night and sundial

じゃわじゃわ日記 -the 5th defection-

Minori Chihara 10th Summer Live “SUMMER CHAMPION 2018”@河口湖ステラシアター 8/4、8/5

 茅原実里さんの夏の河口湖ライヴも、なんと10年目。ぼくも、毎年最低1日ずつは参戦して、いつのまにかそんなに年数が経っていました。今年は“SUMMER CHAMPION”という名前に変わったのですね…。今年は2daysの2日ともチケットを取って、日帰りで河口湖まで2往復することにしました。

SUMMER CHAMPION 2018 〜Minori Chihara 10th Summer Live〜

 一日目、8月4日(土曜)は、出遅れ気味になりながらも八王子から12時01分の特急『かいじ105号』に乗れました。大月からは、12時55分のフジサン特急に。


 フジサン特急では無事に座れましたが、雲行きは…どうなのかな、少なくとも富士山はまったく見えませんでした。

 河口湖駅に着いて、まずはまっすぐ、ステラシアターへ。


 “10周年記念植樹式”をするということだったので、それは見ておかなければ、と思って、例年よりも早く来たのですが、いったいどこでやるのだろう…。と思ったら、会場入り口の駐車場に人が集まり始めていました。──地元・河口湖町の複数の店舗さんが「茅原実里ステラシアター10回目記念コンサートをお祝いする会」を結成して、苗木を寄贈してくださったとのこと。人がだいぶ集まっていて、後ろの方で、これは見えないなあ、と思っていたら、前の方から、さっ…としゃがんでくれたのには驚きました。さすがみのり勢(^^ 拡声器で司会するのは、おなじみ、斎藤P。「植樹式とは何をすればいいのかわからなかったけど、土をかけて水をまけばいいのではないかということになりました」、などと笑わせてくれました。ステラシアターの館長さん・マネージャーさんの挨拶も。植樹する木はハナミズキで、「実里さんのような可憐な花が咲きます」とのことでした(^^。


 みのりんの、本物の“聖地”ができてしまいました!

*

 早く来たので時間があります。雨がぱらついてきましたが、いったんステラシアターを離れ、国道沿いのショッピングセンター“BELL”に行って、みのりんのライヴ写真展に立ち寄りました。──初回からの10回の河口湖ライヴの写真が展示されていて、懐かしさが…。


 すごいですよね、BELLでここまでしてくれるなんて…。“SUMMER CAMP”の初期は、会場の駐車場が開放されていなかったのか、少ししか開放しなかったのか忘れましたが、BELLの駐車場に停めちゃう人が続出して問題になり、ライヴの存続が危ぶまれたくらいだったのですよね…。

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 雨はどんどん本降りに…。ファミリーマート船津登山道店では店の前にテントを出して、生ビールとかフランクとか売っています。ベンチで雨宿りしながらビールを飲んで、レイドバックしていましたが、ちょっとそれどころじゃないくらいの豪雨になってしまいました。車道を行く自動車に盛大に水をぶちまけられながら、ステラシアターに戻りました。

 というわけで入場。今回はフラッグがチケット代に含まれていて入場時に配布してくれます…みのりんのライヴはそうしてほしいなあ。この日のぼくの座席は2Eブロック。──ロックアレンジの“富士の山”を歌い上げるみのりんからスタートしました。雨は小降りになり、2階席からは、ぎりぎり、富士山の山頂が見えましたが、可動屋根は閉めたままでスタートしたため、開幕から比較的暗めでした。

 今回、みのりんに歌ってほしい曲の投票を募っていたのですよね…。自分が何に投票したかはひとまず置いといて、そのせいだったのかな、わりと渋めの旧曲が多くて、一味違うライヴだったと思うのです。バンドメンバ紹介に続いて、幻の(?)1stアルバム『HEROINE』のメドレーなども披露されました。──『Lush march!!』ではみのりんが1階席と2階席の間の通路を歩きながら歌っていましたが、普段は入らない、2階席最前のスペースにも上がっていたのには驚きました。

 バンドのインストは、毎度ながら岩田ガンタ氏のドラムスプレイで盛り上がった後に、『威風堂々』のアレンジという面白い選曲。インスト明けはみのりんがロングスカートで登場して、最新シングル『Remained dream』に続けて、1日目は『孤独の結晶』でした。いつ以来のセットリストでしょうね…たぶん2013年のSUMMER DREAM以来じゃないかと思いますが。この曲は、「歌っているときのみのりんの表情が好き」という投票コメントがあったそうです。さらに『Sandglass〜記憶の粒子』なんてかなりのレア曲でした。

 『Hopeful“SOUL”』を歌う前のMCで、「畑亜貴さんの歌詞だけど、自分の考えていることにとても重なる」と話し始めたみのりんでした。生きていると裏切られたり理不尽なことがある…と、具体的になるのを避けながらなぜか妙にネガティヴなことを話すみのりんに、あれっこういうみのりんはちょっと久しぶりだな、みのりん何かあったのかしら…(?)という気もしましたけど…。そして、そんなふうに気持ちを込めてしまったせいか、歌い始めすぐに、盛大にむせ込んで歌唱中断、リテイクになってしまったみのりんでした。うーむ…。私が思うに、みのりんは、「大好きな曲です」と気持ちを込めると単純に歌唱に力が入って、よい結果につながらないことが多い気がしますね…。

 アンコールでは、1階と2階の間の正面通路から登場して、『透明パークにて』から『純白サンクチュアリィ』。そして、発売予定がアナウンスされている新譜から新曲『夢幻SPIRAL』が披露されました。みのりんも話していましたが、初披露なのにびっくりするくらい客席の我々が“つかんで”いましたね…。新譜は、もうほとんど完成している、という話で、み「あと一曲レコーディングして、あと一曲、私が歌詞を書いたら終わりです。」 …ん???(^^;

 ──最後は、スタッフ陣をステージに入れて盛大に素人ダンスをさせる(笑)、サマーソングメドレーでしたが、その前に、スタッフと言いながらステラシアターの支配人の野沢さんまで呼び込んでいて、ご挨拶をいただきました。野沢さんの挨拶、なんとなく、“職場の飲み会の上司のスピーチ”感がありましたね…(^^;

 一日目は20時10分頃に終演。河口湖駅まで早足で歩いて、20時39分発の臨時快速大月行き、大月から21時40分の特急『スーパーあずさ36号』で帰宅しました。

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 そして翌日もお出かけ。こんどは前日よりも1時間遅い、八王子13時01分の特急『かいじ107号』、そして大月からは富士急行の各駅停車で河口湖へ。大月からは座れずに外国人観光客に混じって立ち、途中から座れたものの、富士急行線の大月ー河口湖間の移動は相変わらずつらいな、と…。


 河口湖駅のポップ

 この日は河口湖も炎暑で、昨日と同じくファミリーマート船津登山道店で生ビールを飲んでいたら、暑熱とアルコールの相乗効果で気持ち悪くなってきて、ああ、この気候でお酒はダメだ、と。。。呼吸を整えてステラシアターに向かいました。


 富士山がくっきりと。


 この日は1Fブロック。──この日は、2曲目から『君がくれたあの日』でリテイクを…ほかならぬこの曲でリテイクを出してしまったみのりんに、ありゃりゃ…とは思いましたけれど。バンマスのキーボード須藤さんに向かってみのりんが土下座、客席に向かってまた土下座、「お客さんに謝りなさい^^」と須藤さんに言われて再び土下座するみのりん…(^^;

 盛り上がったのは、「投票で1位だった」という『不確定性原理』だったかな…なんかネットで選挙運動してた方々がいたそうで(^^。

 毎回、晴れ女の“ミスサンシャイン”ことみのりんと、雨男で“ミスタースコール”ことギターの馬場さんの対決、ということになっているみのりんバンドですが、昨日は一雨来たおかげで適度な涼しさになって、協力体制(?)が整っていましたが、この日は暑かったですね…。「いやいや、(可動屋根が)開いたり閉まったりするのも醍醐味でしょ? 大人の事情とかあるかもしれないけどさ」と馬場さん。そういえば、あの可動屋根、動かすともしかして追加費用がかかったりするのですかね…?

 最後、10年目、ということに触れて、…今はもうここにいない人も含めて、たくさんのスタッフがかかわってきたが、みんなでバトンを渡し続けてくれた、、、と、話すみのりん。またなんとなく“職場のスピーチ”感がありましたけど(^^;…、でも、本当にそうですよね…。以前からずっと見かけるイベント制作会社の人とかいますけど、実は会社が変わったりしているのですものね。“祭り”を続けていることの偉大さに、ぼくも観客の一人として敬意を表したいです。もちろん、この河口湖ステラシアターでのライヴを続けていきたい、と、これまでも何度も話しているみのりんですが、この日、「都合が悪くて来れない年があってもいい、私はここにいるから。」と話してくれたみのりんのMCには、ちょっと泣けるものがありました。また、みのりん本人が、いいことを言っているつもりが特になさそうなところも、なんだか、みのりんらしいな、と思ったのでした。(^^

*

 終演後、河口湖の湖上祭の花火を見上げながら、駅まで歩きました。この日、昼間は暑かったけれど、夜になるとちゃんと涼しい風が吹く、河口湖の町です。ぼくはここ何年か、ステラシアターと河口湖駅の間は、幹線道路ではなく住宅街を縫う道のりで静かに歩くのが気に入っているのですが、この日は、盛大な花火の、あまりの美しさに、ちょっと涙が出てきそうになってしまいました。──20時39分の臨時快速大月行き、この日は湖上祭帰りの一般客も乗せて、たいした混雑になりました。


 今年の富士急行線の“みのり編成”。



 そして今年も、“みのり編成”の広告ジャック。天候ネタは危ないな、と毎年ひやひやしてるんですが…。

8/4
・Opening(富士の山)
・Tomorrow's chance
FOOL THE WORLD
・too late? not late...
この世界は僕らを待っていた
・“HEROINE”スペシャルメドレー(NAKED HEART/jelly beans/マリオネット)
・Fairy Tune
Lush march!!
・(Instrumental)
・animand〜agitato
・孤独の結晶
・Remained dream
・Sandglass〜記憶の粒子
・Hopeful“SOUL”
・Flame
Paradise Lost
・Sunshine flower

-encore-
・透明パークにて
純白サンクチュアリィ
・夢幻SPIRAL(新曲)
・メドレー(みのりん音頭/みのりん☆サーフィン/SUMMER CARNIVAL〜みのりんサンバ)

-double encore-
・purest note〜あたたかい音
・(打ち上げ花火)

8/5
・Opening(富士の山)
・Tomorrow's chance
・君がくれたあの日
・too late? not late...
この世界は僕らを待っていた
・“HEROINE”スペシャルメドレー(NAKED HEART/jelly beans/マリオネット)
・Fairy Tune
Lush march!!
・(Instrumental)
・animand〜agitato
不確定性原理
・Remained dream
・Sandglass〜記憶の粒子
・Hopeful“SOUL”
・Flame
・TERMINATED
Freedom Dreamer

-encore-
・透明パークにて
純白サンクチュアリィ
・夢幻SPIRAL(新曲)
・メドレー(みのりん音頭/みのりん☆サーフィン/SUMMER CARNIVAL〜みのりんサンバ)

-double encore-
・purest note〜あたたかい音
・(打ち上げ花火)