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2012-02-01

使ってみたい漆展、おかげさまで大盛況

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東京・神楽坂のjokogumoさんとの企画展「jokogumoの使ってみたい、漆展」を神楽坂フラスコにて開催中です。

これほどまでに漆に関心を寄せてくれる方がいるとは!とびっくりするほどの盛況ぶりです。ありがとうございます!

特に漆掻きの実演はこの寒空の中(浄法寺民にとっても厳しい寒さ!)、熱心にずっと見て行かれる方がとても多くて、浄法寺から木を運んで来た甲斐があったというものです。実演したのは若手漆掻きの小村君。彼も最初は戸惑い気味でしたが、だんたん慣れてきて最後には拍手をもらうまでになっていました。素晴らしい。

また、浄法寺のキッチンガーデンのおばちゃんを呼んで山菜たっぷりのけんちん汁とへっちょこ団子、赤かぶ漬けを販売。豆や雑穀、漆蜂蜜も大好評でした。

それから店の奥で、田代淳さんによる漆継ぎワークショップを開催、この日のために作った漆継ぎキットもおかげさまで完売。
隣でけんちん汁を食べながら漆継ぎの様子を見ることができ、お客さん同士話したり、和気あいあいとした感じ。

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実感したのは、単に漆器を並べて展示するというよりも、漆そのものがどんなふうに採られているのか、漆器を作っているところがどんな場所なのかを紹介することが大事だということです。
もちろん漆器の魅力も重要ですが、その背景にある文化をワンセットで体感してもらうのがいいみたいです。

今後の展示会企画のヒントをもらいました!

会期はもう終盤。1日の午後5時までですのでお近くの方はぜひお越しください。

2012-01-05

使ってみたい、漆展

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東京・神楽坂のjokogumoさんとの共同企画で「使ってみたい、漆展」を開催します!

期間:2012年1月27日(金)〜2月1日(水)
時間:12:00〜20:00(最終日の2月1日は17:00まで)
場所:フラスコ(東京都新宿区神楽坂6-16)
主催:くらしの知恵と道具jokogumo -よこぐも-

国内最大の漆の産地岩手県浄法寺より、
たくさんの漆の器はもちろん、
作り手から漆の木までもがやってきます
見て、聞いて、選んでたのしめる漆の展示。
使ってみたくなる漆のもの、
いろいろ並べてお待ちしています。

28日、29日は岩手の郷土料理を漆器でたのしめるプチ食堂もopen
会期中は岩手の地酒&おつまみBARも開店(仕事帰りにぜひ!)
その他、漆掻き実演、金継ぎや箸の絵付けワークショップと盛りだくさんです!

2012-01-01

新春キャンペーン!

f:id:japanjoboji:20120101203922j:image:left 新年特別お年玉企画!

浄法寺漆器(汁椀 中 朱)を抽選で3名の方へプレゼントします!

応募できるのは浄法寺漆産業のFacebookページを「いいね!」評価されている方となります。ぜひこの機会にFacebookに登録してみてはいかがでしょうか?

浄法寺漆産業Facebookページ)
http://www.facebook.com/jobojiurushi

1月1日〜3日までの3日間のみの企画ですので、お早めにご応募ください!(終了しました)

http://www.facebook.com/jobojiurushi?sk=app_115920428485405

謹賀新年


謹んで新年のお祝辞を申し上げます

旧年中は皆様方よりひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

本年も相変わらず、よろしくお願いいたします。

皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

             
                    浄法寺漆産業 代表 松沢 卓生

2011-12-30

今年一年ありがとうございました

毎年この時期は一年の総括的なことを書いていますが、今年は総括というかまとまらないまま年の瀬を迎えています。

今年の1月、浄法寺は稀にみる豪雪に見まわれ、年始早々大停電で大変な年明けでした。幸い漆の木はねばりのある木なので雪の重みで折れるということもなかったのですが、杉や松があちこちで折れて道路を塞いだり、盛岡以北を中心に大きな被害がでました。

その豪雪など比べものにならないくらいの忌まわしい大災害があの3月11日に起きてしまったわけですが、2011年という年は歴史上大きな傷跡を残した年になりました。

岩手では今でも毎日震災関連のニュースが続いていますが、恐らく何十年も続くでしょう。当然のことながら地元としてずっと伝え、聞いていかなければならないことです。
残念なことに、すでに風化しつつあると思わせるような言動が国内にも現れ始めていて、狭い日本というけれど遠い世界のことのように思っている人も多いように感じます。
岩手県内でも内陸部と沿岸部の温度差が出ていると言われますし、直接被災していない人とはやはり感じ方や受け止め方の齟齬というものはあると思いますが、少なくとも東北、岩手では「絆」というもので結びついていなければなりませんよね。

自分でできることは、まだ満足に事業化できていない国産漆の事業を軌道に乗せて、早く地域の産業に貢献できるようにすることですが、今年一番嬉しかったことは2011年度のグッドデザイン賞を受賞し、さらに特別賞までいただいたことです。これは思いも寄らないことでしたが、私の零細な事業でも見てくれている人がいることにとても感激しました。これを励みに一層浄法寺の漆、漆の素晴らしさを世界へ伝える仕事を続けていきたいです。

そして今年もいろいろな方と出会い、ご縁をいただきました。皆さんの力で私は事業ができているのだと、当然のことなんですが改めて感じました。

来年は平穏な年になりますよう、心から祈っています。

2011-12-24

アンビエンテ2012

浄法寺漆産業は来年2月にドイツ・フランクフルトで開催される「アンビエンテ2012」に出展致します。ジェトロ(日本貿易振興機構)の震災復興支援ブースの一角の出展となります。

名 称: Ambiente 2012
開催地: ドイツ・フランクフルト
会 場: フランクフルト国際見本市会場(Messe Frankfurt)
会 期: 2012.2.10〜2.14(5日間)
時 間: 9:00〜18:00
実 績: 出品面積 183,000平方メートル
     出品者数 4,458社、86カ国・地域
     来場者数 144,991名(152カ国) ※2011年実績

URL: http://ambiente.messefrankfurt.com/frankfurt/en/besucher/willkommen/erleben.html

会場への入場は有料となりますので、浄法寺漆器や浄法寺漆に関心があり、来場を希望している企業・お客様には「顧客用入場引換券」をお渡しすることができますのでお気軽にお申しつけください。1月中旬の配布となります。

2011-12-18

展示会のご案内

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展示会のご案内をいただきましたのでご紹介します。

作家による うるし・おわん・うつわ展 2011

会期 2011年12月21日〜27日
会場 西武池袋本店6階(中央B8) アートギャラリー


お二人の人間国宝、小森邦衞氏、室瀬和美氏のほか、それぞれの工房で活躍を期待される若手作家の皆さんの作品が展示されます。

2011-12-11

賢治のことば

12月に入って今日で震災から9ヶ月。そしてあの時のような寒さがまた戻ってきました。曇り空で冷え込む日だとなんだかあの日のことを思い出してしまいます。

全国ニュースでは被災地の現状があまり取り上げられなくなってきました。でも岩手では毎日震災関係のニュースが流れ、死者・行方不明者数の数は毎日報道されていますし、まだまだ傷跡は深いのです。
若い頃宮古市に住んでいた私にとっても今回の津波は人ごとではありません。釜石の親戚や知人も被災していますし、お客様も仮設住宅での生活を余儀なくされていたり、新設したばかりの事務所が全壊してしまった方もいます。
このような商売をする中で、いかにして早く復興に貢献できるか、沿岸の人たちと一緒にできることはないかと思っています。でも漆という素材を扱っているとなかなか直接の接点がないので、売り上げの中から義援金を幾許かでも多くお送りすることで少しでも助けになれば…

ところで先日、NHK教育で放送された「100分de名著」という番組を見ました。毎月古今東西の名著を取り上げてわかりやすく解説する番組なのですが、今回12月の本として取り上げられたのは宮沢賢治「銀河鉄道の夜」。
最近、賢治関連本に目がない私。書店でこの番組のNHKのテキストを見かけて買ってみました。今回案内役を務めているのは、作家で東京工業大学のロジャー・パルバース氏。私は坂本龍一が好きで、彼が出演した「戦場のメリークリスマス」でパルバース氏が助監督をしていたのは知っていましたが、賢治作品に関わっていたことは全然知りませんでした。
テキストには、賢治の生い立ちから、自分が若いころ日本語がまだ全く話せない頃に花巻を訪れ、生家で賢治の弟の清六さんと出会い、その後賢治作品を世界に紹介するようになっていった経緯、そして銀河鉄道の夜をはじめとする作品の解釈が載っています。賢治は、困っている人がいるとただ心配するのではなく、「行ッテ」一人一人と向き合ってその人のために何かをするということを大事にして実践する人だったといいます。「雨ニモマケズ」はその象徴的な詩です。

このテキストの中でパルバース氏は、次のように解説しています。

少数派や心身の不自由な方、虐げられ軽視されている人々の苦しみに無関心に見えるのに、うわべだけの感動や同情を示す人の狡猾さを、私たちは知っています。あるいは責任を果たすべき人たちが、表向きには社会のなかで犠牲になっている人々の救済について堅苦しい言葉で説明し、使い古された決まり文句の約束もしているけれど、彼らの窮状を改善しようという意思はあまり感じ取れない。
たくさんの災難が世の中にあります。僕達がそれらに立ち向かうためには、僕ら一人ひとりが、ひとりの人に対する責任をどう持ち、何をするのかではないかと思うのです。

賢治のように自分の身を粉にして相手に尽くせとは言えません。みんながみんな賢治の真似ができるわけではないし、相応の財や力を持っているわけでもありません。少なくとも、僕にはできない。
しかし、そこで「自分は無力だ」とあきらめてしまってほしくないのです。すべての人に、なにかできることがあるはずです。そのためには、世界を自分なりにとらえることが必要です。そこから、自分にできることはなにかと問い、実際の行動に移していく、これこそが自分の信念と使命にその短い生涯を燃やした宮沢賢治が、21世紀の今を生きるすべての人に送るメッセージなのではないかと思っています。


「がんばろう」とか「応援しています」という言葉、やはりうわべだけの違和感があって私はこの言葉を使いません。キャッチフレーズが被災地の人たちの力になればいいのですが、それよりも現地の人達に寄り添いながら、今後何十年とかかるであろう復興のため一緒になってがんばろうという姿勢が見えないとダメですね。一番近いところにいる岩手の人達がやらなければ…できる範囲でそれぞれができることをしていきましょう、岩手から。


まづもろともにかがやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばらう
しかもわれらは各々感じ 各別各異に生きてゐる
ここは銀河の空間の太陽日本 陸中国の野原である
青い松並 萱の花 古いみちのくの断片を保て

「農民芸術概論綱要」 宮沢賢治