じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団のスタッフが綴る、旬な話題、出来事、気になるあれこれ。

北欧の音と遊ぶ25絃箏 リアストゥライニ来日公演

25絃箏奏者のかりんさんが、ヨーロッパのアーティストと3人で組んでいるプロジェクトリアストゥライニの公演が、今月下旬に福岡と東京で開催されます。


リアストゥライニ来日公演

【福岡公演】
[日時] 10月20日(日)17:30開場/18:00開演
[会場] 古民家SHIKIORI
   福岡県宮若市芹田721
   こちらのページ の下の方に、地図が載っています
[入場料] 5,000円
[お問合せ] Asian Cape Connection Tel.090-1163-5027(松永誠剛)あるいはメールasiancapegmail.comに変えて)


【東京公演】
[日時] 10月22日(火)18:00開場/19:00開演
[会場] 富士見ヶ丘教会
   東京都世田谷区代沢2-32-2
   こちらのページに地図が載っています
[入場料] 前売=4,000円/当日=4,500円
[チケットご予約方法] Fly Sound宛にメールinfofly-sound.comに変えて)にて
    (1)枚数、(2)お名前(カタナカ)、(3)お電話番号 、(4)ご住所を明記して
満席になり次第、受付終了となりますので、ご注意ください
[お問合せ] Harmony Fields Tel. 072-774-8838(平日 10:00〜18:00)あるいはFly Sound(メールアドレス上記)へ

フルーティストと作曲家をご両親に持つかりんさんは、幼少時からお母様にピアノの手ほどきを受け、12歳のとき、野坂惠子(現・二世野坂操壽)師の許に入門。そこで、完成したばかりの25絃箏と出逢い、野坂先生から「生まれたばかりの楽器だから曲がないの。だから、かりんちゃん自分で曲創って弾いてね」と言われたそうです。一方、作曲家のお母様は「西洋の作曲理論に縛られなくていい。自分が必要になった時に必要なものを学ぶ柔軟さ・フレキシブルさを身に付けるように」と、いつもかりんさんにおっしゃっていたとか。
東京芸術大学では生田流箏曲を学び、古典もしっかりと身に付けたかりんさん。日本で、箏の魅力を、これからを担うジェネレーションに知ってもらいたいと、様々な試みを行ってきましたが、2009年に思い立って、13絃の箏をかついでストリートパフォーマンスしながらヨーロッパを巡る3か月の旅に出ました。
以来、箏と共に、違う文化の音楽との出逢いを重ね、スウェーデンの歌姫レーナ・ヴィッレマルク氏、ベーシストのアンダーシュ・ヤーミン氏と3人で「リアストゥライニ」(光の木)というワールドミュージック・プロジェクトを組み、レコーディング。今回は、その「リアストゥライニ」の来日公演、かりんさんにとっては一時帰国公演になります。

リアストゥライニ メンバー紹介
レーナ・ヴィッレマルク(ヴォーカル/フィドル):スウェーデン・フォークミュージックのフィドル奏者。ヴァイオリン奏者。ノルウェー室内管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団イェーテボリ交響楽団に在籍。スウェーデングラミー賞を3回受賞。2011年よりスウェーデン王立アカデミーのメンバー。北欧のフォーク、トラッドシーンの女王と呼ばれている。
アンダーシュ・ヤーミン(ベース):イェーテボリ大学音楽演劇アカデミー教授。ヘルシンキシベリウス・アカデミー客員教授。スェーデン・グラミー賞3回受賞。スウェーデン王立音楽院ジャズ賞受賞。ヨーロッパ・ジャズ・ベーシストとして、また作曲家として、数多くのアルバムに参加している。
かりん(25絃箏/唄)

北欧の楽器と声と日本の箏が、3人の自由な心のままに、どんなサウンドを繰り広げるのでしょう?……とても楽しみです!


かりんさんホームページ かりんさんの演奏の動画も観られます



(YuriK)