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文学フリマで発売の『モダニズムのナード・コア』に描線論を寄稿

『モダニズムのナード・コア』

 ばるぼらさんからの依頼があり、文フリ発売のミニコミに寄稿しました。
 同日発売の『アニメルカ Vol.3』と併せてチェックしてみてください。

入手方法

2010年12月5日の第11回文学フリマ(@大田区産業プラザPiO 大展示ホール)で販売される、評論を中心としたミニコミです。サークルスペースはU-18「betweens!」。予約・取り置き・後日受け渡しはできません。

『モダニズムのナード・コア』

 ぼくは「完全な線には何が宿るのか」という、2ページの原稿を書いています。
 描線に関する原理論で、『アニメルカ Vol.1』における「あなたが観察者の椅子に座るということ」を参考にして読むのがいいかもしれません。

文学フリマで発売の『アニメルカ Vol.3』にアニメ論を寄稿

 創刊号から、なんだか皆勤で寄稿させていただいてるアニメ批評同人誌『アニメルカですが、来月5日の文学フリマで3号が出るそうです。
 ぼくはあくまで「漫画論者という立場からのアニメ論」を担当するポジションなのですが、1,2号から連続している「アニメにおける視点」のテーマから、今回はナレーションとモノローグについての記事を書いています。

Merca(旧・アニメルカ)公式ブログ 『アニメルカ vol.3』 (特集:アニメ表現論) 目次

アニメルカ vol.3』
場所: 第十一回文学フリマ(大田区産業プラザPiO 小展示ホール)
日時: 2010年12月5日(日)
ブース名: アニメルカ製作委員会
価格: 1000円
(『アニメルカ』既刊と同時購入の場合、一冊ごとに100円引き)

【論考】

心の声が聴こえる――ナレーションとモノローグ
泉信行
著名な若手漫画研究家である泉信行(@izumino)さんは、『アニメルカ vol.2』での座談会「変成するアニメ脚本術」(泉信行麻草郁/みやも/反=アニメ批評)で提示されたモノローグ・ナレーションの議論を引き継ぎ、そのアップデートを試みます。「作中の現実で鳴る音」と「演出として鳴る音」との対比、そして漫画や実写映画との差異を解きほぐしながら、アニメ固有の音声表現の可能性が語られはじめます。


 冬コミでの頒布やショップ委託も予定しているはずなので、文フリ不参加の方は続報をチェックしてみてください。
 たぶん、冬コミ三日目のぼくのブース(金曜日Q07b)にも置かれていると思います。

「Jコミ」で『ラブひな』全14巻がPDF配布開始

Jコミ

 金曜日のお昼頃から配布がスタートしていて、平日ながらダウンロード制限がかかるほどの混雑っぷりでしたが、日曜の今日ともなるとスムーズに高解像度版でもダウンロード可能なようです。サクサク落とせますね。


 本来は、β版としてのデータ収集が全巻配布の目的ですが、『ラブひな』はおそらくコミックスで通して読んだという人が少ない気もしますから、この機会に楽しんでみてほしいですね。
 シリーズ後半に入るあたりから、また違う面白さが出てきたりする漫画ですから。