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Thu 2006.06/29

ロフトプラスワンのメカビイベントに参加してきます

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 7月1日に行われる、「関係者だらけ!? 『メカビ』売れてありがとう公開打ち上げ!」に関係者として呼んで頂けましたのでちょっと参加してきます。


 そちらでお世話になる皆さん、当日は宜しくお願い致します。見かけたら声をかけてやって下さい。

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Wed 2006.06/21

小林尽『School Rumble』13巻

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 スクランの12,13巻相当の連載分は、≪スクラン考3≫の執筆中に読み返しまくっていた部分なので、単行本になったものをペラペラめくってるだけでもジワリとこみあげてくるものがあります。

 特にスクラン考3の後半は、ぼく自身の人間観が良く出たものになっていて、だから「スクランはこういう話だ」というよりも「俺にはこう読める」という性質の内容だということは読めば解るんですが……ここで一応断っておきましょう。

 でも、そういう読み方のできた作品ほど思い入れが強くなってく傾向はあるでしょうね。

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 しかし播磨天満漫画を読ませた直後からの流れは、何度読んでも、何度読んでも謎だなあ。

 ここまで「計算されてない描写」というのもなかなか読む機会が無いんじゃないかとびっくりする程。どう見ても「時間も無いしアイディアも湧かないし、もうこれでいっちゃえ」っていう「やっちゃった演出」なんですが、ギリギリで綱渡りを成立させている小林尽のセンスもさることながら、これを通しちゃった編集者も大概だと思います(編集が余計な修正を入れたからこうなったという可能性もありますが)。

 漫画としては(特にメジャー作品としては)、ぶっちゃけ誉められた出来じゃないと思うんですが、凄いことは凄い。「解釈不能」な分、読み返してて飽きないのは確かですし。

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Tue 2006.06/20

 この日記で愛情がどうこう、という話を思い切って書きにくいのは、大抵の人は「そんなことを特に意識しなくてもちゃんと生きてる」からかもしれません。そういう人達が居る前であれやこれやと人の生き方みたいなものを論じるのは気が引けます。現役の高校生を、高校受験勉強に付き合わせるようなものですか。

 自分の好き勝手なことを垂れ流すというスタイルはあまり好きじゃなくて、だから読者の顔がちゃんと見えていれば、こんなこと気にしなくて済むんですけどね。(→私はあなたのために書かなければならない*1

最近の買い物

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 それぞれの感想はまた機会があれば。


 あとは色川武大離婚』『明日泣く』『いずれ我が身も』、阿佐田哲也『ドサ健ばくち地獄(上)』、ジョナサン・キャロル『空に浮かぶ子供』なども購入して積ん読

 最近、未読の本はまとめてカバンの中に入れておいて、いつでも出先で読めるようにしています。自然と「チャンネルサーフィン」でもしているような感じで、複数の本を同時進行で読むことになるのですが、それが逆に「ゆっくり中身を味わう」ことに繋がっていい感じです。

*1:2年前の自分は凄いこと考えてるなぁ。今は「相手の顔が見える所は相手に合わせ、内面を想像できる所はそれを読み取って合わせ、残りの全く予想のつかない所はちゃらんぽらんに好きなことをやる」というモットーで書いています

THORTHOR 2006/06/21 11:48 竹熊漫談のリンクがインド紅茶紀行のになってますよ(小声)

izuminoizumino 2006/06/21 12:11 おっとっと(直)

izuminoizumino 2006/06/21 12:24 ところで「チャンネルサーフィン」をくだけた言い方でなんて言うか思い出せなくて一晩迷っていたんですが、「チャンネルはしご」でしたね(どうでもいい楽屋裏)

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Mon 2006.06/19

 愛情云々の話は、ほっとけばいくらでも喋るネタがあるのですが逆に何から話せばいいのかわからんので難しいものです。

 こういうアナログ感覚に満ちた話題は、記事として書くより人前で話す方が得意というのもありますが。

The little girl giant

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 これは凄い。

 知ったのははしもとしんさんの日記(6月19日)から。

CGなんでしょ?モーションキャプチャーして顔にはモデル女の子のテクスチャ
貼ってんでしょ!?て言うぐらい異常な存在感。ってか表情の生っぽさが
ただごとではない。これはすごい。*人によっては怖いかも知れないのでその辺は注意。
ちなみにCGではないそうな。→作った方々のサイト

 CG使ってない本物の映像らしいですよ。凄い、ヤバい。

 なんかビョーク(笑)というか、顔の骨格の生々しさが尋常じゃないなぁ。我々が感じる、リアルリアルじゃないの境界がどこにあるのか。

 しかしアイアンジャイアントというか『スミレ16歳』の拡大形というか、これは見てて泣けますね(03:00前後の映像とか特に)。


 こういうものを無条件に好きになってみる、しかも好きになったからといって特別何をするわけでもない、っていうのが、ぼくが広い意味で使う「愛する」っていう言葉意味に近いと思ってます(行動としての愛情じゃなくて、感情としての愛情)。

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Thu 2006.06/15

13日の日付に書いた話は

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 去年書いた「愛し萌え」と「愛され萌え」という話の延長にあります。以下はそこからの抜粋。

萌えオタクには「愛したい願望が強い派」と「愛されたい願望が強い派」の二派に結構別れるんじゃないか

 まぁ、今回は「別れるんじゃないか」みたいな軽い問題提起じゃなくて、少し攻撃的なニュアンスも込めていますけど。

 この二種のタイプ萌えは、別個に分けて考えないとかなり意見がすれ違いそうなので、萌えについて語る際には意識しておくに越したことが無いと思います。

 ……なんて自分で書いて締め括っているのに、そういう前提で分けずに非モテなんて言葉を使ったのは、良くなかったですね。すみません。

 先日の記事は、コメント欄を見ても「愛したい派」と「愛されたい派」が明確に別れているような印象を受けます。

 やっぱりこの二派の意見は、互いにすれ違うんでしょうか。あえて積極的な書き方をしてみたのは、それを確認してみたかった、というのもあります。どうなんでしょう。

(以下、話の眼目を少しズラします)

 というのも、去年の記事では註釈の所に、

例えば、後者寄りの本田透が自分の主観全開で『電波男』を書き上げているのと同様、(多分)前者寄りのササキバラ・ゴウもかなり主観萌え論を展開していることが解るんですが、でも『電波男』はいかにも自分語り私小説として書かれているのに、ササキバラオタク一般論として考えようとしているのが少し気にかかります。だからぼくと正反対のタイプであっても、より高い説得力を本田透の側から感じるわけです

と書いていたのですが、今ではその本田さんの側に「自分語り一般論として考えようとしている」傾向を感じるわけです(まぁ、本田さんは「自分の評論は基本的に電波だから」と考えてて、一般論に広げるつもりは無いようなポーズもありますが、そのポーズ最近通用しにくくなってきてると思います)。

 例えば『メカビ』内の記事にも、「何かを一方通行に愛する」という選択肢は全く出てきません。「現実の愛」の話になると、すぐに「恋愛(と、その不可能性)」だけに話が絞られて、友情とか、片想いの場で活躍する「愛」は話に上らない。必ず「現実では愛されないから、もう愛するのはよそうじゃないか」という論調へ帰結させようとする。


 本田さんや、その賛同者の方々が「愛されたい願望」を主体に持ち続けるのは(個人の選択なので)構わないのですが、オタクの中にはぼくのように「別に愛されなくったって、愛すも愛さないも俺の勝手だろう」みたいな人間も沢山居る筈なので、スポイルしてほしくはないわけです。

 「萌え多神教」というスローガンを打ちだして、その多様性と包括性を強調するからには、是非とも論調の中に取り入れてほしい要素であって、そうした方が広く受容されやすい論になるのではないかとも思います。

 何より、そういう要素を無視してしまうと「オタク同士、気のあった人間同士が仲良くする」ということ(本来は難しくもない、自然なこと)自体ができなくなる筈ですしね。

 連想で思い出しましたが、半年ほど前に書いたこの記事も、今している話題に近いのかもしれません。

ワルイヒトワルイヒト 2006/06/15 11:33 なるほど、その発想はなかったです。まあ、一人で平気な人間と極端な淋しがりやがいるのは当然なんですが、そのことで「萌え」の用法に違いが出てくるとは思わなかった。愛され萌えの人は「萌え」と言ったとき「俺、愛されている嬉しい!」って感じで萌えているわけですね。自分はいつも「いや、こいつ可愛いなー、なでなで」って感じなので、その発想はなかった。過去の話だと、これはラムが好きだったか、ミンキーモモが好きだったかという違いかもしれない。ラムは「愛され」でしょうし、モモは「愛し」で、それ以外はあまり成立しないようになっている。これはモモが女児向け番組であって、愛することは一方的にしかできないという事情があった。ただ現在では、ウェブのおかげか、そのような番組を男性が見ることがわりとオープンにされているので、どんなことにも「愛され」が成立するような空気がある。だから「愛され萌え」が支持されるのかもしれませんね。つまりすこし一般化してしまうと、ササキバラ・ゴウ的な「盗み見る萌え」は時代的な制約によって選ばれた。対して本田透的な「被愛願望の萌え」はその制約からの解放によって支持される、と。もちろん、実際は各個人の性格によるのでしょうが、おおまかな時代的な推移がそこに見られるかもしれない。

moyasi45moyasi45 2006/06/15 23:35 どうも、興味深い話です。「誰もが愛されたいと思っているわけではない」というのは、とっても挑発的ですよ。ものすごく大まかにいえば仏教とキリスト教の違いのような気がします。

izuminoizumino 2006/06/16 03:34 >ワルイヒトさん どうも、コメント欄でのやりとりはお久しぶりです。この発想自体は電波男のレビューを書いた時からずっと言い続けてますが(笑)。まぁ、大抵の人は両方を楽しめる両刀派だと思うんですよ。ぼくが理想とするオタクの一人であるYU-SHOWさんなんてまさにそういう人ですし、ぼくにせよ「淋しさに耐えられない、その埋め合わせが欲しい」時期は確実にあってその頃はやはり餓えてたわけです。両方を昇華した所に「自己同一化萌え」なんてのもありますしね(そういえば愛する者との自己同一化を「俺萌え」と名付けてしまうのも本田さんらしいセンスだなぁ)。//時代性についてですけど、仮定は仮定なので避けた方がいいかなと。学校のワイ談で「お前どのアイドルが好き?」っていう質問は「誰を恋人にしたい?」を指したわけですし、「○○ちゃんは俺の嫁(or 姉 or 妹)」とか冗談なのか本気なのかで言う人の方が、自然だったのかなって気がします。モモもねぇ、「こんなお姉さんに優しくされたい」と悶えてた子供がリアルタイムで多かったんじゃないかと(←それ俺)

izuminoizumino 2006/06/16 03:53 >moyasi45さん どうもコメント有り難うございます。仏教は「慈悲」の宗教だから、どうでしょう……。ぼくはスピノザの汎神論が念頭にあるんですが、合理主義を受け入れたキリスト教徒の宗教観や、極端に行くとキルケゴールの宗教観が近い気もします。神様は何もしてくれないしそれどころか私を呪う可能性すらあるけど、信仰心そのものによって私は救われるんだということですよね

izuminoizumino 2006/06/16 14:44 ちょっと今気付きましたけど、「一人で平気な人間/極端な淋しがりや」という分け方はあまり適当ではないですね。一人が性に合ってて愛するよりも愛される方が楽だっていう人も居るでしょうし、強烈な淋しさを「何かを好きになること」でまぎらわしている人は多いでしょう(こっちは女性にも多いタイプだと思う)

ワルイヒトワルイヒト 2006/06/16 17:33 ん。「見返りを求めない」という表現を「一人で平気」、「愛されたがる」を「淋しがりや」に変換しただけなんですが、あるいは噛み合っていないかもしれませんね。その分類を用いたのはササキバラ/本田のことが頭にあったからだと思います。ササキバラ・ゴウの論調はまさに「一人でも平気そう」な感じで、本田透の論調は悲しいくらい「淋しがりや」です。時代性についての言及は筆がすべりました。申し訳ない。

izuminoizumino 2006/06/16 20:28 ササキバラ/本田論としてはそれでいいかもしれませんね(多分合ってると思うし)。その上でまぁ、「この二人がこの二派の代表格」みたいな仮託をしてしまうと論理展開が行き詰まりそうなのでリセットをかけてみました。ササキバラさんも迷惑だろうし……むしろ俺が代表格だくらいの勢いで論陣をきった方が威勢がいいのかもしれません(そうしてみたい魅力はある)。んで、その変換は多分「行動」と「動機」の混同になってます。「少食/大食らい」を「胃袋が小さい/胃袋が大きい」に結びつけるようなもので

kyo-gokyo-go 2006/06/16 23:44 うーん自分はササキバラ/本田氏とも良く判ら無いのですが(笑)、明らかにギャルゲーから派生した今の「萌え」の系統には「愛し・愛され萌え」が存在しますね。以前紹介されてたシスプリ-ガンスリ系なんですが(内容忘れた・・・)この辺なんか愛したい側か愛されたい側かで身内でも特にハッキリ分かれますね。自分好きなんでマリみてへ話を持っていくと佐藤聖が人気があったのは愛したい指向をオープンにした所(それもコバルトでしかも百合)が大きいのかも。「愛されたい傾向」が近年強まってきた中での一種のカウンターとしての抑圧の解放だったのかもしれません。関係ないけどカップリング受け攻め辺りの食い違いもこの辺かもしれませんね(笑)

izuminoizumino 2006/06/17 00:32 >佐藤聖 セクハラしたいわけではないですが、ああいう「傍観者萌え」っていうのはありますよね。メガネくん(※サルまん用語)に感情移入するの大好きだ。そもそも声優の生天目さん自身があれはメガネくん役ですよね

izuminoizumino 2006/06/17 00:43 具体的には他の女性声優に向かって「かわえぇぇぇぇ」「持って帰りてぇぇぇ」とか言ってくれる役ね。>生天目さん=メガネくん

izuminoizumino 2006/06/21 12:18 ↑ツッコまれませんでしたけど、佐藤聖役=豊口めぐみなのは知った上での連想話題でした(まぎらわしいと怒る人も居そうなので一応)。>生天目さん

Tue 2006.06/13

非モテ非モテと言うけれど

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 非モテ系の人の嘆きや主張を読む度に、何度と無く思うことですが


「愛に見返りを求めてはならない」

「愛は求めるものではなくて、与えたり、感じ取ったりするもの」


という世間知を真摯に受け止めるだけで、どうでも良くなる問題ですよね、と。モテないってこと自体は。

 極論すれば、相手に愛される必要なんて無いじゃん、ってことですけど。


 「私がお前を愛したところで、お前に何のかかわりがあろう」の精神ですよ。


 相手を好きになるということだけで充分満たされることが多いのに、何故あの人達はあんなに「愛されたがる」のだろう、そして「愛そうとしない」のだろう、と思います。


 「相思相愛以外の愛」をまるで想定しない所に変な歪みがあるなぁといつも感じるのですが。報われない愛は愛じゃないですみたいな。いや、そんなこと無いでしょう。

PiroPiro 2006/06/14 08:58 そう思える人は無意識のうちに十分に愛を受けてきたのでしょう。愛されたがる必要がないくらいに。

kiya2014kiya2014 2006/06/14 10:40 この文章は、書き手自身が「自分は人に愛されたことはないが、それでも人を愛している」場合にのみ価値のある文章ですね。

奈落奈落 2006/06/14 11:38 釣りですか?でなきゃ100万回非モテ界隈を巡回しなおせ

herohero 2006/06/14 13:42 愛を求めて20数年、自分が愛する事で初めて愛されると最近気づいた。

izuminoizumino 2006/06/14 19:26 ちょっと言葉について固定観念のあるコメントをされているようなのでひとつ補足。「与えたり、感じたり」の対象は、現実の女性とか、三次元に限らないものです。家族とか、芸能人とか、本とかゲームでもなんでもいいですけど

izuminoizumino 2006/06/14 19:37 あ、こっちの書き方がマズかったのは多分ここですね。このエントリで具体的にコメントしているのは、純粋な非モテの人の意見ではなくて「非モテ論の視点からオタク全般に二次元恋愛を勧める」論調です。その前提が欠けていたことはお詫びします

izuminoizumino 2006/06/14 21:08 あとなんだろう、「愛されてないから、愛を感じたい」っていう不充足は脳内で解決する問題であると、二次元萌えの人達がそう主張する所まではいいのですが、その後で何故か「現実では愛しません」「恋愛が成立しないからダメ」と来るのが極論だと思うんですよね。萌えて満たされているなら、他人(友達とかも含みますよ)を一方通行に愛すること自体はタダでしょう。変な言い方をすれば、暇潰し感覚で人を愛してもいいわけであって。むしろ、なんで好きになった相手とわざわざ付き合ってやらんといかんのか(笑)と。←これもだいぶ極論//「他人は例外無く全員大嫌いだから愛したくない」なら何も言えることはありませんが、そこまでいくとモテとは別問題ですしね

1963-941963-94 2006/06/14 22:39 なんか反感買ってるみたいですが、おれはizuminoさんの意見に同意しますよ。「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」メソッドとか言ってる人もいますが、違うでしょう。izuminoさんだって(全く勝手かつ失礼な推測ですが)モテな人ではない、むしろモテない系の人間でしょう。しかし「愛されたい!」とばかり叫ぶのは変じゃないかと。異性に限らず友人や家族やフィクションだっていい、何かを好きであればそれでいいじゃない、過剰に見返りを求めることないでしょうと。おれはそう読みましたよ。

kyo-gokyo-go 2006/06/15 01:24 「愛するという事」は究極「愛するという事をしている自分を愛する事」なんだな。愛したいという欲望のがまずあって愛される事はその程度問題の結果に過ぎない。恋愛に貴賎は無いしそれが二次元への報われない愛だとしても(笑)、好きでんなモンに恋愛やってんだから承認や見返りを求めるなよ。いうなれば同人的とも感じられる。そうか。「無償の愛」とはばら撒いても金を要求されない愛の事だったのか。

izuminoizumino 2006/06/15 06:13 >ばら撒いても金を要求されない愛//そう、それですよね。むしろギャルゲーの方が金もかかると(笑)。まぁ純度の高い「既製品」を味わいたかったら、それなりの値段を払わないといけないのが道理で。んで純度の高いものを味わってからだと、それを外に向けることも容易くなるわけで、脳内恋愛主義から「現実では愛しません」論を導きだしがちなオタクの人を見ると、うーん、となるわけです

奈落奈落 2006/06/15 11:43 非モテは過剰に多数の愛を求めてる訳じゃなく、ただ1人の承認が欲しいだけです。少なくとも俺はそうですが何か?ルサンチマンを抱えずに済む程度の経験を済ませておけば、高みから何とでも言えますよね〜

蛙 2006/06/15 16:38 一応コメントで補足があるから理解しましたが。随分大きい括りで、決して少なくない人達を敵に回すような攻撃的な書き方をされていますね(笑)。普通に読んだだけじゃ二次元どうだのという話にはあまり見えないので、もう少し気をつけられた方が。

izuminoizumino 2006/06/15 23:26 >奈落様、蛙様 確かに仰る通りで、余計なご迷惑をおかけしました。「読者に誠意をもって、自分の言いたいことをできるだけ多く伝える為の推敲」という作業もなかなか難儀なものでして(誠意を重視しようとするほど、言えることは少なくなるんですね)、最近は「初撃は誤解されたり、変に燃え広がったりしても、二撃目以降から責任を持って収拾をつける、という手もあるんだ」と割り切る方向を実践してみたのですが、セオリーとして昇華するにはまだまだ研鑽が必要なようです

izuminoizumino 2006/06/16 01:45 しかしそういう意味では、ウチがまだ「コメントしやすい雰囲気」のブログだったようで助かりました。迷惑をかけたまま、誰も反応してくれなくて即ちフォローもできない、というケースが一番辛いので

奈落奈落 2006/06/16 11:27 俺も熱くなりすぎました。で、最後にですが、自分の体験をぼかして血の通わない理詰めの文章で非モテを語られても、この人は議論ゲームがしたいんだな、もしくはネットの世界で論者を気取りたいんだな、としか思えません。izuminoさんがそうであるとか言いたい訳じゃなくて、はてなの非モテ界隈にはそういう人が多すぎる、そう感じています。もてる・もてないに関わらず恋愛に絡めばそこにはドロドロした情念や恥ずかしい失敗談、独白や妄想が噴出してくるものでしょう。それを見せて欲しいんですよ。それがどんな小難しい理屈よりも参考になる。

izuminoizumino 2006/06/16 20:52 >奈落さん それはありますね。読者は「自分の答え」を探したいんであって、「著者の結論」はどうでもいいわけですしね。//裸踊りは体力も覚悟も要るパフォーマンスだからなかなかできないんでしょうけど。電波男がヒットしたのも、あれは著者が裸踊りしているからでしょうしね

Mon 2006.06/12

雑記

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 スポーツ番組にまるで興味無いマンなので、今のサッカーニュースや友達の日記程度の知識しかありません。

 スポーツ自体よりも人間の方が好きなので、天才的なプレイヤーの身体の動かし方とか、ぶっとんだ言動とかを見るのは好きなんですが。

コミコミ報告

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 東京ではメカビイベントとか打ち上げとかやってたみたいですが、流石にまた上京するのはアレなので、日曜はインテックス大阪ComicCommunication10一般参加です。

 とりあえずカブトプリキュアを観てから出発。

 まぁ基本的には挨拶回りメインで、個人的な買い物は鳴鳴靴さんとこのアネモネ×ドミニク本を買ったくらい。

 見習い雑兵さんと上田夢人さんのブースに図々しい顔して滞在しつつ、GUNPのお二人とも少しお話したり(というか夢人さんとGUNPのブースが目と鼻の先の距離。←ジャンルアイマスだから)。

 あとはコミコミに来てる筈のフランさんを電話で呼び出して(笑)最近同人について少し語り合ってみたり、とそういうイベントでした。

プリキュア面白い

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 数少ない、毎週観ているアニメのひとつである今期のプリキュアなんですが、ヒロイン同士の「仲の良さ」の表現の仕方が前期とは全く違うので面白いです。

 瞬間最大風速では当然前期のふたりの方がまだ上なんですが、アベレージで言えば今期のふたりの方が仲いいんじゃないかと思うくらい。

 前期の二人は「ケンカして仲良くなる」「一緒に戦うことでどんどん仲良くなる」といった感じの積み重ねで絆を表現していたわけですが、今期では


「ケンカする前から仲がいい」

「戦いとか抜きにしても仲がいい」


といった感じで、仲の良さに根拠がナッシングな所が素晴らしいです。

 まぁ、子供の頃の出会いとかが伏線としてあったにしても、純粋に「相性がいいから好き」の世界というか。

 今回みたいにちょっとした不和があっても、「やっぱり私達って仲良かったんだね」みたいな確認作業イベントでしかなかったりとか(気まずい関係を乗り越えて、その反動で仲良くなった、という描き方ではない)。

 プリキュアであるということも、単に「一緒に居られる時間がそのぶん長くなるだけ」、程度にしか感じられませんし(他の作品で言えば、部活が一緒だとか、家が近所だとかと似たようなレベル)。


 男は割と、友達とかを好きになっていく過程で「根拠」になるようなイベントを必要としたがる(それこそ「一緒に戦った」とか「恥ずかしい所を見られた」とか)生き物だと思うのですが、逆に女側の価値観だと「元から理由なんて要らないのが理想」みたいな所があるんじゃないかな、という観点で見ると面白いかもしれませんな。


(別にプリキュアの描写がリアルだとか言いたいわけじゃなくて、メイン視聴者である女児の気持ちとして馴染みやすいかどーかって話ですね。)


(とにかく咲と舞の関係描写は「こんなに互いを好きになるような描写なんかあったっけ?」とツッコミたくなるような代物──「何故この二人は相性がいいのか言葉で説明しなさい」と問われたら大抵の人は答えに悩む筈──なんですが、そういう「理由なんかを飛び越えて仲良し」な関係の方がむしろ強えなぁと思うわけです。めちゃくちゃ輝いて見える。)


(もし仲良くなるのになにかしらの理屈イベントが必要だとすると、「じゃあ、もしそのイベントが起きてなかったら仲良くなれないのか?」っていう発想も湧いてしまうので、それだと弱いように感じるんでしょうね。こういう「タイミングが悪かったら好きにならないのか?」問題は、恋愛モノでは時々主題化されるテーマでもありますが。)


(前期のプリキュアでも、「もしなぎさとほのかがプリキュアに選ばれてなかったら?」という思考実験をしてしまう視聴者は少なくない──しまいにはIfストーリーを作って補完したくなってみたり──と思うんですが、今期はその前提をクリアしてるってことでしょうね。)


(かといって「特に理由も無いのに好きになる」という感情を自然に伝えるのはかなり難しいと思う──大抵は先述したように「そんな描写あったっけ?」と違和感を感じさせてしまう──ので、咲と舞の関係はかなり絶妙なバランスで描かれてるんだろうなぁと思います。)


(まぁくどくど書いてきましたが、詰まる所「このふたりの仲の良さは異常」「とっとと咲は舞を押し倒すべき」と言いたいだけです。←人とプリキュアの話をする時には毎回これ言っててきもい。)

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Sat 2006.06/10

阿佐田哲也『麻雀放浪記』

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 阿佐田哲也麻雀放浪記』を青春編から番外編まで読破。

 小説を読むこと自体が久しぶりでしたが、感動。番外編のラストシーンではグラッと泣いてしまいました。

 ドサ健と李億春はヤバい。麻雀が「個人プレー」の競技だからこその生き方なんでしょうが、「味方は嫌いだ」の章はマジ泣けます。


 で特に「深さ」を感じるのは「男の世界の戦い」を描ききった最初の青春編と、その世界が行き着く果ての泥まみれを描く番外編。

 逆にその中間の、風雲編と激闘編は「戦いと破滅」を繰り返しているだけのような感じもして、前後に比べたらちょっと物足りない感じもします。ここらへんの感想は、今度友達に話して感触を知りたいな。


 それにしても「魅力に憑かれる」というやつなんでしょうが、実際に読んでみた後だと、多くの人が「阿佐田哲也世界観」を愛してるんだろうなぁということがなんとなく分かってきた気がします。今まで、ファンの人に何人か会ったこともあるんですが、その人の人生観に深く根差してしまうくらいの魅力があるんだろう、と。

 で、そういう人達とは、なんとなく価値観を共有できるような気がしてくるというか(笑)

 麻雀放浪記の中で描かれているような人生は、自分の本質の中には無いものだとは思うのですが、だからこそ彼岸を覗くような気がして、凄い影響受けちゃいますね。後世まで語り継がれる価値のある作品だと思います。


 そういえば「彼岸を感じる」というのは色川武大を読んだ時にもイメージした言葉なんだよなぁ。「凄絶」とか「苛烈」という形容詞が似合うのも、色川文学と共通してます。

 極端にしか生きられなくて、その極端さ故に生き様を自ら限定していく……というテーマでも大体通い合っていて、やはり同じ人の書いた作品なんだなぁと思うわけです。


 しかし実際、福本伸行に代表されるような(ピカレスク・ロマンを守備範囲とする)作家らが阿佐田哲也から強烈な影響を与えられているのは火を見るより明らかで、しかも、そういう「影響を受けたであろう作家の作品」に自分は今まで散々触れてきた筈なのに、遡って『麻雀放浪記』を読んだ時に、それでも全く新鮮な感動がある、というのも凄い話です。

 こっから更にリターンして『銀と金』あたりを読み返してみると別の発見があるかもしれません。


 あと外して語れないのが、阿佐田哲也の大ファンだという(2月3日参照)赤松健への影響関係。自分の作品には影響を出さないように自制しているのだとは思いますが、実際にお会いした時の雰囲気や、今までの言動を振り返ってみると「あ〜っ」と合点がいくような所が思いあたります(本人が「今よりもっと野心があって攻撃的で」と称していた学生時代なんかは、如実にそうだったんだと思う)。

 赤松さんは明らかに「独自のバランス感覚を頼りにして生きている」タイプの人だと思いますが、それも色川武大の作品に良く出てくるテーマで……ってこれ以上は長くなりそうなんでここまで。


 実に「読んで良かった」と思える小説でしたが、二十代の半ばというタイミングで読んだからこその発見もあったような気もします。多分十代の頃に読んでたら、作中の精神論的な部分には触れられないまま、普通にカッコイイ、と思うだけだったかもしれません。


麻雀放浪記(一) 青春編麻雀放浪記(一) 青春編
阿佐田 哲也

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 しかしマガジンで連載してた「哲也」と麻雀放浪記は全然違う、という話は聞いてましたけど、確かに全然違いますね。モデルと言い張るには換骨奪胎しすぎだろう、という(笑)少年漫画セオリーで勝ち続けることを運命付けられている「哲也」と違って、放浪記の坊や哲は、どっちかというと負けてばっかりだったイメージがありますし。

 でも「哲也」は「哲也」で、まとめて読み直したくなってきましたけどね。 

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Fri 2006.06/09

 日曜日コミコミ一般参加する予定です。

クリップ

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Romantic Foolさん移転

 吉田音さんとこは、かなり前から巡回してた絵サイトの一つだったりします。

「トップをねらえ2!」& 「トップをねらえ!」劇場版制作決定トップをねらえ2!公式)

 これは友達連れて絶対観に行く。

「ライバルは同人誌」。講談社「メカビ」の“暴走”宣言日経ビジネス オンライン)

 メカビが高いのは、商業性の高い広告を打たないから。

 既存のオタク向け(とされている)雑誌が「オタクビジネスの本」「コンテンツ産業の本」「ファッションやホビーの本」に特化していることと比べてみたら、分かりやすいような。

 かといって『ゲーム批評』みたいな方向(提灯記事バッシングや、「本格評論」志向)に行かない辺りがこの雑誌の面白さかもしれませんね。

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Mon 2006.06/05

この週末

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 場所とメンツを何度も変えてお茶したり飲んだり泊めてもらったりを繰り返してました。詳しく書くと怒られる感じなアレだったのでメンツなんかは伏せますけど。


 割と個人的な人脈に絞って、ここに書いてもよさそうなのは読売新聞(福)さん、GENOCIDEKISS上田夢人さん、ネギま!で遊ぶのTaichiroさん、【インフォシーク】Infoseek : 楽天が運営するポータルサイトのミズタマさん、二十極秘屋師走ほりおさん、そしてヤマカム山田さん、くらいかな。


 夢人さんは、五年くらい前の関西時代から付き合いのある絵描きさんなんですが、上京してからはポツポツ商業の仕事も増えてきたり、ラノベの表紙を描いたり、アイマス界のエラい人になったりとご活躍しておられます(典型的な誉め殺し)。


 山田さんに「(ヤマカム「からくりサーカス」閉幕の内容について)何を普通感想書いてんだよ!」とツッコんだら「正直に感想書けるわけねえだろ!」と返ってきたのはここだけの秘密です。

 ちなみに3巻のラストからいきなり最後の数ページに繋げたら綺麗な最終回になる理論には彼も納得してたらしい(笑)


 オフ会楽しいテキストサイトみたいな所で考察的なことを続けていると、自分の価値観に閉じこもりがちになって、普遍的な皮膚感覚も失いがちになりますから、普段会わない人とナマで会うことで皮膚感覚を調節することにしています。

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Fri 2006.06/02

この日は

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 諸々のオフ会なども兼ねて、アニメ会ライブに行ってきました。

 この人達のライブを見るのは二度目なんですが、相変わらず酷かった(誉め言葉)です。

 みんなキャラ立ってるよなぁ(主に大人としてダメな方向で)。


 打ち上げ飲み会に参加させて頂いて、やや痛飲。

 ジャンケンによる奪い合いで、プリキュアSSの舞のスウィングをゲットしたりしてきました(ダメな大人)。

 断然舞派です。


 他にはとらのあなプリ・プリのアンソロ同人誌買ったり、メカビを買って読んだり。

 メカビはうーん、人によっては1500円は納得できない値段だろうな(自分の基準だと、CDDVDがオマケで付いてたら許せる値段)。

 評論誌とかではなく、娯楽誌の作りになっているというのもあるでしょうが。

 期待してた着ぐるみ記事は、明らかにボリューム不足で残念。だから、こういうのの画像データCDメディアで補完できてたらもっと良かったと思うんですけどね。

 んで自分の記事ですが、自己評価では推敲のアラが目立ってどうしようもなくみっともないのですが、ご判断はおまかせ致します(ちなみにウェブ版の入口論もこっそり改訂しておきました。サイトトップページからどうぞ)。


 で3日も、別件のオフ会してきます。

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Thu 2006.06/01

からくりサーカス閉幕

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 一応ネタバレ無しで。

 まず最初に「今までやってきたことをここまでひっくり返すのかよ!」というショックがあって、その話題でヒートした友人と一緒に辿り着いた結論がこれ。

「3巻のラストからいきなり最後の数ページに繋げたら綺麗な最終回になりますね」


(※3巻のラストは勝と鳴海が別れる所)

 その友達と、うっかり「からくりの理想の終わらせ方」について長々と討論……。

 島本和彦の感想、直接訊いてみたいなぁ。


関連:C-WWW::What’s New :: 「からくりサーカス」終了記念・バーチャル読者アンケート

エヴァ様語録と今週の『魔法先生ネギま!』(137時間目)

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 今週のネギまが面白かったので、久しぶりに長文感想書いてみます。

 今日は時間が無いので、またメモからの転載ですみません。

 エヴァネギに絡むとテーマが締まるなぁ、と。

 最年長かつ、主人公師匠であり、ナギ主人公の到達点にして世界観の中心)を知る者、という立ち位置の所為もあるだろうけど、制作サイドがエヴァに思い入れを持ってるのが大きいかも知れない。

エヴァ様語録

 別に深読みするまでもなく作品世界のイデオロギーを代弁しているのがエヴァなので、ちょっと整理してみよう。

 というわけで「貴様少し小利口にまとまり過ぎだ」から始まって「常に手持ちの材料で前に進む癖をつけておくがいい」「つまりわずかな勇気だ」へと繋がり、エヴァネギの強さに志向性を与えていく(最後の台詞に限れば直接教えたわけじゃなくて、ハートで伝えただけ)。

エヴァから刹那

 次にエヴァ刹那戦の「幸せな奴はつまらん」以降の、強さと幸せは両立できない論が始まるのだけど、これはせつアスに否定される(刹那に自分の価値観を伝えたいという期待を裏切られる)、と。


 漫画的には、エヴァ明日菜のどちらが「正しいことを言ってるのか」はまだ分からないので、大人と子供の意地の張り合いという図式になる(トラッドな少年漫画なら子供を肯定するんだろうけどなぁ)。

 136時間目では、エヴァ明日菜カウンターパンチ(キックだけど)入れてましたね。

刹那からネギ

 さて、こっからが少しややこしい。正直自分も良く把握できてない(笑)


 まず「強さ」一点張りで前進することを覚えたネギに、エヴァ戦で開き直った刹那が「みんなのことを‥‥忘れないでください」と言って、「周囲に甘える」ことを勧める。

 でもネギはそれをまだ言葉の表面でしか理解してない(肝心な部分は誤解してる)ので、従者を増やす所まではなんとか妥協したけど、気持ちの上ではまだ「一人でやる」つもりでいる。

 つまりネギの意識の中では、「日常パートと非日常パートが融合してない」んだな。

(※日常パート=学園コメディ / 非日常パート=裏世界のバトル)


 クラスメイトや読者の意識上ではとっくに混ざり合って「融合」してるんだけど、ネギとしては「非日常と日常は往復するもの」程度にしか思ってないという、認識のヌルさがある。

 一人で非日常のバトルを解決した後、日常に戻ってくればクラスメイトが待ってくれている、というような「麻帆良祭以前」的な物語形式にネギの意識は留まっている(厳密には、麻帆良祭以前からネギクラスメイトの力を借りてるわけだけど)。


 しかしクラスメイト達は、ネギと一緒に非日常へ入ろうとしている。ネギはこの事実を認めたくないので、無意識に抑圧している。

再びエヴァからネギ

 この抑圧をエヴァは見抜いて、超問題(「自分こそが悪と呼ばれる者になるのではとな!!」)におけるネギの潔癖性とリンクさせながら今回の話を切り出したわけだ。


 本来は「将来の夢を叶える」ことだけを考えて麻帆良学園に来たネギにとって、クラスメイトとの日常や幸福は棚からぼた餅な「オマケ」でしかない。

 でも逆に、棚からぼた餅だからこそ失うのが惜しくなるもんだろう。だから非日常パートと融合させることで、折角のオマケを汚したくない。


 さて、エヴァ人生観からしてみれば、そういう「いいとこ取り」な生き方はありえないわけだ。

 非日常を生きるなら、「日常を捨てる」か、「日常を汚すリスクを冒す」かのどちらかしか、エヴァには考えられない(おそらくナギも、エヴァと同じように前者を選択していた人間だと予想される。ちょっと飛躍するけど、タカミチの「愛される資格はありませんよ」発言もこの問題に関連してるのかもしれない)。


 ここらへん、守りたいものとしての「日常」と「幸せ」は同一のものとして括っちゃっていいのかな。

 刹那の場合にしたって、木乃香魔法関係者なんだから「木乃香と一緒に裏世界(非日常)で幸せになる」という選択肢もあると思うんだけど、「非日常は、非幸福である」というのがエヴァ価値観なのか。


 エヴァとしては、自分の価値観を変えたくないわけで、だからお説教をしなきゃいけない。

 だから「一歩を踏み出した者が 無傷でいられると思うなよ?」というのは、裏を返せば「もし無傷でいられたら、自分の価値観が覆されてしまう」という悲鳴にもなる。

 ここで「一歩」、というフレーズが出てくるので、「一足の内面的跳躍」というフレーズを内包する「わずかな勇気」の概念リンクする。

 わずかな勇気というのは、エヴァにとっては「傷付いたり汚れたりするリスクを背負う勇気」でもあったわけだ(タカミチ戦のネギに関して言えば、そこまで深く考えてない、無自覚な勇気だけど)。

 ここらへんにエヴァ価値観が集約されている。

 赤松スタジオ的な「バーッと飛び降りて、後から対処する」「反動に強い」という主義が良く現れてもいる(「こうあるべき」的な善悪を相対化する、どこか枯れた思想赤松スタジオらしい)。


 で、せつアスはそういうリスク存在するんだっていう話を聞いちゃくれなかったと。

 ネギ子供なので、やっぱり話を理解してくれない。


 これも

  1. 師匠価値観を無視して超える」
  2. 師匠価値観を受け継ぐ」
  3. 「受け継ぎつつ超える」
  4. 「無自覚に受け継ぐ」

といった、主人公の将来性が提示されていて、こういう前振りはワクワクする。

 主人公の成長として、理想的なのは「無自覚に受け継いだ上で、更に越える」だろうなぁ(価値観を無視して超えちゃうと、エヴァ立場が低くなるから、エヴァファンが納得しなさそう)。

 エヴァも潜在的に、どの結果が来るのかわからん、と感じてキスとかしたのであろう。期待とか、愛着とか、恐れとか、誘惑とか、共依存とか、色々な感情があのシーンからは感じ取れて素晴らしい。

おまけ

 ちなみにどうしても妄想してしまうのは「ナギと再会できないことが確定した上で、ネギ明日菜達に価値観を無視されたエヴァ」とか。孤独に戻るしか無いよなぁ、その展開だと。

 逆に言うと、ネギにしてみれば「エヴァをほっといて幸せになる」がやりにくくなったわけで、主人公としての足枷が一つ増えたような感じ。

 主人公としてエヴァを納得させるか、それができずにトラウマ発生、かのどっちかしか無いような(そこまで描き切るかどうかは別として)。

 まぁ、いわゆる「吸血鬼の真の死」をテーマとして扱うかどうかにもよるかな。


 余談だけど明日菜の話もしてみると、明日菜刹那ネギとは違うポジティブさ(要するに深く考えてない)で「非日常」と「日常」が両立できるものだと信じているし、ネギを日常に繋ぎ止めるのは自分の役割だと思っている。

 これは、「自分は日常側出身の人間だから」というアイデンティティの上に立脚しているポジティブさなので、当然、今後の正体解明によってアイデンティティも崩壊し、それに伴って「日常性の喪失」が起こる可能性もある。

 その場合、「ネギを日常に戻さないといけない明日菜」……を「日常に戻すいいんちょ」という新たな役割が生まれるので、やっぱいいんちょはいい立ち位置だなあと思うのであった。


 明日菜も日常性を喪失して初めてエヴァ刹那と同じ境遇に立つわけで、そこで一旦エヴァ価値観に共感した上で、再び日常性を回復させることができた後に、自分の言葉を貫くことができたら美しいかもしれない。

 う〜ん、こっちも妄想だな(笑)


関連:絶望の日々 - 「魔法先生ネギま!」論(と今週の感想)

   ネギま!で遊ぶ 96話解説


 要旨だけまとめると、

  • エヴァ・・・強さと幸せは両立できない。両立させようとした場合は、どちらかが必ず傷付く
  • 刹那・・・強さと幸せを「融合させた上で」両立させたい
  • ネギ・・・強さと幸せを「なるべく融合させずに」両立させたい
  • 明日菜・・・難しい話だけど多分大丈夫(笑)

こういう認識を各自が持っているということかな、と。

 まだ若い人は「強くなると、傷付く」という言葉意味が良く分からないかもしれませんけど、「出る杭は打たれる」という諺があって、それなんか分かりやすいですよね。


 例えば、最近でも「大手サイトが相次いで閉鎖」のアレとか。

 進歩や発展や変革っていうのは、それだけ破滅に近付いているということなんだ、というのは色川武大阿佐田哲也)の基本的な考え方の一つですね。

 じゃあ、出ても打たれない杭になるには、どうしたらいいか。

うらおもて人生録うらおもて人生録
色川 武大

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 赤松健経由で色川武大に興味を持つ人が増えてくれるといいなぁ、とちょっとだけ期待したり(赤松さんの好きな作家が阿佐田哲也なので)。

週刊少年誌といえば

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 あ、あとこれも触れておかないと。

 チャンピオンの『24のひとみ』、24話達成! 来週は何故か二本立てらしい。それはいいからそろそろ単行本出して下さい。


 ひとみ先生は、現在の少年漫画界の中でも屈指の可愛さを誇ると思う。

もりやんもりやん 2006/06/06 01:04 エヴァにとっての「非日常」は「疎外」なのではないかと思います。ネギは、ハーレムを引き連れて、疎外されないまま非日常に踏み込める可能性があるでしょう。

izuminoizumino 2006/06/06 02:28 そこらへんにまで視点を移すと、話の軸がズレるような……。でも、非日常を生きてる筈のエヴァが、今は日常を謳歌している(させられている)という逆説が見出せるのは少し面白いですね

がうがいがーがうがいがー 2006/08/17 09:16 エヴァが男を作って隠遁するのが、ベターなオチだと思いました。自身のプライドと比例して、他者へのハードルが異様に高いのが、エヴァの欠点かと。

おちんpおちんp 2010/01/03 11:44 なんかキメェなあ。もっと気楽に漫画よめねーのかよ。



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