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Mon 2004.08/30

中野晴行『マンガ産業論』

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世界的にも注目を集める日本マンガ産業。マンガはなぜ急成長したのか? そして今起こりつつある危機とは? 貸本から週刊漫画誌TVアニメへと社会の中で大きく伸張したマンガ産業の歴史を振り返り、今後を展望する。

 読了

 面白い本です。人に勧めたくなります。特に、マンガアニメを「人気」だとか「商業主義」だとか「売れる/売れない」といった言葉で(善につけ、悪しきにつけ)つい語ってしまう人達向けですね。それに、漫画編集者さんや書店員さんは言うまでもなく必携の書なんじゃないでしょうか。

 ぼくなんかにとっても初めて得られる視点が多いのですが、二十歳前後の若い人達にこそ読んで欲しい本だなあと感じます。あやしいオタク史の本を何冊も読むよりも、しっかりした知識と認識が得られると思いますよ。経済学の難しい用語を使ってるわけじゃないから読みやすい方ですし。

 何より、「自分が生まれる前からマンガアニメ)という商売があったんだ」という歴史が、作品名の羅列などではなく実感として理解できる点が大きいでしょう。


 個人的に面白いと思ったのは、産業という面から観て「虫プロ」の手塚治虫に悪い評価を与えていない所。アニメファンにとって手塚治虫という人物は「自己満足アニメを作る為に超低予算で制作を引き受け、後のアニメ業界の低予算化を引き起こした張本人」みたいなイメージで語られがちなのですが、それが日本で初めて「メディアミックス」「アニメキャラクターの版権化」「海賊版の徹底取り締まり」──つまり積極的な「マーチャンダイジング」を行って成功させた人だと知ってびっくりしたんですよ。

 しかもそれが場当たり的に成功してきたんじゃなくて、アニメを作る前から組織的に計画していたことらしい。あぁ、やっぱ手塚治虫は偉大なんだなあ。*1


 ただ(前半の「なぜマンガがこんなに売れたのか」の段に比べて)後半の「なぜ今のマンガが売れなくなったのか」の段になると、漫画業界が「滅ぶ」だの「危機」だのといった曖昧な表現が増えてきて、具体的な説明が少なくなってしまうのが減点ですね。危機感を煽るのはいいから、もっと詳しく「なぜ売れていたものが売れなくなったのか」の部分を説明してほしかった所です。これは単に、脱稿を焦った著者が急いで後半を書き上げたからかもしれませんが……。*2


 それでもこの本の価値は充分に高いと思います。貸本・赤本時代の流通形態の解説から始まり、ベビーブーマーの成長と同期した世代別雑誌の成立過程、TVアニメが果たした役割、作品を二次使用する意味、ミリオン雑誌編集部と購読者の認識ズレなど、読み所は満載です。

4480873465マンガ産業論
中野 晴行

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オタクもゲイ?(h_handaiの日記)

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 これはちょっと興味があるので紹介しておきます。この日記読んでる人の中に「詳しい人」が居るかどうかは謎なんですが。

 ゲイコミュニティの中でオタクカミングアウトする人が(ヘテロコミュニティと同様)少なかった、という話。あと、斎藤環の「実際に倒錯しているオタクって見たことがないですね」っていう言い方は今思えば誤解を招いてますよね。

「リアルホモカップルは見たくない」

| 「リアルホモカップルは見たくない」を含むブックマーク

 ボーイズラブ漫画を少しずつ読み溜めていて解ってきたことなんですが、「あぁ、これは女の子ファンタジーなんだなあ」っていうことですね。

 「女の子の」っていう但し書きが付くのは、少女漫画で純粋培養されてきた「ファンタジー恋愛」と基本的には似たようなレベルの発想で描かれている作品が多いっていうこと。男×男だからファンタジーなんじゃなくて、そこで行われている恋愛の仕方自体がもうファンタジーというか。ボーイズラブ漫画として括る前に、少女漫画の一ジャンルであるという視点から現象面を捉え直してみるのもいいんじゃないでしょうか。

 やおい妄想の動機として「異性愛を拒否して云々〜」っていうのは良く言われることですが、彼女達(描き手/読み手達)が遠ざかろうとしているのは異性愛なんかじゃなくて、「リアルな恋愛」そのものなんじゃないか? という気もしますね。*3

 要するに、リアルホモカップルはリアルホモカップルなりの「リアルな恋愛」をしてるもんだから「見たくない」になるんだろうな、と。ふむ、まぁそりゃそうでしょうよ。

 するとよしながふみ辺りが「BLじゃなくてホモポルノ」を描こうとするのも、現象としては、一時期の少女漫画(正確にはレディース漫画か)が「リアルな恋愛」を描こうとしたムーブメントと同じことが起こってるだけかもしれませんし。


 割と乱暴な感想なので今回の言及はここまで。


  • 補足

 ↑の文章で「リアルな恋愛」っていう言葉を二種類の意味で使ってますね。失敗。

 「一時期の少女漫画が〜」っていうのは恋愛漫画がトレンディドラマなんかの影響を受けた後の表現を指してるんですが、それはそれでファンタジーでしょう。完全にリアルを目指していたんじゃなくて。

 BLが完全なリアルを目指さないのも同様、かなあ。

*1:責められるべきは、このシステム破綻が見えた後でもそれを継続させようとしたことだろうけど

*2:逆に、前半部分は数年がかりの取材の蓄積で書かれているからこそ面白いのだとも言える

*3:ここでの「遠ざかる」というのはネガティブ意味ではない。念のため(大抵のフィクションは現実離れするほど面白くなるもんだ)

Sun 2004.08/29

 オリンピックプリキュアはお休み。

『マリア様がみてる〜春〜』第9話「ロザリオの滴」

| 『マリア様がみてる〜春〜』第9話「ロザリオの滴」を含むブックマーク

 時々笑える画面*1になったりするんですけどそれはまぁ愛嬌というやつで、前回までの演出の路線が生きてるおかげか安心して観ていられる番組になってます。

 まぁ、原作はもっとシリアス調なんですが、あえて暗い話にしなかったのはわざとなのか、単に再現度が低かったのか。

 清水香里乃梨子は長台詞が多かった所為か、ちょっと演技が浮いてた気がしました。慣れの問題でしょうか(この後ほとんど出番はありませんが……)。そういえば清水は、キャリア長いのに能登麻美子よりも年下なんですね。声優デビュー1998年で、当時中一でしたから。わ、若い。


今週の良かったところ:やっと品を取り戻した次回予告。池澤かわいいよ池澤

今週の残念なところ:乃梨子のおかっぱがなんかツンツンしすぎなのが気になってしまう

『特捜戦隊デカレンジャー』第28話「アリエナイザー・リターンズ」

| 『特捜戦隊デカレンジャー』第28話「アリエナイザー・リターンズ」を含むブックマーク

 えーっと、『羊たちの沈黙』と『コピーキャット』か。

 やられた怪人の再利用に旧主役メカの必殺技によるデリート、と東映さんらしい展開でした。ただ安上がりなだけじゃなくて、その分アクションに凝ってて面白かったですね(ロボット同士で一本背負いしたり腕ひしぎ十字固めしたりしてたのはオリンピック合わせか?)。手を抜かずに作るのがデカレンジャーですなー。

 スペキオン星人ジェニオとテツのからみはなかなか息を呑むものが。あの過去話から脱出法への流れはアツかった。レクター博士的な感情操作と、SF特撮)でしかできない特殊能力の組み合わせ。うーんワンダーですよ。


 今回、テツの演技が落ち着いてきた代わりにバンが台詞噛みまくり。ジャスミンは前回活躍しすぎたおかげで出番少な目でした。

*1乃梨子の作監修正だけユルいのが不憫だったり、蔦子が仁王立ちでシャッター切ってたり、志摩子が立ったまま紅茶飲んでたり、乃梨子の背中を押す時の祥子がカッコ良すぎたり

kaolu4skaolu4s 2004/08/31 00:51 清水香里1983年生まれ情報もあります(lainのムックとか。つーかついこの前まで公開情報)。そうだとすると98年には15歳で中三のはずなんですが、公式http://www.kaoryclub.com/のプロフィールには中一でlainのアニメで声優デビューとあります。どの道能登よりは若いんですが、来年は小六でlainて事になってるんですかねえ。サバ読むなとは言いませんがもうちょっとうまくやってもらいたいものだなあ、と思いつつ微妙に優等生っぽく小生意気そうだったのってなんと言ってもストレンジドーンの頃で、その頃のイメージでのキャスティングなんじゃないかなあ、と少し大人になった彼女の声を聞くと思います。ところで清水香里が浮いていたというよりもやっぱり能登の声と伊藤美紀の芝居が浮世離れしすぎているんだと思います。

izuminoizumino 2004/08/31 01:58 >中三のはず lainの頃は「中学生」としか覚えていなかったので素で真に受けてました。謎なはからいですね。//優等生といえば『エイリアン9』なども思い出します。しかし釘宮の声は抑制が利いていて、意外とあの山百合会空間に溶け込んでいたわけで、やはり清水だけ異質だったという印象は受けますね

izuminoizumino 2004/08/31 22:45 デカレン感想に追加。天才犯罪者にファンレターを送るのは『レッド・ドラゴン』でしたね。テツの描写はグレアムとクラリスの両方から影響受けてるなあ

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Fri 2004.08/27

izumino2004-08-27

蔵王大志+影木栄貴『Color』(ISBN:4403660126)

| 蔵王大志+影木栄貴『Color』(ISBN:4403660126)を含むブックマーク

 人気作家同士の合作によるボーイズラブ漫画……を装った蔵王大志影木栄貴ノロケ漫画。そういう読み方が多分一番正しいです。

 作者ふたりの性別を男子に置き換えて、馴れ初めやらいかにイチャイチャするようになったかやらをコミカライズしてくれてるんですが……そんなコンセプトの漫画、誰が読んで喜ぶんだ!?*1

 もう、本編なんかどうでも良くて(実際、合作という奇抜さ意外に見所は少なかったりする)、あとがきの内容から蔵王×影木のカップリング妄想を読み取るのが全て。いやほんとにこれがおいしすぎるんですよ。読んでてのぼせそうになりました。

 しかしボーイズラブ漫画感想じゃないですねこれ。

那州雪絵『東京怪談new』(ISBN:4403660258)

| 那州雪絵『東京怪談new』(ISBN:4403660258)を含むブックマーク

 那州雪絵新書館から初めて出したコミックス

 事前に「ボーイズじゃなくてもいい漫画だよ」とは聞いてたけど本当にホモの必然性が無かった……。

 いや、逆に那州雪絵漫画として読むと充分面白いです。タイトル通りホラー話なんですが、確かに現代版の怪談になってますし。那州作品らしく、主人公がタフで現実志向なのも相変わらず。

永野のりこ『ハネムーンプラネット』(ISBN:4756108717)

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 みんな以外のうた。やっぱり永野のりこは素晴らしい。

桑田乃梨子『青春は薔薇色だ』(ISBN:4592125622)

| 桑田乃梨子『青春は薔薇色だ』(ISBN:4592125622)を含むブックマーク

 『豪放ライラック』以外では初めて読む桑田乃梨子漫画。14年も前の出版なので勿論絶版。

 あぁ、「さほど美人でもないガサツなヒロインが高物件のいい男をモノにする」というパターンの話なんですけど、この手の少女漫画カタルシスがあって大好きだーと実感。少年漫画でいうと「取り柄のない主人公が成長してライバルに勝つ」時のようなカタルシスでしょうか。違うか。

 少女漫画とは言ってもそこは桑田乃梨子の個性が光っているので全然ロマンスっぽくないわけですが。こいつら殴り合ってばっかりですし。でもそれがいい。ヒロインのこの図太さも大好きだ。あーかわいい。その生き方を見習いたい。漫画としては久しぶりのヒット作でした。


 今は『犬神くんと森島さん』(ISBN:4592887220)っていう文庫本に続編(『人生は薔薇色だ』)とセットで再収録されてるらしいのですが、これは単行本で集めたいなあ。

 あぁあと、高純度の姉萌え漫画がおまけについているので姉好きの諸兄にもオススメですよ。

*1:俺みたいなファン

みやもみやも 2004/08/28 03:14 蔵王×影木<読む側の気持ちをくすぐる匙加減が絶妙ですよねー。それをどこまで「分かっててやってる」のか謎ですが(笑)

izuminoizumino 2004/08/29 08:16 「これはネタになる!」と思って描いてはいるんでしょうけど、基本的には天然ですよね……(笑)

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Wed 2004.08/25

椎名高志『絶対可憐チルドレン』短期集中連載開始(週刊少年サンデー)

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 椎名高志ファンとしては満足満足。いや10歳だからとかではなく。

 作者本人も少年漫画文法から外れてるってコメントしてますが、どちらかといえばサンデーGX向きなんでしょうか。でも椎名作品の載ってるサンデーはどこかドッシリしてる気がするんですよね。おかげで(少年漫画の)『からくりサーカス』の面白さも増して見えるわけで。

拷問とSMプレイの境界線(Shrimp head)

| 拷問とSMプレイの境界線(Shrimp head)を含むブックマーク

 しょっちゅう読んでるブログからの引用フェチ方面のサイトなので閲覧ご注意。

 拷問とSMプレイの境界線は「愛」や「信頼関係」だけじゃないんだよ。判るかなぁ?特に、視覚を中心とした性的ファンタジーに溺れやすい人は、すぐに現実を飛び越えちゃう傾向が強いから注意してね。

 一見、「SMが何か関係あるの?」と思われるかもしれませんが、多くのオタクにとっても参考になる言葉なんじゃないかと思います。

中華郵政漫畫形象大賽

| 中華郵政漫畫形象大賽を含むブックマーク

 台湾郵便局員の制服漫画絵(というか萌え絵)で公募しているらしい。*1おそらくはデザインを募集するだけのイメージ企画で、制式採用する企画ではないと思いますが。


 しかし、台湾すげえ。

 何が凄いって「設計新世代郵差之服裝」って書いてるんですけど、つまり台湾にはまだ「未来」とか「新世代」っていう言葉のヴィジョンが生きてるんだなぁ。うらやましいな。

*1:募集期間は既に終了している。結果が気になるんですけど。続報求ム

みやもみやも 2004/08/25 18:37 椎名作品の載ってるサンデー<「GS美神」「うしとら」あと「らんま」が同居してたサンデーが自分の厨房・工房時代のかなり大きな基盤(の一角)を築いてるなあ、と最近思い直しております。「絶対可憐〜」はコミックス待ち。……どんだけ待たされるだろうか(^^;

izuminoizumino 2004/08/25 22:20 >コミックス待ち 全四話? みたいなので読んじゃった方がいい気もしますけどね(笑)。あと思ったのは、やっぱり椎名高志はヒロイン漫画を描いた方が面白い

seishinouyaseishinouya 2004/08/26 10:35 ほうほう。みやもさんとizuminoさんはサンデー派ですか。その辺の読んでいた週刊誌によって、人の漫画観も大別できそうですね。私はジャンプ派ですが。大別すると現在二十代の人間なら、椎名藤田高橋を軸にしたサンデー派と冨樫荒木を軸にしたジャンプ派の二つが二大潮流でしょうか?マガジン派とチャンピオン派は余り聞かない気がするし。

seishinouyaseishinouya 2004/08/26 10:55 と、今上で書いたのですが、ジャンプも冨樫荒木井上といったスタイリッシュ志向派と、べたべたな少年漫画保守本流な鳥山尾田派とあるので、単純にジャンプ派という括りは出来んなーとも思いますが。

みやもみやも 2004/08/26 14:47 チャンピオン派<昔から誌も読者も”大いなるマイノリティ”ですからねえ。コロコロに対するボンボンみたいな感じで好きなんですけど(^^; マガジンの方は「特攻の拓」を読んでたくらいかな。あ、MMRも直撃世代だわ(笑)

加納加納 2004/08/26 14:52 椎名高志氏は漫画が巧いのうと感じましたさ。最初に世界観をカチっと作って、その中でキャラを立ち回らせてるのが好き。

seishinouyaseishinouya 2004/08/26 15:26 そうですね。チャンピオンは最近だとバギに影響受けた人も育ってますが、基本的にはマイナーですよね。マガジンは特攻の拓とカメレオンが代表になるのかな。あとはそのMMRと金田一もか。ちょっと他市より落ちるかも。

seishinouyaseishinouya 2004/08/26 15:28 あとサンデー派はあだち充とゆうきまさみ、それとコナンの作者はどういう扱いなの?

izuminoizumino 2004/08/26 20:48 うーん、ぼくの世代が少年だった頃(平成以降?)、というのは読者の「雑誌離れ」が発生してた時期でもありまして。作品のファンではあるが雑誌のファンではない、という人が多かったと思います。かくいうぼくも「らんま」や「極楽」はアニメファンとして入りましたし。逆にジャンプは雑誌の力が強かったですね。毎週が山場なんで、自然と雑誌で読んじゃう

izuminoizumino 2004/08/26 20:56 そういう意味じゃあ、マガジンもMMRだけ毎週読んでたなぁ(笑)

izuminoizumino 2004/08/26 20:58 >加納さん あー、それそれ。「まずこういう世界観と架空史と組織があったら……」っていう発想(欲望)で描かれた漫画の面白さですよね。最近はやんないスタイルの漫画ですけど、椎名が描くとやっぱおもしれえなあ、と

seishinouyaseishinouya 2004/08/27 12:39 なるほど。確かに年齢が上がるにつれて、雑誌自体を読むより作品単品で読むようになってきますね。私もそうでした。現在流行のライトノベルがレーベルごとに読者が付くらしいのとの対比すると、漫画の方は雑誌自体のカラーが一方向に定まりにくいからなのかしら。

izuminoizumino 2004/08/27 14:28 ライトノベルは「作者」につく子が多いイメージがありましたが。漫画誌の方が雑誌のカラー(というか、対象年齢)は定めやすいと思いますよ

加納加納 2004/08/27 17:20 ちなみに二十代でジャンプ派ですが、浮かんでくるのは『キン肉マン』『北斗の拳』『ハイスクール!奇面組』『ついでにとんちんかん』『聖闘士星矢』『魁!!男塾』あたりですわね。

加納加納 2004/08/27 17:22 >いずみのさん 「Mr.ジパング」も「美神」もそういう、世界観と架空史がまずありきですよね。あと個人的に好きなのは、椎名センセは漫画書くときに題材についてすごい勉強してることやと思います。美神のオカルト考証とか大好き。

izuminoizumino 2004/08/27 18:49 椎名先生は取材熱心とかいう以前に、もともと博識というのがニクいです

Tue 2004.08/24

『マリア様がみてる〜春〜』第8話「銀杏の中の桜」

| 『マリア様がみてる〜春〜』第8話「銀杏の中の桜」を含むブックマーク

 原作の「チェリーブロッサム」においても、ちょっとした急所であるのが「宗教裁判」の部分。いくら小説でもちょっとどーよ、というくらいの荒療治っぷりですし。

 しかしそういう、原作自体が抱えている問題を差し引いて観れば「原作アニメ」とは本来このくらいで然るべき、という水準を満たしている点で前回、前々回と同様に評価できるでしょう。

 絵の変化やカメラワークが多く、間の取り方も上手いし、エキストラやガヤの使い方も自然。(脚本フィルムを合わせるのではなく)フィルムリズムに合わせた無理の無い脚本

 これは演出監督としてのユキヒロマツシタと、脚本家としての吉田玲子に何らかの意識変化があったと取るべきなんでしょうか。

 個人的には、「スタッフに時間枠の変更が伝わった後に作ってるから」という説を推したかったりしますけどね(「前期みたいな深夜アニメを日曜朝に流せられない!」と気を引き締めるようになったんじゃないかという仮説)。


 人物の作画は、このくらいユルい方が「あぁ、TVアニメの画面だなあ」という感じで安心しますね。

 最近の作画アニメを見慣れている人は、「過剰に作監修正の作業量を増やして人物作画を向上させようとすることが、いかに演出/レイアウトを制限させ、フィルムの映像的リズムを奪うデメリットとなっているか」を意識して観ればいいのに、と思いますわ。

 そう、あと、今回は瞳がキラキラしすぎてないという点でも好みの画面づくりでした。


今週の良かったところ:「乃梨子顔を伏せる→志摩子の髪がかかる→(時間を巻き戻しつつ)近寄って抱擁→カメラの回り込み→遠景」のシークエンス。アニメ的な演出でよろしい

今週の残念なところ:次回予告

『ふたりはプリキュア』第29話「嵐の夏祭り!カミナリ様は超コワイ!?」

| 『ふたりはプリキュア』第29話「嵐の夏祭り!カミナリ様は超コワイ!?」を含むブックマーク

 前半の「女の子パート」はつくりが丁寧で、女児アニメであることを想起させられます。あんな買い物や着付けのシーンなんか、男の子は恥ずかしくて観れませんよ(それでも観る男子は将来有望だけど)。

 そこから戦闘パートに入るんですが、「院長→ベルゼイ」の変化の流れがそのまま「日常→戦闘」の橋渡し(接着剤)になっていて面白いです。その前段階にも、日常性を院長に繋げる「パス役」として藤P先輩の怪我があると。日常の中で戦闘が浮きがちだった前期に比べれば、堅実さを感じるプロットですね。

 そしてラスト、ジャジーなBGMと共に登場する「幹部空間」。ドツクゾーンに比べていかにも「悪の秘密基地」って感じがしてノスタルジックな雰囲気が出てます。ペット(鳥)もアナクロな悪役の必需品ですし。「種」達のホラーSF的な描写(異邦人の日常溶け込み、記憶改竄など)も旧時代映画特撮のセンスと言えるでしょうか。こういうセンスはアリでしょう。

 そして、敵側にも関わらず不安げな表情を見せるレギーネには、やはりキリヤ的な役割を期待させられます。ううむ、期待していいのか、していいんでしょうか。


 希望的観測として言えば、かなり「本来想定されていたプリキュアの姿」に近づいてる印象を受けるのが第27話〜29話の展開でした。OPとEDの映像/歌詞に随分とマッチしてきています。これは、作中の日常が非日常と接近してきてるからかな? 「種」の描写*1もそうですが、ポルンが亮太に目撃されたりする所とか。

 すると、ダークファイブ編は番組を1年間続けるための「回り道」だった、と結論づけることになるんですかね、やはり。

『KURAU Phantom Memory』第8話「もうひとつのクリスマス」

| 『KURAU Phantom Memory』第8話「もうひとつのクリスマス」を含むブックマーク

 暗闇を活かした、なかなかエっグい演出。この番組独特の人間芝居(今回は特に良かった)と相まって、その落差がキてます。

 それにしても、どういうシステムがあればこんなクオリティ(主に作画面の話)が維持できるんでしょう。TVアニメなのに。うーん謎。予算とかどうなってんだ。

『サムライチャンプルー』第12話「温故知新」

| 『サムライチャンプルー』第12話「温故知新」を含むブックマーク

 総集編。

 「がたがた言うな。黙って見やがれ」とか言ってたアニメ顔文字を使ってお茶を濁しちゃうわけですか。腰引けてませんか。

 「バイト」とか「ダブル」といった外来語を現代語訳として使うのはいいんですけど、「自由」っていう「当時存在しない概念」をキャラに喋らすのはどうですか。「一期一会」も微妙に使い方間違ってたような。


 ところで、途中で挿入されるアメリカを描いたシーンの方が映像的に「活き活き」してますね。結局の所ナベシンは、日本文化より海外文化の方が好きなんだなあという気も。いや、それは視聴者にも言えることか……。

*1:一般人は非日常を目撃することはできるが、その記憶を残すことができない!(前期の場合は「偶然目撃されなかった」というご都合主義で回避されていた)

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Fri 2004.08/20

 とりあえず、何も後悔や反省が無いわけではないです。

 今ある問題についてのレスポンスもしたいのですが、その前に、ゆうべ回線ダウンしていた所為で更新できずに保存していた分をアップしておきます。

(id:izumino:20040819の続き)付き合い方の話

| (id:izumino:20040819の続き)付き合い方の話を含むブックマーク

 最初、ぼくは議論全体のバランスを見て伊藤剛(id:goito-mineral)さんに対する理解を中心に参加していた*1わけですが、そろそろ伊藤さんの発言内容で気になっていた点も指摘しておきます。


 やはり最初の投げかけが「先輩口調」だったのが印象を悪くしていたように思えました。多分伊藤さん自身は「親しみを込めた口調」としてその文体を選んでいたのでしょうが、それは「先輩→後輩」の関係のみで有効な「親しみ」であって、しかしネット初対面というのはお互い対等で、親しみも無いくらいの関係でしょう。

 伊藤さんは日記オタクとしての「濃さ」や経験値の差をタテにして先輩ぶるオタク親父の特徴を批判していて、この考え方自体はぼくも好きなんですよ。なのに、伊藤さん自身が「対等な関係」を示すような文体を用いられなかったことは反省点として挙げられるんじゃないでしょうか。

 これはid:izumino:20040819#cのハラさんへのレスにも見受けられることで、どうも「自分は色々経験してるんだ、だから解る」っていう示威に見えてしまえる。これは誤読でもなんでもなく、「そう読めてしまう」という一側面でしょう。

 で、こちらではかなり言葉遣いに変化が見られるわけで。

 うーん、まぁちょっとは緩衝材になることができたのかな、くらいには思っておこう。



 あとは、ぼく自身が気を付けているフィールドワーク──(基本的には腐女子や女性オタクに限定しない)別分野との付き合い方について書きます。自分用のメモでもありますが。


 まず直接コミュニケーションを取る前に、「質問するよりも読んだ方がよっぽどその分野のことが解る」っていうのは確実にあります。

 むしろ、自主的に語らせた言葉は参考にならないと思った方がいいくらいです。

(……というのは別に「女は理論的に説明するのが苦手だから」という意味じゃなく、男の方がよっぽどその傾向はあって、そこらへんの萌えオタクを捕まえて「萌えって何?」という質問をした所で、大抵は間の抜けた答えしか返ってこないでしょう)

 個人に質問して解ることは「その人のこと」だけですから。


 同盟リングや同盟サーチを巡れば山ほど女性オタク日記にあたることができます。勿論はてなキーワードも便利ですが、ブロガーよりも、普通の場末サイトを大量に巡った方が雰囲気を掴めます。2chも読みます。本やゲームの話題があれば手に取るか、検索して評判くらいは確かめます。ネットだけでは心許ないので、雑誌の読者コーナーなんかも有用でしょう。

 それと、「調べたいから調べる」ではなく「その分野が好きだから調べたい」という意識を忘れないようにしています。まず「良き消費者」になるつもりで始めるのが理想かもしれません。

 こういうことをしてると「なんとなく」解ってくる部分があるんですが、その「なんとなく」こそが他者理解には必要だと考えています。


 次に直接コミュニケーションを取る場合。

 しばらくネット上のフィールドワークをやっていて実感としてあるのは、「信頼関係を相手と作ることを優先しなきゃならん」という程度のことです。ウェブ友達から始めましょう、というか。その信頼が持てない相手から有益なリサーチはできませんし、質問も相手が自然に答えられそうな内容にするのが「付き合い」なんじゃないかと。*2

 その上で、前述したように「その人から訊いて解ることはその人のことだけ」と自戒して次に進むわけです。


 そして正直に言えば、伊藤さんも信頼関係を結べていない相手との対話からは一歩退かれて、私的領域内での「読み」に戻られた方がいいと思ってしまいます。対話しなくても解ることは充分多いですから。

  • 追記

 上記とは異なるレイヤーの問題があって、伊藤さんは、ただ「自分が相手を理解したい」気持ちと同時に、「相手に良い影響(変化)を与えてあげたい」気持ちがあるということ。

 この「相手に良い影響を与える」ということが正に、「信頼」や「尊敬」のある者同士でしか起こりえないことですから、すれ違いがあって当然だったと思います。それでもなお、相手に良い影響を与えようと願うのは、それはもう「祈り」なんかに近い。そもそも、その「良い影響」が本当に「良い」ことなのかは結果を見るまで解らないことですし。おそるおそる行うしかない。

 そんな中で、伊藤さんとid:XQOさんとの間には相手を信頼しようとするムーブメントをささやかに発見できるわけですが。

渉外的に書き残しておきます

| 渉外的に書き残しておきますを含むブックマーク

 「肩の力がいい感じに抜けた」というハラさんの判断に対して、言えることは限りなく少ないと思います。

 ただ、「閉鎖のきっかけを作ったこと」ではなく、ぼくが「いちいち指摘」していたことについてだけもう一度謝罪しておきます。重ね重ねすみませんでした。

 目の前に立っている人に向かって*3アイロニーを使えば、アイロニーや不快感の連鎖を生むんだということだけを伝えたかったのですが。

 どうやら、サイト間での交流を幾らか続けている間に、ハラさんとの間に信頼関係ができていたかもしれないという、ぼくの一方的な思い違いがあったようです。もう一度謝ります。すみませんでした。



 閉鎖に関してはぼくもショックで、精神力の限界も感じるしネットでの孤立感を味わいたいわけではないので、全面的に非を認めることにします。周囲の皆さんも含め大変ご迷惑をおかけしました。

 その上でこの一連の議論からも撤退したいと思います。他のサイトも「引き」モードであるようですし、ぼくが主張したいこともさして残っていません。特にid:emifuwaさんのサバサバしたコメントを見て、あぁ良かった、とぼくの中では決着が付いてますから。



 最後に「よくわからない」と言われているぼくの心情だけ書きます。読みたい人だけ読んでほしいので背景文字にしておきます。

 ヴァルネラビリティ」という言葉(意味はキーワードのリンク先に書いてあります)を昨日使いました。ヴァルネラビリティに満ちた言説、あるいは人物が存在したとして、そこに周囲が(何ら疑問を挟まずに)攻撃を加え始めるという光景を見ることが、ぼくは感覚的に、かつ倫理的に耐えられないのです。

 対象が「間違っている」とか「間違ってない」であるかに関わりなくです。「相手が悪いから攻撃していい」というのは「正義」の理屈でしょう(=「悪いことをしたんだから当然の報い」の発想)。

 どうもこの感覚は共感されにくい感覚だったようです。だから、これ以上この倫理観を強弁してもぼくの孤立が深まるだけでしょうから、皆さんに押しつけるのはやめておきます。


 それでも「ヴァルネラビリティに攻撃を加えることで暴力の場が出現し、それが更に対象のヴァルネラビリティを拡大させ、より暴力的な攻撃者を生んでいく」という、「吐き気を催すような光景」を何度も幻視したのは確かです。

 だからぼくは、幾度も批判サイドに向かって「待て」を繰り返しました。一部では理解されたようでもあるし、一部では「完全に沈黙させてしまう」という過剰な結果にもなりました。後者はぼくの不徳です。


 攻撃誘発性とそれに伴う暴力はネットでは良くある光景ですから(反して、爽快なくらいサバサバしている暴力や、「芸」として認識できるレベルの攻撃はなかなか見かけませんが)、ただ目を閉ざし耳を塞いでおけば良かったのかもしれません。

 最近の印象深い例では、漫画家の渡辺多恵子の問題がありました。ぼくは事後で知っただけですが、ひょっとしたらあれも、リアルタイムで目撃していたら、不覚にも参加してしまって、そして痛い思いを味わっていたかもしれません。その後で知ったかざぎり羽問題の時もやはり気持ち悪くなったものです。

 こういうぼくの感覚がおかしいと思われるのならそれでも構わないのですが、何かここから理解できる部分がありましたら幸いです。

*1:議論では少数派の側に加わる人も必要だと考えているので

*2:その相手の人達を自分の理論ネット議論に巻き込まない、っていうのも注意点

*3:普段の邦楽ネタとの違いというのはここです

第三者第三者 2004/08/20 23:50 「目の前に立っている人に向かってアイロニーを使えば、アイロニーや不快感の連鎖を生むんだということだけを伝えたかった」とのことですが、それなら率直にそのことを指摘するべきだったのではないでしょうか。少なくとも、「読んでてかなり不快な部類なんですよ。うまく言えませんけど。」とか、「第三者的に読んでてムカムカします」などと発言することがそのような意図を伝えるものだとは全く思われませんし、「ハラさんとの間に信頼関係ができていたかもしれない」と思っている人間の言うことであるとも信じられません。それはアイロニーですらなく、単なる暴力です。ですから、izuminoさに非があったのは、「いちいち指摘」したことではなく、謂われなき暴力を振るったことでしょう。この点は、ハラさんの言葉に耳を傾ければ聞き取れるはずですが。//また、ヴァルネラビリティに関して言えば、ハラさんの言葉がizuminoさんの危惧するほど攻撃的なものであったとの印象は受けません。ハラさんの発言は反論・反証可能なものであり、縦しんば攻撃的であったとしても、身を防ぐことも交わすことも出来るたぐいのものです。ですが、izuminoさんの発言はどうでしょうか。「不快」とか「ムカムカします」といった言明から身を防ぐのは困難です。そのような一方的な攻撃こそが「暴力」と呼ばれるに相応しいものでしょう。ここで、ヴァルネラビリティは現実的な暴力によってこそ相手に刻印されるものだということも思い起こしていただきたい。//他人に倫理的振る舞いを要求していながら、ご自身が非倫理的に振る舞っている。と言うより、自らが非難するその当のものとなっている。izuminoさんについて「「よくわからない」と言われている」のは、ヴァルネラビリティ云々の話ではなく、その振る舞いだったのではないでしょうか(そのことを訴えたくて私は先日izuminoさんの言葉をそのままご自身にお返ししてみたわけですが、これは「レトリックとして悪手」であったと反省しています。お目汚し失礼しました。)。この「ずれ」を残したまま撤収・謝罪なさっても結局何の解決にもならないのではないかと考え、礼儀知らずを覚悟で書き込ませていただきました。長文失礼しました。

izuminoizumino 2004/08/21 00:49 >第三者さん コメントありがとうございます。//昨日のコメント欄で第三者さんはぼくの文章を改変して、ぼくの「暴力」を相対化していました。それは「自らが非難するその当のものとなっている」「そのことを訴えたくて」その手法を取られたんだと思います(その訴えは良く伝わっています)。そして、後からそんな相対化は悪手であったと反省されてます(これは「率直にそのことを指摘するべきだった」からですよね)。もちろん当時の第三者さんにぼくを一方的に傷つけたり、暴力の連鎖を生む意図は無かった、と思います。//ぼくもそれと同じ気持ちで問題の文章を書いていました。今では、「相対化させることで相手が自主的に気づいてほしい」という遠回しな悪手ではなく、率直に伝えるべきだった(更に言えばメールなどにするべきだった)と反省しています//まだ言い足りないことがあればお引き受けしますが、よろしいでしょうか?

第三者第三者 2004/08/21 01:55 十分です。izuminoさんが私の期待したとおり――期待した以上の方で良かった。今後は以前と同様ただの一閲覧者に戻り、影ながらizuminoさんのご活動を応援させていただきたいと思います。ありがとうございました。

izuminoizumino 2004/08/21 03:36 いえ、こちらこそ弁明を加える機会を与えて下さったことに感謝しています。ありがとうございました。//その上で、誰かを明らかに攻撃した書き込みを読むにつけ胸が痛むのですが、これは結局ぼくのワガママなんでしょうかね……

romrom 2004/08/21 07:37 とりあえず反省していないのがよくわかった

redmanredman 2004/08/21 19:43 今議論されていることと全く関係ないツッコミで申し訳ないのですが、では女性に「萌えってなに?」と質問したらちゃんとした答えが返ってくると考えておられるのでしょうか?僕はそうは思わないのですが…。少なくとも男性が女性より理論的な説明が苦手と言うことを証明する例としては説得力が無いように思いました。

イケダイケダ 2004/08/21 20:23 http://d.hatena.ne.jp/izumino/20040802#p1←普段からこのような攻撃的な文章書く人間が「誰かを明らかに攻撃した書き込みを読むにつけ胸が痛む」「感覚的に、かつ倫理的に耐えられない」と述べても共感されない。ここを普段から見ている人はいずみのさんが(稀に)攻撃的な文章を書くことを知っている。従って背景文字で書かれている文章を読んでもいずみのさんの心情は理解できない。■「批判サイドに向かって「待て」」という行為も暴力であり、さらなる暴力を誘発するということを自覚できていない。いずみのさんの行為が結果的に伊藤剛氏を煽る結果になり、その結果伊藤剛氏がどういう行動を取ったか考えるべきではないか。

kagamikagami 2004/08/21 20:48 私はハラさんの文章は了解範囲内だと感じましたが、人が自分の論を発表する意志は尊重すべきだと思いますし、伊藤さんの行為は伊藤さんの責任であって、そのことについてizuminoさんに責任を求めることはできないと思います。伊藤さんがあのような行動に出る事は、予想不可能であったと私は思います。

イケダイケダ 2004/08/21 21:41 オレは「考えるべき」と言っているのであって意見を言うなとか伊藤氏の行動について責任を取れといってるわけではない。伊藤氏の行動に責任を取れるわけがない。さらにいえば反省すべきだと言っているわけでもない。だが背景文字の文章を読むといつかまた今回と同じ過ちを犯しそうな気がするので指摘したまでだ。問題の本質が見えてないと感じた。だから「考えるべき」と指摘した。いずみのさんがどう受け取るかはいずみのさんの問題である。だから別に無視して構わないし、ムカつくならコメントごと削除しても構わないよ。

kaolu4skaolu4s 2004/08/22 04:54 伊藤さんの文体がヴァルネラブルである事が伊藤さんの書いた内容が反対されるべきではない=叩かれるべきではない事の根拠にはならないかと思います。いずみのさんが仰られているのはそういう単純な事ではないとは重々承知ですが、文体の問題をさておいても伊藤氏には責められるべき点があり、そこに対する批判の正当性は疑い得ない。あとは自分の正しさにどれだけ疑いを持てるかという反応した一人一人の問題で、そのような観点からしてハラさんが特にひどかったとは思いませんでした。/俺も例えば東浩紀氏のような人物に対する、とりあえず馬鹿にしておけばいいだろうみたいなオタク系サイトの態度には苛立ちを覚えます(唐沢氏が東氏と思しき人物の酒癖を揶揄した時の反応など、本当にヒドいものでした)が、今回のケースはそういうものと本当に同じなのでしょうか。伊藤氏の文章の攻撃誘発性はそれ自体の攻撃性によるものです。先輩口調、教育的な文体を選択する事は、教育者として相手に接する、相手を生徒とみなす態度です。生徒とはどう頑張ったって対等な対話の相手ではありえません。対話を拒絶した上で相手に内省を要求する、その事の攻撃性はあまりに明らかではありませんか? 例えば俺自身はネットでよく知らない人を批判する時にはなるべく露骨に攻撃的になるよう、教育的な語り/場ではなく闘争的な語り/場を現出させるように心がけています。自分と同じ激しさと口汚さで罵られる覚悟を常に決めています。俺の方法はやや極端ですが、それでも安全圏に留まる事無く、自らの身も危険に晒す事。それがURLの前に平等なインターネットで発言するものの最低限の倫理でしょう(あと言わなくていい事を言っておけば語り口の政治性に評論家ともあろうものが無自覚でいいのか、というような問題もあります)。/というようなことは昔涼宮ハルヒの騒動の時に書いたわけですが、あの時のkagamiさんに対するバッシングと今回の状況はかなり違います。あの時もkagamiさんのヴァルネラブルな文体が問題にされたわけですが、文体の問題を指摘する事だけに汲々とするサイトばかりで、俺が煽り立ててあんよさんが応えてくださるまで誰もkagamiさんの言っている内容に踏み込もうとはしなかった。ところが今回の場合はemifuwaさんやhizzさんをはじめとして、早い段階から内容に踏み込んだ、反応があったわけでして、状況は大分異なります。/ヴァルネラブルなものに対する攻撃への怒りは十二分に正当なものであると俺も思いますが、だからこそ自分の正当性を疑わなければならないでしょう。/なんかとっちらかっちゃってすいません。

mahalmahal 2004/08/23 18:20 あくまで現象面だけをとらえれば、「君子危うきに近寄らず」「朱に交われば紅くなる」「電波取りが電波」みたいなことを言いたいのかなぁ、とも思われるのですが、それって単純すぎ?

izuminoizumino 2004/08/24 20:37 すべてのコメントには対応しきれませんが、最も言葉を尽くしていただいてる薫さんにはご返事しておきます。仰っている内容は概ね納得できるものでした。「批判を生む攻撃性」の是非と「正当さを問われるべき批判」の是非は常に隣り合わせなのだということだと思います。ただ、一般的には前者の陰に後者は隠れがちで、バランスが取れているとは到底言えないのですが。//そのバランスをどうにかしたいと感じるのがぼくの心情であるのですが、それは今では怒りや不快感を通り越して諦念に変わりつつあります。と同時に、「正当さを欠いた批判」を自身が振る舞う過ちは今後繰り返すまいとするものです。//もう少し具体例を交えてお訊きしたいこともあるのですが、そこはメールでお伺いできればと思います

kaolu4skaolu4s 2004/08/25 05:36 誠実なお返事ありがとうございます。ご指摘のバランスの崩れは俺も常日頃から憂慮しているところで、その問題意識自体は痛いほどよくわかるだけにここのところのまるでいずみのさんを責めるかのような流れはあまり本意でもないのですが、なにはともあれメールお待ちしております。

Thu 2004.08/19

冷めないうちに反応しておこう

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 ところで「不快な文章を見掛けたから」という理由で生理的/感情的な批判をしている人達が多いようなので、ぼくも生理的な反応をひとつ残しておきます(ひとつくらいいいですよね。皆さんそうしてるみたいですし?)。


 えーと、ハラさんがこの件に触れてる書き方(08.17〜08.18)って、読んでてかなり不快な部類なんですよ。うまく言えませんけど。

 伊藤さんに対して失礼でしょ云々、というより、第三者的に読んでてムカムカします。なんでそんな冷笑的に、アイロニーを込めて書かなきゃいけないんだろう、と思います。そんなに不快でたまらない、ということでしょうか。

 しかも相手が反撃してこない性格(ハラさんの言い方なら「傷つくことの出来ない」性格)だっていうことを踏んだ上で皮肉ってません?

 ものの喩えですけど、「こいつはこんなにバカにされてるのに怒った顔をしない、ムカつくから怒った顔をするまでバカにしてやれ」みたいな、ありがちな加虐者心理が文章から透けて見えるんですが……とか言っちゃいますよ。


 もう少し(生理的ではないレベルで)フォローしたいことはあるんですけど、あえて言いっぱなしで一旦止めておきます。ちなみに伊藤さんを勝手に被害者扱いして擁護してるわけじゃなくて(それはそれで失礼だ)、端的にハラさんの書き方がちょっとたまらなくなっただけです。念のため。

追記予定ですが

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 関連リンクをどこまで集めればいいのか迷う。

 とりあえずgoito-mineralさん、urouro360さん、emifuwaさんの所辺りか。

 以前指摘された「リンクしないでコメントする行為」って、単にURLを貼るのが面倒だからだと思いますけどね。

ことの経緯

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 えーと、id:emifuwaさんが「腐女子の矜持」という記事を書いていて、これは結構ネットで広まっていたので読んだ方も多いんじゃないでしょうか(ぼくも某所で引用させていただいたことがあります)。

 んで、それに対して伊藤剛(id:goito-mineral)さんが日記でコメントを加えたと。んで、これが腐女子側からの猛反発をくらった。どんな反発があったのかは、興味が有れば各自お調べください。


 この件の問題はまぁ2種類に区別してから言及しないといけなくて、


ボーイズラブのコーナーに一般漫画を置いてしまった一般書店があったが、それについて腐女子はどう思ったか」という社会的なレベルの問題


と、


伊藤さんがid:emifuwaさんの文章の中に嗅ぎ取った*1腐女子ネガティブな態度」、それから「腐女子の内面を知ろうとすること」を巡る問題


の二つに分けた方がいいですね。それぞれ全く別の話ですから。順番に私見を書きます。

原作とやおいパロディと腐女子の関係

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 原作は原作、やおい妄想はやおい妄想、それを書店側から結びつけられるのは迷惑で、作品や作者に対しても失礼。……という、多分そんな話。


 他の人も仰っていることですが、まずこれは「腐女子だから、やおいだから」ということに限定されない問題だと思います。

 社会的なレベルに限って言えば、普通の「エロパロ」が抱える問題と大差ないことじゃないでしょうか。

 健全な漫画にありえない同性愛を持ち込むのと、健全な漫画にありえないセクシャリティを持ち込むのは、客観的には似たような行為に映るでしょう。*2

 id:emifuwaさんは『キャプテン翼』を例に出して原作に与える影響を問題視しているんですが、原作者に迷惑をかけてしまったという経緯なら『美少女戦士セーラームーン』とエロ同人誌の関係にもあったものです。セラムンエロパロ三石琴乃の手に渡ってしまって、ラジオで「こういうのは良くないと思う」とはっきり拒絶されてしまった、という事件もあったわけで。

 それに、もし一般書店エロ漫画コーナーに至極健全な漫画が(「エロ度120%強!」とかのポップ付きで)置かれてあったら、やっぱり嘆くファンは(男女問わず)多いでしょうしね。

*1:これは「嗅ぎ取った」と形容される程度のものだと思う

*2:違いがあるとすれば、エロパロなら「男ってやらしいのね」で済みそうな所が、やおいは「何故そんなことするの?」っていうクエスチョンが外部から発生しやすい、という点か

urouro360urouro360 2004/08/19 01:43 たしかに面倒くさい>URLを貼る行為  あと、どっかいっこ貼るとあともういいやって思ってしまいます。ダメな子だ!

izuminoizumino 2004/08/19 03:11 つい「各自でリンク先を辿ってください」とか書いちゃいますよね。リンク貼る機能もはてなが自動化してくれたらラクなんですが(ダメな子2)

XQOXQO 2004/08/19 07:13 お二方のお気持ちが充分判ってしまうのでいっそリンク集でも作ったろかい!と短絡しそうな自分を抑えております。今回の件に関しては閲覧される方が自分で気ままにリンクを辿っていった方が自分の答えを掴めそうな気がしているのですよ。

ハラハラ 2004/08/19 11:03 うーん、言葉はかなり選んだつもりなんですけどね。ストレートに、「伊藤氏の18日の記述は『自分は悪くない』ということしか云ってないのが不快」と書いたほうがよかったですかね。言葉って難しい。

ハラハラ 2004/08/19 11:38 自分で意識してことさらに酷く書いていたつもりはなかったので、「不快でしたらごめんなさい」としか云いようがないのです。申し訳ない(でもどこらへんが気にさわったのかがよく解らない。というか、普段と何処が違うのでしょう? 対・伊藤氏だったから気に障っただけ?)。

izuminoizumino 2004/08/19 16:10 「ストレートな表現を避けて遠回しな言葉を選ぶことで、意図せぬイヤミさが出てしまう」ということだと思います。んでちょっと相対化した言い方をすれば、「やんわりとした言葉を選ぶことで、意図せぬ不快感を与えてしまった」伊藤剛さんと同じことしてるように見えちゃうんですよ。そういう同じことを仕返してどうする? と思います。//どこらへんがと言えば、4ヶ月前の例の人と一方的に同一視したり、(ソースはボカしたまま)「数々の伝説」みたいな抽象的な言葉でイメージダウンさせたりとか、レトリックとしては結構な悪手だと思うんですけどね。対・伊藤氏じゃなくて「自分がやられたらこりゃたまらんなあ」という感覚なんでした。ああいう書かれ方したら、相手がよっぽどのダメな人にしか映らなくなりますよ

ハラハラ 2004/08/19 16:19 んー……たぶん、私はもう何も書かないほうがいいんでしょうね。この手の指摘を受けたのが3度めなんですけど、直らないし。

izuminoizumino 2004/08/19 16:44 なんかやりこめたみたいなカタチになってしまって申し訳ないです。でもまぁ、ハラさんがいつも言ってる「腐女子も色々」とか「フィールドワークしろ」っていうスタンスの意見は毎度参考にしてます。定期的にそういうこと言える人って、割と少ないですし

goito-mineralgoito-mineral 2004/08/19 19:37 こんにちは。軒をお借りしますよ>izuminoさん。■ハラさんどうも、はじめまして。うん。ぼくも意見はストレートに書くべきだったと思いますよ。そっちのほうが行き違いが防げるし、互いに建設的な方向に話を持っていける。■「オレは悪くない」としか言っていないというご意見には、むしろ「そうでしたか。それはよくなったですね」と素直にいうしかないです。しかし、このような場合にh、まず「私はこのように考えます」という言表なくして、話は先に進まないでしょう。だから、まずそれをしたまでです。さらにいえば、私も人間なので感情はありますが、できる限り、人の意見には耳を傾けるようにしています。また、その姿勢も明確に出しているつもりなのですが、それが伝わらなかったとは残念です。■悪質なレトリックであることは、izuminoさんの言うとおり。でもね、こういうのって、使いたくなるんですよ。やってる間<だけ>はとても楽しいしね。オレ自身はここ数年、「禁じ手」にしているけど、やらせたら大変なもんだよw。その意味では、ハラさんのような揶揄めいた「語り」を呼び込んだのは、ぼくの中の至らなさというか、暗黒面でしょう。

kagamikagami 2004/08/19 19:55 う〜ん、ショタの研究が掲載されているのが国際オタク大学なことが一番に頭に浮かびまして、私もハラさんと同じくなんとも因縁を感じましたので、ハラさんの文章は一つの見方として了解できるように私は思いましたよ…(^^;

izuminoizumino 2004/08/19 20:01 >伊藤剛さん 今回は色々口を出して失礼しております。//>揶揄めいた「語り」を呼び込んだのは、ぼくの中の至らなさ//まぁ、なんといいますか。一連の伊藤さんの文章がヴァルネラビリティ(可傷性、攻撃誘発性)に満ちていたからこうなったんだろうな、と思いながら見ていました。こういうのはヴァルネラビリティを持った側が苦しむだけじゃなくて、攻撃する側もストレスになるだろうから、見ていて残念だったんですよ

goito-mineralgoito-mineral 2004/08/19 20:29 わはは。ヴァルネラビリティってのはまったくその通りw。またこういうのって、実はうっかり攻撃するほうのダメージがでかかったりするんですよね。■18日の日記で「無意識下の挑発、戦略」ということを指摘しておいたでしょ。あれは、izuminoさんのいうヴァルネラヴィリティとかなり重なりあうものです。だから、ぼくにしても、他の誰かにしても、できることはそれに対していかに自覚的であるか、ということなんですね。その意味では、今回の件でいちばんヴァルネラブルだったのは、おそらくemihuwaさんでしょう。ぼくのとった行動は、あれを「攻撃」と取るひとはいるだろうけど、しかしそれは「優しくしてやる」という程のものでしかない。izuminoさんの「見ていて残念」という言葉からは、そうした含意も感じました。

kaolu4skaolu4s 2004/08/20 02:41 いずみのさんと伊藤剛さんは昔ハローワールドブロードバンドのItoさんを礼儀正しいと形容されておられましたが、どういう礼儀なのか底が見えた感じがします。胸の奥の棘がすっととれたような気がしました。どうもありがとうございます。

第三者第三者 2004/08/20 04:15 えーと、izuminoさんがこの件に触れてる書き方って、読んでてかなり不快な部類なんですよ。うまく言えませんけど。//ハラさんに対して失礼でしょ云々、というより、第三者的に読んでてムカムカします。なんでそんな冷笑的に、アイロニーを込めて書かなきゃいけないんだろう、と思います。そんなに不快でたまらない、ということでしょうか。

goito-mineralgoito-mineral 2004/08/20 04:30 kaolu4sさん、ひさしぶり。itoさんの件って「マリみて」のときの話ですか。「底が見えた」って普通はあんまりいい意味に使わないと思うけど……(困惑。

第三者第三者 2004/08/20 05:32 その読解力でよくマンガ評論家が名乗れますね<goito-mineralさん どこからどう読んでも文字通りの意味ですよ。

goito-mineralgoito-mineral 2004/08/20 06:04 や。kaoru4sさんが誤用してるかもしんないでしょ?

第三者第三者 2004/08/20 06:39 開いた口がふさがりませんね。随分と侮っていらっしゃる。その理屈は極論すれば「天才の俺様に向かって『馬鹿』って言うなんて、こいつは馬鹿の意味を知らないんじゃないか」と考えるのと一緒です。もう少しご自身を省るなり相手に対して真摯な態度をとるなりしてみてはいかがでしょうか。まずは、夏葉氏が何故そのように発言するに至ったのか推察することからでも。//もう少し(生理的ではないレベルで)フォローしたいことはあるんですけど、あえて言いっぱなしで一旦止めておきます。ちなみにハラさんを勝手に被害者扱いして擁護してるわけじゃなくて(それはそれで失礼だ)、端的にizuminoさんとgoito-mineralさんの書き方がちょっとたまらなくなっただけです。念のため。

goito-mineralgoito-mineral 2004/08/20 06:51 夏葉って誰? 語の誤用は誰にでもあることです。

XQOXQO 2004/08/20 09:09 横から失礼します。夏葉氏=kaolu4s氏の様ですね。

kaolu4skaolu4s 2004/08/20 18:27 嫌味のつもりだったのですがわかりにくかったでしょうか?<底が見える/反省していると仰っている方に加撃できる強さがどうにも自分の中に見当たらなくて困ってしまっているところでして、とりあえずここではもう何も申し上げない事にします。『おおきく振りかぶって』をどのように読まれるのか、これは嫌味ではなく楽しみにしています。

goito-mineralgoito-mineral 2004/08/21 00:30 や。余所のコメント欄にわざわざ嫌味だけ言いにくるほど、kaolu4sさんを「いやなヤツ」だと思ってなかっただけです。いずれにせよ、嫌味は誤解のもとです。

kaolu4skaolu4s 2004/08/22 01:06 嫌味だけで済ませる優しさも世の中にはあるものです、とだけ。俺の善性はそのようにも現れうるのだとこれからはお考えください。

Wed 2004.08/18

izumino2004-08-18

『ふたりはプリキュア』第28話「レギーネ登場!ってもう来ないで!」

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 来週も観ないと分からないことが多いので、今回は軽くやっつけます(と言いつつ文章量はそこそこありますが)。

 演出面の評価は他の感想サイトの人達が既にやってますしね。バンクをうまく使ったアクションシーンが良かったです。バンクを上手に使ったアニメって好きなんですよ。

 あと気になったのは、なぎさとほのかが随分等身大の子供として描かれるようになったことでしょうか。万能で最強の、世界に祝福された子供達じゃないんですね。*1これは今後の展開で変わってくるかもしれませんが。

  • 二面性の強調

 『ふたりはプリキュア』は、割と真剣に「ものごとには二面性があるんだ」ということをキーテーマに持ってこようとしているのが窺える。

 今回出てきた「絶望と希望は背中合わせ」というキーワードがそう。ただ、娯楽作品(子供番組)としては「ものごとの暗い部分」ばかりを強調されてもちょっと困るので、クライマックスに向けて明るく前向きなテーマへと「成長」してほしい。今後の展開で期待したいポイントその1。


 ところでこれは深読みでしかないが、光の園の王子であるポルンは鬼ごっこでタッチされた時「メップルがドツいた」と言ってベソをかき、「そんな言葉いつ覚えた」とメップルを嘆かせる。これは「ドツいた→ドツく→ドツクゾーン」という連想に繋がる言葉であって、光の園の住人であるメップルにとって不本意な呼ばれ方であったことが想像に難くない。

 そもそも「鬼ごっこ遊び」の「鬼」をメップルに担当させるという発想自体、光の園の「善」的なイメージからすると違和感がある。いや、むしろメップルは好戦的で粗野な面を(ミップルに比べて)多く見せているのだから、「メップル→鬼→ドツく→ドツクゾーン」という同一化のセリー(系列)は、あながち的外れな連想でもないかもしれない。

 更に言えば、このセリーはメップルを媒介に変身するキュアブラック(=なぎさ)にも届くだろう。キュアブラックイルクーボに「すべてを力でねじふせる最強の者」などと形容されるプリキュアの片割れなのだが、そのキュアブラックにも「ドツクゾーン的な」カラーは顕著なのだ。(「文字通り色が黒い」という点はさておき)攻撃的な性能を持ち、時に「叩きのめす」「力ずく」という乱暴な言葉を用いる所がそうだ。

 そして戦闘的なキュアブラックに対してキュアホワイト(=ほのか)は非戦闘的であり、戦わずして敵であるキリヤの心を開かせもした。そのキュアホワイトを見てイルクーボは「解せない」と違和感を漏らすのだが、この時のイルクーボプリキュアが持つ「ドツクゾーン的なもの/光の園的なもの」の二面性に気付かなかったのだろう。

 こういった光の園やプリキュアのカラー構成は、まるで太極図(「太極」のキーワード画像参照)の白地の部分と黒地の部分を表しているようでもある。ミップルとキュアホワイトが老陽(白地のみ)の部分だとすると、メップルとキュアブラックは少陽(白地に黒点)の部分だというように。

 そして虹の園は、太陽(=光の園)と闇夜(=ドツクゾーン)が拮抗している世界であることが示唆されている(第26話における太陽の演出を参照)。


 さて、光の園や虹の園に二面性があるとして、ではドツクゾーンの側もそうなのだろうか? その可能性を予期させたのが前クールのキリヤの裏切り行為だった。しかし現在の所、キリヤ編で描かれたテーマ伏線はまだ活かされる様子がない。いずれ活かさないと勿体ない設定だと思うのだが……。まぁ、それが今後の展開で期待したいポイントその2。

 前クール後半のシリーズ構成について少し触れておこう。あの第23〜26話(イルクーボ編から最終決戦まで)のストーリーは確かに物足りなさを残しているのだが、それはなぜだろうか。

 以前も言及したことだが、前クールにおいて主人公達は殆ど「成長」をしていない。キリヤの死、イルクーボの脅威などで傷付けられ、後から元気を取り戻したりはするものの、決戦ではいつも実力での勝利を得ていない。つまり、障害に対する「克服」と、それに伴う「成長」を彼女達はまるで経験していないのだ。辛い思いをふたりで共有したという体験しか残っていないのである(だからふたりの「絆」だけは回が進むにつれて強化されている)。


 これは成長が描けていなかったというよりも、スタッフが成長させなかったと取るのが自然だろう。逆に言うと、次クールのために「成長」に関わるエピソードを敢えて出さず、温存しておいたのかもしれない。

 この日記でも何度か言ってることだが、TVアニメは一話や二話の単位ではなく全体的なスパンで評価した方がいいものなので、むしろこれから描かれるであろう「成長」に気が向かうというものだ。*2

『KURAU Phantom Memory』第7話「新しい暮らし」

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 ネタ的に全26話は長すぎると思ってましたけど、そろそろ「新しい発見」が少なくなってきたでしょうか。つまらないというわけではないものの。でも贅沢を言えば、OVA劇場版サイズでスカッと観たい内容の作品ですね。

 どっちかといえば「クリスマスを愛でる派」。でも正確には「クリスマス大好きなクラウの様子を眺めてジーンとなごむ派」かも。

*1:ある意味「アンチまんが映画」な描き方とも言える

*2:2クール目が終わった後で「成長」が無かったことにされるTVアニメといえば『カレイドスター』もそうだったな。カレイドの場合は2クール目をレイラさん中心に盛り上げることで場を保たすのに成功してるんだけど、プリキュアはそこが弱かったみたいだ。つくづくキリヤは勿体ないキャラだったなあ

Tue 2004.08/17

izumino2004-08-17

プリキュア本の〆切日だった

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 原稿仕上げてたので日記はお休み。

※)なんかエロマンガみたいなカットですけど健全ネタです

yogirikazaruyogirikazaru 2004/08/18 03:37 たった今、頂きました! ステキな原稿ありがとうございました〜。健全…そうか、健全ですか。

izuminoizumino 2004/08/18 03:48 確かに。百合妄想は「健全」なのか、という議論をするとまたモメそうですね。じゃあ、「GLなどの同人的要素の含まれる内容になっておりますのでご理解のある方のみ閲覧をお願いします」、と(笑)

seishinouyaseishinouya 2004/08/18 10:05 昨日はお目汚しなコメントを寄せてしまい申し訳ありませんでした。赤松健に関してですが、motidukisigeruさんの言うとおり、あの仮定では全ての書き手が交換可能になってしまいますね。多分こういう話は結局その作家が好きか、嫌いかで論旨が決定してしまうものなのかも知れません。私は赤松健は嫌いではないですが、評価していない書き手なのでこういう風に結論を急いでしまうのでしょう。いや、絵は好きなんですよ。ネギまは4巻まで持ってるし、ラブひなアニメの設定集は何故か二冊も家にあるし。

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Mon 2004.08/16

夏コミには行かなかったわけですが

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 赤松健あびゅうきょの本を入手できなかったことだけが残念です(毎年最優先事項で購入してる)。 


 アニメ感想はまた後で。プリキュア良かったですねー。

seishinouyaseishinouya 2004/08/17 09:31 izuminoさんが赤松健。意外だ。

izuminoizumino 2004/08/17 14:50 仕事のスタイルや考え方が好きなんですよ。>赤松さん クリエーターとしてもっと高い評価を受けていい人だと思います。ネットの言説の80%くらいは(好意的な意見も含めて)「不当な評価」だと感じますね。//まぁ、そういう「裏の顔」を知ることができるのが、同人誌買ってるファンの「特権」なんでしょうけど

seishinouyaseishinouya 2004/08/17 15:40 赤松健が評価されえないのは、彼の物語が掲載誌や編集の定めた枠を決して越えない、ある意味『安心して読める』内容だからではないでしょうか?勿論その中で勝負して、なおかつコンスタントに書いている職人的部分を評価することは出来ると思いますが。

izuminoizumino 2004/08/17 16:05 まぁ、ぼくが見てるのは裏方の部分ですしね。映画監督や小説家の作家性を楽しむようなもんかと(表面しか見れない人達が多いのは残念ですけどね)。//赤松作品についてですが、結構編集部サイドとスタジオサイドの丁々発止があって面白いですよ。例えばネギまなんかでも、「編集部が要求するラブコメ」の中にバトル要素を巧みにネジ込んで、その後はアンケート結果をタテにして編集部の意向をバトル路線に軌道修正させる、ということをやってるようですし。職人的な部分はもとより、プロモーターとしても……という感じですね

seishinouyaseishinouya 2004/08/17 16:13 プロモーターつうか、さいとうたかおプロみたくなってきてない?

izuminoizumino 2004/08/17 17:28 それは単に、さいとうたかおと並べて評価してもいい、ということでは? 実態の印象はむしろ、劇画業界よりもアニメスタジオ的ですが

seishinouyaseishinouya 2004/08/17 17:56 そうですね、なんと言うか赤松健のマガジンでの作品には、さいとうたかをのように分業制の匂いがしますね。でもそれは逆に言えば、作者の実体がなく赤松健という存在自体が誰とでも交換可能な書き手ということに繋がりませんか?仮に現在の赤松健とまったく同じ絵が書ける書き手がいて、マガジンの編集がストーリーを考えれば、たとえ来週から書き手がすりかわっても違和感なく連載が続きそうな気もします。

izuminoizumino 2004/08/17 18:17 そこらへんの表面的な理解がオタク連中の「不当な評価」というやつで、赤松さんはやはり作品の中心的な人物ですよ。アニメ監督に例えれば、構成・脚本・コンテ・演出・作画の全てに(スタッフの手も借りつつ)手を加えるタイプの監督であって、交換可能な人材とはいえないでしょう。//ちなみにさいとうたかおと比較すると、彼の場合、脚本の脚色(ネーム)と作画だけに手を加える人のようですね

izuminoizumino 2004/08/17 18:24 もちろん担当編集やスタッフの影響も大きいみたいですよ。でもそこは、人の意見を取り込む柔軟さや、人使いの巧みさが評価される所なんじゃないでしょうか。アニメ監督的というのはそういうことで、例えばエヴァンゲリオンのSF設定って、ほとんど庵野監督以外のガイナ陣営が考案したアイディアだったでしょ

seishinouyaseishinouya 2004/08/17 18:41 うーん、そこで一応建前としてアシの存在があっても、作者が全てをコントロールしていることになっていて、実際作者一人でも充分作成可能な漫画と集団制作作品以外の何者でもないアニメを混同しようとしているのは論旨をずらしてない?まあ、作家性なんて物が映画にしろ、漫画小説にしろ、商売の為に編集者が考え出したフィクションだとは思ってますけども。

izuminoizumino 2004/08/17 18:56 あれ、赤松健は作家性が前に出ていないっていう話だったんでは?

izuminoizumino 2004/08/17 19:07 http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20040325#p2 こういう見方もありますし、「個人作業としての漫画」と「共同作業としての漫画」の垣根はどんどん無くなっていくと思いますけどね。後者のロールモデルとして赤松スタジオは非常にうまく出来ていると思います。でも、それはあんまり知られてないみたいですね

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/18 04:18 前提条件として、現在の赤松健作品と全く同じ絵とストーリーが出せる人がいたら、確かにその人は、赤松健と交換可能でしょうが、その条件なら、梶原一騎だろうが、手塚治虫だろうが交換可能ですよね。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/18 04:22 ちょっと絵がうまいやつを連れてきて、話なんか編集部で作れば、赤松健並の人気が出るのだとしたら、各社こぞって真似して、赤松健は、その中に埋没してるはずです。逆に言うなら、赤松健は、「赤松健」的なジャンルの中で、わかりやすい個別性=作家性という武器無しに、純粋に地力で、他との競争に勝ち抜き続けて、ここにいるわけで、それこそが「交換不可能な価値」じゃないですかね。

izuminoizumino 2004/08/18 04:23 >motidukisigeruさん いや、まぁ、そういう煽りを入れなくても(笑)。//seishinouyaさんもコメント消したりしないでなんか所感みたいなのを残してくださいよ

きらすきらす 2004/08/19 10:40 以前、赤松作品の生原稿を見たんですけどCG使ってなくて驚きました。手でトーン貼ってる絵を、あのレベルで毎週提供できるというのは、非常にスタッフをまとめる能力(評価する能力)が高いんだろうと思いますです。

y_arimy_arim 2004/08/20 02:32 実は『ネギま!』ではかなりCGを使ってるんですけどね。赤松さんの日記にも記されていますが。

きらすきらす 2004/08/21 09:45 成程、不勉強でした。私が見たのは『ネギま!』第1話の原稿なんですが、さすがに、あれを長期間続けるのは大変だったのかな。

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Sun 2004.08/15

 デカレンに始まってマシュ通に終わる(日曜朝)。

『特捜戦隊デカレンジャー』第26話「クール・パッション」

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 わざわざ言わなくてもいいことなんですけど一応。「タイラー星人ダーデン」って!*1 犯罪映画だったらなんでもありですか。「次に引用される映画予想」とかやれそうですね。

 地下格闘技場ネタはスタッフが『マッハ!』に対抗意識を燃やしてるんじゃないか? とチョイ勘ぐってしまいました(タイミング的にはありえる話かなあ)。

 『マッハ!』の超人アクションと違って役者さんは単調な動きしかしてないんですが、それでも充分格好良く見えます。やっぱアクションは「見せ方」ですなあ。*2

 テツはとことん汚れ役/いじられ役担当になってきてますね。女装までさせられちゃって。これも経験不足な若手役者を活かす手法ですなあ。*3

 ちなみに、テツ役の人は『仮面ライダー剣』のオーディションに落ちてデカレンジャーに挑戦したんだそうです。落ちて正解っすね。


 あと今回は全体的にジャスミンが可愛かったです。特に「左アッパーを覚えた!」のあたり。キュートすぎる。そして来週はジャスミン回。

『マシュマロ通信』第20話「真夏のドリームツアー」

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 サンディクラウドの夢の中に入り込むお話。

 夢の内容や描写自体にはあまり魅力が無かったですが、ストーリーの落とし方が相変わらず良い。本当に教訓的だなー(まぁ、そんな教訓を真面目に読み取ろうとする視聴者は少ないだろうけど)。


 サンディは外向的な女の子らしく、とても現実的なセンスを持った人で、「何か面白いことないかなあ」と思うことはあっても、クラウドの夢の中で無邪気にはしゃいだりはできない人だ。

 そこで普通の物語なら「リアリスティック女の子に夢の世界で羽を伸ばすことを教える」みたいな落とし方になる筈なのに、サンディはあくまで夢を見ない、現実だけに価値を見出す性格が貫られて描かれる。そしてオチは「現実の世界で遊びましょ」で締めくくられる。

 うーん、こうも綺麗に「夢」を否定できる子供番組ってなかなか無いよ。*4

『マリア様がみてる〜春〜』第7話「チェリーブロッサム」

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 先週辺りから演出力が向上してるねえ……、っていう話をしていたわけですが、今回はもっと良くなってました。やればできるんだなあ。

 いやー、これは恥ずかし面白い。観てて照れるんだけど、下品には感じない程度の距離感あぁ! こういう番組を最初から放送してくれりゃ良かったんだと思うんですが。原作においても「チェリーブロッサム」がある意味第一話なわけで、これがアニメ第1話でもいいんじゃないかなあと思うくらいです。


 具体的な演出面の指摘はさておき、全体的にはリリアン女学園という空間と、その住人の所作を自然に描けているのが特に良かった。

 志摩子乃梨子のテレテレな接触をクローズアップする一方で、写真部や新聞部の存在を仄めかしたり、祐巳が後輩にヤキモチの涙を流したり、それを由乃がフォローしたり、聖がやたらフェミニストガッツポーズに溢れたスタイル*5に変貌してたりと、細やかに女子的空間の広がりが見えてくる。

 今まではその「空間」が描けてなかったんですよね、キャラクター個人のプロファイルに閉じていて。やっぱ学園モノは「人物」よりも「学園」を撮影しなきゃねー。

 あ、あと、アニメ版を観ていて一番ドキドキできたのが今回かもしれない。双体道祖神メタファーとかサービスしすぎですよ。


今週の良かったところ:瞳子が一歩ずつ手前に歩くカット(我ながら細かいとこばっか観てるなあ)

今週の残念なところ:次回予告。それと、仏像に見惚れる女の子の表情ってあんなのでいいのか? もっとほけーっとした表情をするもんだと想像してたんだけど(まぁ、あれも乃梨子らしいといえば乃梨子らしいか)

*1映画ファイト・クラブ

*2平成ライダーが見習うべき所その1

*3平成ライダーが見習うべき所その2

*4:10代の頃に観ておきたかったなあ、とか考えると泣けてくるのでやめておく

*5:あの令と被る髪型はいかがなもんかとは思うが

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Sat 2004.08/14

 HDDが一機クラッシュしました。完全死亡してたらしぼむー。*1

 色々あってここ数日鬱込んでましたから、今日も手抜き更新ですが……。その内またロリコン話とかやおい話とかしますんで。

あの松本保典声の人は「ジュナ」という名前らしい

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 東映公式の27話あらすじを読んでみると、随分本編とのギャップが。

ジャアクキングが捲いた種は既に芽吹いており、その一つは人間・角澤として虹の園に溶け込んでいた。ちょっと変わった優秀な社員として働く角澤だったが、ニュースで激しく降る雨を見て、新たな刺客“ジュナ”として覚醒してしまう。

 時系列が全然わかりません……。*2まぁ、キリヤもあっさり編入試験を受けたフリとかできる世界だから、人間社会の履歴を後付けするなんてことは簡単なのかな。つまりあの旅行写真も後から上書きしたもんだったという理解でいいんでしょうか。

元が植物のジュナは水分を欲っして台風を呼び寄せ、力を取り戻す。

 あの演出自体は「絵で伝える力」があって好きなんですけど、「植物だから」っていう感じには見えんかったぞ。風力を吸い込んでるもんだと。

 あーでも確かにアヴァンタイトルでは植物のシルエットでしたけど、あれは「捲いた種」とか「芽吹く」っていうキーワードから想像される新敵共通のイメージなんだと思ってました。

 じゃあ、他の新敵は植物以外の状態から成長するってことなのかな。

実はポルンには予知能力があり、寝言で言っていた「目覚めるポポ」とはこの事だったのだ。

 「実は」って何だよー! 予知能力っていう程のものなのかアレ。メポミポの「力を感じる」能力の強化版みたいなもんだと思ってたんですが。しかし予知能力って便利すぎて興を削ぎそうな設定なんですが大丈夫でしょうか。ご都合主義に走りやすいというか。

 ご都合主義といえば、

子供のポルンが行きそうな所って言ったらケーキ屋さんよ!」半ば強引ななぎさのこじ付けで、ケーキ屋にやって来た捜索隊。

こことかね。第5話の「愛の力」で相手を探し出すシークエンスとは大違い。


 うーん脚本ダメすぎだ。*3かなり演出に助けられてますけど、これじゃなあ。せめて解説キャラが居てほしいんですがそれも不在という。

 子供向けを意識して理屈っぽいシナリオを避けているのだとしても、羽原大介氏の担当回では屁理屈全開だったりするのがプリキュアなので判断が難しい。まぁ、脚本バランスが取れてないわけです。

 シナリオ詰める時間と文芸統括する余裕が無いんだろうなあっていう感じですね。

 あと半年でどれだけ巻き返せるんだろう。というかそろそろどれみスタッフを返してやってくれませんか東映さん。どれみはもう稼ぎ終わりですがプリキュアが稼ぐのはこれからなんすよ。

*1:海お姉ちゃん

*2:時系列といえば、ドツクゾーンの時間の流れ方についてもノータッチのままだなあ

*3:あらすじ担当のライターのまとめ方が変、という可能性もあるが

NonNon 2004/08/15 01:11 はじめまして。時々拝見させていただいてます。最後の文に魂の叫びを感じました。w最近は脚本、演出、絵のバランスが取れてない事が多くて時々途方に暮れたりします。しかも完全にダメではないところが余計微妙、、、とりあえず明日(今日)に期待してみます。

izuminoizumino 2004/08/16 22:19 はじめまして、コメントありがとうございます。でも、画面作りと演出は結構水準を維持してますよね。あとはやっぱりホンでしょうか……。3、4クール目は、シリーズ構成で良い所を見せてほしいものですね(↑に書いてるような疑問は28話で結構解消されてるし。この調子で頑張れ)

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Thu 2004.08/12

TRPGシステム『迷宮キングダム』発売

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 何かと懇意にしていただいてるゲームデザイナー河嶋陶一朗さんの作品『迷宮キングダム』がリリースされたようです。イエローサブマリン各店やプレイスペース広島などで入手できます。一般書店に流通してるわけではないのでご注意。

 まぁ今回ぼくはそんなに関わってなくて、タイトルや用語のアイディアを2、3出した程度なんですが。

 TRPGという言葉に聞き覚えのある人も、この機会に興味を取り戻されてみてはいかがでしょう。『Role&Roll』っつーゲーム雑誌で記事を読めたりもしますんで。


 どんなゲームかは魚さんの所やここここここ(以上アリオッチ!アリオッチ!アリオッチ!より)を読むとよかろうと思います。ダンジョンゲー*1ですな。

 最近のTRPG界はD&D3eから始まり、六門世界RPGアリアンロッド……と、ちょっとしたFT系ダンジョンゲーのリバイバルが興ってるみたいなんですけど、その中でも長く遊ばれるゲームになってほしい所ですね。

*1ダンジョンに潜ってモンスターと戦ったり略奪したり死んだり殺されたりするのが主目的のゲームシステム。ハック&スラッシュゲーともいう

朝佳朝佳 2004/08/13 03:20 いずみのさん、字が間違ってるよ<河嶋陶一郎 陶一「朗」だよ。

izuminoizumino 2004/08/13 09:45 直しときました。こういう時こそweb拍手でコメント送ってほしいのに(笑)

seishinouyaseishinouya 2004/08/13 11:16 おお、TRPGネタですか。D&DとかT&Tくらいの頃はダンジョン探索型が主流でしたが、いつの間にか雑誌でキャンペーン型シナリオのリプレイが流行ったりした影響か、単発のダンジョン探索は廃れてしまってた感もありましたね。というか、私はルーンクエストの簡易版が出た辺りから、その辺の知識は収拾していないですが。今回ご紹介された雑誌はカードゲームに侵食される前のRPGマガジンみたいな内容ですか?

izuminoizumino 2004/08/14 06:55 RPGマガジンみたいに遊び記事や巻末マンガがついてるわけじゃないですけど、まぁあんな感じですかね

izuminoizumino 2004/08/14 12:33 『Role&Roll』はとらの穴あたりに行けば置いてある筈なんで、手にとってやってください

seishinouyaseishinouya 2004/08/14 16:22 とらの穴ですか。一般書店には流通してないということ?

izuminoizumino 2004/08/14 16:31 http://www.arclight.co.jp/r_r/shoplist.html まぁこんな感じです

seishinouyaseishinouya 2004/08/14 17:08 一般の流通がないのは厳しいですね。やっぱり冊数がはけないのかな。そう考えるとRPGマガジンの一時期のブームだったのかなあ。あれを元に商業出版やゲーム業界にデビューしたり、その読者が作り手側に回ってるのに。残念。

rasenjinrasenjin 2004/08/14 17:34 上記のショップリスト以外でも売ってますよ。ウチの近所の書店にも入ってるし。

izuminoizumino 2004/08/14 17:44 一応は一般流通してる筈です。でも苦労して探すより、確実に手に入るお店に行ったほうがいいでしょうね

seishinouyaseishinouya 2004/08/14 17:59 なるほど、ありがとうございます。書店で見かけたら手にとってみますね

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Wed 2004.08/11 このエントリーを含むブックマーク

izumino2004-08-11

 試験的にweb拍手ボタンというのを付けてみました。

 コメント欄に書きにくいことでもあれば適当にどうぞ。

 あとはまぁ、とりあえずその日の日記に目を通しましたよ、ってな程度の時にでも押してください。


 長文コメントも送れるようにしたいんですが、web拍手は文字数制限があるんで不向きですね。うーん、改造するのも面倒だしなあ。

  • 追記

 寂しいと思って、イラストがランダムで表示されるようにしました。さっき適当タブレットで描いたのが二枚あります。

 不思議となんか怖い絵になってしまいましたが気にしないで下さい。

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Tue 2004.08/10

izumino2004-08-10

 アンテナのレイアウトに飽きたので変更。毎日20人弱のアクセスがあるんですが、もしかして結構重宝されてるんでしょうか……(リファから逆に辿ってくる人なら毎日アクセスしないだろうし)。

西炯子『LOVE SONG』(ISBN:4091720269)

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 1993年に出た短編集。昨日読んだ『ひとりで生きるモン!』の10年前の作品ですな。

 ネタや絵柄には時代を感じるものの、まぁまぁ。どの話もハッピーエンドとは行かない終わり方をするんですが、前向きな印象を受けますね。この頃から男と女のすれ違いの話を書いてたんだなあ、この人。なるべくして負け組人生、というか。いや誉めてますけどね。かっこいいし。

蔵王大志『Electric Hands』(ISBN:440366010X)

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 蔵王大志ボーイズラブ漫画

 これは面白かった。個人的には『恋は異なもの妙なもの』よりも好み。どうも「家庭で苦労してて人格に裏表があるけど人当たりが良くて基本的に受け身でいいやつ」な男が自分の萌えポイントらしいですね。そういえばプリ・プリの亨や『西洋骨董洋菓子店』の橘さんなんかそのまま当て嵌まる属性だなあ。

 そしてこの頃から影木さんとラブラブなんですが……、なんでこの二人はこんなにおいしい組み合わせなんでしょうか。

 あ、あとは影木氏との合作『Color』を読まないとな。

よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』4巻(ISBN:4403616909)

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 やっとシリーズ読了。あー面白かった。

 レギュラー4人の友情ともなんとも言えない信頼関係が見ていて気持ちいい。色々あるんだけどみんないいやつばっかりだ。好きな順番で言うと「橘さん小野>エイジ>千影」。あとでこちゃん。でこちゃんはエイジとくっついて良し。

 この「友情ともなんとも言えない」というのは、やはり女性作家が描いているからではないかと思わなくもなくて、男性が描くと「友情」や「師弟愛」に固定されちゃうんじゃないかなという気もします。

 もちろんここで描かれているのは恋愛でもないわけで、そういう、恋愛でも友情でもない微妙な感覚っていうのが、最近の「ソフト百合」にも繋がる女性的な感性なんじゃないでしょうか。


 話は逸れますけど、「百合の定義」でモメてしまう原因は、人間同士の関係を表現する語彙がそもそも貧困だからなんでしょうね。愛だとか友情だとか、そんなデジタルもんじゃないでしょ、っていう。かといって代わりになる語彙が豊富なわけでもない。

 だから『西洋骨董洋菓子店』という漫画は、その女性的な感性を持ち込むことで、男同士の関係を「ボーイズラブ←→友情」というラインから脱線させることを試みた作品のひとつなんじゃないかなー、と思います。

XQOXQO 2004/08/10 19:23 重宝されている、と思いますよ。いずみのさんのアンテナから色々辿る人も居るのではないかと。

izuminoizumino 2004/08/11 07:45 プリキュアとか混ざってて使いにくくないんじゃろか、とか思うんですが……。まぁインポートしてる分、件数豊富ですけどね

XQOXQO 2004/08/11 08:22 和洋中揃ったバイキングから自分の好みを幾つ拾えるかと言う楽しみに通じたものではないかと思います。

きらすきらす 2004/08/12 00:01 『西洋骨董洋菓子店』読破おめでとうです。自分は作品の技術的な部分の方にしか目がいかなかったので、いずみのさんの視点は色々参考になりました。

きらすきらす 2004/08/12 00:06 男ばかりで経営される洒落た御菓子屋という設定に、じつは色々と意味があったり、最後に橘が母親の目を見て気付いたりするシーンとかの伏線の張り方が非常に上手くてクラクラします。

izuminoizumino 2004/08/12 07:20 >きらすさん プロットや伏線は確かに巧妙なんですが、別にこの漫画には必要無い感じもするんですよね。まぁ途中からぼくがキャラ読みしてたからでしょうけど

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Mon 2004.08/09

izumino2004-08-09

古本屋行ってきました

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 ストレス溜まってたんで、気付いたら漫画衝動買いしてました。女性向けコーナーにぬぼっと突っ立って腕組んで漫画を物色する男一人。

 西炯子は『The スニーカー』っていう小説誌で連載してたエッセイしか読んだことが無くて、面白そうな人だなーとは思ってたんですが漫画は読んだことなかったんです。

西炯子『ひとりで生きるモン!』(ISBN:4199602062)

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 個人的な感覚でいえば椎名高志の『(有)椎名百貨店』を思い出すギャグ4コマ。作者の恋愛貧民的な感性(失礼)とヤケクソなブラックユーモアがなんか近い気がする。*1

 ダメ人間の心に染みます。

 最初の数十ページはつまんないんだけど途中から4コマのコツを掴んだのか、急に面白くなってきます。森川さんや桶狭間麗華先生が断然カッコよくて、あんな女になりたいと思いました。

ねこぢる『ねこぢる食堂』文庫版(ISBN:4592887107)

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 読んだことある本なんですけど、観賞用に購入。

 ダメ人間の心に染みます。

 ねこぢるさんは感受性鋭すぎるよなー。人間って鈍いよなー。そんな本。

 特に『ぢるぢる見聞録』後半のねこぢるさんは自分の感性に正直すぎだ。自分が普段、いかに人に合わせようとしてムリしてるのかが良く解りますなー。俺ももう少し正直に生きた方がいい気がする。

氷室冴子『海がきこえる』ハードカバー版(ISBN:4191250647)

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 読了。アニメの方は観てません。

 青春ですなー。ぼくにはちょっとまぶしかったです。心の綺麗な人におすすめします。

*1:椎名さんは結局家庭持っちゃったけどね

seishinouyaseishinouya 2004/08/10 09:31 フォォォォォ。このメガネさんは誰ですか。エレクチオンですよ。izuminoさんのところの紹介だから、チンコついている人だったらどうしよう。そういえば、以前描かれていたイラストのメガネさんもよかったですよ。多分佐藤友哉のキャラの絵だと思いましたが。

izuminoizumino 2004/08/10 18:59 それが森川さんですよ

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Sun 2004.08/08

『マリア様がみてる〜春〜』第6話「片手だけつないで」

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 健闘してますね。この話だけは失敗できねえ、っていうスタッフの気合いを感じるなあ。構成、演出ともに良くできてました。今までで一番「原作のアニメ化」らしいフィルムだったんじゃないでしょうか(……最初からこうだったらな……)。


今週の良かったところ:手や指を強調したカットが多くて、隠喩的にも面白かった

今週の残念なところ:栞に対する接し方が「両手」で、その対比としての「片手だけつないで」の筈なのに「両手」「片手を空けておく」に関する言及が無いのは落ち度だろう

『マシュマロ通信』第19話「ライムの恋 PARTII」

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 明るいブラック・ユーモア、というか、恐竜にパクりと人が食われるシーンなんかで笑いを取れるのは凄いなあ。クラウドがバカでかい大きさの卵を、すました顔して運んでくるシーンのシュールさなんかは爆笑もの。藤子・F・不二雄のギャグセンスに近いものを感じます。

『KURAU Phantom Memory』第6話「光る雨」

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 ほんと見てるだけで気持ちよくなるアニメで、幸せ

『サムライチャンプルー』第10、11話

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 ムゲン中心の10話、ジン中心の11話を通して、いつのまにか主人公達が「仲良し三人組」になっちゃってることを表現した話。

 でも、いつそんなに仲良くなるようなエピソードがあったよ? と説得力の無さが気になりますが。

 久しぶりに鶴ひろみさんの声が聴けたのは良かったです。

『ふたりはプリキュア』第27話「新たな闇が迫る!迷子のポルンを救え」

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 ほぼ第二部と言っていい、仕切り直しの第1回。

 思った以上にポルンと新敵がいいキャラしてますね。メップルとミップルがプリキュア達の「パートナー」だったのに対して、ポルンは完全に「子供」なのだなあ。なぎさの母親っぷりと、なぎさになつくポルンが可愛い

 松本保典声の新敵、角澤竜一郎さん。ダークファイブの人達はイマイチ強さの理由付けが解りにくかったんですが、「ガラス破り」→「筋肉モリモリ」→「台風パワー吸収」→「更に筋肉モリモリ」→「台風パワーで圧倒」……と、絵面で解る強さ、ってのがいいですねー。彼が出てるシーンのレイアウトは全体的に映画的で、プリキュアがアクション作品であることを思い起こさせます。


 さて来週は西尾大介SDが演出担当ということで、材料が出揃うまで素直にアニメとして楽しみたいと思います。第一期では「現実世界に影響を与えない戦い」として描かれていたプリキュア達の戦いが、これ以降どう現実世界と関わっていくのかが見物かと。新敵が普通の社会人の中から生まれた所や、光の園の住人が初めてプリキュア以外の人間と接触した*1所あたりが、その前兆を感じさせなくもないのですが。


 ところで冒頭の芽吹くシーンのシルエットはちょっとニャルラトテップっぽかったな。だから「黒い男」? ……というのは深読みしすぎですね。

*1:ポルンがUFOキャッチャーの中に入って女の子に捕まったシーン

seishinouyaseishinouya 2004/08/09 09:56 アニメ版は原作の内容を全部映像化していないとか言われるのは以前からのことだし、尺が足りないのも事実。アニメ版は原作のプロモ映像だと思って割り切るべきかもしれません。

izuminoizumino 2004/08/09 15:15 まぁ、アニみては(そもそもの媒体のままならなさの所為で)素直な要求をしずらい番組なんで。「今週の〜」っていうのはそういう諸事情を気にせずに思ったことをそのまま書く場所、にしています

izuminoizumino 2004/08/09 15:19 今回は「アニメとしても面白いし、原作を読むともっと大事なことが書いてある!」という形になってるわけで、原作アニメとしては理想的なデキだったかもしれませんね(で、それを前期からやってくれてりゃな……)

seishinouyaseishinouya 2004/08/09 16:14 ネット上の意見を読む限りでは、その辺の期待値がどうもマリみてファンは変に高くて、スタッフへの要求がきついようにも見えます。小説の登場人物が全員アニメ絵で描かれてて、しかも声がついているというレベルだけで充分満足している読者もいると思うんですがねえ。あんまり意見として聞こえてこないんですよね。

みやもみやも 2004/08/09 17:43 聞こえてこない<その辺は「満足だからあえて言葉にするつもりにならない」のかもしれませんね。……とはいえ、初期のアニみてについては煎じつめると「せめて普通のことを普通にやってもらえまいか」という声が殆どで、決して度を超した高望みは多くなかったような気もします。(作画レベルに拘泥するタイプの要求は論外ですが)

seishinouyaseishinouya 2004/08/09 18:47 その辺は私自身がアニメにほとんど期待をしていない人間だからかもしれませんね。作画とキャラクターデザイン以外のものはどうでもいいというのが本音なのかも。

izuminoizumino 2004/08/10 18:54 ←アニメの作画はどうでもいい人

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Fri 2004.08/06

「やおい対ロリコン」の関係(3)

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 ここで重要なのは、(やおいにしろロリコンにしろ)ある特定のセクシュアリティ(性的嗜好)を理解しようとする時、そのジャンル内部において、緩やかな、あるいは段階的なグラデーション(階調分け)が存在するということでしょう。それこそが最も看過してはいけないポイントだと思います。


 前々日(id:izumino:20040804#p3)の日記コメント欄で示したのは、同じ男性の欲情の仕方にも「自己中心」的な読み方から「他者同一化」的な読み方へと至る変化が存在するということでした。

 こういうグラデーションの存在は(ぼくの知る限りにおいて、おそらくは)女性においても同様であって、例えば「腐女子やおいハァハァする時、自分の立場をどこに置いてハァハァするのか?」という質問をした時、「カップリングのどちらかの立場に共感しながら読む」という人も居れば、「いや、んなこたーなくて、カップリングの絡みを遠くから眺める立場で楽しんでる」と答える人*1も居ます。

 これらは同じカテゴリの「両端」を表した意見でしかないでしょう。個人がこの間を移動したり同時に併せ持つこともある筈です(感情移入もしつつ観察者という行為はさほど難しくない筈)。

 逆に極端に走る人というのも居るもので、時に端っこを振り切って外縁に飛びだしてしまう人も居るかもしれませんが。*2


 そして問題としてありうるのが、こういったグラデーション構造に対して、外部からの「偏見」が生じる可能性があるということ。見聞きした一部分の例に囚われ、それがそのジャンル内部の全てだと勘違いしてしまうケースでしょう(身近に少数の異性の友達が居ると、特に偏見が起こりやすいらしい)。

 次に問題なのが、同性同士で「内ゲバ」が発生する可能性があるということですね。男性同士の内ゲバがいかなるものかは前々日のコメント欄にかくあった如き(まさかあんなに反発されるとはなあ)ですが、同様のことは腐女子同士であっても時に起こりうる出来事ではないでしょうか。

図書館行ってきました

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*1ネットの印象的にはこちらが多数派っぽい

*2:男性でいえば悟り系女装に走ったり、腐女子でいえばなんちゃってFtMゲイを自称しちゃったり、とか

kiya_ikiya_i 2004/08/07 22:52 とりあえず、言っておくと。私はizuminoさんがグラデーションの例として出した作品の解釈のされ方に対する反論であって、多様性自体は否定してませんよ。私の批判はあくまでizuminoさんが持ち出した例に対するものです。それを、根拠もなく(というか、私の言うことは理解できないとさえ言ったのに)「偏見」だの「内ゲバ」呼ばわりとはどうでしょう。同じ男性だと言うだけでポルノ消費者のグラデーションの「内」だと断定されても困ります。(何を根拠に私を男性だと思ったのかも不明ですし)

izuminoizumino 2004/08/08 05:36 >kiya_iさん すみません色々疑問はあるのですが。↑でぼくは「偏見」は「外部から」生じるものだと書いてますよね、なのに「偏見」呼ばわりされた、と主張されるのは変じゃないでしょうか。だってkiya_iさんはグラデーションの「内」だと断定されてるわけでしょう?(でも、その「断定」はいつ名指しでされたんでしょう?)//細かい揚げ足取りのようですが、こういった読み違い/筆すべりが見受けられることからも、kiya_iさんは誤読が多いようだし、結論が一足飛びした文章を書くクセがあるのではないか、と思ってしまいます。↓でコメントしておられるように、「難解です」と言った相手に向かって「十分に論拠や意図が読み取れるレベルで話をしている」と開き直ってしまうのも、書き手の姿勢としてどうか……、と感じます。ぼくは基本的に「相手に届かない(届かせようとしない)言葉」には価値を見いだせません

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Thu 2004.08/05

コメントに対する反応は後でちゃんとしますが、とりあえず

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kagamiさん、望月さん、all

 すみません、この日記でのコメント欄は改行禁止、という方向でいきたいと思います。今回は構わないのですが、今後以降はご理解いただけると嬉しいです。一応、これをここの原則ルールとします。

 文章が長くなった場合、ここのローカルルールとして「//」なんかを改行の代わりに入れることをお勧めします(「▼」でも好きなのでいいです)。どうしても改行して書きたいという時は、連続投稿してください。


 昨日からはてなコメント欄がinput形式からtextarea形式に変化したわけですが、単に「入力スペースが広くなって書きやすくなった」だけで、「改行が推奨されている」とは受け取ってません。

 個人的には、ずっしり文字が敷き詰められたはてなの長文コメントって、むしろ嫌いじゃないんですよ。慣れるとあの方が読みやすいですし、改行禁止だからこそ、意見が凝縮されてたりしますから。

seishinouyaseishinouya 2004/08/05 11:05 オレ、男根主義者!ヒロインに感情移入は絶対しません。心は常にレイプマン。性的支配階級万歳!それといつの間にか、このはてなのコメントの記入欄が複数行表示になってませんか?

izuminoizumino 2004/08/05 16:29 seishinouyaさんのそーゆーとこは結構好きだったりしますよ。仕様変更になったみたいですね。ttp://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20040805#1091676213 書く時は便利だとは思いますけど、「コメント欄の私物化」傾向が進みそうでヤーな感じはしますね

seishinouyaseishinouya 2004/08/05 16:47 コメント欄の私物化ですか。将来的にコメントに字数制限つけたり、連続投稿は何回までとか設定できるようになればいいのかもい知れませんね。

aorenjaraorenjar 2004/08/05 16:50 もう知っておられるかもしれませんが,コメント欄で強制的に改行タグを打ち消す方法:http://d.hatena.ne.jp/yms-zun/20040803#commenttextarea

izuminoizumino 2004/08/05 16:54 ジッデマジダ>打ち消す方法//それはそれで、改行無効化の設定を知らずに書き込んじゃうお客さんとか居そうですしね。↑みたいにbackground-imageを使ってアナウンスをするのが今の所一番の良作かなー、と

izuminoizumino 2004/08/05 16:57 字数制限や投稿制限が設定できたとしても、投稿者から見て理解できるようなアナウンスや文字数カウント機能が無いと、不便なだけですしねえ

seishinouyaseishinouya 2004/08/05 17:02 その辺が知っている人とそうでない人との差が広がるのは拙いですね。まあ、一度に長いコメントを書き込んだり、コメントの応酬が続いてしまうのは、ここみたいな一部の論評系日記だけだと思うんで、はてな側もそこまで便利にはしてくれないでしょうね。

kagamikagami 2004/08/05 20:12 了解しました>改行禁止。私としては、エロティシズムの基本は「蕩尽」(byバタイユ)と感じているので、izuminoさんの仰る自己否定的快楽というのは、より快楽を増大させる手法の一つとして、非常に興味深く、慧眼な見方だと思っておりますよ。男性性憎悪としての犠牲者快楽は、バタイユがサドの著書から読み取った見方を彷彿とさせますね(^^)エロティシズムの第二部第三論文「サドと正常な人間」に載っております。

seishinouyaseishinouya 2004/08/05 21:35 izuminoさんは難しいこと考えすぎッス。皆さんの話しておられることは難しすぎてよく判らんですが、とりあえず朝昼晩欠かさず女犯坊とレイプマンを読むことをお勧めするッス。

a2ha2h 2004/08/05 22:51 はじめまして。横槍失礼致します。▼進行中の、エロマンガの読み方についての議論とは少々異なるんですが、ロリコンをライトな層=萌え(という言葉は使いたくないんですが…)を追いかけた結果としてのロリと、コアな層=いわゆる真性、というかペド(ナチュラル・ボーンなロリコン、とします)の二者にわけて考えると話が分かりやすいのではないかと思います。(ライト、コアという言葉は問題がありますがご勘弁を。)

a2ha2h 2004/08/05 22:51 要は前者はより萌える方に、より気持ちいい方に変化する、できる層であり、後者はリアルに少女・幼女でしか勃たない層である、と。そうである以上前者はロリからショタやふたなりに容易に移行できますし、エロマンガを読む際もより萌える(=気持ちいい、としても良いかな)対象に感情移入して読んでいくわけで、基本的にヘテロであり、模倣ではない性倒錯者(と言い切らせてください)である後者とは根本的に読み方が異ななるのではないでしょうか。そして現状では、その両者を一口にロリコンとくくってしまうから様々齟齬が生じているのではないかと考えています。どうでしょう?▼ながながと失礼しました。スミマセン。

izuminoizumino 2004/08/06 03:36 >seishinouyaさん ぼくが難しいこと考えてるっていうより、対話と説明を繰り返しているしてるうちに余計な難解さがくっついてくるだけですよ。言葉は難しいですね。//>a2hさん はじめまして。そうですね、前者がよりフレキシブルな読み手である、という指摘は正しいと思います。ただ、後者もフレキシブルな読み手になりうるという要素も切り捨てられない気もしますが

izuminoizumino 2004/08/06 04:03 >kagamiさん ですね、多分にサド的ですね。そういえば柳下毅一郎はもりしげを「サドの末裔」と評していたのでした。実はサドの著作関連にはあまり明るくないので、今度そっちに行ってみようと思います

seishinouyaseishinouya 2004/08/06 10:48 自己セクシュアリティ憎悪とか、他者同化などのみで一元的にエロ系フィクションをまとめたり、理論付けたりするのはフロイトが感情や行動を全部性欲に結びつけたり、大槻教授がオカルトを全部プラズマで説明するの並みに胡散臭いッス。少なくとも自分はそう思うッス。

izuminoizumino 2004/08/06 14:47 「一元的に」「全部」じゃないんだからいいじゃないですか。フロイトと大槻(公平を期して呼び捨て)もたまにはいいこと説明してますよ。もっとこう、実存主義的に行きましょう、実存主義的に

a2ha2h 2004/08/06 22:16 レスどうもです。▼読み方に関しては仰るとおりだと思います。ライト/コアの区別はあくまでも、そう考えた方がロリでない人々(と、ライトなロリ層)にわかりやすい、説明しやすいのではと考えているだけですので。▼というのも、以前izuminoさんが「最近のロリコンは理論武装が足りない」とお書きになってましたが、似たようなことを私も感じてまして。形而上において少女は死体と人形とイコールで結ばれる、そしてそれらに対する情熱は自己愛によるものである、またロリコンはこの世で最も報われない(報われてはならない)性癖である、ということは、是非は別にしても常識だと思っていたんですが、最近そうでもないようなので。

izuminoizumino 2004/08/07 17:05 >a2hさん かなり共感できる話です。>形而上において少女は(中略)是非は別にしても常識だと思っていた//まぁ最近はぼくも丸く? なったのか、ロリコンは全員理論武装しなきゃダメだ、とは考えなくなりましたけど。それより大事なのは、内外に対して誤解を与えないような説明をするための工夫、ですね。a2hさんの言う「ライト/コアの区別」もそのサンプルになりえるわけですが、もっとうまいやり方は無いかなあ、と考えています

Wed 2004.08/04

乳製品を食べるとお腹を壊す

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 あ、これ、HARD-WIRED(id:hard-wired)さんと殆ど同じだ。同じ症状の人って初めて見ました。珍しい。

 カフェオレを一口飲んだだけで歩けないくらい苦しそうにするんですよね、彼の場合。本人によると牛乳に含まれる乳脂肪に原因があるらしくて、だから脱脂粉乳やチーズなら大丈夫なんだそうです。

「やおい対妹萌え」の関係

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 id:izumino:20040802#p2の続きです。

 ご返事ありがとうございます。

 まず最初に立場を確認しておくと、id:nancyさんの「やおい対妹萌え」とぼくの「やおいロリコン」の考え方は、異なる観点から得られたものだと察します。なので無理に折衷させる必要も、ひとつの結論に帰着させる必要も無いと思いますが、互いに意見交換をする価値はあるような気がしたので、ちょっとお声を掛けさせていただいた次第です。お付き合い感謝しております。


 それでid:nancyさんの観点についてですけど、あくまで男性側の意見としてひとつ。

あたしがここで一番問題にしたいのは、「やおい」と「ロリコン」という関係ではなく、そこに含まれる、「同性愛」と「近親愛」という部分なのです。「どうして同性でなければいけないのか、妹でなければならないのか」の方なのです。

やおい」によって『対等な愛情関係』を創り出そうとした女子に対して、「妹萌え」によって男子が創り出したのは、『対等』ではなく、『否対等』な関係、つまり、『支配被支配の愛情関係』だったのだ。ただ、そこへ辿り着く行程が全く同じ構造をしていることは、変わりないけれど。

 これには「通常の異性愛恋愛に対するカウンターというキーワードでも切り取れるんじゃないでしょうか、と思い付きました。

 つまり異性愛社会において、自分が性役割を演じたくない拒否したい、と感じた時*1に、女性は「同性愛」に対する憧憬が発生し、男性は「近親愛」に対する憧憬が発生するのではないか……、と、こんな理解でもいいでしょうか?


 その上でこの、異性愛や性役割を拒否する男性のメンタリティをもっと具体的に言えば、「(社会的に)男になりたくない」だと言ってもいいかもしれません。彼らは「通常の異性愛恋愛のプロセス」を煩わしく感じているからこそ、「男」として認められる必要の無い、「家庭内の性愛関係」に憧れるのかもしれません。そしてこの「男になりたくない」というメンタリティは、やおい女性が時に口にする「女になりたくない」というメンタリティと符合しているかもしれない、と感じなくもありません。


 ただ、前の意見の繰り返しになってしまいますが、男性にとっての「異性愛拒否」「性役割拒否」から生まれる欲求というのは「近親愛=妹萌え」というジャンルの枠に留まらないような気が、ぼくはします。例えば近親愛の中には「マザコン」も含まれますが、これも胎内回帰といったモチーフを使用することで、通常の異性愛を拒否する形を取ることがありますから。

 近親愛に限らず、幼馴染み萌えとか、ロボット萌えとか、メイド萌えとか、SMとか、いずれも「通常の異性愛恋愛のプロセス」に対するカウンターとして機能していることに注目しても良さそうです。

前回で「やおい」への認識として、1.タブー、2.女性性の排除された空間、3. 精神的なプラトニック、4.絶対的な関係、5.差別されない(もしくは選別する側になれる)、 の5点を取り上げてみたわけですが、それらが、「妹萌え」にも共通しているのではないか、という事を思ったわけですよ。

 2.の「女性性の排除された空間」というのは、「通常の異性愛恋愛の排除された空間」と言い換えるとスッキリするような気も。

 そうするとこれって、ロボット萌えメイド萌えや、SM的な主従関係なんかにも結構当て嵌まりそうです。個人的な主観ですけどね。

 だから、男性の意見としては、「相手が妹である必要がある」というより、「欲求の対象として妹が選ばれることもある」という感覚が近いかもしれません。

「やおい対ロリコン」の関係(2)

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 先日id:XQOさん、id:kagamiさん、id:hititさんらからいただいたコメントから派生して。コメントありがとうございます。

 ぼく自身、本文中で何度も「一部」と注意書きしていたように、先日の指摘内容は、やおい作品やロリコン作品の「一部」に対する指摘でしかありません。ボーイズラブを描きつつ、魅力的で前向きな女性が登場するBL漫画、というのもたまに見掛けるモンです。*2

id:kagami 『izuminoさんが指摘している潮流もあるんですが、それに匹敵する潮流としてカッコイイけどヘンタイ(笑)なお兄さんとロリっ娘でLOVELOVE潮流、及び、子ども×子ども少年少女、ボーイミーツガール潮流の2潮流も先の潮流に匹敵する大きさであるので、一概には云えないかなと…(^^;』

 id:kagamiさんが言うように、ある傾向を持った作品が「一部」に存在するということです。と同時に、同ジャンルの中において「自分の性を拒否する」作品から「拒否しない」作品が「幅広いグラデーションを描いて存在すること」自体、やおいロリコンの似ている部分ではないか、という気がします。

 あ、「気がする」だけですけどね。

 この件についてはまだ考え中なので。


 次に「男性読者は少女に感情移入しているか」「男性読者は自分の性に対して攻撃しているのか」という話について補足です。

 良く言われるエロマンガの特徴として「セックス中に男の顔が描かれない」ということが挙げられます。まず顔が消え、胴体も消えます。ペニスだけが残ったり、そのペニスすらも少女に吸収されて「ふたなり」の部品と化したりもします。

 これは単に「男は描くのが難しいから」「男の顔を見ても萎えるから」という理由もありますが、もっと大きな理由は「女の気持ちになって読みたい」という無意識的なニーズが読者にはあるからだというのがエロマンガ読みの通説です。

 作中のヒロインに快感を与えるにしろ、羞恥心や痛みや絶望を与える時にしろ、読者は(男の立場で)加虐心を満足させる以上に、少女の立場で快感やその他の感情を感じ、満足しているのです。

 でないと、エロマンガにおいて犯されるヒロイン側の心理描写やモノローグが多いことも説明できないのではないでしょうか。

 id:nancyさんはid:nancy:20040802#1091405025

「少女になりたい」という想いと同時に「でも少女を犯したい」という衝動もある、という風に判断してしまいそうなのですが、それでは間違っているのかな? あ、でもそれだと「少女になって男に犯されたい」という願望があるということになってしまうので、それは違うか。全然違うかもな。

とおっしゃってますが、これはその通りだと思います。まさに「自分で自分を犯す」ということ、二重の快感を想像しながら満足する、というのが男性向けエロマンガの基本構造です。ぼくはあまりエロゲーを遊ばないのですが、人によってはエロゲーにおいても同じことだと思います。

 それともうひとつ、id:hititさんのコメントから。

id:hitit 『(前略)男性がロリコンエロ読むとき(AVもですが)の感覚ですが、「少女側に感情移入している」とのご指摘なのですが、私などはやはりあくまでも「ダメ男」側に自分を重ねている気がします。一般的に少女を相手にするポルノで描かれる「ダメ・悪」は「男性性の否定」というよりは「まさに男性的な性的暴力の免罪符」として機能しているのではないか?という疑念が消えません。。。(略)』

 id:hititさんはあまり幅広くエロマンガを読んでおられないのでは、という気がするのですがどうでしょう。いや、id:hititさんの好きな読み方を変える必要は無いのですが、他の読み方が存在しないわけでは無いので。

 (喩えが古くて申し訳ないですが)りえちゃん14歳という漫画家が居ます。彼は自分の描く女の子が大好きで大好きで完璧に少女と同一化しちゃってるタイプ作家で、彼と同タイプ漫画家は数多く存在しますし、そこらへんを「解っている」漫画読みはやっぱり女の子シンクロして読みます。また、町田ひらくもりしげ鎌やんといった作家達の作品を読めば、彼らが作中で振るう暴力は「免罪符」であるどころか、絶え間ない「自己批判」であることが解るのではないでしょうか。

 しかもこの二つの読み方は同居することもあります。つまり、性的に虐げられる少女に同一化しながら男性性を憎悪する、という読み方だってあるのです。

 余談ですが、まるっきり罪悪感を感じさせないロリコン漫画を描く人と言えば、一市裕納や最近の完顔阿骨打あたりでしょうね。この流れにある作品は、男性側に自分を重ねて読む人が多いと思います。

*1:これは本人に恋愛能力が欠如してるとか、そういった問題とは別次元だと考えた方がいい

*2:それでも女性キャラはちょっとした「汚れ役」だったりするけど、嫌味な描き方ではない

kiya_ikiya_i 2004/08/04 21:06 どうも。性的倒錯として「萌え」を消費している連中に自己否定は無いのではないでしょうか。男根主義者にとって自分の性を攻撃するのは、自分の強さを誇示する意思の表れにすぎません。(プロレスラーが自分の強さをアピールするためにわざと攻撃を受けるようなものです)。現にこの手の萌えに関する議論にはしょっちゅう、一般的に性的でないものを本質的に性的なものだと断定し、自分の暴力を認めろだとか、萌えは性的なものだという主張、そして、そのような暴力性を認める人間を、責任を引き受ける立派な大人として見なす風潮が一般的です。これは自己肯定的な価値観です。

kiya_ikiya_i 2004/08/04 21:07 人間には性欲があるという否定できない現実ですが。しかし、それを「肯定」することと「あきらめて容認」することは違います。たとえば、セックスが汚いものだとしても、それをしなければいいだけです。性欲が暴力的なものだとしても、そのような欲望に殉じる必要はありません。しかし、多くの男根主義者にはそういう発想が全くでてこないのが特徴です。男根主義者たちが醜い欲望を描写するポルノを称賛するのは彼らの猥談ではありふれた光景です。犯された女性の心理描写をみても、性的な身体とそれを否定する精神の葛藤において前者の勝利に帰結する「調教」的な物語はポルノ全般において一般的なものです。

kiya_ikiya_i 2004/08/04 21:07 あと、性的倒錯に異性愛へのカウンターを見いだすのは間違いでしょう。単に性欲の方向性が違うだけだと考えた方がよいと思います。男性としての役割を否定しているのに、女性に対して男性的に振る舞い、セックスまでしてしまうような物語を好んで消費するというのは無理がありすぎますね。

kagamikagami 2004/08/04 23:27 私はカッコイイけどヘンタイ(=ロリ)なおにーさん
(代表:家族計画FD主人公等(笑))
とロリっ娘でラヴラヴが一番感情移入できて萌えますね〜。
いや、自分がカッコイイと言っているのでは決してないのですよ?(笑)

kiya_iさんが仰る通り、汚い男×ロリっ娘パターンは、
最も神聖なるもの(処女乙女=ロリ)を汚いもので汚す
という破壊的な背徳を主としていて、汚い奴に自己批判的感情移入する
という人は少数派ではないかと思うのですが、どうでしょうか?

例えば、エロゲで、本当に汚い奴が主人公(=プレイヤー)の
鬼畜エロゲというのはほとんどないんです。
鬼畜ゲーの代表キャラ、伊頭臭作にしろ、
勝沼紳一にしろ、調教師な連中にしろ(虜・SEEK等)、
みんな悪党ですが、悪のダンディズム、悪の悪の美学
を持った誇りのあるキャラクターで、
汚い奴(悪の美学を持たない奴)は、
あくまで、悪の主人公の道具にされる
脇役的役割であることがほとんどです。

kagamikagami 2004/08/04 23:33 すみません。追記ですが、上記はあくまで受け取り側の考えで、
書き手の考えとしては、izuminoさんがお考え通りの自己批判的
な物語を書くということに意欲的な作家はいると思います。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/05 00:25 「少女に同一化」というのは、どうなんでしょう。

男性は、基本的に「快感を感じてる女性」に欲情しますよね。よって、男性向けポルノというのは、女性の反応を、つぶさに描写することに尽きます。逆に言うと、男性向けポルノにおいては、「快感を感じてる女性」さえあれば、男性が存在する必要はない。オナニーでもレズでもいいし、触手であってもいい。

次に、「快感を感じてる描写」には、肉体と精神の二要素があります。肉体への責めに対し、精神的に抵抗したり支配されたり、という描写が欲情の条件なのは、マッチョなエロとして普遍的ですね。

だから、女性の内面を描く方法論が必要となる。そのために、ヒロインは言葉責めに答えたり、猥語で快感を実況したりするわけです。女性一人称視点というのは、そうした内面描写をする方法論の一つであって、その意味では、特別でないと思います。

「女の気持ちになって読みたい」というのは、正確には「女性の内面描写に欲情したい」というべきであり、普通の小説における主人公への感情移入とは別物だと思います。また、ロリに限らず、どのメディアのエロにも通底するんじゃないかと思いますね。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/05 00:36 町田ひらく的な自虐は、私も単なる免罪符だと思います。

そもそも犯す側の男が、作中で、どれほど醜く救われない存在として描かれていたところで、読む側にはそれほど支障ありません。触手陵辱もので、「あぁ俺ってば触手なんだ」と絶望したりする人はいませんよね。それと同じです。

町田ひらくがどう感じて書いてるかは知りませんが、読む側にとって、それは、「少女には欲情するけど、本当はそれは悪いことなんだけど、ボクは自覚してる。自覚してるから、このダメ男とは違う」というレベルの心理でしょう。

悲惨な女の子萌え+自己憐憫の快感。それによって、劇中の、男性的な性的暴力を、一旦「自分には関係ない。悪いのは、この男」と切り離す免罪符、と捉えるほうが、単純でわかりやすいと思います。

izuminoizumino 2004/08/05 05:44 初めましての方も含め、コメントありがとうございます。えー。特にkiya_iさんと望月さんの読みに対してですが、ここまで(ぼくが考えている/既読の漫画評論から得てきた所の)「エロマンガ的な読み」が殆ど考慮されていないことに正直がっくりしてしまいました。要約すると「男性向けポルノだから男性読者は男性視点で見ている筈だ」という意見だと思いますが、それはあまりにも「モダンな読み」に過ぎるのではないでしょうか。古い文芸批評の世界で「女性読者は男性作家が書いた男の主人公になりきって小説を読むことができない筈だ」という意見があったのと同じような、思考の硬直さを感じてしまいます

izuminoizumino 2004/08/05 05:56 例としてハードコアなSMもの/調教ものなんかが顕著ですが、虐げられるヒロインを見て読者が感じるのは、「気持ちよさそうだなあ、俺もこうなりてえなあ」というマゾヒズムです。マゾヒズムを媒介せずとも、「気持ちよさそうだなあ、こんな風に性欲の対象になりてえなあ」という読み方は充分ありえるでしょう。これは読者に女性化願望があるのではなく、ただ「ヒロインの感覚」と同調して読んだ方が「もっと気持ちいい」から、エロマンガ読みはそのように読むわけです。こういった認識に欠けるというのは、やはり幅広くエロマンガ(エロマンガ評)を読まれていないのでは……、と思ってしまうのですが

izuminoizumino 2004/08/05 06:02 そして以上のような読み方は、エロマンガ読みだけでなく、大抵のオタクは潜在的に持っているものだと思います。それを否定する人が居るなら、無意識に否認しているか、非常に男根中心主義的な人のどちらかではないでしょうか

izuminoizumino 2004/08/05 06:20 >kiya_iさん 男根主義者的な立場は、そういった形でありえると思います。それ以外の所で反論しますね。//まず「性的倒錯として(中略)連中に自己否定は無いのではないでしょうか」とのことですが、性的倒錯(性嗜好異常)者の世界では自己否定は常につきまとうものであって、なのに性的倒錯という言葉を使って「自己否定が無い」と言ってしまえる考え方には不用意さを感じます。//「性的倒錯に異性愛へのカウンターを見いだすのは間違いでしょう」これも勘違いされてると思います。ポルノ(例えばロリコン、近親姦モノ)の消費者は病理的な性的倒錯者ではなく、娯楽として「倒錯的なもの」を求めているケースが大半だと思います。病理的なペドファイルがロリコン漫画を読むことの方が少ないでしょう。ではなぜ病理的でない人達がロリコンや妹萌えを求めるか、と言えば様々な私的理由があって、その一部に「異性愛恋愛へのカウンター」を見つけることもできる筈です

izuminoizumino 2004/08/05 06:42 >kagamiさん kagamiさんの意見は、単に多数派か/少数派かという程度の問題だと思いますから、概ね賛成ですね。//さて、本当に「自己批判的感情移入は少数派」で、望月さんの言うように「自虐は単なる免罪符」なんでしょうか? ここから先は作家論/創作論にも繋がりそうなので、慎重に語る必要があるように思えます。これといった武器も用意してないので、今は深く踏み込みませんが

izuminoizumino 2004/08/05 09:34 kiya_iさんにもうひとつレスを。「男性としての役割を否定しているのに(中略)セックスまでしてしまうような物語を好んで消費するというのは無理がありすぎますね」妹萌えする「お兄ちゃん」達って、率直に言って「男らしい」ですか? むしろ「男らしくない」か、「妹のおかげで辛うじて男らしくなる」のいずれかだと思いますけどね。原作シスプリの兄や奈須きのこワールドの兄のように、「奇妙なくらい男らしい」サンプルもありますが、あれらは特異な個性と呼ぶべきでしょう(彼らは妹萌えに対して禁欲的に振る舞ってますしね)。非・生産的な家庭内でのセックスなんてのは、非・男性的な役割の最たるものだと思いますが

izuminoizumino 2004/08/05 09:40 (続き)……って主張すると、またkagamiさんのいう潮流とぶつかりそうなんで(笑)一応フォローすると、男らしい妹萌え、雄々しいロリコンというのもちゃんと存在すると思います。ただ、「男性性否定〜男性性肯定」のグラデーション(あるいはツートーン?)がロリコンの中で観察できる、という話なんですね

kiya_ikiya_i 2004/08/05 17:24 私は感情移入を問題にしたりはしてないのですがね、別に女性に感情移入して男根に依存しても男根主義の否定にはなりません。これはあくまでも美学と価値観の問題です。悪だの汚いだのと否定するようなものなら、そもそも書かなければいい。それが、まっとうな思考というものです。≪しかし、多くの男根主義者にはそういう発想が全くでてこないのが特徴です。≫

kiya_ikiya_i 2004/08/05 17:25 私は言いたいことは「自己批判的感情移入」などではありません。自己否定的アピールは、男根主義者達にとって共感を呼び、美学として(性欲ごと)肯定されるという事です。免罪符などといった、ぬるいものではありません。感情移入自体は犬猫であれ無機物であれ何にでも可能な行為なのであって、ことさら問題にするようなことではありません。私の言っていることはこの種のメンタリティを自覚できないと理解しにくいと思います。

kiya_ikiya_i 2004/08/05 17:26 また、私が性的倒錯といったのはizumino氏が提示した「萌え=性的倒錯」という文脈の上でのことです。(現在こういう文脈が一般的なのは否定しがたい事実です)病理的な性的倒錯者などは問題にしておりませんし、どうでもいい話の流れでしょう。あと、セックスの生産性を問題にする「通常の異性愛」というのはどこにあるんでしょうか。そういう考えの異性愛者は頭の古い連中として馬鹿にされていると思います。非男性的な妹愛者というのは存在するでしょうが、ポルノ消費者や萌え(性的倒錯)に見いだすのは無理があります。

izuminoizumino 2004/08/05 17:54 >kiya_iさん すみません、唐突に結論だけが導かれていることが多くて、とても難解に感じる部分が多いです。「男根主義者にはそういう発想が全くでてこないのが特徴です」「こういう文脈が一般的なのは否定しがたい事実です」「頭の古い連中として馬鹿にされていると思います」「見いだすのは無理があります」あたりなど、結論に至る論拠が提示されていませんので、その裏にある意図や文脈が読み取れません。kiya_iさんの中では「この種のメンタリティ」として自覚可能な事象かもしれませんが、上記内容ではなかなか理解しがたい所です

izuminoizumino 2004/08/05 18:19 (続き)それと、ぼくは男根主義者は男根主義者的な考え方をする、という点に関して一度も反論していない筈です。この場では「完全な男根主義者になりきれない人間」の話をしているのであって、そこで男根主義の主張を繰り返されても困ります。湖の話をしているのに海の話を主張するようなものでしょう。//感情移入を問題にコメントしていたのは望月さんだけでしたね。誤読していたようです。お詫びして訂正します

izuminoizumino 2004/08/05 19:24 「セックスの生産性」という言葉に補足しておくと、これをkiya_iさんは「産めよ増やせよ」という狭い意味で理解されているようです。社会的に認知される形で恋愛し、恋愛産業や家庭経済に参加せよという、広い意味での生産性であり、それこそが一般に「恋愛(異性愛)」と呼ばれるものでしょう。対して近親愛は(リアルにせよ、萌えにせよ)家庭内に閉じたものであり、往々にして生産性を持たないものでしょう

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/05 19:43 改行の件に関しては失礼しました。そっかはてな全体でtexetareaになってたんですね。さておき。「気持ちよさそうだなあ、俺もこうなりてえなあ」的な読みは、当然あると思います。というか、それは「エロマンガ的な読み」、特殊な読みではなく、そもそも男性のエロって、そういうものではないかという疑問です。だって普通のAV見てる時、「気持ちよくなってく男優」に感情移入しませんよね。たいていは、女優がよがるのに注目するのであって。女性を見て「気持ちよさそうだなあ、俺もこうなりてえなあ」と感じてるんじゃないですか? それは上に書いた「女性の内面描写に欲情したい」気持ちであると思います。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/05 19:51 逆に、むしろ「気持ちよくされる男」に感情移入できるような描き方は、漫画、小説といった内面描写を書けるジャンルの得意とするところだと思います。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/05 19:55 フィクションにおいて異性に感情移入することは可能ですし、エロ漫画も、同じです。ただ、エロ漫画における女性の内面描写や、醜い男の書かれ方は、エロの文法に則した意味があると思うわけです。その上で、そこからはみ出そうとする作家も読みも存在するでしょうが、元の意味を見落として、「女性一人称→男は女になりたい」という流れは、受け入れがたいということです。

izuminoizumino 2004/08/05 21:08 >望月さん 一つずつ答えます。//本文ではエロマンガ「だけ」の特徴だとは書いてません。ぼく自身詳しいサンプルとしてエロマンガを説明に使用し、その後で「エロゲーにおいても同じことだと思います」と書いてますよね。AVや官能小説にも通底することでしょう。//その上で、一部のエロ漫画家・ロリコン作家(そしておそらくは一部のAV監督・小説家も)が描こうとし、受け手が甘受するのは、望月さんが普遍化している所の「女性の内面描写に欲情したい」というレイヤーを越えた別のレイヤーの出来事であり、つまりそれが「少女と同一化」ということです。この両レイヤーの差違は区別して認識するべきでしょう。「同じもの」ではないですから。//「元の意味を見落として(中略)という流れは、受け入れがたい」本文で「エロマンガにおいて犯されるヒロイン側の心理描写やモノローグが多い」と書いたのは、基礎的なエロ文法における心理描写と比較しての「エロマンガにおいて多い」という意味だと補足しておきます。その過剰な「多さ」が「欲情」レイヤーから「同一化」レイヤーへのブレイクスルーを産んでいると言ってもいいかもしれません。//正確には単に「多い」だけではなくて、男性視点に向けられる媚態的な描写ではない、むしろ女性視点の内面へと向かう心理描写が「多い」、ということなのですが

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/05 23:10 一般にストーリーにおいて、「キャラに感情移入させること」というのは出発点です。つまり、読者の注意を引いたキャラの心情を変えることで、読者の感情にアクセスするわけです。この時、キャラの感情と、読者の感情は、必ずしも一致しません。ホラーであれば、「志村、うしろ、うしろ!」的に、キャラが心配してない時に、読者が心配したりする。あるいは逆に、非業の死を遂げるキャラを笑ったりする。コメディにおいては、キャラがひどいめに合って困るのを、観客が爆笑する。エロも同じですね。女キャラがひどいめに合うのに、読者が「性欲」という感情を覚えたりする。感情移入というのは、「そのキャラが気になる」であって、「そのキャラである。そのキャラになりたい」というのとは違うんですね。そして、感情移入によって、引き起こされる無数の感情の一つとして「欲情」がある。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/05 23:17 逆に言うと、女の子の内面を、丁寧に、(エロではなく)共感をもてるように描く、ということ描写は、ストーリー性のあるエロには重要でしょう。それによって、感情移入を引き起こし、「欲情」の感情を強く揺さぶるわけです。見ず知らずの人より、よく知ってるキャラが犯されるほうが感情の触れ幅が大きいわけですね。私から見ると、それは「ブレークスルー」ではなく、極当然の、あらゆる作品に共通の方法論に見えます。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/05 23:33 長々と書いたのは、izuminoさんの考える「同一化」というのが、俺には、よくわからない、というのがあります。上で書いたような、単純な感情移入なのか、それとも、カルト作家に心酔して「この人は僕だ!」と思いこむような、もっと強い同一視なのか。前者は普遍的だし、後者は、俺のアンテナだと、あんまり見あたらないなぁ、というのが感想です。「りえちゃん14歳」には、特に「同一化」は感じませんでした。町田ひらくは「男はダメだ。美少女に生まれたらよかった」みたいなセリフをよく描いてます。これは、もしかしたら、そういう主張に心が動く人がいるのかもしれませんね。俺はあまり引っかからないんですが。

izuminoizumino 2004/08/06 05:06 >望月さん この対話の不和原因ですが、おそらくは望月さんがひっかかりにくい体質であっただけ、のように思います。言いたいのは、(seishinouyaさんのような)「男根主義者!」な人達と、「同一化」を志向する人達を両端にしたグラデーションが確実に存在するんだという事実の指摘です。そこで発見できるのは「あらゆる作品に共通の方法論」などではなく(創作法というマクロな視点からすれば共通して見えるかもしれませんが、マクロ視点での共通点探しはキリが無いでしょう)、端から端まで異なる方法論/読み方が試みられている筈です

kiya_ikiya_i 2004/08/07 22:53 私は十分に論拠や意図が読み取れるレベルで話をしていると思います。それができないのはizuminoさんが男根主義者であるか、もしくは単に頭が弱いからにすぎないです。たとえば、萌えの定義を「性的倒錯」だとする文脈はあなたが7/22の日記で書いていることで、文脈が読めないなどと言われるとこっちが困ってしまいます。ついでに私の意図を説明すれば、ある種の表現を「自己否定」だとみなすのは間違いだと言っているのです。その理由を私は性的倒錯だからなどとは言っていません。単に「自己批判」や「男性憎悪」をしているはずの人が、なんら自己否定的な態度や発想が出てこないことを理由にしています。

kiya_ikiya_i 2004/08/07 22:54 例えば、男性の「性欲」や「暴力」を嫌悪している女性の立場にとって、セックスは恐怖の対象であって、ホラーとして読まれることはあってもポルノとして描かれたり消費されたりすることはありません。そのような発想が無く、「マゾヒズム」などとして読まれるのは、単にほんとうは嫌悪されていないからだと考えるるのが妥当でしょう。(男根主義者達は自身のメンタリティを「獣欲」だの「ビョーキ」だの「心は常にレイプマン」などとネガティブな言葉をあたえることが多々あるが、それは負い目としてではなくステータスとして扱われる)で、その手のポルノを自己批判として消費していたとしても、そのような場合、ポルノである事への不満が出てくるのが相場ですがそれもありません。そうした事態を提示せず「男性性を憎悪」する読者がいるというのは端的に誤りでしかありません。

kiya_ikiya_i 2004/08/07 22:55 あと、izuminoさんの言ってる「通常の異性愛恋愛」というのはわかりましたが、「やおい」や「近親愛」をカウンターと解釈するのは無理です。とりあえず、反社会的なもの(カウンター)と非社会的なもの(周辺や外部)の区別くらいはつけてください。最も、典型的な「通常の異性愛」へのカウンターはフェミニズムや男性学などの類ですが、それらとの接点がほとんど無いのが特徴です。(やおいの解釈にフェミニズムの理論を援用することはあっても、フェミニズム運動をしているやおい消費者はほとんどいない)また、≪精神的なプラトニック≫という前提自体、やおいにも「萌え」にも当てはまりません。「萌え」とは現在では性的倒錯や特殊な性欲の対象を指す用語で、≪大抵の人は萌えを語る時に「対象に対してどう感じるか(エロいか、エロくないか等)」をメインに語ろうとする≫とizuminoさんもおっしゃってますが、ここでは結局よりエロい(萌える)ことこそが美点とされ、単に恋愛産業の生産する価値観で「萌える妹」が選ばれるに他ならないからです。

motidukisigerumotidukisigeru 2004/08/08 06:13 kiya_iさんの議論において、フィクションに対するスタンスと、現実に対するスタンスが重ねて語られていることで、混乱が招かれていると思います。たとえば、私は、現実には、レイプはいかんと思っておりますが、レイプを描いたフィクションは好きです。
自分の中に、ある種の欲望に反応する性質があることは否定できませんし、欲望がフィクションの上で止まる限り、そうした欲望を消費することにやぶさかでないです。同様に、私は、世界平和に貢献することはよいことだ、と思っています。で、ここに「世界平和」について描かれた漫画があって、読み終わって非常に感動し、その漫画の主張に共感したとします。だからって、明日から国際活動するかというとそうじゃなくて、募金の一つもせんで、ぼーっとするわけです。これ自体も、特に否定されるべきことじゃないと思います。kiya_iさんは、「単に「自己批判」や「男性憎悪」をしているはずの人が、なんら自己否定的な態度や発想が出てこないことを理由にしています」とおっしゃりますが、漫画を読む時に「自己批判」や「男性憎悪」のテーマに共感しつつ、実際の人生において、自己批判、男性憎悪的行動をとらないのは、以上のように、普通に、有り得ることだと思います。自己批判及び男性憎悪を、単なるフィクションとして自虐的な快感を得ている場合。同様に、自己批判および男性憎悪のテーマを受け入れながらも、だからといって行動に移すほどでない場合。どちらもよくある場合だと思います。極端な言い方すれば、「カラテ馬鹿一代」を読んで、マッチョな価値観で楽しんだとしても、だからといって、「じゃぁ、俺も、明日から片眉剃って山籠もりだ!」となるわけじゃないわけっすよね。izuminoさんのおっしゃってるのは、「自己批判」「男性憎悪」という「漫画の読み方」が存在することであって、それが、即、「人生の生き方」に直結はしてないでしょう。

akitoakito 2004/08/08 13:24 えーと、これだけ沢山書かれたあとにコメントしても読まれない可能性は高いですが、一応。脂肪じゃなくて、乳糖が分解できないで腹痛が発生している可能性もあります(生乳での腹下しはそっちのが一般的なので)。日本人は牛乳を飲むように作られていないのですよ。「乳糖 分解 日本人」あたりで検索すれば色々とでてきますよー。

izuminoizumino 2004/08/08 17:19 >akitoさん わざわざどうも。今度本人に伝えておきます(笑)

izuminoizumino 2004/08/08 17:20 単なる腹下しとは、明らかに別の症状(痛み)みたいなんですけどね。下痢するわけじゃないし

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Tue 2004.08/03

『特捜戦隊デカレンジャー』第24話「キューティー・ネゴシエイター」

| 『特捜戦隊デカレンジャー』第24話「キューティー・ネゴシエイター」を含むブックマーク

 期待通り、テツが他五人の解説役・引き立て役・持ち上げ役の一人三役をこなしていて満足の出来上がり。あの演技のヘタさ加減を、生意気そうな役柄を与えることで見事に昇華している所も、実にいい仕事だなあと誉めたくなります。

 レッドは持ち前のガン=カタ、ブルーとグリーンはボス直伝らしいチャンバライエローはクノイチっぽいチャンバラ、自己主張の強いピンクはちょっとユニークなフェンシング、と一連の戦闘シーンだけで「キャラクターを感じさせる」演出が楽しい

 でもやっぱりデカブレイクのアクションは空手だなあ。しつこいけどそこだけが不満ですよー(贅沢)。

『蒼穹のファフナー』第5話「約束〜ちかい〜」

| 『蒼穹のファフナー』第5話「約束〜ちかい〜」を含むブックマーク

 何故だか文句も言わずに普通に観ている作品。

 何が面白いんだろう、と考えてみたんですが、なるほど「中学生がハマってるような作品を素直に楽しめてる自分の状態」を楽しんでるんだなと。

 つまり「最近の若い世代はこの程度のアニメにハマってるのか……」と残念がるよりも、「若い世代と同じ目線で作品を楽しむ」方が精神衛生上良かろう、ということかもしれません。

 ぼくは昔から「今の若い世代は何を観てるんだ? 調べなきゃ駄目かな」とか「最近はこんなのが人気あるのか? わからん」とか言うようなオタクにはなりたくないと思っていたので、このことに関してだけはちょっと嬉しい。

(逆に大人向けアニメ・コアなオタク向けアニメ相手だとダメなものはダメ、と言いたくなるらしい)


 まぁ確かにダメな所多いですけどね。作劇上の「無意味な死」が多すぎる所とか、ダメだろと。敵モンスターの無敵っぷりに対して、その対抗手段の理屈が明示的に描かれないのもなんだかなあという感じ。あんな弱い戦艦、なんの為に造ってるのよ。ファフナーが敵の攻撃の直撃を食らわないのはなんで? ミノフスキー粒子とかATフィールドとかに代わるSF設定は無いんですか。

 ところで、この回は一貫して女の子視点で物語が進められているあたり、やっぱり作り手は女の子の視聴者層を意識しているんでしょうか。

『マンガ産業論』を読みましょう(Living with IMIGRAN & MINERALS)

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 これはまた、購読欲をそそられるレヴュー。読みましょう。

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Mon 2004.08/02

姫と呼ぶ文化圏(2)

| 姫と呼ぶ文化圏(2)を含むブックマーク

 やはり反応は無いか、と思ってたら、ひとつ来ました。

 しかし本文とは関係ないところをまず取り上げるあたり、アンフェアですね。

 直接リンクしなかったのは、ぼくがこの話題「全体」を対象にしていて、発信元は発信元でしかないと見ていたからです。だからトラックバックを送るなら、話題になっていたサイト全てに送った方が良かったかもしれませんね。理想的なのはURLを箇条書きにして「話題の流れ総括」みたいなのを冒頭に置くべきだったんでしょう。次からはそうするようにしましょう。

(あと最近サイトコミュニケーションをあまりしていなかったので、リファを飛ばさない記事に何人が反応してくれるか、というのを試したい欲求に駆られたからだったりします)


 さて、簡潔に書かれてはいるけど本文に対するレスポンスにはなってなくて、こちらの問い、単刀直入に言えば「何故あなた達の議論はそんなに鈍いんですか?」という疑問の答えにはなってくれていませんね。

 加野瀬さんが言うに「悪くいえば偏見みたいなことは、どんどんみんなが書いて、それについて語り合って修正していくほうが最終的には良いと考えている」だそうですが、こちらの記事本文には殆ど触れずにスルーしているようでは、「修正していくほうが最終的には良い」とはなかなか思えません。


 まぁネットでは普遍的なことで、今更なんですけど、「広がりやすい話題」と「議論の鈍さ(偏見の深さ)」の相関関係の例を久しぶりに見たような気がしたので、ちょっと興味が湧いた次第です。つまり、こういう議論ってオタクくさいよなあと思ったと言えばいいでしょうか。それが悪い、とまでは考えませんけど。

「やおい対ロリコン」の関係

| 「やおい対ロリコン」の関係を含むブックマーク

 はてなキーワードセクシュアリティ」をチェックしていたら、

ウチと似たようなことを考えている女性の意見を発見。「やおい対妹萌え」の共通点を確認するという、大学生っぽいディスカッション、とのことでちょっと参加を。

 ちなみに似たような、というのはぼくがここ(id:izumino:20040730#c)で初めて書いたことで、この場合「やおいロリコン」という対置にしてあります。やおいにも二次創作からハードBL、ソフトBLと細かく区切ることができるように、「妹萌え」も「ロリコン」の1カテゴリとして区切った方がいいでしょうから。*1

 やおいの世界が幅広くあるように、ロリコンにも「甘々な妹萌え」から「痛々しい妹萌え」、「鬼畜ロリ」と、幅の広い世界を持っていることをお忘れ無く。


 で、ぼくが共通点として付け加えたいのは、どちらも「自分の性を拒否する」という面を持っている点です。

 女性にはあまり実感が沸かないかもしれませんが、男性向けエロ漫画の一部(特にロリコン漫画)は、男性性を排除しよう、あるいは攻撃しようという方向性を持っています。画面構成はもとより、お話としてもそうです。

 例えば、可愛らしい少女を犯す男性は必ず「悪」「ダメ人間」として描かれ、時に作者の手(その代行者として犯された少女自身が選ばれることもあります)によって殺されたり、呪われたりもします。これは、やおい作品(の一部)で女性が少年よりも低い扱いで描かれることと近いのではないでしょうか。

 そして、やおい読みが「内なる女性性を拒否しつつ」「少年に感情移入している」ように、エロ漫画読みは「内なる男性性を拒否しつつ」「少女に感情移入している」という類似構造が見いだせます。

 また、誰が言ったのかは忘れましたが(多分、藤本由香里辺り?)、やおいに登場する男性達が「少年化した少女」であると指摘*2されていた一方、永山薫という人は、ロリコン漫画に登場する少女が「(バストや腰のくびれを持たない)去勢された少年」であるという指摘*3をしています。要するに形を変えた自己愛であると。


 両者に細かな違い(自分の性が当事者として存在するか etc)はあるんですけど、それはやはりセクシュアリティの差の問題でしょうね。

 ブツ切りですがとりあえずこの辺で。ご感想いただけたら嬉しいです。

  • 追記

 先方のコメント欄で

id:hitit 『(略)僕自身が「やおい」「妹萌え」の共通項と思い、かつずるいと思っているのは、「自分の汚い性欲」を直視しないこと。妹萌えは家族愛というフィルタかけておっしゃるように「プラトニック」を偽装している。でもほんとに性欲どうでもいい人は「やおい」にも「妹萌え」にもむかわねーだろ?って気がしてます。。』

という意見もあるんですが、「女性の汚さをまず描いてから少年同士の愛情の美しさを対比させて描く」やおい作家が居るように、「妹(ロリータ)に向けられる性欲の汚さを中心に描く」ロリコン作家も居るんですよね。ぼくはむしろその、id:hititさんが見落としている部分に共通項を見つけるわけです。


※)一応注意! こういうのはディスカッションの一環ですので、みなさん真に受けられぬようお気を付けください。

姫と呼ぶ文化圏(2)についてのコメント

| 姫と呼ぶ文化圏(2)についてのコメントを含むブックマーク

 コメントありがとうございます。あと『マッハ!!!!!!!!』評に反応は嬉しかったです。そのポイントが気になる方には文句なくオススメですね。

個人的には、今回の「ARTIFACT-人工事実-」「ARTIFACT@ハテナ系」さんの様な考察サイトを読んだり、それについて(特にトラックバック機能を使って)言及したりするのは、自分が実生活で知人と居酒屋やら何やらで「ドラゴンボール孫悟空が超サイヤ人になると金髪碧眼に変化するのは何でだろうね。」「やっぱ日本人の白人文化へのコンプレックスの表れでしょ。」「それだと髪の毛が逆立つ理由にはならないじゃない。」みたいな遣り取りをするのと、ちょっと似た感覚でして。

 こちらの疑問に明確な答えがあるとすれば、「それが楽しいから」なんでしょうね。その楽しさ自体を理解していないわけではないです。

 そちらの例え話を読んで気になったのは、その「居酒屋の馬鹿話」──例ではスーパーサイヤ人相手にするような馬鹿話──と同列に「姫」を馬鹿話にしてもいいんですか、ということです。

 ドラゴンボールは「みんな漫画として読んでて知ってる」からこそ、一回転して笑えるネタに昇華できますが、今回のように「実際にいくつも存在するコミュニティの話であって、しかも議論の参加者が実態を良く知らずに語っている」ような状況では、ネタとしても昇華されてなくて「気持ちが良くない」と書いたわけです。


 もし「日本人の白人文化へのコンプレックスの表れでしょ」と同じような「鈍い」ノリで「姫」を(居酒屋でも)語ってる人が居たら、変だなあ、とは思いませんか。

 id:SHIKAIKILYOUさんは目撃談としての意見がまずあって、それと区別して語りに入ってますから、まだいいと感じましたけどね。

*1:妹はロリじゃない! と主張する人も居ると思うが、ここでいうロリコンは「妹系タレント」とか「ロリ巨乳」といったものも含む広範囲のロリコンだと思って欲しい

*2:これ自体は古い意見なので今は否定されがちですが

*3:これも古い意見なんで、最近これを意識してるオタクは少ないでしょうね。エロ漫画読みにとっては常識だと思うんだけど

XQOXQO 2004/08/02 16:47 初めまして。当方もはてなで活動開始させて戴いて以降拝読致しておりました。 さて、[memo]「やおい対ロリコン」の関係と題された一文、興深く読ませて戴きました。恐らくやおいに関係する一部の人々の持つ一面を言い当てられた文章ではあるまいか、と思っております。「女性の汚さをまず描いてから少年同士の愛情の美しさを対比させて描く」と言うのは井原西鶴も『男色大鑑』で使った手法ですね。

kagamikagami 2004/08/02 20:08 izuminoさんが指摘している潮流もあるんですが、それに匹敵する潮流としてカッコイイけどヘンタイ(笑)なお兄さんとロリっ娘でLOVELOVE潮流、及び、子ども×子ども、少年少女、ボーイミーツガール潮流の2潮流も先の潮流に匹敵する大きさであるので、一概には云えないかなと…(^^;

hitithitit 2004/08/02 21:06 はじめまして。コメントとりあげていただき、ありがとうございます。男性がロリコンエロ読むとき(AVもですが)の感覚ですが、「少女側に感情移入している」とのご指摘なのですが、私などはやはりあくまでも「ダメ男」側に自分を重ねている気がします。一般的に少女を相手にするポルノで描かれる「ダメ・悪」は「男性性の否定」というよりは「まさに男性的な性的暴力の免罪符」として機能しているのではないか?という疑念が消えません。。。逆に言うと、ほんとにそこを突き詰めて支配−非支配関係が倒錯する瞬間のダイナミズムまで描けているエロ漫画はきっと面白い!という気がします。

Sun 2004.08/01

『マリア様がみてる〜春〜』第5話「いつしか年も」

| 『マリア様がみてる〜春〜』第5話「いつしか年も」を含むブックマーク

 人物のタッチが独特で楽しめました。でも作画監督はチェックし損ねた……後で確認しよう。

 いやあ、演出が手堅い、手堅い。手堅すぎて今回はあんまりツッコめませんね。ちょっと絵の力に頼りすぎてた感はありますが(聖の眠そうな感じとかは伝わりにくかった)。

 Aパートの最後、「タメ」の作り方がちょっと変で勿体なかったかな。Bパート最後の台詞は順番に読ませるんじゃなくて、三人できっちりユニゾンさせた方が個人的にはグッと来たと思います。


今週の良かったところ:画面作り

今週の残念なところ:次回予告

  • 追記

 つまり画面作りや演出という面ではそろそろ及第点を差し上げていいんですが、その次は文芸面を強化してほしいですよねえと贅沢を言ってみます。

『ふたりはプリキュア』第26話「さよならメップルミップル!?やだー!」

| 『ふたりはプリキュア』第26話「さよならメップルミップル!?やだー!」を含むブックマーク

 部分々々のアクションや演出は盛り上がるんですけど(部分的に良かったカットやシーンを挙げることはできる)、設定が小出しすぎたり台詞の説明だけでドラマの積み上げが無かったりと、お話の結果だけを見せられている気分になりますね。ダークファイブとの戦いが殆ど無かったことにされてるのもなー。

 とにかく伏線出し過ぎで焦れったい! 本当にこの風呂敷は畳めるのだろうか……とドキドキしますよ。こういう焦らし方は作劇としてアンフェアだよなあ。

 とりあえず「自分の近しい者の為に戦う」という行動理念がはっきりと提示されて、ドツクゾーンと光の園が表裏一体だという『五星戦隊ダイレンジャー』*1的な世界観であることだけは判明しました。だから、「ジャアクキングを倒してもクイーンは滅んでない」→「闇の力はまだ生き残っている」→「新たな闇」っていうことなんでしょうね。

 ああ、さなえおばあちゃん(あと忠太郎と例のクラスメイトふたり)以外の人間はプリキュアの戦いを知りもしていなかった……という、このクールのシメ方は良かったと思います。逆に次クールからはどんどん人類が巻き込まれていく展開を期待したいんですが。あとおばあちゃんの過去編な。

*1:善玉が悪玉を倒してもどちらか一方が生き残っている限りもう一方も復活し、永久に戦いが繰り返されるという凄い設定だった

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