Hatena::ブログ(Diary)

ピアノ・ファイア このページをアンテナに追加 RSSフィード

 HOME : リクィド・ファイア

   

Thu 2013.11/28

まどマギ新編Ustと11月第四水曜日のマンガUstの保存先

| まどマギ新編Ustと11月第四水曜日のマンガUstの保存先を含むブックマーク

 今回のUstは、泉信行岩下朋世さんに加え、レスター伯Pを招いて配信していました。

 『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』の感想会のあと、ちばてつや賞受賞作の『コンプレックスエイジ』の感想、そしてレスターさんよるプロ・アマ論が主要な話題となっております。


 第二部の途中からマイクトラブルで泉以外の音声が聞き取りづらくなっていて、すみません。以後気をつけます。

 今回はカメラで何かを映して解説するようなことはなかったので音声のみでお楽しみください。




トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131128

Wed 2013.11/27

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131127

Sun 2013.11/24

仮想アングルと前意識の「面白さ」

| 仮想アングルと前意識の「面白さ」を含むブックマーク

[動いているのは誰か――仮想的身体、多元的草稿モデル、ゴースト?](没):攪乱の渦 - ブロマガ

 ちょっと前に読んだ記事ですが、このゲーム映像論の記事は、ぼくの漫画論における「仮想アングル」説も引用して書かれたものです(底本は『ユリイカ』の荒木飛呂彦総特集号)。

 認知的な前意識(「意識」に上る以前の体感)による「面白さ」にメスを入れようとしており、まだ序論的な内容ですがなかなか刺激的でした。


 ぼくの原稿が載った『ユリイカ』はAmazonでもまだ注文できます。

 

ユリイカ2007年11月臨時増刊号 総特集=荒木飛呂彦 鋼鉄の魂は走りつづけるユリイカ2007年11月臨時増刊号 総特集=荒木飛呂彦 鋼鉄の魂は走りつづける

青土社 2007-11-26
売り上げランキング : 70909

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 ちなみに、記事中で言及されている「コルネリス・ファン・デル・ヘーストの収集室」というのはこの絵画ですね。


f:id:izumino:20131124214919j:image

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131124

Thu 2013.11/14

11月第二水曜日のマンガUstの保存先

| 11月第二水曜日のマンガUstの保存先を含むブックマーク

 泉信行と、岩下朋世さんとで配信しているマンガUstの保存先です。


 今回のUstは、前半に『大奥』や『進撃の巨人』などの漫画感想、日付をまたいだ後半に漫画における「語りの構造」の話と「本棚」の話をしていました。

 漫画研究的には後半の方が聞き応えがあるかもしれませんね。



  • 今回はカメラで何かを映して解説するようなことはなかったので音声のみでお楽しみください

言及していた本と本棚

大奥 10 (ジェッツコミックス)大奥 10 (ジェッツコミックス)
よしながふみ

白泉社 2013-10-28
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
進撃の巨人 OUTSIDE 攻 (KCデラックス)進撃の巨人 OUTSIDE 攻 (KCデラックス)
諫山 創

講談社 2013-09-09
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

男の条件 (復刻版コミックス)男の条件 (復刻版コミックス)
川崎 のぼる 梶原 一騎

集英社 2013-09-26
売り上げランキング : 16869

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
あしたのジョー大解剖 【限定特装版】 ([バラエティ])あしたのジョー大解剖 【限定特装版】 ([バラエティ])

三栄書房 2013-10-31
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ミッキーはなぜ口笛を吹くのか: アニメーションの表現史 (新潮選書)ミッキーはなぜ口笛を吹くのか: アニメーションの表現史 (新潮選書)
細馬 宏通

新潮社 2013-10-25
売り上げランキング : 94965

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


不二貿易(FUJIBOEKI)BDラック(BOOK&DVD) HP9418BR/文庫本ラック(ブラウン)81398不二貿易(FUJIBOEKI)BDラック(BOOK&DVD) HP9418BR/文庫本ラック(ブラウン)81398

不二貿易
売り上げランキング : 4268

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
山善(YAMAZEN) マンガぴったり本棚カラーボックス  ブラック  CDCR-9060(BK)山善(YAMAZEN) マンガぴったり本棚カラーボックス ブラック CDCR-9060(BK)

山善
売り上げランキング : 7285

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
山善(YAMAZEN) コミック・CD・DVD収納ボックス ダークブラウン CCDCR-2690(DBR)山善(YAMAZEN) コミック・CD・DVD収納ボックス ダークブラウン CCDCR-2690(DBR)

山善
売り上げランキング : 2993

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131114

Wed 2013.11/13

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131113

Tue 2013.11/12

女性に読まれることを想定しないことで男性の読み方も想定できなくなる

| 女性に読まれることを想定しないことで男性の読み方も想定できなくなるを含むブックマーク

 世間で見かける感想批判で、良くできていないと感じるものは大抵、女性に読まれることを(少なくとも中性的に読まれることを)まるで無視した語りになっている場合ダメな話になってるんじゃないかなと薄々思うことがある。

 また、仮に女性受け手を想定したそぶりがあったとしても、例えばイケメン目当て、あるいは腐女子向けといった「性」への願望しか想定しておらず、作中に潜む「女性らしさ」「女性好み」への期待は考慮に入れていないケースがある。


 その何が問題に繋がるかというと、女性に読まれることを想定しないということは、中性的乙女男子に読まれることも想定できないからだろう。


 広げて言えば、潜在的にミソジニー女性排除的)な評価をすることが、「読者も作者も男主人公作品価値の全て」という解釈を横行させるのかもしれない。


 だから主人公の設定だけで作品を語れた気になってしまえる言葉」は、「物語とは作者が主人公自己投影して描くものだ、という思い込み」や、「物語とは読者が主人公感情移入することのみで読むものだ、という思い込み」とセットで出現しやすいものです。

 これらは複合的な信念体系の抱える問題で、言ってもなかなか直せない人もいるでしょう。

「主人公の特徴だけで作品を特徴付けたつもりになれる言葉」の過ちと罠 - ピアノ・ファイア

 確証はないとしても、作者が男性であり読み手がその「同性」であるならば、作品もまた「同性」のための価値しかないと無条件に考える──つまり作者や読み手は「同性キャラクター」にしか感情移入せず「異性キャラクター」は奉仕的かつ従属的な欲望の対象でしかないとみなす──向きは沢山いそうな感覚がある。


 もちろん、逆に少女漫画女性向け作品解釈においても、「異性のキャラクターはそっちのけで、主人公可愛いから好きっていう(中には中性的男性的な)女性読者もいるんですよ」という話をすると、「えー、ホントですか信じられないなあ」という反響を得ることも多々あって、「あ、女性受け手にも男性的に読む余地があることは全く想定外なのか……」と驚かされることもあるのだけど。


 人間母親と父親から遺伝を受け継いでいるのだから(というと強引な話のようだけど不合理ではないと思う)、女性らしさと男性らしさを合わせて持っているのが普通だ、と考えているので、そうは思わない人がいるということの方が、個人的には不思議だったりする。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131112

Sat 2013.11/09

「語りかけられる」ことと「眺める」こと

| 「語りかけられる」ことと「眺める」ことを含むブックマーク

 上岡龍太郎曰く、テレビ番組の話芸は「観客に語りかける玄人の話芸」から芸人同士の素人会話」を眺めさせる形へと変質した。前者の「話芸」を体験したことのない日本人も増えていることだろう。

 テレビ番組によって「眺める」という態度が醸成された「世代」があると仮定するならば、もしかすると、フィクションの読まれ方もそれが規定しているかもしれない。


 講談社伝説編集者内田勝は「ぼくら」をキーワード雑誌作りをした。


「奇」の発想―みんな『少年マガジン』が教えてくれた「奇」の発想―みんな『少年マガジン』が教えてくれた
内田

三五館 1998-05
売り上げランキング : 313906

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 「ぼくらがぼくらに向けて語りかける」スタイル受け手の心を掴むと同時に、80年代の『ホットドッグ・プレス』は「童貞が書いて童貞が読むバイブル」などと内に閉じてる様子が揶揄されたりもした。

 これは現代比較するとどう考えられるか。


 フィクションなどのテクストには「語りかける」と「眺める」の二つがある……というよりも、受け手の育ち方によって、「語りかけられている」「眺めている」という二つの解釈が生まれると考えた方が良さそうだ。

 現代物語の多くは「語り」の構造が透明化している(つまり講談師などの「語り手」が姿を見せない)ことが一般的であるため、語りかけられているのか、眺めているのかは、「作品の外見」よりも「受け手の心象」によって決まることだからだ。


 最近ネットにアップされた、こんな記事がある。

 どうして自分は『まどマギ』にハマれないのかなぁ、とずっと考えていたんですが、どうもこれが“女の子だけの世界”の話というところに理由があるんじゃないかなぁと気づきました。


〔中略〕


 46歳のおじさんとしては、どこにも自分の居場所がないな、と感じてしまったのです。ここは、女の子特有の美意識、可愛らしさと残酷さだけで作り上げられた世界だなぁ、と。


 「女の子の美意識だけの世界におじさんはハマれない」というロジックには、若干の違和感が伴う。

 正しく自己分析しているのかというと、何か違う気がする。

 だって世の中には(というか日本には)その条件を満たした少女漫画(の、名作)がいくらでもあるのだから……。

 60歳のおじさんである小林よしのり『AKB論』で披瀝していたが、女の子しかいないアイドルグループは「男である自分との恋愛関係」を前提にしなくても「運動会に出てる子どもを応援するような気持ち」で充分楽しめると書いている。

(それも「父親と娘」の擬似的な男女関係だろう、と言えるかもしれないが、私見で言えば本当に全くの他人、せいぜい「母校の有名人」レベルの他人を応援する気持ちでアイドルファンは充分だと感じている。自分が「少女化」する必要もない。)


 自分と全く関わりのない話でもハマれるタイプの人と、なにかしら関わりがないとハマらないタイプの人がいる、という事実経験上、よく知っている。

 けど、その違いはなんだろう? とかねて疑問に思っている。

 どちらのタイプが優れているとかどうかではなく、その違いを理解していた方がいい、と思っていて。


 冒頭の話は、この疑問にも繋がっている。

 おそらく、「眺める」のではなく「語りかけられる」ことを鑑賞の前提にする人がいるのだと思う。

 そしてそれは、「観客に向けた話芸」が正統だった時代と、その話芸が困難になっていった現代との違いかもしれない。


 「特定の観客に向けて語りかける」ことが困難になると、不特定多数に向けて語るどころか、むしろ「内輪の会話を眺めさせる」ことが最適解になっていく。

 現代消費者はそうした観賞スタイルに慣れている。ダーウィン進化説的に、作り手もそれに合わせていく。

 すると漫画史やアニメ史だけで捉えきれない、テレビメディア史を含めたフィクションのブームの変遷と変質、を見直せるかもしれない。


 この文章自体は、元々Twitterタイムラインに向かって書かれている。

 もちろんTwitterは「特定の観客に向けて語りかけること」にまるで向かないツールだ。

 「ぼくら」に語りかけられるのを待っているオーディエンスは稀であり、それ以上に「不特定多数との相互干渉を眺める」機会を待っているオーディエンスの方が、多いはずだ。

 この在り方が、他のメディアへの態度にもどう影響しているか? を考える価値はきっとある


 「眺める」型の態度と、「語りかけられ」型の態度には、それぞれ一長一短がある。

 眺める態度は、自分関係のなさそうな話でもどこかで共感することができ、語りかけられる態度では自分との強い関係を求めて関係がなければ興味をなくしてしまう。


 ただし、語りかけられる態度は積極的に話の中身を呑み込もうと努力するだろうが、眺める態度では表層の理解に留まりやすいだろうし軽視・軽蔑の見下し目線に繋がる恐れもある。


 高畑勲監督は「体験型」の、つまりカメラになって世界を眺める快感が中心となるような映像を「キャラクターへの想像力や同情を喚起しない」と批判していた。

 そして同時に、主人公一人と擬似同一化させることのみを追求した映像にもまた、「キャラクターへの客観的な同情を誘導しない」と否定していた。


 つまり高畑監督が求める映像とは、語りかけであり、なおかつ眺めさせるような、双方の利を備えた映像なのではないか。


 「自分に語りかけられている」という強い没入を作品に感じていながら、結局のところ「主人公一人の視点」、あるいは「自分一人の狭い視点からでしか物語を感じられない観客もいる。


 しかし不思議なことに、「主人公の特徴を挙げることで作品を語れる気になっている」タイプの作品論は、あたかも、作者の欲望や読者の願望、作品に込められた思想や何もかもが「主人公という存在と一致している」かのように語ることが多いですね。


〔中略〕


 少女漫画少女小説だと、「私かわいそう、っていうヒロインの話ばっかり」というフレーズが便利な批判として使われることがよくありました。


〔中略〕


 ですが、現実女性読者に読まれて「(ヒロインである)私かわいそう」と解釈されるだけのお話かどうかは、内容次第であり、そして読者次第だとしか言えないはずです。

 何より、「私かわいそう」と言っているのは、その読者の内心であり、そのヒロイン自身ではないでしょうから

「主人公の特徴だけで作品を特徴付けたつもりになれる言葉」の過ちと罠 - ピアノ・ファイア

 反対に「眺めているだけでいい」と深い関係を結ぼうとせず、複数の視点による想像力を豊かにしないという点では上記と大差のない観客もいる。


 そういう観客らがいると仮定して、彼らに対して、語りかけつつ、眺めさせたい。

 それは可能なのか、と思えば、考えるべきことはおそらく多い。

Fri 2013.11/08

『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』ネタバレ気にしない感想

| 『劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語』ネタバレ気にしない感想を含むブックマーク

 というタイトルにしつつさほどネタバレしませんが。


「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」公式サイト

 まどマギ劇場版すっげー良かった! というのが一番最初感想でした。

 テレビ版は絶対に続編が必要な、不完全な話だと思い続けてましたから、続編をねだっていたのは正解でした。

 これでアニメとしては満足できたので、本当に良かった。


 ひとつひとつ言えば、人間キュウべえシステムを超えたことをやって「人間」に対してびびらせる、それを理屈ではなく人間の「気持ち」だけで作り出す、誰かがしっかりとあの(まどかが一人で勝手に出した)結末を拒んでなきゃいけない、のスリーポイントで個人的な期待はクリアしています。その上で、予想を上回る映像でもあった。

 「本編でやり残したことがあったから続編が生まれて、それで怪我の功名的に更にまとめ上げることができた」シリーズというのも過去に様々ありますが、まどかマギカもその一つに挙げられるはずです。


SFアニメとしての楽しみ方」は上掲のまとめ(SFフリーク音楽家吉田隆一さんの対話)で広げていますが、そこでも書いているようにSFだったテレビ版に対して、SFメルヘンファンタジーを両立させた」映像としてぼくは高く評価しています。


 ファンタジーとして「叛逆の物語」を読む場合リンドグレーンはるかな国の兄弟と、それを解説した河合隼雄ファンタジーを読む』などが良い手引になるかもしれません。

 ファンタジーの中で「死」や「世界の終わり」がどう前向きに描かれるのかが良くわかると思います。


はるかな国の兄弟 (岩波少年文庫 85)はるかな国の兄弟 (岩波少年文庫 85)
アストリッド・リンドグレーン イロン・ヴィークランド

岩波書店 2001-06-18
売り上げランキング : 28996

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
ファンタジーを読む (岩波現代文庫 〈子どもとファンタジー〉コレクション 2)ファンタジーを読む (岩波現代文庫 〈子どもとファンタジー〉コレクション 2)
河合 隼雄 河合 俊雄

岩波書店 2013-08-21
売り上げランキング : 98037

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 今はエンディングテーマであるKalafinaの「君の銀の庭」をしげく聴き込んでいます。


君の銀の庭(期間生産限定アニメ盤)君の銀の庭(期間生産限定アニメ盤)
Kalafina

SME 2013-11-05
売り上げランキング : 18

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 ところで、これを海外リリースする際に「悪魔」をDevilと訳すのかSatanと訳すのかが気にかかりますね。

 というか「神とサタン小池一夫キャラクター塾だ! 本人に会っただけのことはある!」と激しく思ったのはぼくだけでしょうか。

 鑑賞後(?)の小池先生「また虚淵さンと会って話を聞きたい」と言っていたのも「キャラクター塾」からすると頷ける話ですね。


僕は、いつも最初の授業で「世界最大のキャラクターイエス・キリストである」「永遠の二番手キャラクター悪魔である」と教えています。悪魔は、強大な力を持ちながらも、キリストには勝てません。

悪魔が強ければ強いほど、それをものともしないキリストの威光は増し、その力は引き立ちます。


正しい主人公と、それを邪魔する、悪の存在物語です。

クリエイターズ・ノート | CLIP

 神と悪魔といえば、結末から真っ先に連想したのが『セイントデビル -聖魔伝-』という伝奇漫画でした。

 あまり知られていない作品だと思いますが、初期の石川賢原作付き作品で、原作辻真先

 そういえば辻先生もまどかマギカが好きで、こういう連想の繋がりは楽しいですね。


セイントデビル―聖魔伝 (1) (講談社漫画文庫)セイントデビル―聖魔伝 (1) (講談社漫画文庫)
辻 真先 石川

コミックス 1998-07
売り上げランキング : 416477

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『魔獣戦線』を経た石川賢原作者を得て、自ら「ストーリーマンガの描き方を知った」という愛と憎悪物語。絵柄、描写、スピー ド感ともに、石川賢最初の頂点がここにあるっ!


〔中略〕


ユンクとテレサ永遠の戦いを続ける神と悪魔の両頂点、天使ガブリエル悪魔リリスの愛の結晶であった。では憎悪の方はと言えば、神と魔たちの戦 いであり、人間同士の滅亡に向けたバカ騒ぎである。こと視点人間に限って言うなら、ストーリーの中で黙示録的な形で終末を迎え、人間の生きる次元そのものが消え失せてしまう。ここまではデビルマンと同じだ。


〔中略〕


一方聖魔伝は、そこで終わらなかった。神と悪魔に分かれて、闘う二人。それは 「ぜったいれいど」の物語の中で逃れられない宿命だ。そこには福音破滅からの救いもない。人間ルシフェルの仕掛けであっさりと絶滅するし、そのルシフェルすらガブリエルリリス戦闘に巻き込まれて死を迎える。そこには意味など拒否するかのような血まみれの闘いがあるのみだ。描かれるべきは破滅なのか?


否、である。「業」として互いを憎むのも生きることなら、また「愛」も然り。 それは互いに存在するだけなのだ一見非常に難解な形で描かれてはいるが、この物語最後には読者とともに過ごした時間をも相対化してしまう。ラストを迎えた段階で、ガブリエルリリス、ユンクとテレサが愛に生きるために 「どこかへ」向かうところで終わるのだ。それは時空をも超越した、純粋な愛の世界である。が、それは闘いの終結を意味するものではない。別の時空間では相変わらずガブリエルらもユンクらも、人間達も神も悪魔も血を流し続けている。己のエゴをむき出しにして。


あらゆる時空間にある愛と憎悪の形。それら全体が『聖魔伝』という物語すなわち「ぜったいれいど」である。それらに必要以上に隠された意味はない。善 も悪も愛も憎悪も何もかも融け合った混沌があるのみだ。

ハンマーでぶちわってやるーっ!
トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131108

Mon 2013.11/04

子どもと犬の物語/『映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス!』感想

| 子どもと犬の物語/『映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス!』感想を含むブックマーク

f:id:izumino:20131104045810j:image

  • 劇場で捺した記念スタンプ

映画ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス

 ドキプリの映画観ました。フックとなる「マナ結婚」はあくまでストーリーの大枠で、メインテーマとしては犬好き直撃のヤバイ泣ける映画でした。

 ペットとしての「犬」プリキュアシリーズで度々登場してくるモチーフですが、子ども自分の一部であるかのように一体感を感じているペットとしての描き方がこの映画では群を抜いています。

 そもそも「一体感を伴うペット」はマスコットキャラ妖精たちがすでに担っている役割ではあるんですが、それでも「犬」と(犬好きの)人間の絆は、歴史本能から来る重みがあって、妖精とのそれを超えるということかもしれませんね。


 また、ペットとの死別も「人生経験」の一種であるわけで、主要客である幼児らにとってこの映画は、共感するものではなく「これから起こるかもしれないこと」でしかないでしょう。

 逆に、人生経験のある大人や、主人公マナと同世代学生らにとっては「共感」や「同情」を伴う映画になりうるわけで、例年以上に「大人にも子どもにも向けて作っている」と感じいるドラマでした。


 また、犬とマナの関わりを通じて、彼女精神形成を描いた物語にもなっている。

 マナは由来抜きにあんな性格になったのではなく、ちゃんとその原点があることが理解できます。

 ペットとの死別というトラウマを、未然に防ぐドラマとして眺めると、精神科医ヴィクトール・フランクル人生観連想する部分もありました。


「生きる意味」を求めて (フランクル・コレクション)「生きる意味」を求めて (フランクル・コレクション)
ヴィクトール・E. フランクル Viktor E. Frankl

春秋社 1999-10
売り上げランキング : 175330

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


 生きる目的自分内面の中に求めることはやめて、自分以外の世界から求められている何かを探すべきだという、フランクルの考えがちょうどマナ精神形成に当てはまっている。その点で優れた児童文学になっていると評したいものです。


映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス テーマソング映画 ドキドキ!プリキュア マナ結婚!!?未来につなぐ希望のドレス テーマソング
サントラ

SMD itaku (music) 2013-10-22
売り上げランキング : 1707

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131104

Sat 2013.11/02

『ログ・ホライズン』『RWBY』Ustの保存先

| 『ログ・ホライズン』『RWBY』Ustの保存先を含むブックマーク

 昨夜のアニメUstの保存先です。

 前回に続きゲストにろきさん(Twitter)を加えて、『ログ・ホライズン』→今期アニメ→『RWBY』の順に話をしています。


言及したURL


Rwby [Blu-ray] [Import]Rwby [Blu-ray] [Import]
Rwby

New Video Group 2013-11-12
売り上げランキング : 2764

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


過去の放送

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131102

Fri 2013.11/01

【告知】HARD-WIREDさんとろきさんとアニメUst

| 【告知】HARD-WIREDさんとろきさんとアニメUstを含むブックマーク

 また直前の告知なのですが、だいたい月一ペース配信のアニメUst、今夜21時頃から配信いたします。

 ゲストは前回から継続で、ろきさんです。


 『RWBY』の話がメインの予定ですが、ろきさんの好きな『ログ・ホライズン』を初めてとして今期アニメの話題もしていると思います。


Rwby [Blu-ray] [Import]Rwby [Blu-ray] [Import]
Rwby

New Video Group 2013-11-12
売り上げランキング : 2764

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


過去の放送

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/izumino/20131101


最新の日記
 あわせて読みたい なかのひと
000001
20030304050809101112
2004010203040506070809101112
2005010203040506070809101112
2006010203040506070809101112
2007010203040506070809101112
2008010203040506070809101112
2009010203040506070809101112
2010010203040506070809101112
2011010203040506070809101112
2012010203040506070809101112
2013010203040506070809101112
201401020304050608101112
2015010304060809101112
201601020612
20170107
Connection: close