福島でHTML5について話してきた

html5jの遠征で福島に行ってきた。「HTML5ではないサイトをHTML5へ」というタイトルでお話させていただいた。

HTML5ではないサイトをHTML5

僕の資料はこちら。九州やHTML5とか勉強会で話した内容を最新化したもの。


仕事でやってるサービスは、ちょっと前まではHTML5じゃなかったけど、いろいろやってHTML5化しているところ。それについていろいろ話させてもらった。
試行錯誤中で、まだまだ道半ばだけど、とにかく一歩は踏み出している。

写真とか

一眼持って行かなかったから画質が悪いけど、雰囲気は伝わるかなと。



みんなで記念撮影。



自分のセッションが終わって、パネルディスカッションが残っているにも関わらず飲み始める。



懇親会!美味しかった。



懇親会からのラーメン。味噌にんにく!背景にカエルさんが。



どうしてこうなった。行きの新幹線では桜が見えたけど、帰りは一面雪景色でびっくりした。

まとめ

参加者全員が自己紹介をする時間があって、ちょっとびっくりした。でも、これすごくよかった。マイクが回ってきて、みんなその場で立って簡単な自己紹介をする。
初参加が4割くらいいるって聞いていたけど、みんな乗りがよくて自己紹介が楽しかった。
おやつタイムでは美味しい豆大福をいただいた。お弁当でお腹いっぱいだったけど、食べてしまった。


僕のセッションは1月に作った資料をベースに、その都度ブラッシュアップしたり、最新化したり、内容を削ったり、増やしたりしてる。今回はけっこう削ったつもりだったけど、30分の持ち時間を7分もオーバーして、それに気付きつつ平然と話してしまった。ごめんなさい。けっこう反省しています。


自分が話したいことではなく、相手が聞きたいと思うようなことを意識して、なるべく伝えることを最大化したいと思って話した。
うまくいったかわからないけど、終わったあとにかわいい女の子がとても参考になりましたと言ってくれたので、すべてオーケー :)


やっぱり遠征は楽しい。また機会があれば、いろいろなところに行きたい。

2ヶ月まえに、九州と第36回HTML5とか勉強会で話したこと

あまりにも、時間が経ってしまったけど、いちおう記録として。

九州

2013/2/9 - 2013/2/10に九州に行ってきた。
HTML5 Carnival FukuokaHTML5カンファレンス 宮崎 に、html5j スタッフ & スピーカーとして参加した。


僕の資料はこちら。


こっちにも書かせていただきました。

この遠征に同行できて、発表できたのは、ほんとうによかった。いろいろ大きな意味を持つ出来事だった。
東京では何度か発表していたけど、それとは全然違う場だった。アウェーってこんなにも違うのか、ということを実感できた。もっと具体的に書きたいけど、書き始めると終わらないくらい長くなってしまって終わらないので割愛。
関係ないけど、iBooks Authorのプレゼンや、githubのエントリを通じて、僕のことを知っている人がいて感動した。
なにかしらのアウトプットしてると、いいことあるね。

第36回 HTML5とか勉強会

2013/2/18の第36回 HTML5とか勉強会で話してきた。
資料はこちら。九州での資料にいろいろ手を加えたもの。基本的な構成は同じだけど、中身はけっこう変えたつもり。

HTML5とか勉強会で話すのは久しぶりだった。1年ぶりくらい。
さっくるが素敵な記事にまとめてくれてる。

まとめ

もっと早くエントリを書きたかったけど、燃え尽きてたり、疲れ果ててたりして無理だった。
やっぱり泊まりで一緒に行動すると、仲良くなれる気がする。あるいは一緒に空港のベンチで切羽詰まってスライドを作っていると、仲良くなれる気がする。たぶん。他の講演者の方々ともいろいろな話ができてよかった。

はだかんぼうたち

内容(「BOOK」データベースより)
桃*35歳独身、歯科医。6年付き合った恋人と別れ9歳下の鯖崎と交際中。響子*桃の親友。元走り屋の夫や4人の子供とせわしない日々を送る主婦。山口*60歳目前に家族を捨て響子の母・和枝と同棲。だが和枝が急死し途方に暮れる。鯖崎*桃の恋人。やがて響子にも惹かれはじめ桃にその気持ちを公言する。出逢い、触れ合ってしまう“はだかんぼう”たちは、どこへたどり着くのか。年下男性との恋。親友の恋人との逢瀬。60歳目前での同棲…。心に何もまわない男女たちを描く長編恋愛小説。


江國香織の「はだかんぼうたち」を読了した。面白かった。
最近は家族や世代が移り変わるような長大な小説が多かったから、こういう恋愛小説はひさしぶりのような気がした。懐かしいような感じ。


桃の母親が姉の陽にいろいろと文句を言う。そのあたりで「きらきらひかる」を思い出した。笑子ちゃんや睦月も、母親にいろいろ言われていたな、と思って。
医者という職業(歯医者と内科医はだいぶ違うけど)からも、連想したのかもしれない。陽のシェアハウスは、「ケイトウの赤、柳の緑」を彷彿させる。
あと60歳で突然家を出て行くというところでは、突然別れを切り出した「落下する夕方」の健吾みたい。


はだかんぼうでいる、あるいははだかんぼうになる、というのは、どんな感じなんだろう、と思った。

Chromeの新しいレンダリングエンジン「Blink」について読んだもの

読んだものをあとからまた探すことになりそうなので、リンクだけだけどまとめとく。これ以外にも読んだものもあるけど、あとから読み返しそうなものだけピックアップした。

Google関連

まずは Chromium の Blink のページ。

Blink's Mission:
To improve the open web through
technical innovation and good citizenship

GoogleChromium Blog。それにしてもびっくりした。

Blink Developer FAQ

BlinkのDeveloper FAQ。

そしてえーじさんによる翻訳。

FAQはちょこちょこ追加されるのかな。以下の翻訳はなかった。抄訳すると、たぶんこんな感じのことが書いてある?ちゃんと原文見てね。

  • どんなことをChromeに期待するべき?
    • 高速なDOMとJSエンジンを提供する
    • プラットフォームを安全に保つ
    • パフォーマンスのためのリファクタリング
    • よりパワフルなレンダリングとレイアウトをできるようにする
  • これはDart VMやNative Clientを載せるための戦略?

そんなことないよ。新機能に関する強力なガイドラインを制定している。Googleで開発された技術や標準も、他で開発された技術や標準も、このガイドラインに従う。

もちろん。

  • OperaChromiumを採用するって最近アナウンスしたけど、どうなるの?

OperaはBlinkを採用する予定で、Bruce Lawsonが彼のblogで言及している。

その他

GoogleWebkitの開発に関わってきた人のGoogle+の投稿。
すごくいい文章で、これからのBlinkが楽しみになる。


WebKitからフォークに至った経緯や、Blinkの概要について。Googleの外の人(ひとつはmyakuraさん)からのエントリ。
こういう経緯を知るのもけっこう好き。毎日自分が使っているものが、どんなふうにできて、どんなふうになろうとしてるのか、ある程度わかる。

Your Blink Questions Answeredのmyakuraさんのメモ。


いつも、わかりやすくてすてき。

まとめ

一気に読んだら、なかなかの分量だった。
月並みな感想しかでてこないけど、これからどうなるんだろうね。OperaChromiumを採用するし、ChromeWebkitをフォークしてBlinkを作るし、MozillaはServoを発表したし。

どんどん仕様はでてくるし、どんどん新しい機能が追加されるし(DevToolsの進化が速すぎる!)、あんまり追いつけてないけど、すごく楽しい。
なにより僕の作っているものは、ブラウザがないと見れないからね。

SOSの猿

SOSの猿 (中公文庫)
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伊坂 幸太郎
中央公論新社 (2012-11-22)
売り上げランキング: 13,898

内容(「BOOK」データベースより)
三百億円の損害を出した株の誤発注事件を調べる男と、ひきこもりを悪魔秡いで治そうとする男。奮闘する二人の男のあいだを孫悟空が自在に飛び回り、問いを投げかける。「本当に悪いのは誰?」はてさて、答えを知るのは猿か悪魔か?そもそも答えは存在するの?面白くて考えさせられる、伊坂エンターテインメントの集大成。


伊坂幸太郎の「SOSの猿」を読了した。
Amazonのレビューを見ると賛否両論だった。僕はけっこう楽しく読めた。でもちょっと中途半端な気もした。
ゴールデンスランバー」、「あるキング」、「バイバイ、ブラックバード」は、最後まで読んでもわからないことがたくさんある。でもこの作品はある程度分かるようになる。でもそれがなんだか中途半端な感じだった。
でも、十分面白かった。
気になったところをいくつか引用する。物語にはあんまり関係ないところばっかりだけど。

「山田君が、学校行かなくて、すごく楽しそうなら僕も気にしないけど、そんなに苛々して、顔色も良くないし。やっぱり、それは今のままじゃ良くないってことじゃないの?学校行くのが正しいとは思わないし、学校はつまらないかもしれないけど、とりあえず、行かなくてもいいからもっと、楽しい毎日を送りなよ」

「思いわずらうことなく、愉しく生きよ」を思い出す。僕は楽しくなかったから、環境を変えようと思い至った。それで、いまはなかなか楽しい。

「なぜなら、家族以外の第三者が、利害関係のない誰かが、『良くなりますように』と祈ることは、誰かを助けたいと思うことは、ひどいことではないはずだからだ。悪いことではない」
「効果がなくても?」
「そう。良い効果はなくても、悪い効果があるわけでもない」

よしもとばななの「ハチ公の最後の恋人」には祈る人の話があって、思い出した。

「そう?それで毎日世界中のために祈るんだけどな。」
「誰もみてないのに?」
「そういうものなんだ。そういう人たちがこの世でいかに役に立っているか知らないな。いかにたくさんいて、いかに平和を保つのに力をつくしているか。」


ハチ公の最後の恋人

ちょっとは効果はあるんじゃないかな。

「人っていうのはやっぱり、言葉にして伝えないと相手には気持ちを理解されないんです。だけど、言葉にするのを省いて、うまくコミュニケーションが取れないと、『どうして分かってくれないのか』と腹が立ったり、『きっと相手は自分をこう思っているのだ』と勝手に先回りして、怒ったり、結局、雪だるま式に関係は悪くなっていくんです」
「それ、悪魔祓いの基本書とかに載ってるの?
「いえ、離婚調停の本に載ってました」

気をつけたいな、と。

つまり、恥ずかしさは、『見放される』という恐れと結びついているのではないでしょうか。失敗をしたことを誰かに気づかれ、自分の能力を低く見積もられる。その結果、自分が仲間から見放されるのではないか、そう恐怖するのかもしれません。

失敗したとき、言い訳はしないようにしたいけど、つい言い訳したくなってしまうし、言い訳してしまうこともある。それも「見放される」ということと合わせて考えると、ちょっとわかるかも。
人が言い訳しているときって、たいてい分かる。だから自分が言い訳しても、たぶん相手はわかってる。あと、言い訳と説明の違いって、なかなか難しい。

「人を知るには三つの面があるわけ。一つ目は、外から見える様子。二つ目は、その人が説明してくれた内面の様子」
「三つ目は?」
「心のなかの景色そのもの」
「それは誰にも見えない」

見えないものを、大切にしないとね。

ng-mtg 2 AngularJS 勉強会 に行ってきた #angularjsjp

20130405002459

AngularJSの勉強会に行ってきた。AngularJSの勉強して、Googleでピザ食べてビール飲んだ!いつもありがとうございます。
これは勉強会レポート的なエントリではなく、適当に思ったことや考えたことを書く個人的なメモのようなもの。

AngularJSのサイトにMVWってあって、なんだろうって思ったら MVW framework - Model-View-Whatever だって。ほー。

AngularJS 入門

最初の金井さんのプレゼンの資料はこちら。


AngularJSはHTMLのタグに ng-なんとか って要素を書いていく。
<html ng-app>って書くとバリデーションエラーになるけど<html data-ng-app>って書けるから、こっちならバリデーションエラーにならない。
ディレクティブのドキュメントはこのあたり。


資料に書いてあるからかかないけど、フィルターは便利そう。自分でも定義できるし。
フィルターのドキュメントはこのあたり。


UI周りは AngularUI っていうのがある。これ楽しそう。

Bootstrapもあった。


あとドキュメントの翻訳も頑張ってるので協力してほしいって。

AngularJSで開発したい

吉田さんの資料はこちら(2013/04/06追記)。資料がまだ公開されてなさそう。見つけたら追記する。


いくつかの機能はモジュールとして分割されているので、それぞれのJSを読み込まないと動かない。
例えばCookieを扱うならこれ。


Batarang(バタラン)という、AngularJS のデバッグができるChrome Extensionがある。ChromeのDevToolsにAngularJS用の機能が追加される。こういうのがあると嬉しいね。


karma(元Testacular)を使ったテストについても紹介された。

こちらの記事をちょこっとだけ読んでいたので、実際に動かしてもらうところが見れてよかった。AngularJSに関係なく、便利そう。

まとめ

JavaScriptを書く機会が増えてきた。うれしい。仕事でやってるサービスでは、これからもっとJavaScriptが増えていくと思う。これまではそんなに興味がなかったけど、どんどん複雑になっていくから、MVCフレームワークに興味がでてきた。というわけで、今回の勉強会に参加した。初学者向け、というのもよかった。

AngularJSを触るのははじめてではなくて、味見部でちょっと触ってた。でもほとんど全て忘れてて、よい復習になった。

みんな書いてることだけど、AngularJSはページ数が少なくて、でもがりごり動く感じのWebアプリケーションに向いてそう。すごく早く作れそう。MVCというより、データバインディングが便利そうな印象だった。
何か操作をすると、勝手にデータが変わってくれる。jQueryだと、操作した後にデータを書き換える処理を自分で書かなくてはいけない。それがいらなくなる。これは便利だよね。


AngularJSというよりMVCフレームワークに興味があったので、セッションを聞きながら以前のHTML5とか勉強会のレポートも読んでいた。このあたり。

あとはCodeGridのBackbone.jsの記事とかも、ちょこちょこ読んだ。


いろいろなフレームワークがあるから、用途にあったものを選ぶことは大切だと思った。至極当然なことだけど。
こういうふうに勉強会に行って、blogとか書いておくと、実際に取り組むときけっこう楽になる。いつ、なにが、必要になるかはわからないから、時間のあるときに試しておくといい。
と、最近忙しくて勉強できてないし、勉強会にも行ってなかったので反省した。