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『BSアニメ夜話』第4回「CCさくら」

 ううー?(苦虫を噛みつぶしたような顔)
 ま、まぁ最悪の事態にはなってないわけで、まだ良い方だったのかもしれない。意外だったのは司会の女性が初見なのにかわいいかわいいと絶賛してたこと。あーオッケーなんだみたいな。
 以下ツッコミ。

  • 衣装のバリエーションを導入したアニメについては1994年の『ママレード・ボーイ』があるだろうが! とツッコみたくてしょうがなかった。まぁ衣装の点数は全然違うわけなんだけど、CCさくらが初めてやりましたなんて言っちゃダメだろう。なんで誰も言及しないんだ
  • 岡田さんがすごく佐藤心と距離を取ってたのが印象的だった。さすがに付き合いにくい部類の相手なんだろうなぁ。牽制しまくり
  • んで佐藤心は喋れてなかったなあ
  • 他のコメンテーターも殆ど機能してなかったわけだけど。ただ好きなだけじゃなくて詳しい人か現場の人を連れてこなきゃダメでしょう
  • やっぱどうせやるなら『美少女戦士セーラームーン』を先に扱うべきだったんじゃないかと。サトジュンと幾原邦彦が技術的にも色々やってるんだし
  • その場合、アニメマエストロのコーナーでは「漫符」の解説になってたのかな
  • 否定的な岡田さんにはクラリス萌えとさくら萌えの違いを説明してほしかったな

 一作品として見た場合の『カードキャプターさくら』はなんだかんだでとても優れていると思います。日常描写とかの「見せる」テクニックでいえば、あれはなかなか越えられないでしょう(プリキュアなんかは越えてない。どれみはなんとかいい勝負)。
 まぁ心情的には岡田さんの見方に近いんですけどね。「ディズニーランド」っていうのは高畑勲が否定的に使ってた言葉でもあるし。


 うーん、何が後味良くないって、未来を感じさせる話になっていなかったからだと思います。結論が「かわいい」と「萌え」だけになってたから。
 かろうじて池田憲章さんが「CCさくらの下には少女漫画の鉱脈が広がっていると思う」みたいな発言をしてましたが、それもスルーされてましたしね。