今週は土日仕事となりました(90%位?)・・・更に色々あって時間も無くなりそう。
 って事で、明日の27日は、ゲームや雑誌が大量に発売される訳ですが、ゲームは買いに行くことができず、雑誌は無理矢理にでも帰らねばなりませぬ・・・読む時間があるかは微妙ですが。

『【最後の魔法使者】第二部 魔法の誓約  上・下』読了

マーセデス・ラッキー 【訳】細美遙子 東京創元社創元推理文庫
299+286ページ 上巻:900円+税、下巻:880円+税
 「こんな可愛い子が女の子のはずはない」
 であった、一部の黒髪美少年は、10年以上が経過して美青年へと成長して、絶大な力を持つが孤独な魔法使者として国家の為、心身をすり減らしていくのでした。
 って事で、≪ヴァルデマール年代記シリーズ≫の≪最後の魔法使者≫の第二部(全三部)開幕。
 魔法使者であるヴァニエルが、故郷へ戻って休養するのだが、そこは少年時代の伏魔殿。彼と軋轢のあった人物達が別の一面を垣間見せることで、関係を修繕し、ヴァニエルが人としても成長していく過程が描かれるのでした。中でも、1部で憎しみの対象でしかなかったジェルヴィスの本音は、読者である自分ですら「えっ?」と思う程、良い奴になり過ぎていたのには驚きでした。
 ちなみに同性愛者であるヴァニエルですが、少年愛は皆無の為、今巻で登場する二人の美少年に対しては恋愛感情を・・・持たない様に我慢しておりました。それと、微妙に女性にも興味が?<
上:2010年12月24日初版 ISBN:9784488577148
下:2010年12月24日初版 ISBN:9784488577155