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Sat 2007.08/18

解明・手塚ファントム/理論構築において膨大なF&Qと註釈は付き物

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古典テニス学的見地による手塚ゾーン・ファントム解明(フタゴ・フラクタ)

 リンドウさんの代筆による、手塚ファントム解明記事がアップされたようです。リンドウさん、お疲れ様です!


 ところでこの仮説は、仮説そのものの何倍にもなるであろうボリュームの思考実験とF&Qの上に成り立っています。

 おそらく、リンク先の仮説を一見して、「いや、まだこういう謎が残っているぞ」「それだとあの矛盾を説明できない」などと考える識者は続出するであろうと思います。

 しかしその殆どは、FAQとして解答を与えることのできるものだと思います。ただ、リンドウさんはミニマリズム的に理論構築のシンプルさを重視し、冗長な記述をなるべく避けようとされたのだと思われますが、それ故にFAQの不足は否めません。


 例えば、真田の「陰」によって、手塚ゾーンの先読みは無効化される筈なのでは? ……そういった疑問に対しては、こう答えることができます。

 以下は、ぼくがリンドウ氏に送ったメッセージの一部を編集したものです。

 それは、比較的シンプルで合理的な答えを出すことができます。

 「陰」の解説ゼリフをそのまま信じるだけで充分なのです。

 「陰」の原理は、「様々な行動パターンを匂わせる」ことにあると述べられています。これは、「心を閉ざす」との具体的な違いですね。

 防御的に読みを阻害するのではなく、積極的に読みを「狂わせる」能力だということが、この「行動パターンを匂わせる」というフレーズ選びが既に窺わせている事項です。


 さて、ここで「行動パターンを匂わせる」というフレーズと、「陰」が才気煥発専用の対策技であるという解説を文字通り信用すれば、自動的に導き出せる答えがあります。

 まず「匂わせる」とは、文字通りの「匂わせる」に過ぎないのではないか? と考える所から始めてみましょう。

 すると、「様々な行動パターンを匂わせる」という行為は、「相手の先読みに僅かなブレを生じさせる」というニュアンスで理解することができます。逆に言えば、「陰」はそれ以上のことをしないのです。


 そして、「才気煥発の極み」は十数手以上先の勝敗「だけ」を予測してゲームを支配する能力ですから、「陰」の本義は、十数手先の予測さえ外せられれば完遂できる筈です。そう、「陰」は「次の返球」を予測させない能力ではない。「数手先」の予測を狂わせる能力に過ぎないのです。

 ……ただし、現時点で才気煥発を破ったのが才気煥発および陰の二つのみである以上、「陰」が破格級の技であるという事実には変わりないでしょう。他の手段でいかに先読み封じを講じようとした所で、才気煥発は数手先のマクロレベル勝敗を支配する能力なのですから、ミクロレベルの技はいつしか通用しなくなる可能性が高いと思われます。おそらく「心を閉ざす」などでは才気煥発に通用しないのでしょう。


 しかし、才気煥発と同次元において、マクロレベル予測を狂わせることに特化した「陰」ならば、才気煥発の未来決定能力を無効化するに能いうるのではないでしょうか。

 そうすると、「様々な行動パターン」というのも、「数手先の行動パターン」を指しているのだと理解できます。

 その反面、その際に用いる「匂い」は文字通りに微細な匂いであり、手塚ゾーンの先読み/コントロールを致命的に狂わせるものではない、と現象面から推測することができます。そう、(真田が「火」で手塚ゾーンを崩した時点で「陰」も発動させていたと仮定すれば)せいぜい「手塚ゾーンのターン範囲を崩す」程度に狂わせるような「匂い」でしかないと。

 その僅かな匂い(=様々な行動パターン)が数回かのラリーによって積み重ねられた時に、「陰」は才気煥発の極みを無効化しうる技として完成するわけです。

これも想定内?これも想定内? 2007/08/19 17:57 必殺技系スポーツ漫画に共通する疑問ではありますが、「この現象を発生させることができるほどの能力があるなら、わざわざこんな技発動させなくても普通に勝てるんじゃね?」という問題にも是非挑んでほしいです。

izuminoizumino 2007/08/19 20:30 「名前のついた必殺技」という大雑把なくくりにすることで漫画として成立してる部分も大きいですもんね。>必殺技スポーツ漫画//でも、例えば手塚ゾーンの前提能力である「先読み」ですが、それだけ切り離して見れば確かに「普通に試合しても充分強いんじゃね?」的に思えても、手塚ゾーンが「対戦相手の思考をコーナー狙いに誘導・限定する」という心理戦の上に成り立った技である、という仮説を採るならば、普通に試合してしまうと「先読み精度が落ちる」のではないか? と考えることもできます。ジャンケンゲームに喩えると、手塚ゾーン使用時はグーチョキパーだけの単純な予測をするだけで有利な勝負ができるのに、普通にラリーしてしまうと選択肢が複雑になりすぎて(相手がグーチョキパー以外の手も豊富に出すようになってしまって)先読みを困難にしてしまう、というような。故に、手塚にとっては「普通のラリーよりも手塚ゾーンの方が最善の戦術となる」……のかもしれません。//それに、真田も手塚も「この試合で無我を使っても戦術的に意味無いから」という理由(考えてみれば、確かに無我って役に立たないんですよね、ああいう試合だと)で無我を全く使わなかったあたり、あの世界の人々はそれなりに空気を読んで「普通に戦った方が有利な場合は無意味に必殺技を使わない」ようにブレーしてる気もします

izuminoizumino 2007/08/19 20:38 余談ですが、必殺技漫画の極致は、北斗の拳の「夢想転生vs夢想転生」に代表されるような、「互いの奥義があまりにも反則すぎて、普通の殴り合い(試合)にならざるをえなくなる」という境地に至った瞬間だと思います。テニスもその領域が見えつつありますが、果たして「天衣無縫」が「夢想転生」の域に入るか否か? というのもジャンプ漫画としては注目のし所ですね

なるほどなるほど 2007/08/20 00:58 相手の戦術を限定して読みやすくするための手塚ゾーン、ですか!確かにそれは逆転の発想。/後半については読み直してみると確かに。<それなりに空気を読んで 一部のキャラの印象が強すぎたかも知れません。「駄目だー!向日が止まらねえー!!」とか。(笑)



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