本アレコレ
最近の本関連まとめ。
- ARIA 12 巻
- 相変わらず ( http://d.hatena.ne.jp/janus_wel/20080327#1206644052 ) 読むことができていない。
- なぜこんなに抵抗があるのか自分でもよくわからないんだが、一言で言うとこの作品が終わるのを許容できない感じ。はじまりとおわりは定常状態よりも変化に富んでいるのが常でおわりの変化を受け止める自信がないのかもしれない。
- 多分俺はこの漫画に対して初心への回帰を促す外部装置のような役目を期待している。最近雑だなとか荒んでいるなと思ったときに読み返して感覚を呼び起こさせるというか感性への緊張を張りなおすというか。上述した文章をより正確に言い直すとおわりによってそういった感じ方ができなくなるような俺自身の変化が怖いということなのかな。
- でもそんなネガティブな理由はなんとかして潰したいなぁ。とすると万能ツールである自己暗示をもって臨むべきなのかなー。でもここに自己暗示分の TP を投入したくはないんだよなー。
- 逆に考えると観察者である俺が物語の終焉を認識しない限り物語は終焉しないのだが、物事ってのはおわりを定義しないと完成もないわけで作品的には不完全なものを今後見なければならんのだよな。 A 型的硬直思考だとそれは絶対にないような…、いやでも人生において不完全は常識か。
- ここらへんの心情を探ったり原因を考えるのはけっこう新鮮。これってゲーオタ的にはクリアしたゲームをいつまでもやるとかオンラインゲームにおけるゴール設定とかそんな形になるんだろうけど、そこらへんのノウハウがそのまま生きてこないのはなぜかなー。メディアの違いもあるんだろうけど、そもそも俺の漫画リテラシが低いせいなんだろな。
- 銀魂 23 巻
- 連載開始からかなり経って単行本を買い始めたクチなんだけど面白いとしか言いようがない。確か俺ネットワーク内で漫画に関してかなりエロく眼鏡に造詣が深い G 氏の本棚にあったのを見てあぁこれ面白いんだなーというインプレッションを持ったのがきっかけ。で、漫画読むのがマンネリ化してたときに思い出して購入に踏み切ったという流れだったと思う。
- 俺の感じている面白さは年代的なものがほとんどでというか作者と年齢ほとんど一緒なんだよ。ドラゴンボールとドラゴンクエストはド直球世代なんだよ。ジャンプ漫画をほぼ名指しで引用なんだよ。プリミティブな笑いがいいんだよ。シリアス回の終わり方がちょっと恥ずかしげなのがいいんだよ。みたいな。
- パッと見ページが黒いのはぱっつぁんのツッコミが長いのが原因だと思うんだけど、銀魂の長文ツッコミってそれほど不快に感じないんだよね。ツッコミ自体にテンポが生じているというか。ボケ -> ツッコミ起 -> ツッコミ転 -> ツッコミ結、みたいな流れが形成されている気がする。ツッコミの役割云々はおいとくにしてもこれは新しいジャンルなのかなぁと思ったりする。まぁたまに冗長すぎてイラッとくるときもあるんだけどそれはまだ固まりきってないことなのかなぁとか何とか。
- Baccano ! シリーズ
- Best Software Writing
- 読み終えた。全体的に面白かったんだけど特に興味深いのが「プログラマのアウトソーシングの落とし穴」 ( http://forio.com/resources/the-pitfalls-of-outsourcing-programmers ) 、「ハマったときにどうするか」 ( http://www.randsinrepose.com/archives/2004/07/10/what_to_do_when_youre_screwed.html )、グループにとっての最悪の敵は自分自身である ( http://www.shirky.com/writings/group_enemy.html ) の 3 つ。
- 逆に理解できなかったのが「最もおバカなユーザインタフェース賞 : Windows 検索」と ( http://www.secretgeek.net/ms_search.asp# ) 「 ( マンガのキツネと学ぶ ) 短時間の ( そして願わくは辛くない ) Ruby コース」 ( http://poignantguide.net/ruby/ ) の 2 つ。 Ruby に関しては言語仕様のアウトラインをなぞるくらいはできるんだけど、 2 つに共通してるのがわらかしたいんだろうけどわらうポイントがわからないということなのよね。これは文化圏の違いなのかもしれなくて理解しようと思ったのものの最後までわからなかった。
- ていうかこの本のエントリて全部 2004 年に書かれたものなのよね。それにしては今読んでも面白すぎる。 SNS に関する記述に至っては当時と状況が違っているのだが現在でも興味深く読めるのが凄い。本場とはいえ問題の本質を捉えすぎている。
- この本は元エントリの日本語訳テキストとして英語の勉強に使えるなぁ。とは書いたもののやらなさそうな予感。
- AJAX HACKS
- 本屋で見かけて衝動買い。 Ajax に関してというか XmlHttpRequest についての紙メディアリソースが欲しかったのと O'Reily 本だったのと目次がまともだったのとで購入に踏み切った形。ぼちぼち読むよー。