世界の○○感謝の日シリーズ〜バリの神様編〜

みなさん、こんにちは。潮風です。


さて、来週には久しぶりの連休ですね U\(●~▽~●)Уイェーイ!
とゆことで(?)、ブログチームは注目しました、「勤労感謝の日」。祝日法によれば、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」だとか。ふむふむ。
じゃ、世界の国々にはどんなことに感謝する日があるんだろう??と湧き出てくる好奇心 (o゚▽゚)o))) ムクムク♪


そこで!!ブログではシリーズ化*1を決定し、JF情報網で調査を開始しました!!
何回連載になるか分かりませんが、ぼちぼちとお送りしますので、お楽しみに〜☆


第1回目の今回は、インドネシア・バリ編です。
ご自身が華麗なるバリ舞踊ダンサーでもある、JFインドネシア・スクールのM@Y さんからの投稿です♪


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さて、去る11月10日(土)*2、小説を読んだそこのあなた、テスト勉強で充血しちゃった学生さんたち!!神さまからクレームがきてしまうかもしれませんよ…└(`0´)┘


というのも、バリ島には学問や芸術の神さまであるサラスワティの日Hari Raya Saraswatiというのがあって、読書や書き物が禁じられているのです…!
その日の本たちは、知識を得るために「読まれ、めくられる」のではなく、知識の大切さを再認識したり、より優れた直観力や洞察力を得られるようにと「お供えが捧げられ、感謝され」ます。最近はPCもその対象になっているとか。
                         
バリのお供えもの 1ー本格パージョン↓
見てください、隣に立っているおばあちゃんとの差!主に果物とケーキで出来ていて、お祈りが終わった後、皆で食べます♪ 
      
                      
バリのお供えもの 2―豪華バージョン↓
  


その他にも、昨日の11月14日(水) *3、「パゲルウェシの日Hari Raya Pagerwesi」と言って、鉄製品にお供えして感謝する日です。彫刻刀の木彫り職人、車のタクシー運転手、青銅製の楽器・ガムランの奏者、針のお針子さんなどにとっては、特に大切な日ですが、普段、電車やPCなどにお世話になっている私たちにとっても他人事ではありませんね。


青銅製楽器・ガムラン↓ (隙間には・・・?!) 

「なぜ鉄…?」と思った方!「パゲルウェシ」というのはバリ語で「鉄柵」という意味で、鉄柵は人間を守ってくれるものの象徴なのだそうです。さらには、自分の心の中にも鉄柵を作って、清い心を保ちましょう!という意味もあるようですヨ。


そういえば、人間を守ってくれる住居。バリの人たちは普段から、家のあらゆるところにお供えをして、家の外にいる悪霊が入ってこないよう、家をとても大切にしています。
実際に、友だち宅でお供えをさせてもらったことがあるのですが、家の門の前、石像のあるところ、水周り、家の主人の部屋、踊りの衣装や楽器のあるところ、家の中にあるお寺の入り口、お寺の中の到るところ、外壁に空いた穴(!)*4などなどなどなど…なかなか大変(汗)。これを1日3回繰り返すのですから、バリのお母さんたちはお供え物作りで大忙しです!最近は、市場で出来合いのものを買ってくる人も多いんですけどね。


バリのお供えもの 3―普段使い ↓
ヤシの葉で編んだ入れ物の上に花びらなどを乗せ、キャンディーかクッキーのような甘いものを添えて、お線香を置きます。聖水をパシャっとかけて念を込めれば1箇所クリア!


でも、これも全て、外にいる悪霊にも小さなご飯をあげて「家の中に入ってこないでね♡」と慰めてあげたり、ご先祖様に敬意を表したり、大切なものや場所に感謝の意を捧げたりするため。こんな「感謝」の習慣、私たちも見習いたいものですネ゚・:*:・。(´∇`)゚・:*:・。


最後にオマケ:バリの夕焼け ↓

*1:これまでいろいろなシリーズやっています。
世界のクリスマスシリーズ
世界のハロウィン事情
世界の独立/建国記念日

*2:サカ暦とウク暦という独特の暦に従って決まるため、日にちは毎年変わります。

*3:*2参照

*4:外から悪霊が進入できそうな場所を、くまなくカバーするそうです。