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Mon 2009.05/04

izumino2009-05-04

ちくま文庫から『よいこの君主論』(『完全覇道マニュアル』復刊)

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よいこの君主論よいこの君主論
架神 恭介

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 これ、面白いです。

 文庫化されて挿絵も入り、読みやすくなったので、手にとってみてくださいな。


 そして、「悪い子→改心ヒロイン」としてのりょうこちゃんの可愛さはガチだと思うわけです。

「リアリティ」はなんて訳す? 訳し方はひとつじゃないはずだ

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はてなダイアリー

リアリティ……「マンガに大切なのはリアリティだ」なんてよく言われる気がします。(中略)日本語に訳すと「現実感」ってなると思いますけど、これあまり正確じゃない。マンガにおいては、むしろ「本当にありそうと思い込ませる説得力」ってことだと思います。現実感とは微妙に違う。現実感というと、現実に近づけることでリアリティも増すみたいなことになってしまいますから。

 こういう記事を読んで、(その本題とは関係無く)はてブでこうコメントしました。


 現実感よりも「迫真感」という日本語を使った方が便利ですよ。


 ネットで「リアリティ」というフレーズが用いられる時は、いつもカギ括弧付きの言葉として扱われがちですね。

 それは、「リアリティ(reality)」が「現実感」の英訳であり、そしてrealityは現実感としか訳せないという誤った思い込みから来ていると思います。


 だから「ここでいうリアリティというのは、説得力や納得感があるという意味のことで、いわゆる現実感とは別の・・・」と遠回しに説明しなければいけなくなるのですが、そもそもリアリティは「現実感」としか訳せない英語なんだ、と考えるから説明が難しくなるんだと思います。


 「リアリティ」を現実感というニュアンスで使いたくない場合は、リアリティという言葉の「別の側面」を表すことの出来る日本語があるか探してみればいいんです。


 「迫真」とは文字通り「真に迫る」という意味ですが、それは「我々の心にとって真(リアル)に迫る」というニュアンスですから、ちゃんとリアリティの説明になっていますし、「ただ現実に近いというわけではない」という肝心なことも伝えられる言葉です。


 実際に「迫真性」で和英辞典を引けば、しっかり「reality」が出てきます。翻訳に神経質な人でも安心。


 そう考えてみると、「リアリティ」を説明することのできるフレーズは大量にあります。

 ちょっと挙げてみましょう。


リアル、リアリティ、リアル

現実現実感、現実性の高い、現実的な、現実味のある

・迫真、迫真感、迫真的な

・写実性の高い、写実的な

・現前性のある

臨場感の高い

・信憑性の高い(蓋然性のある)

・説得力のある(納得感がある)

自然自然な(ナチュラルナチュラルな)

・ありえるような

・もっともらしさ

・本物らしさ

・本当の、真実


 ぼくの場合は特に、物語におけるリアリティを説明したい時は、「迫真的な」を使うことにしています。

 大抵の人は、リアリティという言葉を聞くと「現実感」や「写実性」の方を連想してしまうから。

 そこで「迫真感」という言葉を選ぶことで、「写実的ではないがリアルのように思い込んでしまう類のリアリティ」というニュアンスを込めることができます。


 こういう「カタカナ言葉訳語をふたつ以上用意しておく」というのは、レトリックのテクニックのひとつですね。

 言葉で何かを伝えたいと思った時には、とても大事なことです。


参考リンク

mmxmmx 2009/05/05 12:34 関連語 バーチャル も解説してほしいです。こちらはそのまま使われる

izuminoizumino 2009/05/05 13:02 バーチャルは「書き手」と「読み手」の間にそんなにズレが生じないので、そのままでいいんじゃないでしょうか。

kaioukaiou 2009/05/07 21:00 個人的には「存在感がある」が7:「説得力がある」3くらいの感じかなぁ。現実のルールを押し付けるんじゃなく、「あ〜、あ〜・・・・あるかもな?」と思わせたもの勝ちって程度に思ってます。

名無し名無し 2009/05/07 22:16 「あ〜いる、いる。こんな人」「こんなことってあるよね」といった。読者側に共感させる力ですね。それは作者の人間観察、洞察、体験の賜物だと僕は考えています。通りすがりなのに偉そうですみません。



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