜』第2話「黄薔薇まっしぐら」を含むブックマーク

 前回があんまりにもあんまりだったので全然期待していなかったが、実に良く出来た「アニメ」になっていた。

 演出と編集さえ良ければアニメは面白く見えるという好例ですね。これはいいアニメですよ。絵が良く動いてました。演出はカレイドスター組の筑紫大介?ということで、納得。


 前シリーズにしろ前回にしろ、このアニメシリーズの欠点は「作画アニメ」すぎるという点に尽きます。人物は腰から上しか描かれず、キャラクターデザインがフルに活かされない、たまに凝った作画(動画)があっても演出と合っていない。

 それが今回は完全に払拭されているのが素晴らしい(というかまぁ、今までの「作画アニメ」っぷりが「アニメ」としてダメすぎた、というだけなんだけど)。

 人物ではなくオブジェクトを中心に撮る、ロケーションを優先してレイアウトしてから人物を置く、カメラを良く動かす、カットアップで動きを省略する、リピートでもいいから動きをつける、バンクで済ませた方がいい所はバンクで済ます、と工夫の連続で飽きませんでしたね。って、うーん……全部当たり前の演出なんだけど、その当たり前のことが今まで全然やれてなかったわけでなあ。

 特にカットとカットの繋ぎのタイミングが秀逸なのが多くて、気持ち良かったです。

 と、いう感じで満足度の高い回だったんですが、次回もまたこうなるという保証は何も無いわけで。まだまだ不安続きだ……。


今週の良かったところ:祐巳が江利子のタイを指さすカット、ゴロンタの尻尾のシーン、山百合会メンバーが写真に注目する瞬間を真上から撮ったカット

今週の残念なところ:鳥居家の男性陣を使ってもうちょっと笑いを取ってほしかった

『ふたりはプリキュア』第23話「危うし!夏合宿の悪夢」

| 10:14 | 『ふたりはプリキュア』第23話「危うし!夏合宿の悪夢」を含むブックマーク

 大人の男同士の付き合いの悪さ・要領の悪さと、女の子同士の仲の良さ・連帯感の強さの対比を描きつつ、次回へのヒキを作るお話。ところで、今までで志穂が一番可愛かった回じゃないかな。とか。

 ドツクゾーンに奪い返されたプリズムストーンの中には、当然キリヤが託した石も混ざっているわけで、本人達にとってはストレスが大きい出来事だったでしょうね。そこらへんどう処理されるかは、現段階であまり踏み込まずに、次回を観てから読んでいくことにしましょう。

 次回予告では結構凄いことになってますけど、そろそろ「プリキュアドツクゾーン」の戦いに現実世界の住人達が気付いてもいい頃なんじゃないかな? と思うんですがどうなるんでしょうね。


 しかし、プリキュア達の強さが『ドラゴンボール』だとするとイルクーボの強さは『ドラゴンボールZ』って感じ。そういや舞空術もまだ覚えてないもんなぁ、あのふたりは。

第23話の追記とメモ

| 第23話の追記とメモを含むブックマーク

 脚本は「ダークファイブ殺し」と「理屈バトル」担当とも言える羽原大介だった。

 今回の石の番人発見云々のくだりは、羽原氏の「設定関係を長台詞で説明しようとするクセ」の悪い面が出てしまっていたようにも思える。

 逆に言えば、来週の「ダークファイブ殺し」担当は羽原氏ではない(シリーズ構成川崎良脚本)ということなので、「理屈の言い合い→プリキュアハッスル→強化版のPMSで決着」という「いつものパターン」は避けられるんじゃないか、という期待もできる。どうかな?

『サムライチャンプルー』第7話「四面楚歌」

| 『サムライチャンプルー』第7話「四面楚歌」を含むブックマーク

 古典的な時代劇のお約束*1と思わせておいて、麻薬絡みのマフィアもの、『ロック、ストック&フォー・ストールン・フーヴス』のパロディ*2、『パーフェクト・ワールド』的な犯罪者と人質の交流、などと次々元ネタを洋画に繋げていくのは良かった。まぁこの手法が凄く面白いわけじゃないのだが、今までがあんまりにもあんまりだっただけに「やっと狙ってたことができましたねー」という感想


 ヒロインであるフウが人と出会ったり別れたり(主に死に別れ)を繰り返していくのが一応この作品の主題なのだろうが、それに対して男レギュラーがちっとも魅力的に描かれていないのは減点ポイント。特にあの琉球人はなんなんだ。行動が見ててムカつくだけだし、バディものとして見た時のキャラが立ってなさすぎる。

*1:病床の親→薬が買えない→犯罪に手を出す→主人公一行が巻き込まれる→人が悪いのか貧乏が悪いのか?

*2:チョンマゲに着火するシーンね

みやもみやも 2004/07/11 15:14 当たり前のこと<最近、とみに「昔の平均値レベルが神呼ばわりされる」タイトルを観る機会が多い自分に気付いてちょっと寒くなります。もちろん現在トップクラスのアニメ群が格段に凄いのは分かってますが……ああ、これがいわゆる年寄りの昔褒めなのかなぁ??(^^;

izuminoizumino 2004/07/11 19:16 >年寄りの昔褒め その問題には視点がふたつあると思うんですよ。まず前回のマリみてでも感じたことですが、最近の若い子達はまるでCGサイトや同人イラストを眺めるような感覚のまま「作画アニメ」を楽しんでいる可能性がある。アニメに対する妙な「トラウマ」を抱えていない彼らがそういう楽しみ方をするのは、まぁいいと思うんですよ。次に目に付くのは、ぼくらと同世代か、あるいは年寄りの人間が「作画アニメ」を楽しんでいるかもしれないっていうことですね。それに、作画ではなく演出が突出していたのに「今回は作画が良かった」なんてことを平気で言えてしまうのは何故だろう、と思うんですが。ちなみにぼくは老害と言われるまで「作画アニメはダメだ」と言い続けますよ!

yogirikazaruyogirikazaru 2004/07/12 13:45 理想論を「当たり前」と言うのは贅沢な気が(苦笑) エロくないエロ漫画と、動かない作画アニメは一緒かと。エロくできなくても話が面白いものを望む人がいるように、下手に動くより作画が美しいことを望む人がいる訳で。

izuminoizumino 2004/07/12 14:14 ここでいう「当たり前の演出」ってのは「やってて当然」じゃなくて「基本の手法」という方の意味です。漫画で言うと、読者が「コマ割りの基本ってのがあるだろうよー」って愚痴るようなもんですね(まぁ、漫画家の方も、手法は知ってるんだけど作品に活かせなかったんでしょう)。//そういえば、漫画読みは「絵のうまさ」と「コマ割りのうまさ」を見分ける読み方が割と浸透してるんですが、「作画」と「演出」を分けて評価する人は少ないなー、と、そういうことを言いたかったりします。『レジェンズ』くらい解りやすいことをしないと「演出」だと感じないのか、みたいな

izuminoizumino 2004/07/12 14:26 あと、漫画家はスケジュールと格闘しながら「作画に凝る」か「コマ割りに凝る」かを判断して作業するわけですが、アニメ監督の仕事がその判断と指示でしょう。そこで「作画に凝れ」と指示する監督の気持ちも(商業的に)理解できるんですが、もうちょいなんとかできるんじゃないの、って言わせてもらってもいいと思うんですけどね

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Fri 2004.07/09

izumino2004-07-09

『群像』掲載の佐藤友哉の短編「チェリーフィッシュにうってつけの日」「小川のほとりで」読了(ネタバレ)

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 素晴らしいんじゃないか?

 と言っても、ここ数ヶ月の間、小説といえば今野緒雪少女小説をちょっとと恩田陸佐藤舞城しか読んでいなかった人間の言うこっちゃないですが。

 プロットはタイトル通り『ナイン・ストーリーズ』内の「バナナフィッシュにうってつけの日」と「小舟のほとりで」からのほぼ借り物ですね。登場人物の血縁関係と、会話の内容やオチが微妙にズレている。

 まず2本共に共通して言えるのは「読んだ後に眠くなる短編」だということでしょうか。「エズミに捧ぐ」や「ゾーイー」を読んだ人なら解ると思いますけど、今回の佐藤はあの読後イメージを再現しようとしたんじゃないかと思えるところがあります。あの安眠できそうな優しい読後感。


 さてテーマ的な感想に入るとすると、今回の登場人物の中で一番成長(変化)できたのは鏡稜子であって、それを表現してるんじゃないかなあ? と感じました。創士に「救うよりも破壊の方が向いてる」と言われていた彼女が、後の「鏡姉妹」で妹想いな一面を見せ『フリッカー式』では(曲がりなりにも)他人の為の行動を続けていたのは今回の経験が契機になっていたのではないかとも。*1

 逆に創士は、つくづく「ゾーイーになりたいけどゾーイーになれないゾーイー」として描かれていて泣けますね。ってサリンジャー読んでない人置いてけぼりな感想ですみません。


 「チェリーフィッシュ」の方は癒奈お姉さんハァハァ小説でした。萌える。チェリーフィッシュ云々のくだりは適当に読み解けそうな気もしなくないですが、分析せずにほっといた方がいい気もします。余談ですが、自分の脳内ではこのイラストの眼鏡無しバージョンに置換しながら読んでましたよ。こんな感じで萌えません? 俺だけですか。

 「小川のほとりで」はストレートに「過去に縋るな」ということを伝えているわけで、それは「過去に縋った人間の末路」ばかりを延々描き続けていた佐藤作品(「色シリーズ」や「死体と、」など)とは対極に位置する物語でしょう。ここらへん、佐藤友哉作家論からすれば新たに加わるファクターではないかと思いますし、例えば森田(id:marita)さんあたりがこれをどう読むのかは興味がありますよ。とか。

『ファウスト』のメルマガ来た

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 佐藤友哉の「色シリーズ」が単行本化予定らしい。そろそろ、彼が冷遇されてるだとか売れてないだとかで一喜一憂するのは控えることにします。順調に仕事できてるじゃないですか。

*1:以下ネタバレにつき注意:元ネタでのブーブーは息子と「家までの追いかけっこ」をして、息子に勝たせることによって彼の自立と成長を促している。逆に、ここでの稜子は佐奈に追い抜かれたとは書かれず、自分が先に家へ帰っている。つまり、本当に自立したのは稜子だ、とも言える

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Wed 2004.07/07

『群像』に佐藤友哉の新作2本掲載

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 タイトルは『チェリーフィッシュにうってつけの日』と『小川のほとりで』。こちらによると鏡家サーガらしいです。うおー、誰と誰だよ出てるの! グラース・サーガに準拠するならシーモア=癒奈、ブーブー=潤一郎という予想がつくんですが。

 そういえば佐藤版「ナイン・ストーリーズ」といえばどういう構成になるのかふと考えてみたくなりました。

  1. チェリーフィッシュにうってつけの日
  2. 藪れません
  3. 慾望
  4. 小川のほとりで
  5. 大洪水の小さな家
  6. 死体と、

 あと3本? 色シリーズはどっちかといえば「ライ麦」で、「灰色(短縮版)」は未発表短編の「きちがいのぼく」みたいなもんだと思うので割愛。「『世界』の終わり」はあれ、私小説っていうより文学論とかエッセイみたいなもんだし。

seishinouyaseishinouya 2004/07/08 17:41 つまらない質問で申し訳ないのですが、佐藤友哉ってミステリ作家じゃなくて、純文学作家になってしまったんですか?

izuminoizumino 2004/07/08 17:48 どっちでもない感じです。ファウストでも浮きまくってるので新伝綺作家の仲間入りもさせてもらえません(ついでに言えば現代ファンタジーでもないと思うが)。そこがいいんですけどね!

seishinouyaseishinouya 2004/07/08 18:09 ぬぬ?続けざまですみませんが、ファウストって読んだ事はないのですが、ミステリ雑誌じゃなくて伝奇小説雑誌だったのですか?

izuminoizumino 2004/07/08 18:14 そこらへんの内ゲバっぷりはttp://d.hatena.ne.jp/motidukisigeru/20040630こちらを参考に。あと、ファウストは完璧ミステリ雑誌じゃないですよ(笑)

seishinouyaseishinouya 2004/07/08 18:44 なるほど、ありがとうございます。『新青春エンタ』と『現代ファンタジー』と『新伝奇』ですか。要するに十代二十代向け商業小説ってことでひとくくりな感じなのかしら

izuminoizumino 2004/07/08 22:03 まぁある意味オンリーワンな雑誌なのは確かですね

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Tue 2004.07/06

つだみきよ「プリンセス・プリンセス」ドラマCD発売

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 聞きたい……!

 でもキャスティングは坂口大助と真殿光昭以外は知らない人ばっかですね。

 キャスティングっていう面では作者(影木栄貴)の趣味のゴリ押しが通ったというトレトレの方が豪華で笑えます

 釘宮理恵置鮎龍太郎緒方恵美保志総一朗(ってこれ絶対ガンダムSEED観て選んだろ!)に小杉十郎太に、そして最後にDAIGO☆STARDUST名前が(笑)。


 ところで(漫画としてはまだちゃんと読んでないんですが)影木さんの描くヒロインキャラの絵は結構好きだということにこないだ気付きました。美形でもないしかわいくも描かれてない所が、かえっていいんですよね。美っ少女だらけなつださんの漫画とは対照的ですが。

結城忍(id:y_shinobu)さんと電話

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 ネットに繋げない結城さんと、電話でアニオタトーク。

 プリキュアの第21話、キリヤ話は良かったらしい。結城さんはぼくよりプリキュアに入れ込んでない上、第20話をうっかり見逃していたりしたらしいのですが、それでも良く出来た話は面白いんだなーと。

結「キリヤは良かったなー。普通のアニメの敵だったら、ヒロインにあんな理屈で責められた時点でブチ切れてますよ(笑)」

い「やっぱ何も反論せえへんで死ぬ、っちゅうんが男らしいよなー、キリヤ」

結「これがロボットアニメとかだと、お前が姉さんを殺したんだろう! とか言って論戦が続くだけだろうしなー」

い「あー、そういう言い合いしてへんのに、相手に気持ちが通じとるっゆうんがええのよな」

 ウダウダお互いの理屈を言い合ってコンフリクトを加速させるのが従来のアニメだとすると、「お前に俺の考えが解るはずが無い」とか言って理解しあおうとすらしないのが平成ライダーあたりの流れ、っていう気もしますね。

結「ところでプリキュアは何クール予定なんだろ?」

い「一応4クール、の筈。なんか2クールで第一部完、な感じで仕切り直しそうな予感もするけど。数話先のサブタイがそんな感じで」

結「なるほど。ホント敵幹部減ってくの早いからなあ」

い「3クール目からはエンディングの絵ぇ描き換えなあかんのんちゃうかなぁ(笑)。まぁ、3クール目でどんだけダレさせへんで済むかなんやけど。ストーリーもんで4クールやんのは難しいってサトジュンも言うとったしな。カレイドスターですら3クール目のダラダラは避けられへんかったわけですからね!(笑)」

結「うむ、カレイドスターですらダラダラしましたからな!(笑)」

い「トミノアニメみたいに起承承承承承転結で話延ばすワケにもいかんしなぁ」

結「しかもトミノの承承承の部分は、うかつに見逃せない緊張感があるから困るんだけどね(笑)」

い「いつレギュラーが死ぬかわからんから(笑)」

結「そうそう(笑)」

 途中からプリキュアの話じゃなくなってるし。

 あとマリみて〜春〜の話で、本編に関しては「あ〜、前作と相変わらずだったねえ」で話が済んだのですが、やっぱ「中嶋敦子のエンディング絵は浮きすぎ」という点でも意見が一致。中嶋先生テレビの前のお子様をムラムラさせすぎですよ。

seishinouyaseishinouya 2004/07/06 10:25 理想論ですが、本来物語にはその物語自身が要求する自然な長さというやつがあるはずです。製作スタッフの企画した物語が4クールなり、2クールなりという尺に合わなければ、どうしても物語の本筋とは関係のない回が出来てしまうのはしょうがないでしょうね。其の辺をどうにかするのが商業作品に携わる人間に求められる手腕なんでしょう。

みやもみやも 2004/07/06 11:16 プリキュア(ちうかあの時間枠)の場合、商品PRのために多少不自然でもそれ用のエピソードを入れなきゃいけませんしね〜。「エロマンガ家にとって最大の呪縛は何か?」「エロを入れなければならないという説話上の前提だ」それを言っちゃおしめぇよ、ではあるんですが(^^;

izuminoizumino 2004/07/06 18:55 プリキュアの場合、変身→バトルを必ず入れないといけないのが一番のネックだと思います。逆に、カードコミューンの販促丸出しのエピソードにして、でもバトルは無し、っていう回があってもいいと思うんですけどねえ

みやもみやも 2004/07/06 19:13 変身→バトル<あ、たしかにそっちの方が絶対前提ですね。そこでやっぱりデカレンの定石ずらしの巧さは輝いてるなぁという感想に行き着くわけで(笑)

seishinouyaseishinouya 2004/07/06 19:25 仮にプリキュアがアメリカで放送されるアニメなら、そういう話なら、スポンサーと脚本家あるいは製作会社との間で、毎回商品を写すのが何カット何秒とか、変身姿が何カット入れなければならないとか言うめちゃめちゃシビアな契約が結ばれてたりするんでしょう

izuminoizumino 2004/07/07 03:03 良く現場の人なんかが愚痴ってますが、日本のスポンサーって、頑固なわりに結構なーなーなんですよね

yogirikazaruyogirikazaru 2004/07/07 07:44 男玩のようにロボットとか武器とか登場する訳じゃないので、変身は必ずしもしなくてもカードコミューンを魅力的に見せられれば充分な気がしますが。それでも変身は必須なんでしょうかねー。

yogirikazaruyogirikazaru 2004/07/07 07:49 というか、それらの制約を生かせない作品な時点で失敗な気がしますが。エロくないエロ漫画が望まれて無いように、玩具が魅力的に描かれない男玩女玩アニメに価値は無く。

babittobabitto 2004/07/07 14:17 同枠であったどれみでも2年目の♯ではじめて魔法を使用しない回がでてきます。も〜っとで2回、ドッカ〜ンで4回。1年目であるプリキュアにそこまでの自由はないんでしょうね。

izuminoizumino 2004/07/07 14:37 >夜霧さん 幼児向け番組は「作品の人気さえあれば、玩具の見せ方がどうでも売れる」というのも一理あると思いますよ。オタク向け作品で「作品が面白ければ萌え狙いじゃなくても萌える」と言われるのと然りでしょう。逆にライダー剣の玩具なんて、「え? なんであんな凝った玩具で毎回見せ場もあるのに売れてないの?」と思うくらいですから。スーパー戦隊はドラマにも熱心、販促にもソツが無い感じですが、あれは東映の貫禄、年季というやつでしょうねー

izuminoizumino 2004/07/07 14:45 >babittoさん だからこそプリキュアは二年目が楽しみだというか(笑)。どれみの場合は、プロデューサーの尽力が強かったような気もしますね、当時の話を聞くと<自由

izuminoizumino 2004/07/07 14:56 あとどうでもいいんですが、エロくないエロ漫画は望まれていると思います。それで作品が面白ければ出版社の裾野も広がりますし、エロ漫画読みも「漫画が面白れば買う」わけですから。メインターゲットの手から離れるという心配もそんなに無いと思います

yogirikazaruyogirikazaru 2004/07/08 19:50 うーん。面白ければそれだけで売れる論は、マニアにも信者が多いのですが、現実はかなり違うかと思いますよー。

yogirikazaruyogirikazaru 2004/07/08 19:51 コミックピュアガールとか失敗例もありますが。エロくないエロ漫画家で成功してる人いますっけ? 『家政婦が黙殺』の篠房六郎とか? 昔、メインヒロインとはエロが無いエロゲーとかありましたが。結局は別の土俵に出て行くような気も。

izuminoizumino 2004/07/08 20:01 メチャ売れて関係者が潤うかどうかの話じゃなくて、読者や出版社が望んでるかどうかの話をしてたんですよ。夜霧さんは「エロくないエロ漫画が望まれて無い」って書いていたでしょう?

izuminoizumino 2004/07/08 20:05 あと、エロ漫画家は「5年も生き残ってりゃ成功」といえなくもない世界なので(笑)、どのラインから成功と呼ぶのか判断がつけにくいと思います。エロくない漫画ばっか描いてて生き残ってる人なら、多いと思いますよ

yogirikazaruyogirikazaru 2004/07/12 13:31 「望まれてる」「エロくない」の基準がそもそも私といずみのさんで違ってる予感。本題からそれましたが。僅かな前提制約をプラスに転じられず、その制約が解除されることに期待する考え方は違うかと。どうすれば面白く生かせるかを考える&期待する&評価するべきなんじゃないかと思いますが。

izuminoizumino 2004/07/12 13:37 注意。おもちゃアニメの話はおもちゃアニメの話であって、エロマンガの話はエロマンガの話ですからね

izuminoizumino 2004/07/12 13:49 おもちゃアニメはスポンサーと製作会社の関係が数年前から変化してませんが、エロマンガはもっとマイナーでいい加減で方針も良く変わる、多様性が広い業界なので一概に語れませんよ、ということです。「エロくないエロ漫画に価値がない」っていうのは、例えば「売れない同人誌に価値はない」って言うくらい偏った見方からくる意見でしょう。それはそれで間違ってないんですが

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Sun 2004.07/04

『マリア様がみてる〜春〜』第1話「長き夜の」

| 08:23 | 『マリア様がみてる〜春〜』第1話「長き夜の」を含むブックマーク

 あー……、これは……(笑)。

 前作を超える作画アニメっぷりだなあ。いや、そこで頑張ってクルマ動かしても何のアニメ的快感も無いからさ! 絵はドラマにあわせて動かしましょうよ。

 それにしても日曜朝にこれは怪しすぎる。確かにこれは百合アニメかもしれない。というか原作の小説的な部分が抜け落ちていて、そういう絵面的な楽しみ方しか残ってない。マリみてCGサイト見てるような感覚。次回予告も前作の視聴者以外置いてけぼりのロケットスタートでコントやってますし。朝に時間帯移した意味あるのか?

 ユキヒロマツシタは相変わらずのユキヒロマツシタということでした。感想終わり! でも能登麻美子*1が出てるから来週も観る!


今週の良かったところ:柏木さんの出番が多くて嬉しかった

今週の残念なところ:柏木さんが聖にホモ呼ばわりされるくらいのことはしてほしかった

『ふたりはプリキュア』第22話「ウッソー!忠太郎がママになる!?」

| 『ふたりはプリキュア』第22話「ウッソー!忠太郎がママになる!?」を含むブックマーク

 最後まで観てみると、ロジカルに工夫されたシナリオであることが解って、良く出来た話だなと思った。

 なるほど、「壊れたプラネタリウム元に戻る」「失われた仔犬→飼い主の元に戻ってくる」「仔犬を失った忠太郎→ほのかの元に戻ってくる」という「喪失と回復」を前もって繰り返し描くことによって、ラストの「ほのかにとってのキリヤの喪失」が「戻ってこない」ことがスケールアップされると。これは切ない。辛い。こういった手法で「喪失感」や「何も無いということ」を描くとは。感心しましたよ。

 この回を観ると、スタッフ達が「キリヤの死」を「人間の死」と等価なものとして真剣に描くつもりだったという意気込みが伝わってきますね。近しい人間の死には必ず「追悼」と「喪」の時間が必要なわけですが、それを丸一話使ってやるとは思いませんでした。子供にこの意味が伝わったかどうかはわかりませんが……。

 脚本は第16話のマドンナ回に続いての影山由美。あー、どおりでなぎさがやたらドライ(というか、薄情)な性格に描かれてたのか……。マドンナ回でもおかしいなと思ってましたけど、この脚本家はなぎさに思い入れが無いんじゃないかと疑ってしまいました。そこらへんどうなんだろう。


 レトリーバー犬は良く母性の象徴だと言われますが、忠太郎もほのかの母性面を表しているように思えますね(置鮎声は違和感あったが)。

 そして最後に一言。屋台のお兄さんはうっかりネギマを与えてしまう所でしたが、犬にネギを食わせると赤血球が破壊されて中毒を起こします! 注意してください!

  • 追記1

 ラスト、なぎさがほのかが泣いたことを知り得たのは、プリキュアダイアリーを通してだったんですね。それには気付かず。なるほど。

  • 追記2

 イルクーボキャラクターデザインは、初期設定の時点で「作画が簡単に済むように」造形されているような気がしますが、多分そうなんでしょうね。線も少ないし基本的に動かない。コストドラマ性の面から言って、そのデザインは正解だと思います。

『マシュマロ通信』第14話「ミス・マシュマロをさがせ!」

| 『マシュマロ通信』第14話「ミス・マシュマロをさがせ!」を含むブックマーク

 飛び飛びで観てるんですが面白いです。

 ミステリ仕立てなんだけどミステリのオチそのものは視聴者には解っていて、ことの成り行きを見守るだけ、という感覚がもどかしくて、キャラクター達の行動が自然と愛おしく思えてきます。ミステリの回答が得られた後は、いつも通りの、サンディを媒介にした「ちょっといい話」へ。

 クラウドはケーキを食べさせてもらったけど、サンディは二匹目のドジョウにはあずかれないんですよー、という理不尽なオチも健全で好ましいですね。善意や思いやりっていうのは見返りを求めるものでもないし、さもなければ無償であることに自己満足するものでも無い、と。日常の人間関係の延長なんだよ、ってことが良く伝わってきます。

 こういう細やかな感性は女性じゃないと書けないんだよなー、と思いましたが、脚本家名はチェックし忘れてました。


 来週はほのかに百合の香りがするんですがそれは俺だけですかそうですか。

*1:というか能登志摩子というか

みやもみやも 2004/07/04 09:31 朝に時間帯移した>意訳:「入れられる枠に放り込んだ」ってとこですな。ホモ発言はテレ東系では無理だと思います(^^; ……そういえばテレ東規制のため近年あの系列からオタ向けアニメが軒並み撤退しつつありますね……。ケロロは完全にワサビ抜きだし。

izuminoizumino 2004/07/04 10:39 >テレ東規制 鉄人とかめっちゃ苦労してそうですよね。前回の敵が異生物だったりするのも、流血シーンを避けるためかなとか//しかしホモ発言もひっかかるんですかテレ東は

yogirikazaruyogirikazaru 2004/07/04 11:33 ほのかに百合の香りが!?(違う) マリみてを内容そのままに日曜朝に移動したのは、既存のファン(マニア層)を殺さずに、更なるより多くの若い視聴者を獲得するためかと。もともと深夜枠のマニア向け閉鎖感で続けるには勿体無い作品かと思いますし。一方でケロロ原作は少年エース連載で少々マニア向けですが、深夜でやるのは勿体無い作品であり、一般小中学生向けにアクやサビを調整されたのは正解だと思いますが。アニメは漫画や小説と違って、枠が一般小中学生向けとマニア向けの2種類しか無いですしね……

izuminoizumino 2004/07/04 16:16 確かに、中高生にはド深夜よりも朝の方が見やすいかもしれませんね(5時とかの早朝よりはマシか)。しかしあの内容を小学生が観るとショックを受けるような……・。//ケロロは原作の毒っぽさがあまり面白いとは思っていなかったので、あのアク抜きは良い変更だと思ってました。そこは流石にサトジュンだなと

seishinouyaseishinouya 2004/07/04 16:55 マリみては録画したがまだ見ていない状態ですが、やはり製作陣にもこれは原作読んだ奴しか見ねえよという割りきりがある所為ではないのでしょうか?

izuminoizumino 2004/07/04 17:04 「これはひょっとして、seishinouyaさんのために作られたアニメではないだろうか」とちらりと思ったのは秘密ですよ。エロかった

seishinouyaseishinouya 2004/07/04 17:13 フハッ!エロかったとですか?現在溜まったEURO2004のコンテンツをDVDにダビング中なので、それが終わったら確認してみます。でもねえ、仮に私の為に作られたエロなら最低でも乳首とかチュパ音がないと駄目ですけども

seishinouyaseishinouya 2004/07/04 17:23 本来は昨日の日記へのコメントですが、ぜひizuminoさんの文章の師匠となった本を知りたいのですが、差し支えなければ教えていただいてもよろしいでしょうか?

izuminoizumino 2004/07/04 17:47 えーと、アニメ感想ということで挙げれば、直接のお師匠さんにあたるのが『ターミナル・エヴァ』と『エヴァンゲリオン快楽原則』になります。まさにお里が知れますね。文章全般としては山崎浩一『危険な文章講座』から基礎を教わったと思います

seishinouyaseishinouya 2004/07/04 17:50 なるほど、やはりエヴァンゲリオンが原点だったわけですか。それは竹熊健一が関わったり、クイックジャパンが描かれていた物でしょうか?

izuminoizumino 2004/07/04 18:09 「ターミナル」は村崎百郎、「快楽原則」は澤野雅樹のエッセイが抜群に面白いです。一番影響受けてるのは澤野さんかもしれませんね

くまはちくまはち 2004/07/04 20:48 マシュ通はサンディを中心とした百合モノですよ!とか言ってみます。それはともかく、今日の脚本は、葉山陽一郎さんという方でした。多分、原作に忠実な脚本だったんじゃないかと。

izuminoizumino 2004/07/05 01:05 なるほど、どちらにしても模範的ないいお話でしたね

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Sat 2004.07/03

語った気になれるマジック・ワード集(FlowerLounge) / 「ちょいペダ用語」(Artifact)

| 語った気になれるマジック・ワード集(FlowerLounge) / 「ちょいペダ用語」(Artifact)を含むブックマーク


 今日特にネタも無いので、いささか時期遅れな感もありますが、こちらの話題に反応しておきましょうか。


 この手の話を聞かされて「ギョッ」と感じて、「いかん、書き方を改めねば」という人達の為に。

 こういうのって、ぼくは「方言」だと考えるんですけどね。

 人が書く文章なんていうのは、自分が読んできたもの、考えていること、つまり、その人の「お里」が如実に表れ出でるもので、それはその人の「方言」や「訛り」であり、人柄だと言ってもいいでしょう。


 例えば人によって「性的な<好き>」という感情を伝える時に「憧れる」「かわいい」「ツボ」「ハァハァ」「萌え」「エロい」「マイサンが反応した」「魅力的だ」「蠱惑的だ」「エロスを感じる」「セクシャルだ」「セクシュアルだ」と様々に変化し(後ろの方に行くほどプチ論客っぽさが増していき)、それぞれからまったく別の「お里」を読み手は感じ取れるのですから


 故郷方言ほど、「自分の気持ちを相手に伝えられるもの」は無いでしょう。

 寺山修司も「恥ずかしがらずに方言で喋りなさい、ドモりなさい。口下手なことに誇りを持ちなさい」と言って地方出身者を励まし、「流暢な標準語を操るシティボーイ」を小馬鹿にしていたわけでしょう。いや、加野瀬さんの文体がシティボーイだというわけじゃないんですが。

 テキストサイトの書き手達は、方言で、自分言葉で、あなたにこの言葉の思いが通じるのだろうか」という推敲を何度も何度も繰り返しながら、つまり「ドモりながら」テキストを書けばいいのではないでしょうか。

 もちろん「美しい方言を身に付けたい(=慣れない論客方言を使ってみたい)」という努力をしてもいいですし、仕事のために「流暢な標準語」の訓練をするものいいと思いますけど。


 しかしこういう話題はネットなんかが出来る前からあったもので、文字なんていうものが出来た頃からあったと言ってもいいような。

 そもそも言語というのは、排他的なものです。バロウズ言語ウイルス説を持ち出すまでもなく、読みにくく、使いづらく作られているのが言語ですから。飛躍して言えば、古代の人も「お前の書く文字は複雑なだけで読みにくい」「達人の字を真似ているだけだ」と言い合っていたかもしれません。中国日本書道文化なんかまさにそうなんじゃないかと思いますが。

 もちろん、文章の世界書道世界と同様、「良い書き方」と「悪い書き方」の違いや基準はあるし、その為に師匠という人が存在します。文章の師匠というのは、まさに「読んできた本」でしょう。ぼくはぼくの師匠を参考にしてこういう文章を書いています。

Fri 2004.07/02

すぎたさんからご返事が(杉の木工房)

| すぎたさんからご返事が(杉の木工房)を含むブックマーク

 どうもありがとうございます。批評的な文脈の中で取り上げるというアンフェアな扱いをしてしまって自分でもこの書き方はどうよと思っていたのですが、驚かせて実に申し訳ない所です。

 でも実際、プリキュアンではないと言うすぎたさんの方が、他の人達よりもよっぽど脳内補完してるんじゃないかしら(笑)と感じる所が多くて、興味はあるわけですよ。この人はこのままどこに向かうんだろうと、ある意味一番目の離せない感想サイトだったりするわけですが。


 ところで、すぎたさんが多分考えておられるような「安易な悲劇」というか。意図的に「冷たい方程式」の状態を作り出してドラマチックにする、という作品は基本的にぼくも嫌う所です。具体例を挙げるとキリがないですが。*1

 それをただの「安易」でなくするにはどうしたらいいか、というメソッドの問題になると色々な要素があるでしょうね。最低限、矛盾は無くせ、辻褄は合わせろ、とか。

 あとはやはり、「表面的なドラマチックさのカタルシス」だけをウリにしているのか、「その後ろにあるテーマ」を伝えられているのか、の違いだと思うんですよ。その点、ただ泣かせようとするだけでなく、深読みをした上でも噛み応えのあるテーマを残していた第21話は評価されて良かったと思います(もちろん、そのテーマが今後良い方向に発展するかどうかはまた別)。


 さてレインボーセラピーの件ですが、それは伏線の積み重ねの問題であって、他の人達はみんなその積み重ねを理解した上で納得してるんじゃあ? と思います。

 基本的にほのかは敵を死なせることに罪悪感を持っていることが繰り返し描かれていますし、それなのに今までレインボーセラピーをダークファイブに使おうとしてこなかったのは、単純に「効かない」からでしょう(それにマーブル・スクリューもザケンナーに対しては「癒しの技」であって、レインボーセラピーと効果は一緒です)。

 まぁ、このアニメは本来解説役であるべきメップルとミップルがかなり役立たずで、そういう設定面の表現が曖昧っちゃ曖昧なんですが……。

 自分的なレインボーセラピーの定義ですが、結局は何のことはない「抵抗しなくなったザケンナー用」でしょう、あれは。無抵抗の相手にビームをぶっ放すのは視覚的にも心情的にあまりよろしくない、という理由で用意された技ではないでしょうか。

 一応今までの使用例をまとめるとこんな感じですね。

  1. 第6話の母熊 …ゲキドラーゴが消えたので無抵抗化
  2. 第12話の町人 …ポイズニーが消えたので無抵抗化
  3. 第15話の武者 …娘の笛の音で無抵抗化

 逆に、ダークファイブが操っていて戦闘の意志がまだ残っていたり(融合ザケンナーやミミズなど)、ビームで弾き返してくるようなザケンナー(YURIKO1号や建築重機など)にはマーブル・スクリューを使わないと間に合わないわけです。……と、まぁこういう設定の穴埋めを脳内補完と呼ぶのでしょうが。

 十の力の敵には十の力で対抗し、一の力しかない敵には一の力だけで対処する、という考え方がとてもPRETTY CURE的だと思いますよ。

『鉄人28号』第13話「光る物体」

| 23:38 | 『鉄人28号』第13話「光る物体」を含むブックマーク

 今川脚本によるモノローグの台詞回しが非常に気持ちいい。

 ゲスト声優矢島正明@カーク船長と麦人ピカード艦長と、それだけで腰砕け、鼻血モノのキャスティングなわけですが。この番組の持ち味は、こういうベテラン男性声優の声をちゃんと活かせる所でしょうね。

『サムライチャンプルー』第6話「赤毛異人」

| 『サムライチャンプルー』第6話「赤毛異人」を含むブックマーク

 お、面白いなと思ったのは最初の10分くらいだけで、あとは本当に退屈だった。

 ロードムーピー的な「出会いと別れ」を演出したいなら、ちゃんと「異人さん」との精神的交流を描いて感情移入できるようにすべきで、それが30分の間でまるで描かれていない。要するにまた薄っぺらい、シチュエーションを表面的になぞっただけのエピソードになっているわけですが。

 こういう、無理矢理30分に押し込めましたよ、という理由でドラマ性を損わせたアニメのことを「アニみて現象」と名付けたくなるんですが、どうでしょうね。「全体の話数が短いから」を理由にされても見ている側としては、なんとも言いようがないでしょう。

 再登場したスクラッチ演出もまったく絵にあってなくて、もう少し音楽的なタイミングリズムを練ってみてはどうかと思う。ひょっとして、アニメオタクには音のセンスが無いって思ってます?

*1:でもこの日記で何度も嫌いとは言っている。アレとかアレとか

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