地球を、開けよう。

2009-11-16

日メコン交流年企画展:TWIST AND SHOUT!!!  〜VOL.1〜

お久しぶりです、オレペコです。

ブログチーム員として、ひとつきに一回くらいはタイからの情報をお届けしよう!と思っていたのに気がつけば半年以上あいてしまいました、、、でもその分、今日はとっておきの情報をおとどけしますっ。

f:id:japanfoundation:20091114170815j:image:left


ところで、表題の "TWIST AND SHOUT"。言わずと知れた世界のロックバンド、ビートルズが1963年に出した楽曲のタイトルなのですが、この曲が世に出てから半世紀近く経ったいま、ここタイはバンコクにて、このタイトルを文字通り「捻れ(ねじれ)と叫び」として再解釈し、現代日本人の多くが持つ「捻れた」心情や世界観、そしてそこから生み出される様々な表現という「叫び」にオーバーラップさせる試み(=17名の日本の現代アーティストを紹介する大規模な展覧会)が、いよいよ11月19日(木)に幕を開けるんですYYY*1


この展覧会、何が画期的かというと・・・

eまず、これまでバンコクには、アクセスのしやすい都心に「現代アート」を見せる大規模な展示施設がなく、あちこちに散らばる小さなギャラリーや大学のギャラリーなどを利用するしかありませんでした。それが昨夏、バンコクの中心、サイアム駅の近くに、「バンコク芸術文化センター」という巨大なアート関連施設ができたおかげで、1フロア1000平方メートルの展示スペースを3つ有する、比較的大規模な展覧会が開けるスポットが誕生したのです!これをうまく使って、「日本」を見せる(魅せる)企画をぜひともやりたい!として始まった企画、それが"TWIST AND SHOUT"なのです。


eもう1つ、タイでそこそこ日本のアートを知っている人と話をしていても、日本の現代アート作家で名前が挙がるのはいつも「村上隆」さんや「奈良美智」さん。それよりも下の世代の、次代を担う日本の若手アーティストを沢山紹介したい!というのもこの展覧会の大きな目的のひとつでした。今回、草間彌生さんや宮島達男さんなど、大御所の作品も展示されるものの、ほとんどの作家はタイで初紹介となる20代、30代の作家たち。彼らの表現(=叫び)が、タイでどのように受け止められるのか、とっても楽しみです♪


eそして最後は、もっと個人的なことになりますが、作家選びからタイトル設定、経費分担に関する様々な交渉、作品の搬送に関する様々な手続き、タイの施工業者との3D画像を使った度重なるフロアプランに関する打合せ、、、1年前から積み重ねた、そういったすべての作業が、日々形になっていくところを見ることができること、これは非常に興味深いです。作家さんもいろんなタイプの方がいて、しかもタイ特有の”マイペンライ(=気にしない気にしない/どうにかなるさ)”的な空気も重なり、トラブルも続出、既に面白ネタが山ほどあるのですが(笑)、とりあえず今日は、冒頭のポスターでも一番目立っているヤノベケンジさん の ジャイアント・トラやん」 が組み立てられていく様子を最後に。


f:id:japanfoundation:20091114181949j:image:h300

私が駆けつけたときには既に上のような姿に収まっていたトラやん。けどこれ、組み立てるのには相当精緻な作業が必要でして、、、(以下、3枚の写真:撮影:窪田研二)

f:id:japanfoundation:20091114182803j:image:left f:id:japanfoundation:20091114183932j:image:h300


立派な足場を組み、下半身→胴体ができてやっと頭が運ばれてきます。

f:id:japanfoundation:20091114184924j:image


人の背丈ほどもある顔が吊りあげられ、ぽすっとはまれば冒頭の姿になるわけです!(この写真、なんかちょっと怖い(・・;))


ってなわけで、他の16名の作品も、日々深夜まで(あるいは徹夜)の作業でなんとか間に合わせるべく準備が進んでいます。次回は、作家さんたちの素の姿を収めた写真とともに、タイならではの面白エピソードをお届けしまっすY

*1:会期は2010年1月10日(日)まで