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じゃぽブログ

公益財団法人日本伝統文化振興財団ホームページ  http://jtcf.jp/

2012年11月02日

秋の公演、真っ盛り

先日、じゃぽ音っと公演レポートの取材で京都と大阪へ。その合間に観光、撮影したなかから少しご紹介します。

嵐山、渡月橋

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龍安寺

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金閣寺と大阪の曽根崎にあるお初天神通り入口

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京都御所・蛤御門(右側の写真は幕末の禁門の変で残された鉄砲の跡でしょうか…)

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紅葉シーズンはこれからですが、いつ訪れてもいいところですね。取材が終わった公演について、レポートの予告をさせてください。

京都では、生田流箏曲 柳川流三味線・林美音子さんの公演「林美音子 地歌リサイタル(第32回 伝統文化ポーラ賞奨励賞受賞記念)」を(開催された京都府立府民ホール ALTIは上の写真、京都御所・蛤御門に至近です)、また大阪では、箏曲正絃社・野村祐子さんの公演「野村祐子 箏リサイタル 〜箏の魅力〜」を拝見したところで、その模様は近日公開予定です。

それから昨日11月1日の津田ホールで拝見した高畠一郎さん「高畠一郎 箏 リサイタル ひむかしとりかふ」。とくにラストでの山田流箏曲家・山登松和さんとの「新ざらし」で、お二人の演奏にすっかり釘づけになりました。公演レポートはこれからも年末にかけて盛りだくさんでお送りする予定ですので、どうぞご期待ください。

じゃぽ音っとに掲載している秋の公演の情報は数多く、今真っ盛り。公演ひとつひとつを拝見するたびに新しい発見や感動があります。古典曲から現代曲まで西欧のクラシックにけしてひけを取ることのない豊かな演目、その演目で響く和楽器の音の奥深さにいつも気付かされます。こちらの公演情報ページをご覧いただき、機会がありましたら足をお運びいただき、ぜひ耳にしていただきたいです!

(じゃぽ音っと編集部T)

2012年07月07日

東京[無形文化]祭より「躍る」―舞の競演

第一回東京[無形文化]祭、いよいよ開催が間近になりました。

公式サイト、mukeibunka.comも7月に入り、トップページや各公演ページで最新情報を更新していますので、以前ご覧になった方も初めての方も、いま一度ご覧いただければと思います。とくに各公演ページの出演者プロフィールを大幅に追加、また公演の詳細情報や演目も以前よりだいぶ充実してきました(チケット購入へのご案内として、チケットぴあ、イープラスへのリンクが各公演ページ右上にあり、クリックするとWebでの購入ページへ飛べますのでぜひご利用ください)。今日はそのなかの公演から、ひとつご紹介。

「躍る」―舞の競演 Feast of Dance

このなかの演目「三番三(さんばそう)」、こちらはまず昨年5月、第15回日本伝統文化振興財団賞とあわせて行なわれた東日本大震災チャリティ公演「古典芸能の夕べ」(下のYoutubeダイジェスト版)をご覧ください。

このときと同じく、三番三で能楽師狂言方大蔵流の山本泰太郎さんがご出演されます。「三番三」は「三番叟」とも表記されることがあり、以前、野村万作師による「三番叟」を拝見したことを当ブログでご紹介していました[無形文化]遺産。力強く大地を踏みしめ、平穏と豊穣への祈念がこもった特別な芸能です。

次に「石橋(しゃっきょう)」。上のダイジェスト映像のラストに収録されている一調「百萬」で、心に沁み入る素晴らしい謡が拝聴できる、第11回財団賞を受賞された十世 片山九郎右衛門さん(受賞時は片山清司さん)の、受賞されたときにご披露いただいた舞囃子「石橋」がいまだ忘れられません。詳しくはこちらのじゃぽ音っと公演レポートをご覧ください。このとき、ご執筆いただいた笹井邦平さんの「百獣の王獅子にも負けぬ清司師の気高き勇姿に圧倒された」というお話は、間違いありません。自分もまったく同じように感じていました。今回ご出演されるシテ方宝生流能楽師の辰巳満次郎さんの公式HPをご紹介させていただきますhttp://manjiro-nohgaku.com/。東京[無形文化]祭ご出演の情報を掲載していただいており、シテの辰巳満次郎さんをはじめとする「石橋」はじつに楽しみです。

最後に伶楽舎(れいがくしゃ)の舞楽「胡飲酒 序、破(こんじゅ じょ、は)」

「雅楽の合奏研究を目的に昭和60(1985)年に発足した雅楽演奏グループ。音楽監督・芝祐靖」とプロフィールにありますが、最近では当財団からCD作品を発表しています。

「芝祐靖の音楽 復元正倉院楽器のための 敦煌琵琶譜による音楽」

「芝祐靖の音楽 古典雅楽様式による雅楽組曲「呼韓邪單于」―王昭君悲話―」

この「胡飲酒(こんじゅ)」は、胡国(古代、中国北方の異民族の国といわれる)の人が酒に酔ってこの曲を奏したさまを舞にしたと伝わる舞楽。これが天平年間に日本に伝わり、今に残されてきたといわれています。こういったテーマの公演でない限り、この演目を目にする機会はなかなかないことでしょう!

「力強い民衆の舞から宮廷の優雅な舞までを披露」とあるこの公演、単なる音楽コンサートという枠にとどまらない、日本の[無形文化]本来の力が十二分に感じられそうな、今から楽しみにしている公演のひとつです。24日(火)19:00、紀尾井ホールにて開演。お見逃しなく!

(じゃぽ音っと編集部T)

2012年03月31日

新学期シーズン到来、運動会シリーズ

f:id:japojp:20120331182926j:image:w250:left明日は4月1日。春の新学期シーズン、到来です。ビクター運動会&発表会をご紹介するサイトGO! GO!! じゃぽ音っとも来る4月11日発売の「2012年ビクター運動会」シリーズ作品の掲載を開始したところです。ちょうど1年前、「春の新学期、2011年運動会シリーズ」で、どの作品もよく考え抜かれていて子供だけでなく大人が聴いて楽しめます、という投稿をしていました。

この「GO! GO!! じゃぽ音っと」には作品のご紹介だけでなく、「平多正於舞踊研究所」「CD制作チーム」のコーナーで制作スタッフの方々のご紹介をしています。なかでも二つのブログ「公了&達樹のdan dan dance! 」「水口馨&杉本智孝のTalking Stage」があり、平多正於舞踊研究所の平多公了(ひらた きみのり)さん、平多達樹さんによる全国各地の楽しいレポートや、舞台や音楽に造詣の深い水口馨(みなくち かおる)さん、杉本智孝さんによる心温まる投稿が楽しめます。

さらに自分がこのシリーズならではのものだと感じる、さまざまな特長のなかのひとつは、和楽器の入った曲があること。以前「新星堂ラクーア店にお邪魔しました!」で触れられていた「スーパープリンセス“さくら姫”」では、お箏による「さくらさくら」の演奏が効果的に挿入されていました。また今年の「ヒットヒットマーチ2012」には「Everyday、カチューシャ」の収録も。流行曲をしっかり押さえているのもポイントです。

サイトでは作品紹介コーナーで今までに発表してきた曲の試聴ができ振り付けムービーのコーナーが充実、曲名の五十音順で数多くの曲からお探しいただけるようあらためて整理しました。学校関係者の方々をはじめ、みなさまにいままでの作品もぜひご覧になっていただきたいと思います。

最後に、新作の特設試聴コーナーは近日公開。いましばらくお待ちください!

(じゃぽ音っと編集部T)

2012年03月24日

大宮で薪能(たきぎのう)

最近、自分が住んでいる街でチラシを拝見しました。ぜひご紹介させてください。

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「薪能(たきぎのう)」という朱色の文字。来る5月25日(金)、26日(土)、武蔵一宮氷川神社境内(雨天の場合は市民会館おおみや大ホール)にて午後5時40分開演とあります。

第三十一回 大宮 薪能

平成二十四年五月二十五日(金)、五月二十六日(土)

【第一日目】

素謡(金春流)翁(おきな)金春 安明
能(宝生流)西王母(せいおうぼ)藤井 雅之
狂言(大蔵流)茶壺(ちゃつぼ)山本東次郎
能(金春流)安宅(あたか)本田 光洋

【第二日目】

素謡(金春流)翁(おきな)金春 憲和
能(金春流)経政(つねまさ)金春 安明
狂言(大蔵流)寝音曲(ねおんきょく)山本 則俊
能(観世流)紅葉狩(もみじがり)武田 志房

大蔵流狂言師のおふたり山本東次郎さん山本則俊さんはじゃぽ音っとで数多くタイトルが検索される方です。このブログでも下記のように数多く、お名前を目にした瞬間に「!」となりました。

「月見座頭」をDVDで

文楽「寿式三番叟」と「三番三」

新緑の国立能楽堂で

大人になった虫捕り少年

さらば寅年

ご存知の方は多いと思いますが、あらためて「薪能」について

「薪能」

薪能(たきぎのう)は、主として夏場の夜間、能楽堂、もしくは野外に臨時に設置された能舞台の周囲にかがり火を焚いて、その中で特に選ばれた演目を演じる能。「薪の宴の能」の意。(Wikipedia日本語版より

この大宮の薪能は、長く地元に住んでいながら未体験なのでぜひ行こう……先行予約は3月14日で終了していますので、一般販売が始まる4月13日(金)をさっそくメモしておきました。ところでチラシにある会場までの交通に「JR大宮駅東口から徒歩20分」とあり、少し遠いと感じられる方がいらっしゃるかもしれませんが、この神社の参道は大きなケヤキの並木が続き、散策にぴったりなんです。大宮以外のところから足をお運びになられる方は、ぜひともごゆっくりと散策もお楽しみいただければと思います。

最後にこの「薪能」の問い合わせ先(社)さいたま観光国際協会のHP、また「大宮薪能を楽しく観る講座」の模様が綴られている「もぎたてさいたま情報」協会HP内の第31回大宮薪能の情報をご紹介します。

(じゃぽ音っと編集部T)

2012年03月03日

第42回邦楽演奏会、開催

今日は桃の節句。以前ご案内をいただいていた「第42回邦楽演奏会」へ(詳しい演目、出演者の情報じゃぽ音っと公演情報でご覧になれます)。

国立劇場にある梅の花もここへ来てようやくほころび始めていました。

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とくに2枚目の写真で梅に止まっているこの鳥はあの花札でよく見るウグイスなのでしょうか?(だとすれば、絵に描かれた世界がそのまま目の前にあることに!)しかしWikipediaでウグイスを調べるとメジロと混同されることが多い、ともあります。この写真はメジロのように思えますが、少なくとも花鳥風月の「花鳥」が撮影できてうれしかったですね。

さて今日の第一部、第二部とも素晴らしい演奏・演目が続き、会場はじつに沸いていました。昨年は東日本大震災の影響でやむなく中止となったそうですが、七つの種目(義太夫、清元、古曲、新内、常磐津、長唄、三曲)の団体が一同に集まり、邦楽のさまざまな種目を一度に堪能できる会というのはとても貴重だとあらためて思いました。どの技芸も今に継承され、こうして耳にできることの素晴らしさを感じさせるもの。さらにロビーでは普段触れる機会の少ない三味線や箏が置かれ、その音色が休憩中にも響き渡り、とてもいい雰囲気でした。

来年もこの会にはぜひうかがおうと思っています。

(じゃぽ音っと編集部T)