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『ふたりはプリキュア』第41話「負けないってばー!!闇の力をぶっとばせ!」

 何度目にかになるラクロス大会編。決勝に勝てたのだから実は優勝してる筈で、もっと勝利の喜びに時間を割いてやった方が……まぁ、プリキュアはスポーツアニメじゃないんですけどね。
 説明台詞が非常に少ない上に「絵で事情を説明」できてるわけでもないのがプリキュアの悪い特徴で、今回もそんな感じ。でも子供番組としては「わるもん側がポルンの秘密に気付いちゃったよ」ってことさえ伝えられればそれでいいのかな。
 ちなみにぼくは光の国の「全てを生み出す力」とドツクゾーンの「全てを食い尽くす力」が対のフレーズだったということに今更気付きました。そういう重要そうな概念はちゃんと強調して演出してほしいぞ。ダークストーンとかそういう設定があれば良かったんでしょうが。
 そういう意味では今回は設定の説明に終始していた回で、他の点としては日常と非日常の描き分けが今までになくはっきりしていて良かった、とか(これは「非日常空間に入った主人公達の視点」から「自分達が元居た日常空間を鳥瞰的に眺める」という構図が珍しく使用された為)。今回ほど「今敵に襲われたら凄く困る!」っていうシチュエーションは無かったと思いますし、こういう非日常の描き分けが、来週の更に輪を掛けて浮世離れしたエピソードにも繋がって活きてくるんじゃないでしょうか。
 というか来週は面白そう。変身前に離ればなれになるシチュエーションはあっても、変身後に離ればなれになるシチュエーションって無かったんですよね。こういった障害を繰り返し描くからこそふたりの精神的成長を描くことができるんじゃないでしょうか。
 最近はバトルのロケーションや決着の仕方などにワンパターンではない変化が付けられていて、シリーズ構成上の動きが感じられますね。いわゆる「日常編」は先々週辺りで区切りが付けられているのかもしれません。

来年のプリキュア予想をしてみる

 タイトルは『ふたりはプリキュアMax Heart』なので相変わらず主役はふたり、と言われてますが


「主役は新キャラを加えて三人、でも同時に変身できるのはふたりまで。だから『ふたりはプリキュア』」


というシステムはどうでしょう。
 偶然一緒だったペアが変身するとか、ひとりを救出するために残りが変身するとか。それも三通りの組み合わせで必殺技が異なる感じでそして日常パートでは三角関係などをこうひとつ。
 ……なんかそういう合体システムのあるロボットアニメがあったような気がしないでもないな。
 あああれだ。『トップをねらえ!』のノリコとお姉さまとユングの関係だね(違う気もする)。
 うーん同人材料としては申し分のない設定に思えてきました。どうですか東映さん。もう遅いですが。

↑それはたぶん

 『忍者戦士飛影』らしいです(id:ma-asa:20041128#p2より)。うお、観てねえ。
 三体じゃなくて四体ですけど、ガオガイガーのシンメトリカル・ドッキングなロボ達も似たような設定でしたねえとか。6通りの合体で。


 しかし三角関係なプリキュアは本気で観たくなってきたぞ。マリみてでいう「縦」のスール制度を「横」にした感じですね。