土日なので娯楽系の更新でもしてみようか

最近見た映画。

(※IMdbとはインターネットムービーデータベースというサイト。洋画のことならここしかない!)



 お薦めはシティオブゴッド。激しいバイオレンスに耐性がある人には是非見て欲しい。海外で大事件が起こる度にオグリッシュをチェックしてしまう人。暴力が好きで好きでたまらない人。その逆に暴力を絶対に絶対に許せない人。是非是非。


 ブラジルのスラム街シティオブゴッド。そこにおけるギャングの話。
 麻薬。強盗。殺人。それが日常のスラム。


 小学生「あいつなんかムカつくから殺そうぜ」


 子供が大人を殺す。大人が園児を見せしめに殺す。日本じゃ絶対ありえない。でもブラジルで実際にあった話らしい。ノンフィクション。



 ちょうどこの映画を見たあと。東京新聞にフィリピンのスラムの特集が載っていた。やはり日常的に殺人が起こる。この映画の世界が現実に進行しているらしい…。その特集を読んだ翌日だったか。フィリピンのマニラでバスジャックが起きたのは。手榴弾武装し9時間バスを乗っ取っていたらしい。 この犯人バスジャックという卑劣な方法を選択してしまった。しかし、バスジャックの動機を知ると同情したくもなる。


 主犯格の男は投降前、地元ラジオを通じ、マニラの貧困地区に自分が所有している保育園の園児145人への無償教育などを要求「蔓延(まんえん)する汚職の根絶を」などと主張した。園児らは遠足に行く途中だった。(マニラ支局)


 フィリピンが今どれだけ酷い状況なのか分かる事件だ。普通に活動していたらどうあがいてもダメなのだ。アロヨ政権は軍を動員して街を監視。合法的な政治団体であろうと、政権批判をするものは弾圧する。政府が絡んでる分、映画より酷い。そんな状況のフィリピンは永遠にまともな国にならないだろう。